「あれ?ネプテューヌ、プラネタワーって何処だ?」
「何処だろうね?」
リオとネプテューヌは二人でプラネテューヌを歩いていた。
それはと言うと、余所の大陸に行く前に、装備やアイテムをそろえた方がいいとアイエフに言われ、リオとネプテューヌは「じゃあ、揃えるか」と言い、二人で何処かへと行ってしまった。
そして、現在二人の手にはアイスがあった。
完全に遊んでいた。
「早く集合場所に行かないと、アイエフに怒られるぞ」
「あいちゃんを怒らせるのはまずいよ……取り敢えず、あそこの人に聞こうか」
そう言って二人は近くに居た幼女に近づく。
「ぽかぽかいい天気にゅ……こんな日は渋いお茶が飲みたくなるにゅ……」
「すみませーん、そこの人、ちょっといい?」
「手間は取らせないからいいか?」
「なんだにゅ?ブロッコリーに用かにゅ?」
「へー、ブロッコリーって言う名前なんだ。なんか、ぷちこって呼びたくなるね」
「ぷちこじゃないにゅ。ブロッコリーにゅ」
「細かいことは気にしない気にしなーい」
「細かくないにゅ………」
「それより、プラネタワーって何処か分かるか?待ち合わせ場所が分かんなくて参ってるんだよ」
「それなら、この道をまーっすぐ行くにゅ。そうすると看板が出ているはずにゅ」
「おお!親切にありがとう!」
「サンキューな」
リオとネプテューヌはお礼を言い、言われた道を進んで行く。
「今の二人、何処かで会ったような気がするにゅ………誰だったか考えるにゅ………そうだにゅ!ネプ子とリオだにゅ!」
謎の幼女、ブロッコリーと別れ、リオとネプテューヌは無事にプラネタワーに着き、アイエフとコンパと合流した。
合流するなり、リオとネプテューヌは接岸場の割れ目を見て騒ぎ出す。
「おおーっ!何か大地が割れてるよ!まさかこれが、古の戦いの傷痕!?」
「きっと遥か昔に、女神と邪神が互いを無数の剣で封印し合ったと言われてる戦いがあったに違いないだろう」
「…何言ってんの?あの子たち」
そんなリオとネプテューヌを見て、アイエフが呟く。
「すみませんです。ねぷねぷは少し記憶が抜け落ちちゃってるですから、根気強く付き合ってあげて欲しいです」
「たまに記憶喪失が疑わしく感じるのは私だけかしら…なんか、リオまで疑わしくなるわ……」
「あ、あははははぁ…」
そんなアイエフにコンパは苦笑するしか無かった。
「アイちゃん、コンパ!早く来てよー!大地の端っこ、良い眺めだよー!」
「落ちたら死ぬだろうけど、落ちなければ問題無いぞ!」
「でもこれってどうやって渡るの?やっぱりジャンプ?イヤッフー!とか言った方が良いかな?」
「オーバーオールに赤い帽子か緑の帽子でも被れば、ネプ子やリオでも渡れるかもね。けど、他の大陸に渡るには教会での手続きが必要なの。手続きさえ済めば、今後は自由に通れるようになるわ」
「んじゃ、早速行きますか」
プラネタワーへと向かい、中に入る。
「こんにちはー!」
「ようこそ、プラネテューヌ教会へ。当教会に何の用だい?」
ネプテューヌが元気に挨拶をすると、人当たりの良さそうなプラネテューヌ教会の職員が対応してくれた
「ラステイションへ渡りたいんだけど。許可を貰えるかしら」
「ラステイションへは君達四人で?」
「はいです」
「なら、この書類に必要事項を記載したあと、ここにサインをお願いします」
職員に書類を手渡される。言われた通りに全員が名前を書き、職員へと返す
「えーとアイエフさんとコンパさん、リオディールさん、そしてネプチューヌさんだね」
「お兄さん、わたしの名前間違ってるよ。ネプチューヌじゃなくてネプテューヌだよ」
「あぁ、すまない…僕としたことが君の様な可愛らしいロリッ子の名前を間違えるなんて…」
意外にも人当たりの良さそうな職員はロリコンだった。
「ネプテュースさん…いや、ネプティーヌ…ネプチュー…テュー…」
必死でネプテューヌの名前を言おうと頑張るロリコン職員。
「うぅ…もしかしてやっぱり、私の名前って言いづらいのかなぁ…」
ショボンとして呟くネプテューヌ。
「そ、そんな事は断じて無いさ。今日は滑舌の調子が悪かっただけなんだ…」
「ところで、コンパはネプテューヌって言える?」
「実は私も言えないんです。だからねぷねぷって呼んでるです」
「じゃあ、プラネテューヌって言ってみて?」
「プラネテューヌ、ですか?」
どうしてネプテューヌが言えなくて、プラネテューヌが言えるのかは不明だが、自分の名前が言いづらいのではとネプテューヌは妙に落ち込んでいた。
「そう落ち込むなよ」
そんなネプテューヌの頭を撫でながらリオは慰める。
「別に俺はお前の名前言いにくいとは思ってないぞ。むしろ、昔から言い続けてたかのように言いやすい」
「リオ……君だけが私の味方だよ……!」
「当たり前だろ」
二人は固い握手を交わし、また変なノリになる。
「まぁともあれ、これで君達四人の手続きは終わり。これでラステイションとプラネテューヌが自由に行き来できるようになった筈だ」
「ありがと」
「そうだ。お兄さんに聞きたいんだけど、女神様と守護者様って今居るの?」
思い出したようにネプテューヌが問い掛けた
「すまない。パープルハート様とダークナイト様は天界にいるみたいで、まだプラネテューヌには降りてきていないんだ」
「そっかぁ…もしかしたら居ると思ったんだけどなぁ…」
「風の噂では、他の大陸の女神様達や守護者様達はそれぞれが治め、守護する大陸に降りて来ているというのに…パープルハート様とダークナイト様の身に何も無ければ良いんだけど…」
どこか不安そうに言う職員のお兄さん。
ロリコンでも女神や守護者への信仰心が高かった
「
「まさか。パープルハート様が他の女神様に敗れるなんて、そんな事有り得ないよ。ましてやダークナイト様も一緒におられるんだ。万が一なんて有り得ない」
熱を込めて職員のお兄さんは断言する。
「なぁ、
知らない単語にリオは隣に居たアイエフに尋ねる
「もう随分昔から行われてるゲイムギョウ界の覇権を賭けた戦いの事よ」
「その戦争で勝った女神様はゲイムギョウ界を統べる神様になれると言われているんだ。無論守護者様達も、自身が守護し、仕える女神様達の為に尽力を尽くして戦う」
アイエフの後に続いて、職員のお兄さんが言う。
「で、女神様と守護者様は天界って場所で長年戦い続けてるって訳」
「へぇ…なんだか良く分かんないけど皆で仲良くすればいいのに…その方がきっと楽しいと思う」
「戦争なんて虚しいだけで、楽しくないしな。どうせ争うならゲームで争えばいいのにな」
「確かにそうね。けど昔から戦ってるんだし、引っ込みがつかなくなってるのかもしれないわね…さて、いつまでも此処に居ちゃ邪魔になるだろうし、そろそろ行きましょう」
「そうだね、そう言うことだから、お兄さんバイバーイ」
「色々ありがとな」
「あぁ、気を付けて」
ロリコン職員のお兄さんに見送られ、リオ達はラステイションへ向かって歩き出した。