リオとネプテューヌは同時におばさんに攻撃を仕掛ける。
リオは銃を乱射し、おばさんの動きを制限させ、ネプテューヌはその隙を逃さず、斬り掛かる。
だが、リオの射撃はネプテューヌの攻撃を邪魔せず、かつネプテューヌが戦い易い様にしている。
ネプテューヌもそれを理解しているのか、どんどん斬り込んでいき、おばさんを追い詰めて行く。
「くっ!舐めるな!」
おばさんは槍を振ってネプテューヌの剣を受け止め、至近距離で魔法を放つ。
「きゃっ!?」
ネプテューヌは至近距離で魔法を食らいながらも、おばさんに食い付き、槍を弾き飛ばす。
「しまっ!?」
「クロスコンビネーション!」
「ぐはっ!?」
モロにネプテューヌの必殺技を食らい、おばさんは地面に倒れる。
「くっ……この私が……地面に倒れるなど………!」
「まだ立つのね………でも、これで終わりよ!」
剣を構え、ネプテューヌは突進する様に攻撃を仕掛ける。
誰もが「決まった」「勝った」、そう思った。
「甘い!」
するとおばさんは地面に手を付く。
次の瞬間、地面が爆発し岩の破片や爆風がネプテューヌを襲った。
「きゃああああ!!?」
吹き飛ばされたネプテューヌは地面に倒れ、剣が手から滑り落ちる。
「終わりだ!」
おばさんは先程の魔法を使い、ネプテューヌの力をコピーしようとする。
だが、その直後銃声が響く。
銃弾はおばさんの肩に当たりおばさんは仰け反る。
「がっ!………リオディール、貴様!」
「ふん、俺ばっかに目を向けていていいのか?」
「何?」
「アイエフ!」
「はっ!」
リオがアイエフの名を呼ぶと、アイエフが背後からおばさんをカタールで斬りつける。
不意打ち当然の攻撃に、おばさんは防御も出来ず、その場に倒れ込む。
「おのれ………!」
「そして………熱くなりすぎるのも問題だな」
いつの間にか、リオと一緒にネプテューヌが立っていた。
「そんな……!倒せないにしろ、暫くは動けないほどのダメージのはず……!」
「残念だったな。うちには優秀なサポートがいるんだよ」
そう言ってリオは後ろに控えてたコンパを見る。
ネプテューヌがやられた瞬間、リオは自分に注意を引き付け、アイエフにおばさんの背後から攻撃をしてもらった。
それと同時に、コンパにネプテューヌの手当てをお願いしていた。
「クロスノヴァ!」
「クロスコンビネーション!」
「ぐああああああああああっ!!?」
二人の必殺技を同時に受け、おばさんは悲鳴を上げ、仰向けに倒れる。
おばさんの手からネプテューヌが持っていた鍵の欠片が落ち、それをリオが回収する。
「こいつは返してもらうぜ。これはネプテューヌの物で、俺にも必要な物なんだ」
「くっ!おのれ……!」
おばさんはリオを憎悪の籠った目で見て来る。
「先程から気になっていたのだけど貴方、私達の事を知ってるの?」
「あぁ、知っているさ!貴様らは知らなくとも、私は貴様をよーく知っているよ!」
「なら教えろ。俺たちが誰なのかを」
「何を訳の分からないこと言っている。頭でもぶつけたか?」
「違うです!ねぷねぷとリオ君は記憶喪失なんです。だから、お願いです!二人の事を知っていたら教えて欲しいです」
懇願するようにコンパが言う。
「ハーッハッハッハ!まさか貴様が記憶喪失になったとはな!貴様を見失った時はどうしたものかと思ったが…どうやら、まだ運命は私の味方のようだ!鍵の欠片は暫く貴様等に預けておいてやろう…さらばだ!」
そう言うと同時におばさんの姿が消えてゆく
「待って!…いない」
「逃げられたみたいね…けど、あのおばさん何者なの?ねぷ子を狙ってたみたいだし…」
「分からないわ…こんな時こそ、いーすんと話せたら………」
「ねぷねぷ…」
「ま、逃げられちまったのはしょうがないだろ。それより、こっちの方もなんとかしないとな」
リオはそう言い、モンスターが現れたディスクを拾い上げる。
「えぇ…念のために壊した方が良いかもしれないわ…」
「そうだな…」
リオはディスクを地面に叩き付ける。“パキッ”と軽い音が鳴り、ディスクが割れる。
「さて、おばさんも何とか追い払ってディスクも壊したし…一先ず此処をでて休まない?」
アイエフの意見に賛成し、一行は洞窟を抜け、コンパの家へと向かった。
「それにしても、まさか、モンスターがディスクから生まれるなんて思わなかったわ」
「ですね。けどこれでモンスターさんが出てくる事は無くなったです。後はみんなで退治していけば、きっと平和になるです」
「他にあのディスク…のままだと言いづらいわね。一先ずエネミーディスクと呼びましょう。他にエネミーディスクが無いとは限らないから、安心するのはまだ早いわ」
「そんなぁ…」
アイエフの言葉に落ち込むコンパ。
「落ち込まないでコンパ。モンスター発生の原因が分かった以上、今までより対策が立てられるようになったはずよ」
そんなコンパを慰めようと、アイエフは優しい言葉を掛ける。
「いやぁ~、働いた後のプリンは格別だね!」
「働いた後のチョコもな!」
そんな中、リオとネプテューヌはチョコとプリンを食べてリラックスしていた。
「……ん?二人とも難しい顔してどうしたの?」
「なんだ?腹でも壊したか?」
「あんたらねぇ……」
今にも二人に説教をしそうだったアイエフだったが、それをコンパが止める。
「まぁまぁ、あいちゃん。変身するとすごく疲れるみたいですから、大目に見てあげて欲しいです」
「……確かに、リオも初めて変身した後はすっごく疲れてたし……分かったわ。今回は大目に見て上げる」
アイエフは渋々と言った具合に納得し、言葉を続ける。
「で、話を戻すけど、エネミーディスクより、あのおばさんが気になるわ。一体何者なのかしら………」
「鍵の欠片を知っていたです。そして集めているようだったです」
「なら先を越されない為にも早く出発した方が良いかもしれないね」
「そうですね。すぐに出発するです」
「ていう訳なんだけどあいちゃんとリオもどうかな?私達、旅なんて初めてだからさ。二人が付いて来てくれると心強いんだ」
リオとアイエフを見てネプテューヌが言う。
「別に良いわよ。特にプラネテューヌに留まらなきゃいけない理由もないし、それに、ここまで巻き込まれて今更抜けるのもね」
「わーい!やたー!」
「あいちゃん、本当にいいですか?」
「いいわよ。それに、アンタたち二人っきりだと危なっかしいし、面倒見てあげるわ」
「俺はそもそも、ネプテューヌと合流する様にいーすんに言われてるし、どの道一緒に付いて行くつもりだったぞ」
「あ、そっか。でも、来てくれてありがとね!」
ネプテューヌはリオとアイエフにお礼を言い、立ち上がる。
「さぁ、行くよ!私達の旅はこれからだ!」
「ご愛読ありがとうございました!」
「次回作にご期待ください!」
「勝手に完結すんな!」
こうして、四人の旅はアイエフのツッコミを合図に始まった。