転生したら海の悪霊?   作:ヨシフ書記長

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海の死神編はこれで終わり
次は、ベケット戦
年が明けるまでにはあと2話いきたいな…(希望的観測)


海の死神VS海の悪霊7

 

ーアンジェリカsideー

 

 

エンデヴァーに砲撃を行いながら

すごい速度で近づく1隻の船があった。

その船は黒い真珠のように船体も帆も真っ黒な船だった。

その船の名は『ブラック・パール号』

 

 

その船の艦尾楼甲板にアンジェリカは

望遠鏡を覗き込みながらエンデヴァーを睨んでいた。

 

「急いで!相手にこの船に攻撃をさせる暇を与えないで!」

 

『ヴォォォ!』

 

アンジェリカの言葉に異形な姿の船員達は雄叫び声をあげた!

アンジェリカはその様子を見ながら

ジョーンズに言われた作戦を思い出していた…。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

戦いが始まる二時間前

 

 

「いいか?まずは、お前の弟を救い出す前に

処理すべき問題が2つある。」

 

ジョーンズはワインの瓶を掴みながら

アンジェリカを指さしそう言った

 

「まずは、海兵共の数を減らす事。いくら俺が能力者といえど…軍艦10隻分の海兵共と戦うのは、無理がある。だから、連中の数を減らす必要がある。

二つ目は、連中を身動き取れなくする必要がある。俺の船でまともに海戦なんかすれば勝ち目はないだろうよ。相手の船の数、更には砲門の数で負けてる。どれだけ俺の船が強くても数には勝てない。

だから、一箇所に固めてそこを叩く必要がある。

この二つの問題をどうにか出来れば、あとは孤立したCP9の軍艦を襲って弟を助けられる。」

 

ジョーンズの言葉にアンジェリカは驚愕の表情を浮かべた。

 

「ちょっ!ちょっと待って!あんなに啖呵をきっておいて!

まさか弟を助けられるか分からないの!?」

 

アンジェリカの言葉にジョーンズはパイプを吸いながら

鬱陶しそうにアンジェリカを見た

 

「あのな?この二つの問題が残っていても暴れりゃあ…。連中に損害を与えて、お前の弟を助けられるかもしれん…。しかし、お前の弟が無傷で助かるとは保証出来んぞ?別にそれでも構わんのなら、何も心配せずに暴れまくるが?」

 

ジョーンズの言葉にアンジェリカは

恥ずかしそうに俯きながら言った

 

「あっ!あああ…。そういう事なのね!」

 

ジョーンズはアンジェリカを

見ながらため息をつくとカトラスをいじった。

すると、ジョーンズとアンジェリカの目の前に

ロープが海図を運び置いた

 

「はぁ…。今から作戦を説明する。

まずは、トルトゥーガの海上を封鎖しようとする海軍共をうまく使う。あの島は、三日月の様な形の島だ。湾封鎖にはもってこいだろう。

それで、連中が湾封鎖をしている間に…。」

 

ジョーンズが言い終わる前に扉がノックされ

ルチアーノが入ってきた。

 

「ジョーンズ!やっぱり思った通りだったよ!空気が湿ってきてる!海霧が起きる前触れだ!あと2時間もすれば、あの湾にも霧が出てくるよ!」

 

ルチアーノの言葉にジョーンズはニヤリと笑うと言った

 

「ふん!やはりそうか!」

「え?何なの?どういう事?」

 

アンジェリカはルチアーノの言葉に

困った顔を浮かべながらルチアーノを見た。

ルチアーノはアンジェリカに喋り始めた。

 

 

「ここらはね?海の水温が気温よりも低いんだよ。それにここらの気温は湿っぽくて暑い。だから、海霧が発生しやすいんだよ。」

 

「へ、へぇ〜!そうなの!教えてくれてありがとう」

 

「いいよ。気にしないで」

 

その様子を見たジョーンズは

アンジェリカを嘲りながら言った

 

「やっと、楽しい講義の時間は終わったか?

それじゃ、さっさと話の続きを始めるぞ?」

 

「連中は湾封鎖をして、必ずお前を見つけるために

トルトゥーガに上陸するだろう。この時をクラーケンに襲わせる。

少しでも多くの海兵共を減らせば、軍艦をまともに守れんだろう!」

 

「連中がクラーケンにやられてる間に、俺の3隻の船で役割を分ける。

1隻目は、敵を陽動する。その前にマッカス達を軍艦内部に送り込み。この…三倍の火薬を混ぜ込んだ特性手投げ弾で船を混乱に陥れる。」

 

ジョーンズは懐から小さな手投げ弾を出すと

テーブルの上に転がした。

 

「この陽動用にはこの船を使う」

 

ジョーンズは机をコンコンと叩いてそう言った

 

「そして、俺が海兵共を引きつけている間に、お前はもう一つの船で

孤立している連中の船に乗り込む…。」

 

ジョーンズがそう言うと、アンジェリカは不思議そうな顔して言った

 

「もう一つの船?2隻しか無いでしょ?

何処にあるのよ?そんな物?」

 

アンジェリカの言葉にジョーンズは少し嫌な顔をすると言った

 

「ハァ…。お前は何でも質問しなくちゃいけないのか?アン?」

「何よ!知りたくて当然でしょう!私の弟を救う為なのよ!」

「わかったわかった…。そう大きな声を出すな…ほれっ。」

 

ジョーンズは机の下から瓶を取り出した

その瓶の中には一隻の船が風に揺られながら動いていた

 

「何なのよ…これ?」

「…!。ジョーンズ!ボトルシップにしては中の物が動いてるね!船はまるで実物みたいだ!これはあの時の船と同じのかい?」

 

アンジェリカは出された瓶を恐る恐る見ていたが

ルチアーノはその瓶を見ると虫眼鏡を取り出し瓶を持ち上げて

ジョーンズを質問攻めにしだした。

ジョーンズは鬱陶しそうに顔を顰めながら

瓶を奪い返すと椅子から立ち上がり、船室の外へと歩き出した。

 

「どういう事か教えてやるから…着いてこい」

 

ジョーンズはそう言うと扉を開けた

 

そして、ジョーンズ達は外に出ると左舷の手すりの方に向かった。

ジョーンズは手摺のとこで歩みを止めると

瓶をアンジェリカに手渡した。

 

「え…?何?何をするのよ?」

「いいか?絶対に手を離すなよ?何があってもだ…」

 

ジョーンズはそう言うとカトラスを抜いて構えた

 

「えっ?ちょ!ちょっと待って!」

「フン!」

 

アンジェリカの静止の声を聞かずに

ジョーンズはカトラスをアンジェリカの持つ瓶へと突き立てた!

その瞬間!突き刺さった瓶に急速にヒビが入り中から玩具のような黒い船が出てきた。

アンジェリカはその船を持ち上げるとワタワタしながら言った。

 

「何よ!どうすればいいのよ!」

「良いから、さっさとその船を海に放り込め!」

 

ジョーンズはそう言うと

アンジェリカから船を奪い取り船を海に投げた!

すると、その小さな模型のような船は瞬く間に沈んでいった。

 

「え…?あれだけなの?あれが私の弟を救う船なの?

沈んじゃったじゃないのよ!」

「黙って見てろ…。」

「見ろなんて!見ても何も…無いじゃ…。」

 

アンジェリカは喚きながら後ろを向くと

海面にマストが見えているではないか!

次の瞬間…!水飛沫と共に真っ黒な船が現れた!

 

ジョーンズはその光景を見て

アンジェリカの方に向き、二ィっと笑うと言った。

 

「では、お嬢さん?紹介しよう…。我が海賊団が誇る海賊船の一つ。この世で最速の船!『ブラック・パール号』だ!」

 

まるで夜の闇のような美しい船体にアンジェリカは見惚れしていた。

ルチアーノは面白そうにパール号を見ていると、ジョーンズに手招きされているのに気づいた。

 

「…!なんだい?ジョーンズ?」

 

ルチアーノは静かにジョーンズに近づくとそう言った

ジョーンズはルチアーノに小声でこういった。

 

「お前…確か考古学者だったな?」

「うん。そうだけど?」

「なら、お前に一つ頼みたい事がある。」

「なんだい?」

「お前には、CP9の船を襲う時に船の中にある。

価値のありそうな本やら武器、宝なんかを盗んで来い」

「宝を?」

「ああ…。それらを運ぶのはマッカス達に任せとけ。お前はそれを選り好みすればいいだけだ。CP9長官が乗ってる船だ。悪魔の実かそれなりの物があるかもしれん。」

「価値のありそうなものを…選ぶ」

「もしかすると…お前の知りたがってる空白の百年(・・・・・)とやらを書いてる書物があったりしてな?」

 

ジョーンズはそうルチアーノにニヤっと笑いながら言った。

ジョーンズの言葉にルチアーノは驚愕の表情を浮かべた。

 

「なっ…!なんで…!それを知ってるんだ!」

「おいおい…。口調が崩れてるぞ?ルチアーノ?落ち着け…この事はよろしく頼むぞぉ?」

 

ジョーンズはそう言うとルチアーノの肩を、ポンポンっと叩くとアンジェリカの方へと歩き出した。

 

「おい!アン!お前とルチアーノはパール号に乗って弟の救出だ!」

「わ…!わかったわ!」

 

アンジェリカの言葉にジョーンズは、カトラスを抜き放つと上に掲げて叫んだ!

 

「よろしい!では、始めるぞぉ!作戦開始だぁ!」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

アンジェリカはその事を思い出しながら望遠鏡を覗き込み、ルチアーノにそう言った。

ルチアーノはボーッとしてたようだが、アンジェリカの言葉にハッとしてエンデヴァーを見るとこう返した。

 

「連中はひどく慌ててるみたい!」

「そう…みたいだね!今がチャンスだよ!」

 

ルチアーノの言葉にアンジェリカは

船員達に指示を出した!

 

「さぁ!皆!乗り込むわよ!」

 

『ヴオォォォ!』

 

アンジェリカの言葉に異形な姿をした船員達が、武器を掲げて雄叫び声を挙げた

 

「ルチアーノ!舵取りをお願い!」

「わかったよ!」

 

ルチアーノはそう言うと舵を左に切り

エンデヴァー号に横付けをした!

 

「さぁ!皆!乗り込んで!」

 

エンデヴァーに接舷した瞬間!

鉤爪ロープがかけられ船員達が雪崩をうって、エンデヴァー号に乗り込もうと向かっていった。

 

エンデヴァー号の甲板上にいたCPの職員たちは、マスケット銃に火薬を慌てて詰めながら、その様子を見ていた

 

「き!来やがった!」

「は…!早く撃て!」

「ば…!馬鹿!まだ弾込めが済んでねぇんだ!」

「なんでもいいから!早く撃て!」

「これでも喰らいやがれ!」

 

乗り込もうとしてくる異形な船員達に向かってピストルを発砲したが…。あまり意味を成さずとうとう船に乗り込まれてしまった!

 

「ひゃは♪」

 

顔が蟹のような殻に覆われた男が、その職員たちに向けてラッパ銃を放った!

 

『うわあぁぁーー!』

 

職員達はラッパ銃の銃撃を受けて倒れた…。

 

「くっ!クソっ!刺しても死なねぇ!」

「た…!助けてくれ!グァッ!」

「命!命だけはぁ!ぐふぉっ!」

 

色々な所でCPの職員達の断末魔の叫び声が響き…エンデヴァー号の上は阿鼻叫喚の絵図となっていた!

CPの職員たちが劣勢になり始めたその時!メアリー号がエンデヴァーに急接近し、メアリー号の海兵達がマスケット銃を異形な船員達に向かって発砲し始めた!

 

「行くぞ!私に続け!あの化け物共を駆逐するのだ!」

 

眼帯をつけたレサロ中佐がサーベルをエンデヴァーに向けて乗り込んできた!エンデヴァー号の甲板上の戦いの激しさがさらに増した!

 

その時!アンジェリカはパール号からロープに掴まり、エンデヴァー号に乗り込もうとしていた!両足をピンっとすると、エンデヴァーの船長室の窓を突き破り、ガラスを粉々しながらアンジェリカは転がりながら着地すると立ち上がりピストルを抜いた!

 

「さぁ!私の大事な弟を返してもらいましょうか!ベケットッ!」

 

ベケットは後ろを向いていたが、アンジェリカの方を向くと言った

 

「おやおや…。わざわざ君の方から出向いて来るとは思わなかったよ。

アンジェリカ君…。君を見つけて捕まえる手間が省けた…。」

 

ベケットはそう言うとニヤっと笑った。




感想をお待ちしております

海の死神編も終わったし、
あれなんだよな。シャンクスとか出したいから
早く次も終わらせたいな。
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