今後の方向性を考えつつ書くのに時間がかかりました。
見切り発車って怖い。
感想、評価くれた皆様ありがとうございます!
遅筆ですが、かっこいいフォルテが書けるように頑張っていきたいです!
追記
修正しました。
追記の追記
本編の大幅な道筋変更によって、更なる修正をしようと考えています。大変申し訳ありません。
修正完了しました。
加速世界に日が昇り、見渡す限り無限に広がるフィールドに俺は感動していた。
今フィールドには山から吹き下ろされた爽やかな風が広がっていて、肌で風を感じてみると心が洗われるような気分になる。あ、どうも転生者です。朝日が気持ちいいですね。今日は夏休みで学校がお休みなので最近解禁となった無制限フィールドに足を運んでみた。
無制限フィールドって言うのは、ある条件を満たしたプレイヤーが入れる特別なフィールドだ。簡単に説明すると、ここはバーストポイントを10も消費しないと入れない場所なんだけど、その名の通り、
それで、このフィールドに入るある条件というのはレベル4以上のプレイヤーであること。次々にくる乱入者を倒してたら、いつの間にかBPがたまってレベル4になっていたので、せっかくだからとこのフィールドに足を運んでみたのである。今思ったけど、転生者知識って凄いね。教えて貰わなくても自分で色々な事ができちゃうんだからさ。自分でもびっくりだよ。
この無制限フィールドは「アンリミテッドバースト」って唱えないと入れないんだけど、その言葉も教えて貰う必要は無いんだ………そう。転生者ならね!!
と、とりあえず説明をした所でせっかくだからBP稼ぎのエネミー狩りっていうのをやってみよう。モンスターをハントすることでBPが少しだけ貰えるらしい。それなんて狩りゲー?そんなわけで俺はポイントを荒稼ぎするためにエネミーが多めにうろついている場所へと第一歩を踏み出したのであった。
足浮いてるから踏み出すも何もないんだけどね。
〇〇〇〇〇〇〇
朝日と共に黄昏のフィールドには、青白い光の塊が発生した。ある光の塊は2本の足で立つ様々な大きさの人の形へと姿を変えた。あるいは4本の足で立つ獣の形、巨大な球状の物、触手の生えている物など様々な形に生まれた存在はプレイヤーに敵対するエネミーとなる。
「ハァッ!!」
生まれたばかりのエネミーの頭上から気合いの入った声とともにズドンと大きな衝撃が落ちてくる。その衝撃は周囲の景観が破壊し、地面を草花から荒地へと張り変えたかのごとく破砕したのと同時に、人形だったそれの跡に光を残していった。他のエネミーは地響きを察知して警戒態勢に入る。光が上がっていく場所を囲むようにして集まっていくエネミーが見たのは、大きな外套に覆われた黒いアバターが光が立ち上っている場所に降り立つ姿だった。
「まさか敵自らここに近づいて来るとはな……ちょうどいい、狩らせてもらおうか、お前らの魂を!!!」
そう言うと、黒いアバターの両手が砲身に変形して光弾が正面のエネミーへと放たれる。一斉掃射をその身に受けた小型エネミーはしめやかに爆発四散。光が天へと立ち上っていく。その間にも黒いアバターは光弾の一斉掃射をやめる事はなく、前に前に進み続けながら敵を蹂躙していく。そのボディに伸びてくる手を半身になって避けながら腕を胸に押し当てて光弾を超至近距離で叩き込み、吹き飛ばす。そのエネミーの体に巻き込まれた多数のエネミーも吹き飛ばされて縦へと道を強引に空けた。
そこから飛び上がると、次は巨大で大量の触手を持つエネミーに上空から光弾を放ってHPを削り取る。その間にもエネミーは四方八方から襲いかかるが、素早く移動して攻撃を躱しつつ敵を翻弄する。その最中に狼のような獣型エネミーが黒いアバターの姿に鋭い突進を仕掛けて噛み付こうとする。それを察知したアバターは上空に飛び上がり、縦に180°回転して光弾を連射した。そこにいたのは、複数の激突しあった狼のような獣型のエネミー。そこに光弾を撃ち込まれてしめやかに爆発四散した。
「何っ!!グゥッ!!!」
その隙をついたのか、触手のエネミーが黒いアバターの姿を捉えた。四本の触手でアバターの四肢を掴んで固定する。そして一本の触手の先端をアバターへと向けて透明な液体をぶしゃぁぁぁぁと勢いよく噴射して、アバターを巻き込んだ広い範囲へと降り掛ける。すると、アバターの周囲の草花がじゅぅぅぅと煙を出して溶けていき地面が露出した。この液体は腐食液であり、液体に触れた大抵のものを溶かし尽くすはずであった。
触手を何本か失いながらもアバターへと確実に腐食液が直撃させたはずなのにその黒いアバターは外套さえも溶ける様子はなく無傷であり、その周りには薄い紫色の膜が張られていた。
その直後、黒いアバターが触手エネミーとの距離を瞬間的に詰めて光弾を連射して触手のHPを削り取り、触手エネミーは光に変わっていった。
「……………ッチ、油断したな………」
黒いアバターはエネミーを殲滅した事を確認すると、そこを離れてどこかへと去っていった。その跡には草花が枯れて、地面は荒れ放題、光の魂の残骸が蛍の光のように揺れてぼやけているといった状態になっていて、まるでこの周囲だけが地獄フィールドへと変遷したかのようであった。
〇〇〇〇〇〇〇
危ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!
ポイント稼ぐどころか、HP全損でポイント減らす所だった。やっぱり多数相手はキツイな。ジャ〇ィに囲まれてリオレイ〇倒すようなもんですよあれは。あと、なんだあの捨て身の腐食液攻撃は!思わず「何っ!」とか言ってしまった。完全に油断したなあれは………。うっかりだわ〜………。なんかこの世界来てからうっかりが多いな。何なんだよ本当に。恥ずかしいな。ちょっときをつけたいなとおもいました。(小学生の感想)
うわっ!びっくりしたぁ!
なんだあの遠吠えは………ん?あそこにエネミーが集まっている!チャンスだ!(懲りない転生者)今の俺はポイントに目がくらんだ高音 昇だ!!イクゾー!!
数分後、虫型エネミーに食べられて死ぬ自分の姿があったとさ。
もうお家帰りたい。
〇〇〇〇〇〇〇
ピンポーン
暑い夏の朝、とある一軒家のインターホンが鳴った。その音に反応してリビングでテレビを見ていた一人の女性が反応する。
「おっと、来たみたいね。昇喜ぶだろうな〜………昇ー!!知り合いが来てるわよー!」
彼女の名前は、
「……………あら、来ないわね〜。寝てるのかしら?サプライズで合わせようとしたんだけど………しょうがないわね。私が出ましょうか。」
起きてこない様子の自分の息子の代わりに、座っていたソファから腰を上げて玄関へとパタパタ移動する。サンダルを履き、玄関の鍵を開けてそのままレバーを引いて顔を出した。
「遅くなってごめんなさいね。本当は昇に開けてもらおうとしてたんだけど………」
「NP。………いえ、大丈夫です。ありがとうございます。響さん。」
玄関の外にいたのは、シンプルな半袖のTシャツにスカート姿の昇のことを何でも知ってる、正しく知り合いと言える少女。掛井 美早だった。
行き当たりばったりって怖い。