転生したら海の悪霊?   作:ヨシフ書記長

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また忙しくなってきたけど…
余裕が少し出たので少しだけですが


呪われた海賊船と2人の姉弟3

「…あん?ニワトリが人間の言語を喋るんじゃあねぇよ…。

そのウルセェ口を閉じてとっとと失せろ」

 

ジョーンズはチラッとシキの方を見て

そう言い放つとまた目線をカウンターの方に向けた

 

「え?ニワトリ?ニワトリどこ?」

 

シキがジョーンズの言葉にキョロキョロしていると

手下の海賊がシキにツッコミを入れた

 

「親分の事ですよ!テメェ!親分の事を馬鹿にしやがったな!」

 

手下の海賊達はそう言うと一斉に銃を向けた

 

「おいおい…。今、俺とこいつが話してるだろうが…。

少しお前ら黙ってろ!」

 

シキはおどけた様子をやめ、目を細めながらジョーンズを見ると

またしゃべり出した

 

「ジハハハハハハ!俺様に啖呵をきるとはさらに気に入ったぜ!

俺と一緒に組めば、この世の全てを支配出来る!

もう一度言う…俺様の手下になれ!」

 

シキはさらにジョーンズに顔を近づけて言った

しかし、ジョーンズはカウンターの奥の方を見つめながら

ラム酒の瓶を口に運んでいた

 

「…何故、俺がお前の下につかなくちゃいけない?

何か俺にメリットでもあるのか?

それにお前みたいな男の下につく予定は無い」

 

ジョーンズの言葉にシキは少し黙ると

葉巻を少し吸い、煙を吐くと言い放った

 

「つまり、それは…!この俺様に殺してくれってことだよなぁ!」

 

シキはそう叫ぶと腰についていた刀を抜き

ジョーンズに向かって振り下ろした

しかし、刀はジョーンズに届く前に止められてしまった

 

「…!オメェその手は…」

 

シキの刀はジョーンズが変化させた左手である

蟹の爪に止められていた

そして、ジョーンズはグッと蟹の爪に力を入れシキの刀を折った

 

「この俺をそんな刀で殺せると思うなよ…!金獅子ィ!」

 

ジョーンズの言葉にニヤッとシキは笑うと

もう一つの刀を抜くと言った

 

「ジハハハハハハ!面白くなってきやがったぜぇ!」

 

今にも大喧嘩に発展しようとした

その時…!酒屋の扉が勢いよく開けられた!

そこに立っていたのはジョーンズがかぶっている帽子と同じぐらいの大きさの黒い帽子をかぶり海賊風の服を着てて少し日焼けした女だった

 

「あん?」

「誰だテメェ!」

 

ジョーンズとシキは入口にたっている女の方睨むとそう言い放った

すると、女はツカツカとカウンターの方に歩いてくると

ジョーンズの方に近づき言い放った!

 

「あの港に停泊してある赤い海賊船は貴方のよね!

あれをあたしに寄越しなさい!」

「は?何言ってんだお前?」

 

ジョーンズは女の言葉に呆気に取られていると

シキが女に向かって言った

 

「おいおい…!少し落ち着けよ…!ベイビーちゃあん」

「喋りかけんな!変態!」

「変態…って…。」

 

シキは女の言葉に部屋の隅の方でいじけていた

 

「で?どうなの?私にあの船を譲る気になった?」

「お嬢さん…。海賊が船を寄越せって言われて

はい、そーですかって言って譲る奴がいるはずないだろう?」

 

お前は馬鹿かとも言いたげにジョーンズは

女の方を見るとそう言い放った

すると、女は腰にぶら下げていた銃を抜くとジョーンズに向けた

 

「分かったわ!もう頼まない!命令よ!あの船を私に譲りなさい!」

「フフッ!そんな物でこの俺を脅せると思ってんのか?」

「私は本気よ!早く寄越しなさい!」

「なら、お嬢さん…!海賊からなにか奪いたけりゃ…!

力づくで奪うんだなぁ!」

 

ジョーンズは笑いながらラム酒を煽った

しかし、女は少しも撃とうとしないので痺れを切らした

ジョーンズは女の方に近づき

女の持っている銃の銃口を自分の胸に押し当てた

 

「ほら、早く引き金を引け…!

そうすれば俺から船を奪えるかもしれんぞ」

「…!うわあああああ!」

 

女は引き金を引いた!

破裂音とともに弾が発射されジョーンズの胸を貫いた

ジョーンズは少しヨタヨタっとしながら後ずさりすると

女の方を見て少しニヤッと笑うと言った

 

「…寒い」

 

音を立ててジョーンズは倒れ込んだ

その光景をシキは笑いながら見ていた

 

「ジハハハハハハ!あの馬鹿野郎が勝手に死にやがった!

ジハハハハハハ」

 

「アンタが悪いのよ…!近づいてくるから…!

わ、私は!私は悪くないわ…!」

 

女はブツブツ言いながら

店から出ていこうとしたその時!

 

「おいおい…!どこへ行くんだァ?まだ俺は死んでないぞ?」

 

その言葉に女は恐る恐る後ろを振り返ると

死んだ筈のジョーンズが立ち上がろうとしていた

しかし、先程の顔ではなく顔が変化していた

 

「小娘…言ったろう?俺をそんなものでは殺せんのさ!」

「あ…あ…アンタ…その顔…!」

「「「!!!!!!」」」

 

女の目の前にはあの海の悪霊が立っていた!

そして、ジョーンズの姿を見て

周りの海賊は驚きのあまり声を出せずにいると

ジョーンズは周りの反応見てこう言った

 

「あーあ…!お前のせいでせっかくの変装が台無しだぁ…!

さぁて、お嬢さん?」

 

ジョーンズは女の方に近づきニヤリと笑いながら

顔を近づけながら言った

 

「死ぬのは怖いだろう?」

 

 

 




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