比企谷八幡 in 黒子のバスケ   作:アカツキ8

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どうも、サブタイが超手抜きのアカツキ8です。
投稿に間が空いた割には今回も余り話が進みません。
次回から今までより少し早くします。

それと、今回は中々のキャラ崩壊があるので読む前にご注意を。
一応、警告のタグを追加しときました。

では続きです。どうぞ


第5話 部活へ

「やっと着いた.....」

 

俺はリアカーから降りて感慨深げに自分の住むマンションを見上げた。

ようやく高尾から逃れられたか....。まさかの伏兵だな。キセキの世代以上にめんどくせぇ....。

 

家に帰って来ただけなのに、まるでエベレストでも登頂したかの様な達成感だ。

いや、登ったこと無いけどさ。

 

「お兄ちゃん大丈夫?」

 

「大丈夫だ。....ただ、早く飯食って寝たい...」

 

「それ働き詰めのサラリーマンが言う台詞だよ....しかも、まだ昼だし」

 

俺と小町が疲れてその場で立ち尽くしていると、騒がしい連中がマンションの階段を上がりながら俺達に声をかける。

 

 

「比企谷ぁ~!早く家入ろうぜぇ~!」

 

「やかましい.....いい加減口を閉じろ」

 

「高尾、少し自重するのだよ。近所に迷惑だ」

 

「細かいこと気にすんなって。早く部屋の鍵開けてくれよ!」

 

「......もういい」

 

「本当にすまないのだよ。俺には、あれは止められん」

 

緑間は凄い申し訳なさそうな顔で俺に謝ってくる。

 

......今まで緑間が俺に謝ることなんてあっただろうか?

 

ある意味、高尾はキセキの世代以上に厄介かもしれない。俺の精神がズタボロにされる.....。冗談抜きで心労で倒れるかもしれない....。

本当に油断した.....まさか秀徳に緑間よりも関わりたく無いと思う人間が居たとは.....。

 

「謝らなくて良い。お前は悪くない。あのコミュ力の化物が悪い」

 

「言い方はあれだが、それには同意するのだよ」

 

緑間は眼鏡をクイッと押し上げながらため息をついた。

.....緑間も苦労してるんだな。

 

 

 

「まさか.....」

 

「まさかですね......」

 

「どうしたのテツ君?かがみんも」

 

「いえ、何でもありません」

 

「比企谷、グラビア雑誌とかあるか?」

 

「ねぇよ」

 

「お兄ちゃん、とりあえず部屋に入ろうよ。ご飯作る時間無くなっちゃうから」

 

「確かにそうだな」

 

そして、俺達は部屋の鍵を開けて部屋に入った。

 

 

もう一度言おう。

 

 

俺は鍵を開けて部屋に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は黒子達を連れて、部屋に入った。

その時点で不審な点に気がついた。

 

鍵がかかっていたのにも関わらず、俺と小町でもない他人の靴が二足並んでいる。

 

「小町.....少しここで待っててくれ」

 

「お兄ちゃん。その靴は征――――――」

 

小町が何か後ろから俺に話しかけてきたが、俺はそれを無視してリビングへと繋がるドアを開けた。

 

そして........

 

 

 

 

 

 

 

「やぁ、久しぶりだね比企谷。一年ぶりかい?」

 

「あー、比企ちんだぁ~。ねぇねぇ、このマックスコーヒーって奴、今度俺の家に送ってくんない?これ凄い甘いけど、俺好みの味だから」

 

目の前には読んでいた本をパタンと閉じてこちらを向く赤司と、片手にマックスコーヒーをつかんだ紫原が見えた。

 

 

「ごめんねお兄ちゃん...流石にあの状況じゃ言い出せなかったっていうか....あれ?お兄ちゃん?」

 

 

 

 

.......すまない小町。お兄ちゃん、先に逝ってくるよ。

 

 

 

 

「ちょっ!!比企谷っちが倒れた!!誰か救急車!!」

 

「黄瀬くん任せて下さい。腹に一発ぶちこめば絶対に起きます」

 

「やめろ黒子!!本当に救急車呼ばないといけなくなる!!」

 

「落ち着くんだ黒子。こういう時は......」

 

 

 

 

 

 

「比企谷、早く起きろ。さもなくば、お前の個人情報がネットに垂れ流されることになる」

 

 

 

「あ、起きたっす」

 

「脅し文句が恐ろしいのだよ....」

 

「赤司....それは洒落にならないんですけど...てかどうやって入った?」

 

俺が体を起こしながらそう言うと、赤司は針金を取り出し当然の事の様に言った。

 

「何を言っているんだ比企谷?鍵ぐらい針金一本あれば開けれるだろう」

 

「.........そうかもね」

 

「待て比企谷!!そこで納得するのはおかしいのだよ!!そもそも赤司!!どう考えても不法侵入なのだよ!!」

 

「何を言っているんだ真太郎。俺はちゃんと比企谷の妹に俺達も行くと伝えた。そして、遠くから来て疲れてるだろうから、先に部屋に入ってても良いと言われたが、鍵を預かってなかったので針金を使って開けただけだ。何か問題でも?」

 

「だからそれが不法侵入だと.....いや、入って良いと言われたなら良いのか?」

 

そう言って緑間は首をウンウンと捻る。

それを見て俺は自分の部屋へと歩を進めた。

 

いや、緑間が陥落した時点で詰みだろ。

他の連中とか赤司に上手い具合に言いくるめられて終わりだし。

唯一の希望は黒子だが.....

 

「桃井さん.....苦しいです....」

 

.....あれでは身動きが取れないだろう。

ゆえに選択肢は一つだ。

 

「小町、あとよろしく」

 

 

小町にそう言い残して、俺は自分の部屋のドアノブに手をかけると、突然両肩に手が乗っかってきた。

 

後ろを振り向くと、右に小町と、左に赤司が見えた。

赤司は笑顔を浮かべ、小町は目に涙を浮かべて両者とも俺に無言の圧力をかけてきた。

 

「.....天使と悪魔か.....」

 

結局、俺は踵を返してリビングに向かった。

 

 

 

 

 

「お兄ちゃん、これどうするの?」

 

「はぁ.....こいつらマジで何しに来たんだ?」

 

 

俺と小町は部屋で爆睡してる連中を見て呆れ返った。

 

ソファの上では火神が、黄瀬は青峰の枕になりながらも爆睡している。

黄瀬と火神はリアカーを動かすために頑張って疲れたのは分かるが、青峰は寝過ぎだ。

 

「....何かこいつらの顔に落書きしてぇな」

 

特に黄瀬。何か寝顔が腹立つ。

 

「やっちゃう?」

 

「高尾が責任取るならな」

 

「それは遠慮するわ」

 

俺と高尾は先程からこんな感じでぐだくだと会話している。

 

赤司と緑間は何処から持って来たが知らんが将棋盤を持ち出して一局打ち始めたし、紫原には俺が千葉で箱買いしといたマックスコーヒーを半分飲まれるし......。

 

「まぁ、こいつらがまともに俺の歓迎会やるなんて思って無かったけどな.....」

 

というかマジで何処から将棋盤が出てきたんだよ。まさか、わざわざ持ってきたのか?

 

俺が悟ったように言うと、丁度駒を盤に置いた赤司がこちらを向いた。

 

「それは心外だな。比企谷のために京都土産を買ってきてやったというのに」

 

「マジで?」

 

俺は京都土産と聞いて少しだけ期待した。

この際、八つ橋とか定番のものでも構わないから普通の物が欲しい。決して高望みはしない。裏切られた時が恐いからな。

 

そして、赤司は『王手』と言って立ち上がり、自前の鞄の中を漁り始めた。

緑間は将棋盤を見つめて微動だにしないな。活路を見いだそうとしているのだろうか?どうせ詰みだと思うが。

 

「あぁ、これだ」

 

そう言って赤司は鞄の中から少し大きめの箱を取り出して、俺の前に置いた。

 

「......なんだこれ?」

 

食べ物じゃあ無さそうだが....。というかこれって.....。

俺が口に出すのを憚っていると、赤司が箱を開封しながら言った。

 

 

「これはな.....湯豆腐セットだ」

 

「だろうな」

 

うん。分かってたよ俺。帝光の連中でまともな土産を買ってきたのって黒子くらいだったからな。

赤司の京都土産って時点で何となく察したわ。

こいつ湯豆腐大好きだからな。

 

「で、それを今から作れと」

 

「流石だな比企谷。俺と同じで先を見通すのが上手い」

 

「はいはい、作ってくるよ。もういいよ。俺は社畜だ」

 

「比企谷が壊れたのだよ.....」

 

「真ちゃん、今日は一色来ない方が良いんじゃね?」

 

「そうだな....。俺がメールしとくのだよ」

 

 

それから、俺が湯豆腐を作り、赤司が舌鼓を打っていると、さっきまで寝ていた連中が目を覚ました。

そして、そこからは夜までの時間潰しとして、ゲーム大会が行われた。

結果は言うまでもなく赤司の全勝。

 

無謀にも俺達は赤司を負かすべく、何度も挑戦していたため、予定よりも無駄に時間を過ごしてしまった。結局は、八時頃に行われたマ○オカート大会で、黒子がミスディレクションによって赤司を奈落に落とすことに成功したのを見て俺達は満足した。

最終的には赤司が勝ったが。

ほぼ一位で独走してたのに、1レースでスターが5回も出るとか可笑しいだろ。対戦で一周差つけられるとか初めてだ。

 

その後、『黒子が頑張ればいけるんじゃね?』と、マ○オカートだけをやっていたが、やはり赤司が勝った。

 

俺達が『やはり無理だったか....』と肩を落とすなか、赤司が立ち上がって俺達を見下ろしながら言った。

 

「全てに勝つ僕は、全て正しい」

 

『 (このドヤ顔、めっちゃ腹立つ!!) 』

 

「とまぁ冗談はさておき、俺はこれで失礼するよ。飛行機に乗り遅れてしまうからね」

 

「あ、俺もー。比企ちんじゃあね~」

 

「あぁ、二度と来ないことを推奨する。それと紫原、一応後でマックスコーヒー郵送しとく」

 

「相変わらず捻デレだねぇ比企ちんは。出来れば他の駄菓子もよろしく~」

 

「じゃあ俺も帰るわ。比企谷、試合楽しみにしてるぜ」

 

「あっ、待ってよ大ちゃん!」

 

「火神君、僕達も帰りましょう。あまり長居するのも悪いですし」

 

「あぁ」

 

「気を付けて帰れよ。特に黒子、車に轢かれるなよ」

 

「大丈夫です。懐中電灯と反射ベルトがあるので。それに火....皆さんも居ますし。それでは比企谷君。次は試合で会いましょう」

 

「比企谷っち、モデルの写真の件考えといてくれると有難いッス!!」

 

「だからそれ「比企谷っちのバイトよりも金払い良いッスよ!!」......考えとく」

 

俺の返事を聞くと、黄瀬はガッツポーズを取る。

 

そんなに俺と一緒にやりたかったんですかね。そう思うと悪い気はしないが....。

 

「これで俺の負担が減るッス!!」

 

「........どうせそんな事だろうと思ったよ」

 

「比企谷、明日の午前中に部活が有るから10時くらいに来い。お前に拒否権は無いのだよ。既に監督に話は通してある」

 

「何勝手な事してくれちゃってんの?第一、俺はまだ登校すら「じゃあな比企谷!!楽しみにしてるぜ!!」.....はぁ.....」

 

 

そして、騒がしかった連中は帰って行った。

 

 

 

 

 

~翌日~

《秀徳高校体育館前》

 

今日の朝、まだ部活に行きたくない俺が布団にくるまっていたら、例のごとく小町にダイブで無理やり起こされてしまった。

そして結局、俺は秀徳高校の体育館前まで来た。

既に練習は始まっているらしく、中から声が聞こえてくる。

 

まぁ、10時に来いって言ってたから、まだ9時になったばかりだし遅刻ではないんだけどさ。

しかし、恐らく新入生だろうバスケ部員がさっきから校舎の回りを走っていて視線が痛い。

 

 

「小町、今からでも家に帰っちゃ駄目か?」

 

「何言ってんのお兄ちゃん!!ここまで来たのに、今さら帰るとか駄目に決まってるじゃん!!」

 

「ですよね....」

 

「まぁ、今日小町は昔の友人と会う約束が有るから帰るんだけどね」

 

「え、一緒に居てくれないの?」

 

「なに迷子の子供みたいなこと言ってんのさ。それじゃ、小町はもう行くから」

 

「あぁ.....じゃあな小町」

 

「うん!!一応お兄ちゃんの幸運を祈っとくよ!!あ、今の小町的にポイント高い!!」

 

「最後のがなければな....まぁ、ありがとな」

 

「うん!!」

 

そして、小町が去った後10時ぴったしまで粘る事にして、俺は体育館前のスロープの手すりに座る。

 

今日は良い感じに風が吹いてて気持ちいいな....。

 

うっかり眠ってしまわない様に気をつけていると、外を走っていたバスケ部員が数人俺の所に走ってきた。

 

不審者とでも間違われたか.....。この目じゃ仕方ないな、認めたくはないが。

 

「やれやれ....」

 

俺が手すりから降りて着地すると同時に、こっちに走ってきたバスケ部員が急に騒ぎ出した。

 

「ほら!!やっぱり比企谷先輩じゃねぇか!!」

 

「本当だ!あの腐った目、間違いない!!」

 

 

何だ?比企谷先輩?.....まさか元帝光中の人間か?

というか、目で判断するの止めてくれない?傷つくから。

 

そして、俺の前に綺麗に並んでそいつらは言った。

 

『お久しぶりです!!比企谷先輩!!』

 

「すまん、誰だっけ?」

 

俺が聞くと、ガクッと肩を落とす。

そして、ぶつぶつと呟き始めた。

 

 

「やっぱり覚えられてねぇか....」

「しょうがねぇよ。俺ら二軍だったし....」

「というか俺話したことないしな」

 

『そりゃ覚えられてねぇよ』

 

最後の奴が何で俺の所に来たのか甚だ疑問だが、とりあえず慰めることにした。

 

「本当に悪いな。でも、殆どの後輩覚えてないから心配すんな。ほぼ会うことも無かったしな」

 

俺がそう言うと、安堵なのか良く分からない表情をする。

すると、後ろから大人の男の人の声が聞こえてきた。

 

「それはそれで問題だな」

 

俺が後ろを振り向くと同時に新入生が叫ぶ。

 

『かっ、監督!!』

 

「一年生、早くランニングに戻りなさい」

 

『はい!!』

 

新入生がランニングに戻ったのを確認すると、監督らしい人が俺に話しかけてきた。

 

「君が比企谷八幡かね。」

 

「はい。緑間に呼ばれて来たんですけど、大丈夫ですか?」

 

「安心しなさい。ちゃんと緑間から話は聞いている。私が監督の中谷仁亮だ」

 

俺はそれを聞いて安心した。

 

よかったー。これで何でここにいるんですか?とか言われたら緑間の眼鏡を割らなきゃいけないところだったわ。

 

 

「君が怪我で暫く休んでいたのは知っている。練習の最後にミニゲームをやるから、それまで君には別メニューをこなしてもらう。それと.....一色、こっちに来なさい」

 

監督に呼ばれた女子は返事をして此方に向かって走ってきた。そして、すぐ近くまで来ると監督に話しかけた。

 

「どうしたんですか監督?私まだ仕事があるんですけど.....」

 

「一色、この男が今日からうちの部に入った比企谷八幡だ。お前には今日から1ヶ月の間比企谷の見張りをしてもらう。これが比企谷用のメニューだ」

 

監督から一枚の紙を受け取った一色とかいう女子は紙を見た瞬間顔をひきつらせる。

 

え?なにその反応。スッゴい不安なんだけど。俺、一応部活やるの一年ぶりなんですけど。

 

「監督、これマジですか?死にますよこの人」

 

「心配はいらない。死ぬことはないだろう。それと、今回は見逃すが、目上の人に対する言葉使いには気を付けなさい」

 

そう言って監督は体育館の中に戻っていき、俺と一色の二人だけになってしまった。

いきなり女子と二人きりなんてハードル高すぎじゃないですかね。まぁ、そういう類いの状況じゃないけど。

 

俺が話しかけるべきか戸惑っていると、一色と呼ばれていた女子が俺に話しかけてきた。

 

 

「えーっと、とりあえず自己紹介ですね。私の名前は一色いろはです。まだ仮入部ですけど、ここのマネージャーです。まぁ、今のところマネージャーは私一人なんですが....。

とりあえず、これから1ヶ月よろしくです!!」

 

そう言って一色は俺に向かって敬礼をしてくる。

それを見た俺は、不覚にも一瞬ドキッとしてしまった。

こいつは....何と言うか....

 

「あざとい」

 

「なっ!?」

 

「とりあえず、早くやるぞ。サボってると、あの監督に怒られそうだし」

 

「.....そうですね。私も怒られるのは嫌ですし」

 

しぶしぶと云った様子で一色も俺に同意する。

そして、俺は一色から紙を受け取り、その内容を見て思わず絶句した。

 

何だこれ?走るのは分かるが、何故筋トレが合間に入っているんだ?しかも、腕立て伏せと腹筋と背筋がそれぞれ100回ときた。

それだけなら普通に納得できなくもないが、呼びに来るまでエンドレスとか......。

 

 

 

「なぁ一色、サボっちゃ駄目か?」

 

「駄目です。万が一死んだら骨だけは拾ってあげます」

 

「そんな気遣い要らないんだけど.....」

 

仕方なく、俺はメニューに書いてある通りにランニングを始めた。

 

 

 

 

 

「なぁ、やっぱりサボ「駄目です」.......」

 

 

 

 

 

 

 

 

それから約1時間が過ぎ、そろそろ呼びに来るかと思った所で、予想通りお呼びがかかった。

 

「比企谷、早く体育館に入るのだよ」

 

「緑間か。お前が呼びに来るとはな」

 

「そんなことより早くするのだよ。体が冷える」

 

「その冷える外で俺は走らされてたんだが....」

 

 

俺がバッシュを持って緑間についていくと、先程まで俺と同じく外を走っていた一年生に愛想を振り撒いていた一色が俺の方を見て驚愕の表情を浮かべた。

 

「え!?何でわざわざ緑間先輩が呼びに来てるんですか!?」

 

「比企谷と俺は知り合いなのだよ。悪いが細かい質問は後にしてくれ。今はそんな時間ないのだよ。行くぞ比企谷」

 

「あ、ちょっ.....」

 

「悪いな一色。緑間の言う通り後にしてくれ。時間がないんだ」

 

「何で先輩が言うんですか....」

 

 

一色はまだ不満そうにしていたが、大人しく俺の後をついてきた。

 

そういえば、これから1ヶ月ずっとこいつと一緒なのか。.....面倒だな。可能な限り、こいつとの会話は避けよう。会って一時間なのに、もう俺のことを先輩呼びしてくるし.....。

何か、高尾のせいで異常に秀徳の人間に対して警戒心が高まってる気がする。まぁ、元々俺は他人に対して警戒心が強いけどな。高尾が馴れ馴れし過ぎるだけだ。

 

.....とりあえず後で高尾を一発殴ろう。

 

そう決意して、俺は体育館に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




うん。やっぱり話がそれほど進まない(笑)
次回から試合とかの話になると思います。

あと、ご報告です。

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ありがとうございます!!

では、また次の話で。

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