転生したら海の悪霊?   作:ヨシフ書記長

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連休だぜ〜
余裕が空いたぜ〜


呪われた海賊船と2人の姉弟1

偉大なる航路〜スニッチ諸島沖合〜

 

「うわあああああ!ジョーンズだァ!」

 

「俺はまだ死にたくねぇよぉ!」

 

「助けてくれぇ!」

 

ジョーンズは1隻の海軍軍艦を攻撃していた

 

「マッカス!クラーケンを呼び出せ!一気に沈めろ!!」

「アイアイ…船長ぉ!」

 

マッカス達が慌ただしく動きながら、装置の方へと向かっていくのを見てジョーンズはため息を吐いた。

 

「ふぅ…(何故弱いのに攻撃してくるかねぇ?海軍は…。手を出さなきゃあ…こっちも沈めんのにな…)」

 

ジョーンズは自分の船を見て少し心の中で考えた。

 

(やはり、フライングダッチマン号は目立つなぁ…。これじゃあ…まともに補給も出来ん…。弾薬も、食料も、あと少しだ…。特に酒が先になくなりそうだな…)

 

ジョーンズがそう考えていると、もう既に海軍の軍艦はクラーケンによって海の底に引きずり込まれそうになっていた。

 

「ふん…!沈んだか…。さて、どうするか…」

「キャプテン・ジョーンズ!何を悩んでいるんだい?」

 

ルチアーノが後ろから声をかけると、ジョーンズは少しルチアーノの方を見ると言った。

 

「最近、ああやって海軍の軍艦を沈める機会が増えただろう?そのせいで、砲弾が無くなりかけだ…。しかし、この船だとそこら辺の島に補給をするわけに行かんからな…。困ってるんだ」

 

「なら、ジョーンズ!違う船で補給に行けばいいじゃないか!どこかの船を奪ってさ!」

 

「海賊船を襲って、拿捕できても武装は弱いだろうし、すぐにバレだろうよ…。俺らが奪った海賊船だってな?」

 

「なら、どうしようか?」

「うむぅ…!そうだ!あの手があった!」

「ジョーンズ!なにか思いついたのかい?」

「なぁに…色々とな!マッカス!急げ!潜航するぞ!」

「船長ォ…生き残った海兵はどうします?」

「あん?救命ボートに乗せて流せ!ピストル一丁持たせてな!」

「了解」

 

マッカスは甲板の上に連れてきていた海兵達を海へと放り投げると

ボートを下ろした

 

「急げぇ!出航だァ!」

 

「「「ウオオオオオオオ!」」」

 

マッカス達は船倉へと入っていった

すると、フライングダッチマンは轟音を立てながら

海へと潜航していった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

海軍G-6支部

 

「おのれ!ジョーンズめ!またしても!」

 

カリフラワー大佐は部下の持ってきていた書類を勢いよくテーブルに叩きつけると声に怒気をはらませながら叫んだ。

 

「これで今月で二回目だ!一回目は!調査船!今回は!巡視船!

我が支部少ない艦船を!ことごとく沈めおって!」

 

「しかし、またジョーンズの船は潜航され行方不明です…どうすれば」

 

「分からん!本部の連中めぇ!早く奴を仕留めれんのかぁ!」

 

カリフラワーの怒声が支部に響き渡っていった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

フライングダッチマンは無人島の入江に停泊していた

 

「ここら辺なら見つかることないだろう…」

 

ジョーンズは望遠鏡で周りを見ると、船室に入っていった。

 

「ふぅ…さぁて!あの船の出番だ!」

 

ジョーンズは、オルガン近くにあるクローゼットへと向かうと、扉を開けた。いくつもあるボトルシップの中から、ジョーンズは赤い帆と船首の骸骨が特徴的なボトルシップを掴んで船室から出ていった。

ジョーンズは右舷の手すりの部分まで歩き言った。

 

「ここら辺なら出しても大丈夫そうだな…。よし!」

 

ジョーンズがそう言うと、そのボトルシップを空中へと投げ…そして、落ちてきたところをジョーンズのカトラスで切った!

すると、何とも言えない破裂音とともに煙が立ち込めた

 

「ゴホッゴホッ!ふぅ…。何とか成功したみたいだな」

 

煙が晴れると…そこには!

赤い船体に赤い帆!船首には骸骨が火のついたゴブレットを持った像がある!あのボトルシップと同じ船がそこにはあった!

 

「おおお!生で見るとやっぱり違うな!アン女王の復讐号!」

 

ジョーンズは興奮気味に声を上げると、ハッと我に返って言った。

 

「どうせなら!顔も変えてくるか!」

 

ジョーンズはそう言うとまた船室戻ると、1枚の大鏡の前に立つと…能力で顔を変え始めた。手で顔をマゼマゼすると、ジョーンズの顔はまるである映画の黒ひげのようになっていた。

 

「うーん…。やはりこの顔もいいが…。やっぱり!この顔が…!」

 

また混ぜると…そこにはある映画に出てくる猿好きな船長と同じ顔になっていた!

 

「そうそう…!この顔!やはり海賊といえばバルボッサだよなぁ!」

 

ジョーンズは暫し鏡の前でポーズをとっていたが

 

「はっ!この服じゃおかしいな…。やっぱり黒い服じゃないと…」

 

ジョーンズは自分の着てる服を見ながらそう呟いた。

そうして、あたりを見渡すとロープがぶら下がってる場所があった。

 

「ん?ロープ?」

 

ジョーンズがロープを引っ張るとクローゼットの近くから箪笥が出てきた。

 

「ほう!箪笥…。」

 

ジョーンズが箪笥の扉を開けると、中から1枚の手紙のような物が出てきた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

お久しぶりですねぇ…

 

随分そちらの方で楽しんでおられるようで

 

転生用の特典がまだ余裕があったので

 

これも付けておきました

 

では、良い人生を!お〜っほっほっほ!

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「なるほどぉ!これは有難い!」

 

ジョーンズがそう言いながら箪笥を開けると、色々な海賊衣装と武器

そして意外な物が置いてあった!

 

「これは!まさか!」

 

ジョーンズがそれを掴みあげると声を上げた!

 

「北を指さないコンパス!!」

 

北を指さないコンパスとは、北を指さない代わりに自分の欲しいものを指し示す魔法のコンパスなのである!

 

「これがまさかあるとは!これで一々記録指針(ログポース)に頼らなくてすむ!」

 

ジョーンズはそう言いながらスボンにコンパスをなおすと、服選び着替え始めた。

 

そうして、また鏡の前に立つとそこにはバルボッサが立っていた。

 

「これでいいだろう!よし!」

 

そう言うとジョーンズは船室から外へ向かって走っていった。

扉を勢いよく開けて操舵輪のある上へと登ると甲板に作業している船員に向かって叫んだ。

 

「おい!野郎共!隣の船に乗れ!出航するぞ!」

「キャプテン・ジョーンズ!なんだい?その格好は?」

 

ルチアーノがそう質問するとジョーンズは少しニカッと笑いながら言った

 

「変装だよ…!ナハハ!」

 

そう言うと、片手に持っていた派手な羽根の着いた黒い帽子を被ると、カトラスを抜き放ち叫んだ。

 

「さっさと動け!このろくでなし共!フハハハハ!」

 

そう、ジョーンズが笑うと船員達も笑いながら動き出した

 

「さぁて!あの船で補給に向かうぞぉ!

行き先はここから近い!トルトゥーガだ!フハハハハ!」

 

そうして、ジョーンズの笑い声が入江内に響き渡っていった

 

 

 




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