転生したら海の悪霊?   作:ヨシフ書記長

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年が明けるまであと二日…。もう一話行けるかな?


最悪の再会

「ベケットッッ!早くルークを返しなさい!」

 

アンジェリカはそう叫ぶと

椅子に座るベケットに向けてピストルのハンマーをあげた

 

「ふむ…。ジョーンズ君達とは一緒ではないのかね?」

 

ベケットがそう言うとアンジェリカはベケットを睨みつけると言った

 

「ええ!でも、彼らは一緒に戦ってくれているわ!」

「フッ…。少し言い間違えたな…。私の船室に来るのにたった一人で来るとは…あまりにも愚かすぎるとは思わんのかね?アンジェリカ君?」

 

ベケットはまたアンジェリカの方を見て嘲る様に笑うと目配せをした。

すると、アンジェリカの後ろに音もなくマーサーが現れ、アンジェリカを押さえつけた!

 

「しまっ…ぐっ!」

 

アンジェリカは床に押さえ付けられた

ベケットはゆっくりアンジェリカに近づき、アンジェリカの持っていたピストルを奪った。

 

「ふぅむ…。愚かな女が持つピストルにしてはいい銃だねぇ?

やっと…君達姉弟を聖地に連れて行ける」

 

ベケットは意地悪そうに笑うとマーサーによって縛られようとするアンジェリカを見た。アンジェリカは縛られながら叫んだ。

 

「ベケットォォォ!」

 

ベケットは鬱陶しそうに顔しかめると

腰にかけてあった鞭を取り出すとアンジェリカに向けた。

 

「ふむ…。聖地に行く前に少し無駄吠えを治す必要がありそうだ…!」

 

ベケットはそう言うと鞭を振り下ろそうとしたその時!

 

ガッシャーンっとまた船室の窓が割れて誰かが入って来た。

ベケットはその音がした方を見るとそこには…。

茶色のカウボーイハットを被り、顔には黒い髑髏のお面をつけ、黒い革のジャケットを着た男が立っていた。

 

「ふむ?君は何者かね?」

 

ベケットはそう言うとマーサーはナイフを構えながら

その人物に攻撃を仕掛けた!しかし…!

 

「…!くっ!」

 

その男は近づいてきたマーサーに向けてすごい速さでピストルを抜くと発砲した。すると、男は言った。

 

「私は、ブラック・スカル…。ジョーンズ船長の命により、例の子供を奪取しに来た…。」

 

スカルはそう言うと縛られているアンジェリカに向かって走った!

 

「…!!長官!お離れ下さい!」

 

マーサーの言葉にベケットはアンジェリカから離れると、スカルはアンジェリカの縛ってある縄を銃身で切った!

アンジェリカはその様子を信じられないような顔をしながら立ち上がると言った

 

「えっ?何で…!銃身で縄が…!」

[それはジョーンズのお陰だよ?]

「えっ?まさか!貴方!」

[シィーッ!静かに!僕は世界政府に顔を知られると不味いからね…]

「そ、そうなの?」

[もう少し早く来たかったけど、色々としてて応援に来るのが遅れてね?それよりも…君の弟を助けるのが先だ…!]

「うっ、うん!」

 

スカルとアンジェリカはベケットの方に向くと身構えた。

ベケットはスカルを見ながら言った。

 

「ふぅむ…?まさか君に助けが来るとはねぇ?アンジェリカ君?しかし…これでは君達を倒すのに骨が折れそうだ…。なので…!」

 

ベケットはそう言うと近くのクローゼットを開けた。

すると、クローゼットの中から何かが出て来た!

 

「…!ルーク!」

 

クローゼットから出てきたのはルークだった!

しかし、ルークは白いコートをはおり、頭にカモメのような装飾のついた帽子を被っていた。ルークは光が宿っていない目でアンジェリカを見ると言った。

 

「ルーク?ルークって誰?僕の名前は、海の戦士ソラ!また性懲りも無く出てきたな!ジェルマめ!僕が倒してやる!」

 

ルークはスカルを指差すと言った

 

「な…何を言ってるのよ!ルーク!目を覚ましなさい!」

「おやおや?姉弟の感動的再会とはいかないねぇ?アンジェリカ君?

彼はルークではなく海の戦士ソラなのだよ?」

「ベケットッ!私の弟に何をしたの!」

「少し暗示を掛けさせてもらったのだよ…。ソラ君…早くジェルマを懲らしめてやりなさい。」

「はい!長官!正義の名のもとにお前を倒す!」

 

ルークはそう叫ぶとスカルに向かって突進を始めた。

 

「ッッ!」

 

スカルは身構えたが!そのまま押し切られるように船室の扉を破壊しながら甲板へと吹き飛ばされた。

 

「…!スカル!」

「フフフ…。これでまた君だけになったねぇ?アンジェリカ君?マーサー!適度に痛めつけてやりなさい。」

「かしこまりました…長官」

「くっ!」

 

アンジェリカはベケットを睨んだが、武器が無いことを思い出し

後ろに下がりながら外に向かってダッシュした!

 

(銃を奪われたのを忘れてたわ!ルーク!早く目を覚まして!)

 

アンジェリカはベケットの船室から甲板に出た。

甲板上では海軍と船員達が熾烈な戦いを繰り広げていた。

アンジェリカはあたりを回していると、船首の方にルークとスカルが戦っているのが見えた!

 

「ルーク!何をしているの!目を覚まして!」

 

アンジェリカはそう叫びながら、戦っている連中の間をすり抜けるように船首に向かっていたが…!

 

「キャッ!」

 

アンジェリカは誰かにぶつかり、真っ暗な船倉に落ちていった。

 

「いったぁい!何でここの扉が開いたまんまなのよ!」

 

アンジェリカはそう言うと立ち上がった。砲門が開いたままになっているが所々に穴が空いていた。パール号から発射された砲弾で損傷した部分だった。その穴の近くには死体が横割っていた。

 

「うっ…!」

 

アンジェリカはその光景を目にして顔を顰めながら、

船倉から出る階段の手摺に手をかけた。

その時!甲板からマーサーが冷酷な目をしながら船倉に降りてきた。

 

「…!貴方は!」

「長官の命令だ。大人しくしてもらおうか」

 

マーサーはそう言うとピストルを抜き放ちアンジェリカに向けた。

 

「結構よ!あんな奴の元にいくのなら死んだ方がマシよ!」

 

アンジェリカはそう言うと船倉の奥に向かってまたダッシュした。

 

(何か…!何か武器になるものを探さなきゃ!)

 

アンジェリカはそう言うと船倉の奥へ奥へと入っていった。

 

「ふぅ…。長官を待たせてはいけない…さっさと済まさなければ」

 

マーサーは冷酷な顔をしながらアンジェリカを追った

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ースカルsaidー

 

「ハァ…ハァ…」

 

スカルは息切れを起こしながら、前に立つルークを見た。

 

「追い詰めたぞ!ジェルマ66め!覚悟しろ!」

 

ルークはそういうと足に力を入れた。

すると、靴に付けられた機械のようなものから煙が出始め

ルークはすごいスピードでスカルに突っ込んできた。

 

「チィッ!」

 

スカルは左に避けたが、目の前にはルークが迫っていた!

 

「何!グハッ!」

 

スカルはルークに体当たりされ、スカルは吹き飛ばされた。

 

「避けても無駄だぞ!ジェルマめ!僕には全てが見えるんだ(・・・・・・・・・)!お前がどう避けようとも!どんな攻撃しようともわかるんだ!」

 

「クソっ!あの子の能力のせいで、動きが全て予知される!傷つけずに無力化するのは大変だ…。どうにかして暗示とやらを解かないと…。」

 

スカルがピストルを構えると、ルークに向かっていった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーアンジェリカsideー

 

アンジェリカは暗くて狭い船倉を走っていた

 

「はぁ…!はぁ…!」

 

アンジェリカは後ろから発砲音が聞こえたのに気づくと、慌ててしゃがんだ!

 

「 そろそろ逃げるのを諦めたまえ」

 

マーサーはそう言うとアンジェリカを睨んだ。

アンジェリカはマーサーを睨みつけながら、立ち上がるとまた走った!

 

 

「嫌よ!絶対!弟を助けるのよ!」

 

アンジェリカは走り出すとさらに下に降りる階段を見つけ、降りていった。その様子を見ていたマーサーは舌打ちしながら追いかけた。

階段を降りるとそこには牢屋が並んでいた。

アンジェリカがある牢屋の前を通り過ぎようとすると、牢屋から声が聞こえて来た。アンジェリカはその牢屋の前で立ち止まった

 

「おい!上はどうなってやがる!砲撃でもあったのか?さっきから水漏れが止まらねぇぞ!」

「えっ?貴方は誰?」

「俺か?俺は海賊だ!」

「海賊なの?」

「ああ!俺は"溶解"のジョンだ!何があったんだ?」

「ジョン!私は追われてるの!」

「なんだと?誰にだ?」

「マーサーっていう奴よ!」

「あぁ…。あのいけ好かない奴か!よっしゃ!おい!嬢ちゃん!」

「何よ!」

「俺をここから出せ!そいつを倒してやる!」

「助けて欲しいのは山々なんだけど…鍵が無いのよ!」

「クソっ!鍵がねぇのか…!」

 

ジョンは悪態をついた瞬間!

また発砲音が響いた!

 

「キャッ!」

 

アンジェリカは慌ててしゃがんだが、頬が切れた。

 

「牢屋の方に来るとは好都合だ。お前もここに入れてしまおうか?」

 

マーサーはそう言うとピストルを向けながら、鍵を取り出して見せつけた。

 

「そんなのお断りよ!」

 

アンジェリカはマーサーに向かってタックルをかました!

マーサーは倒されるともがきながら抵抗した。

 

「…!離せ!このクソ女!」

 

マーサーはそう言うとピストルのケツで、アンジェリカの頭を殴った。

「グッ…!あ…諦めないわ!弟を!いや、ルークを助ける為に!」

 

アンジェリカはマーサーから鍵を奪い取ると叫んだ。

 

「ジョンッ!牢屋の鍵よ!」

 

そして、鍵を牢屋に投げ込んだ!

 

「貴様!要らぬことを!死ねぇ!」

 

マーサーはアンジェリカに馬乗りになるとアンジェリカの眉間に向けて銃を構えた!その瞬間!牢屋のドアがゆっくりと開く音が聞こえた!マーサーはその音に気づき、慌てて後ろを見ると黒い髪を無造作に伸ばし、無精髭を蓄えボロボロの海賊衣装に身を包んだ男が立っていた。

 

「よォ…!世界政府野郎!また溶かしてやろうか?」

 

ジョンはそう言うとマーサーが慌てて向けたピストルをドロドロに溶かした。




ジョンさん参戦!

スカルさんはトルトゥーガであのお面買ったらしいよ

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