すいません!
アンジェリカがジョーンズと血の契約した頃…
軍艦に護衛された世界政府の船の姿があった
その世界政府の船の甲板には檻に入れられ、鎖に繋がれた男の子がいた
「ひくっ!ひくっ!ここから出してよぅ…。」
男の子が泣いていると
黒いスーツを着て背の低い男が歩いてきた
「おやおや?どうかしたかね?そんなに泣いていると
私達が悪者みたいじゃないか?ん?」
そう男が言うと檻の中の男の子は男を涙目で睨みつけると言った
「お前達は悪者じゃないか!ぼくをさらったくせに!」
男の子の言葉に男は少しニヒルに笑いながら
何処からか出した鞭で男の子を叩いた
「うっ!」
「言葉遣いがなっていない…。
君には聖地に着くまでに教育が必要のようだ…!」
男が鞭を振りおろそうとした瞬間!
黒いスーツを着た部下が走ってきた
「ベケット長官!例の女を見つけたと追跡していた部下から
報告がありました!」
「ふむ…。やっと見つけたか…。それで?女の場所は?」
「場所はトルトゥーガであります!」
部下の報告にベケットは少し顔を顰めると言った
「トルトゥーガ…。あの海賊共の吹き溜まりか…。」
「長官…。さらにもう一つ報告が…」
「ん?何かね?」
「実は女の近くに海賊の金獅子のシキと海の悪霊ジョーンズが
いるそうであります…。」
「ほう?あの最近話題の海賊達か…」
「ふむぅ…。君、急いで進路をトルトゥーガに船を向けたまえ
愛しのお嬢さんを迎えに行こうじゃないか?」
ベケットはそういうと口角を上げると
檻の中の男の子を見下ろしながら言った
「君のお姉さんは見つかったそうだ…。良かったじゃないか
一緒に聖地に行けるぞ?死ぬまで世界政府の道具としてね?」
そういうとベケットは檻の中の男の子を見ながら
蔑むように笑った
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一方、トルトゥーガでは
「それで?アン?お前の弟とやらは海軍に連れてかれたそうだが?
なぜ連れてかれたんだ?」
ジョーンズは椅子に座らされているアンジェリカ見ながら言った
「弟は…悪魔の実の能力者だったのよ…」
「能力者?能力者なんて偉大なる航路には腐るほどいるだろ?」
「能力者は能力者でも特殊なのよ」
「特殊?」
「そう、弟はヨチヨチの実を食べた…予知人間
少し先の未来が見ることが出来るのよ」
「予知…か、何故その能力を海軍は欲しがったんだ?」
「予知ができると言うことは、これから先に起こる事件や戦争、
ましてや世界政府の脅威となる連中を前もって知っておけば…!
今のうちに消す事ができるからよ」
「海軍はそんな子供をさらってまで何かをしたいのか…」
ジョーンズはそう呟いた
すると、アンジェリカは首をブンブン振りながら言った
「違うわ…。弟の能力を欲しがっているのは海軍じゃない…!
世界政府よ…!その中でもあの男が一番欲しがっているのよ…」
「あの男?」
「CP9長官…カトラー・ベケットッッ!」
アンジェリカは悔しそうな顔をしながら言った
ジョーンズはアンジェリカの言葉に少し考えながら言った
「ベケット?」
「そう!あの男が弟を連れ去る様に、海軍を私達に差し向けて来たのよ!あの男は弟の能力を使って世界政府に楯突く者を、全員消すつもりなのよ!そして、世界政府の中での名声を得るためにね!」
アンジェリカは言葉を荒らげながら言った
ジョーンズはそれを聞き言った
「CPか…いいだろう…物資の積み込みが終わり次第
船を出航させてやろう!」
「それは有難いけど…。貴方は何処に弟が運ばれているのかわかるの?」
「いんや?」
「なら、駄目じゃない!」
アンジェリカの言葉にジョーンズはコートの中を探り
あの北を指さない羅針盤を出すと
アンジェリカの手の上に渡した
「何よ?これ?」
「それは、北を指さない記録指針とも言えばいいか…。
まぁ…いい!」
「お前が今一番欲しい物は何だろなぁ?」
「何を言って…?」
ジョーンズはそう言うと羅針盤の蓋を開けた
すると、針がグルグル回っていたがある方向を指して止まった
「北西…か、今お前から見て北西の方向にお前の弟がいるぞぉ?」
「嘘!?こんなので分かるわけないじゃない!」
アンジェリカがそう言うと地団駄を踏んだ
ジョーンズは目を細めながらアンジェリカを見ると言った
「ようし…!なら、あいつに聞こうか…?」
そう言うとアンジェリカに背を向けて歩き出し
酒場の端に座っているローブの着た男の前に立つと
左手をカニの爪で男の首を掴み
男を持ち上げて言った
「何を報告していたのかな?さっきからチラチラと見てたしな?ん?
あぁ…!そうかァ!さては!お前は道案内人か?
CPは気が効くじゃないかぁ!」
ジョーンズは笑いながら言うとさらに続けた
「では、CP君?死ぬのは怖いだろう?」
そう言うとジョーンズはニィっと笑った
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シキが空気に(´;ω;`)