それにエントリーシートも今回の話も、投稿しようと思ったらデータが吹き飛んだし……やだぁ…‥
うがい・手洗いは大切に。それが一番の予防だそうです。皆さんもちゃんとやりましょうね
この漫画はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません
俺は黒のスーツに黒のソフト帽という姿でタクシーに乗り込み、リサに電話をかけた。すると3コール以内にリサは出た。彼女曰く『‘‘COMPOTO’’はアリアと
俺はタクシーの運転手に『
……‘‘100万ドルの夜景’’ね。本物はどれほど綺麗なんだろうな。
中華人民共和国香港特別行政区……通称:香港と言う地域は香港島・九龍半島・新界及び周囲にある数百の島々で構成されている。香港の総面積は東京23区の2倍ぐらいだそうだ。
そして、香港国際空港から香港島や九龍半島までも多数の島々があり、その往来は島々に架けられた橋での移動が一般的だそうだ。そのため俺が乗るタクシーは、島々の夜景を横目に橋を渡っていく。人の営みを感じる‘‘街の灯’’が、俺の目の前で流れていく……その景色はとても幻想的であった。
多少は海外という事でフィルターが作用しているのだろう。俺は現地の聞き取れないラジオをBGMに、その夜景に見とれていた。そんな時、ポケットに入れていたスマホが鳴った。
……普通ここでスマホが鳴るか?空気読めよ。
俺はため息をつきながらスマホを取り出すと……アリアからの電話だった。俺は再びため息をつくと、渋々電話に出た。
「はい、もしもsh……」
『イブキ!?キンジを見なかった!?』
「ッ~~……」
電話に出た瞬間、アリアの大声が俺の耳を襲った。俺は思わずスマホを耳元から離す。
アリアの声が聞こえなくなった後、俺は耳にスマホを押し付けた。
「キンジ?何のことだ?」
『キンジと連絡が付かなくて……どこにいるか分からないの!!空港にはいなかった!?』
「いや、見なかったけど……」
俺はアリアの言葉から、キンジの置かれた状況を考察する。
そう言えばキンジ、『海外は初めて』だと言っていた。アリア曰く『連絡が付かなくて、何処にいるか分からない』。という事は……
……‘‘携帯をなくした’’・‘‘電源が切れた’’かしたせいで迷子かになったか?いや、そうなっても金があればタクシーを拾って戻ってこれるはずだし…‥こりゃ財布も失くしたな。
携帯が何らかの理由で使用不能になり、財布も落としたとなると……戦闘か、スられたかの二択だろう。相変わらずキンジは不幸な男のようだ(自分のことを棚に上げている)。
……俺は何度か海外に行っているし、キンジは初めてという違いはあるが『人の振り見て我が振り直せ』。念のため警戒はしておくか。
俺は海外用のマジックテープ財布に
次に
……よし、これなら大丈夫だ。
「こっちも一応探しておくが……期待するなよ?」
『キンジは香港島の‘‘
ブチッ!!……ッー、ッー、ッー……
アリアはそう言った後、電話を切った。どうもアリアはだいぶキンジを心配しているようだ。
俺はスマホをスーツのもう片方の内ポケットにいれ、ボタンを留めて蓋をした。
「しかしなぁ。香港島の‘‘
俺はため息をつきながらリュックからガイドブックを取り出し、巻頭の地図を広げた。
その地図を見る限り……‘‘香港国際空港→ICC’’までのルートは香港島を通らないようだ。
……キンジを探すよりも合流が先だな。それにキンジの事だ、何とかなるだろう。
俺はガイドブックをしまい、再び聞き取れないラジオをBGMに夜景を見る。その時だった。
ピー……『●●●●!!』
ラジオを
『●●●、●●●●●。●●●●●!!』
そのタクシー無線のおかげで、またもこの雰囲気が台無しだ。俺は思わずため息をついた。
……ったく、何を話してんだよ。
俺は耳をすませて会話を聞いてみると……
『(広東語)イブキ……した。似た人物……情報……渡せ!!』
「(広東語)はいはい……っと。」
広東語はあまり得意ではないが……一つ一つの単語を何とか聞き取った。その情報から考えるに、もう
一方、タクシーの運転手は運転しながらも、面倒臭そうに
……この運転手、
俺は腰の14年式に手を伸ばす。そしてこの運転手を無力化しようと……する気持ちを何とか抑えた。
この運転手は‘‘雑兵又はそれ以下’’である可能性が高い。そのため、俺がこの運転手を倒してしまったら後々に問題となるかもしれない。
……戦えないとなると、この場をうまく切り抜けるしか無いな。
その時、運転手が恐る恐るバックミラーで俺を見てきた。彼と目が合う……。
俺はその鏡にいる運転手に向かって満面の笑みを浮かべ、ピースサインをした。願わくは、ただの観光客に見えることを……
「(広東語)……運んでいる客……イブキ……似ている……!!」
『(広東語)今何処にいる!?』
「(広東語)……8号幹線、
タクシー運転手は俺が広東語を分からないと思ったのだろう。大声でゆっくりと、比較的聞き取りやすく無線のマイクに答えた。
悲しいことに、俺の笑顔とピースサインではこの場を誤魔化す事ができなかったようだ。
……クソッ!!どうやってこの場を切り抜ける!?もちろん‘‘雑兵との戦闘禁止’’で!!
俺は必死に頭を回すが……100キロ以上のスピードが出ているタクシーで、運転手と戦闘をせずにこの場を切り抜ける方法は思いつかない。
……最悪、この道は海岸線を通っているし……このまま海へ飛び下りるか!?
カッチ、カッチ……キキッー!!
そんな事を考えていると、巨大な橋が見えてきた。その時タクシーが路肩に入り、急ブレーキをかけた。シートベルトが締め付けられ、呼吸がうまくできなくなる。
……クソ!!もう行動に移すのかよ!!
そしてタクシーが完全停止をすると、運転手は
「
ダンダンダン!!
そして運転手はリボルバー式の小型拳銃を発砲した。
おそらくこの運転手は非戦闘員なのだろう。幸運なことに拳銃の狙いはブレブレ。放った弾丸は俺に害を与える事は無く窓ガラスをぶち破り、外へ飛び出ていった。
……しめた!!これなら正当防衛だ!!
雑兵との戦闘は懸念事項ではあるが、‘‘正当防衛’’……つまり‘‘向こうから手を出してきた’’ならば話が違う(過剰防衛というリスクはあるが)。
俺は運転手の持つ拳銃を掴み、窓に向けた。
ダンダンダン!!カチッ!!カチッ!!カチッ!!
「……ッ!!」
運転手は拳銃が掴まれているのにもかかわらず発砲を続け、弾切れを起こした。俺は運転手の真っ青な顔に一発拳をくらわす。
運転手はのけ反った後、上着の中から小型のナイフを取り出して振るってきた。
「
俺は左手で、その運転手のナイフを持つ手を横に叩いて軌道をそらす。
ザクッ!!
そのナイフが俺の太ももから数センチ離れた場所に突き刺さる。俺は右手でそのナイフを持つ手を押さえ、膝蹴りを放った。
まともに膝蹴りを喰らった運転手はフロントガラスに激突して気絶し、動かなくなった。
……い、いきなりか。香港に着いてすぐにこんな事が起こるなんて。こりゃキンジも戦闘に巻き込まれて連絡手段がなくなったんだな。
俺はそう思いながらタクシーから出て運転席の扉を開け、気絶した運転手を高速道路(?)の柵の外に安置した。
なお同時刻、キンジは携帯と財布をスられ、香港島・
タタタタタ……!!!
俺は気絶したタクシーの運転手を柵の外に
……銃撃!?もう俺がここにいるのがバレたのか!?
俺は慌ててタクシーの運転席に乗り込み、バックミラーで後方を確認すると……高速で接近する装輪装甲戦闘車が機銃をこちらに向けて発砲していた。その装輪装甲車から
……クソッ!!もうココが追ってきやがった!!
俺はタクシーを急発進させた。それと同時にタクシーが停車していた場所に何かが着弾し、軽い爆発が起きる。装輪装甲車は機関銃だけでなく、機関砲も撃ってきたようだ。
……お、おい!?民間人も巻き込む気か!?
俺はタクシー蛇行させ、射線を避けながら一目散に前方へ逃げ始めた。
ココ達は慌てて空港を飛び出し、情報の通り8号幹線に乗ると……イブキを発見した。しかし、彼は今タクシーに乗って逃走を始めている。
「
「ね、姉ちゃん!!でも
イブキが逃走している時、装甲戦闘車に乗り込むココ姉妹達のうちの三女:
喧嘩の原因は『装甲戦闘車の
とはいえ、主砲を発砲した
『……おい、ココ。聞こえてるか?今九龍から8号幹線に乗ってそちらへ向かっている。順調にいけば
二人が口喧嘩から喧嘩に発展しようとした瞬間、
『今はすごく忙しいのに仕事増やすなよ。隠蔽するのは
「それが
「さすが
「よく言ったネ!!」
「もっと言うネ!!」
他の
だが
そんな事もあり、
『確かに隠蔽工作は俺の仕事だが…… ‘‘幹線道路に大穴を開けろ’’なんて命令は出してない。道路の補修費、
ココ姉妹達は慌てて弁明をするがもう遅い。
ココ姉妹達も弁明が無駄だと分かり、装輪装甲車の車内がお通夜の様に静かになった。
「姉ちゃん、タイヤを狙撃できないカ?」
ココ姉妹の次女:
「イブキ
「姉ちゃん!!手を上げたなら、お仕置きをされるはずね!!」
「……
長女:
「「……ハァ」」
次女:
ココ達の装輪装甲車に追われつつ、俺が運転するタクシーは橋を越えて
『300メートル先、右折です』
「了解だよチクショウ!!」
なんとか起動させたスマホのナビによる案内の元、俺はココ達に追われながら
しかし、このままではジリ貧であるのは確実だ。俺が今通っている8号幹線は高架橋にあり、基本的に一方通行である。そのために長い間この道を通っていれば、他の
……クソッ!!九龍半島や香港島の地理はある程度頭に叩き込んでおいたが……
『5キロ以上道なりです』
「分かってるよクソッタレ!!」
なので俺はナビに従って移動するほかなかった。
……ただ、向こうは何故か機関砲を撃ってこない事と、少しずつではあるが距離を離しているのが救いだな。
そしてこの
九龍半島であれば、ある程度の道路を覚えているためココ達から逃げきることができるかもしれない。また、
ダダダダダダダダダ……パリン!!べキッ!!
その時装甲車からの機銃が当たり、タクシーのフロントガラスにひびが入り、ドアミラーが吹っ飛んだ。
……クソッ!!とにかく九龍半島だ!!そこにつけば何とかなるはずだ!!
俺の目の前に九龍半島への巨大な橋が見えてきた。
俺はその巨大な橋:
……と、とりあえずここまでくれば大丈夫なはずぅううう!!!
俺は慌てた。目の前に新たな装甲車が数両、道を塞いでいたからだ。装甲車の近くには対戦車ロケットを構えた歩兵(?)も数人いる。
『あ~、テステス』
前方の装甲車の一つに、拡声器につなげたマイクを持った
『村田維吹大尉、今あなたは包囲されています。また、諸葛静幻先生があなたと話がしたいと
とは言え、前方は数量の装甲車に対戦車ロケット・
……前方の『
そこで、俺はタクシーを180度旋回させ、ココ達の方へ向かおうとした。その時……
タァン……バァン!!ギャリギャリギャリ……!!
発砲音が聞こえ、タイヤの破裂音も聞こえた。俺は慌ててハンドルを操作するが、車を制御できない。
……一発!?という事は狙撃か!?
前方の
……や、ヤバい!!このままだと……
バキッ!!
「うわぁあああああ!?」
俺から制御を離れたタクシーは柵に激突して乗り越え、そのまま海面へ‘‘高飛び込み’’を決めた。もしこの時、‘‘高飛び込み’’の採点者がいれば最低点一歩手前の点数をつけただろう。
『……クソッ。ココ、何しやがる!!このまま後方へ進めば捕まえられたはずなのに!!』
何か
その後、車の
……ヤバい!!このままだとこの車から脱出できないぞ!?
俺は急いでシートベルトを外した後、ドアを開けようとするが……水圧のせいでドアを開けることができない。
……お、落ち着け!!水圧のせいでドアが開かないだけだ!!外と車内の水面が一致すれば普通に開ける事ができるはずだ!!
俺は一回深呼吸し、己を落ち着かせる。
車内の推移はさらに上昇し、すでに水面は
……水没すれば圧力差は0になってドアが簡単に開けられるはずだ。だから落ち着け……
海水の流量が多いせいで、
そして橋の上から照らされるライトから逃れつつ、潜水のままこの場を離れようと……
……おっと、帽子帽子。
黒のソフト帽が俺から離れ、フヨフヨと何処へ行くところだった。俺はそのソフト帽を捕まえて被り、潜ってこの場から逃げていった。
……スーツケースとリュックは持っていけないな。だが、貴重品は身に着けていたから何とかなるk……あれ?俺のスマホって海水は大丈夫なのか?
「プハッ!!ゼー……ゼー……」
俺はやっと海面に這い出た。近くには小型のコンテナ船があり、橋の方からは死角になる場所だ。
俺はそのコンテナ船から、
……とりあえず
俺は
イブキが
その招待状の送り主は‘‘
「
Ozo●eと言うバーは『地上から490m高い場所にあるバー』という事もあり、『100万ドルの夜景』と同様かそれ以上に内装も
「香港のマフィアですか。
ビキニに限りなく近い白のロングドレスを着たニトは中国のビールを傾けながら尋ねた。
「あんまり良くはないかなぁ。でも今は
深紅のチャイナドレスを着た理子はそう言った後、カクテル:チャイナブルーの入ったロンググラスに口をつけた。
「‘‘
「ですが……リサ達が関わりを持って良いのでしょうか。」
西陣織の様な見事な着物を着た牛若の言葉に、バーでも違和感がない改造エプロンドレスを着たリサが疑問を口にした。
『敵の敵は味方』という言葉はある。だが、武偵や軍人の集まりである『COMPOTO』や『バスカービル』が
「えぇ、
ももまんの
「
「もうよい……余達が行こう。」
スカート前部が透けている特徴的なドレスを着たネロがアリアの言葉を遮った。
「……
「……いいんじゃないかな。」
ネロの言葉に、大正浪漫を感じる女袴を着た
ニトや牛若も首を縦に振り、その様子を見たリサはため息をついて覚悟を決めた。
「イブキが来たら伝えろ。……それと、疑いをかけられたときは
理子は‘‘裏理子’’となり、アリアへ釘を刺した。『COMPOTO』が『バスカービル』の
「それは誓うわ。ホームズ家として。」
アリアは無い……薄い胸を張って宣言した。
「ぷー、クスクス。口元にももまんつけて言われてもなぁ~!!」
「……」
アリアは無言で己の口元に手を当て……次第に顔を真っ赤にする。
結果的にもアリアの手先になるのは嫌だったのだろう。理子は高笑いをして溜飲を下げ、●zoneを去って行った。
『COMPOTO』がO●oneを出たのと同時刻、香港警察のリー警部(高校生活夏休み編 ラッシュ〇ワー で登場)は
彼は『在香港アメリカ総領事館での爆発事故』を捜査しており、
父を殺し、カーターをも殺した
まだリー警部は知らない。カーターは爆殺されてなく、無傷であるという事を。そして独自に
湾内という事もあり海流の影響はなく、穏やかな波であった。そのため俺は予想以上に体力の消費は無く、1時間も経たずに
……あと少しだな。ちゃっちゃと泳ぐか。
俺は小休止を終え、そう思いながら再び泳ぎ始める。
その時、数百メートル先に派手な電飾が
「(広東語)お、おい!!あそこで誰か溺れてるぞ!?」
「(広東語)ほ、本当だ!!おい、急いでボートを出せ!!早く助けるんだ!!」
そのクルーザーから何か聞こえるが……特に気にしなくてもいいだろう。
俺はそのクルーザーを無視して泳いでいると……小さなボートが近寄ってきた。
「(広東語)お~い!!大丈夫かぁ~!!」
「(広東語)今助けるぞ~!!」
ボートに乗っている男二人は俺に向かって手を振り、声を上げる。
俺は
……泳ぐよりはボートの方が楽だしな。襲ってきたらボートを奪うなり、再び泳ぐなりすればいいか。
俺の目の前にボートはが来た。彼らは早口の広東語で大声を上げながら俺をボートへ引き上げた。
俺は特に抵抗せず、彼らの早口の言葉を聞き取ると……本当に心配しているだけらしい。
「(広東語)ありがとう。酔って、落ちた。」
俺は
そして俺を乗せたボートは
そのクルーザーのクレーンで俺らが乗るボートが吊り上げられた。そしてこのボートを収容する。
「(広東語)おい!!大丈夫か!?」
「(広東語)酔って落ちたんだってよ!!」
「(広東語)……ったく、心配かけさせるなよな。いまタオル持ってくるからよ!!」
「(広東語)タオルもそうだけど着替えだ!!このままだと風邪をひく!!」
「(広東語)俺達に支給してもらったスーツの予備があるはずだ!!今持ってくる!!」
「(広東語)ほら、お湯だ。温まるぞ!!」
彼らは船員だろうか?俺の周りで黒スーツの男達が集まり、何かしゃべっているが……あまりの早口で一部の単語を聞き取るので精いっぱいだ。
……とりあえず、『
そして男達はお湯の入ったコップ、そしてタオルや着替えを渡し、一室に俺を叩きこんだ。
彼らの言葉から察するに、『風になる前に着替えろ』という事だろう。
俺は濡れた衣服を脱ぎ、貰った衣服に着替える。
……この服、俺が来ていた服より高価だぞ!?
そう思いながら袖に腕を通す。そして濡れたソフト帽を振って水気を落とし、顔を隠すために再び被る。
……帽子に海水はダメだろうし、また新しく買うしかないかなぁ。気に入ってたんだが。
俺はため息をつきながら……最後に財布や重要書類の入った袋を身に着け、この部屋をでた。鍵はかけていないようで、すんなりと扉は開く。
「(広東語)もう心配かけるんじゃねぇぞ。その服はやるから。貴重品は忘れるなよ?」
見張り(?)役だったのだろうか。扉の近くでは男一人が立っていた。
その男が俺に向かって早口で喋ってくる。俺は何とかその男がしゃべっている単語を聞き取り……
……とりあえず、金を払う心配はいらないようだな。
善意のみで彼らは助けたらしい。俺はお礼を言おうとした時……急に背後から殺気を感じた。俺はしゃがみ、でんぐり返しの要領でその場から一時的に離れる。
そして振り返ると……蹴りを放つリー警部がいた。
……ちょっと待て!!何でここにリーさんが!?
俺はブリッジをしてその蹴りを避け、そのまま逆立ちをする様に蹴りを放ち、追撃を打ち落とす。
俺はチラッと視線をやると……見張っていた(?)男は浮き輪で拘束され、気絶しているようだ。
……とにかく、なんだか分からないがこの誤解を解かないと…‥
「(英語)リーさん!!俺、俺です!!ムラタです!!」
俺はリーさんのカンフー特有の拳や蹴りを何とかさばきながら、攻撃を止める様に説得をする。
「(英語)え?……なんで君がここに?」
やっとリーさんは気が付いたようだが……急に拳や蹴りは止まれない。
俺は足を
「(英語)ゴフッ……。それは俺のセリフですよ。……
俺は息を整えながら伝えると……リーさんは呆れた表情をした。
「(英語)今の時期に海水浴って……と、とにかく」
リーさんは俺から目を離し、浮き輪で拘束されて気絶している男を叩き起こした。
「(広東語)リッキー・タンは何処にいる!!!」
そしてリーさんは鬼気迫る顔でそう言い、浮き輪ごとその男を揺らす。
……え?『リッキー・タン』?だれ、そいつ?
俺はその雰囲気にのまれ、固まってしまった。
カツカツ……カツカツ……
「(広東語)奴が
「(広東語)し、知らねぇよ……」
リーさんはその男を何度も壁に叩きつけ、尋問するが……男はボロボロになってもしゃべるつもりはないらしい。
……え?ちょっと待って!?カーターってあのカーターさん!?殺されたの!?
俺が驚いていると……近くから気配を感じた。俺はその方向へ向くと……
「(英語)おい、リー!!何してるんだ!?……って‘‘
「リー警部!?イブキ様!?なぜここにいらっしゃるのですか!?」
「
近くの階段からカーターさん、リサ・ニトがこの甲板へ降りてきたようだ。3人は俺やリーさんの存在を確認し、目を見開いている。
……カーターさんは中国風の衣服、リサは改造エプロンドレス、ニトはビキニに近い白のドレスか。へぇ~、似合ってるじゃないの。
俺は衝撃的な情報量のあまりの多さに、軽く現実逃避をし始める。
「(英語)カーター!!殺されたんじゃなかったのか!?」
リーさんは浮き輪ごと男を叩きつけながら、英語で叫ぶようにカーターさんへ言った。
「(英語)死んだ!?誰が死んだんだ!?」←カーター
「(英語)
「(英語)きみ?……‘‘キミ’’ってやつが死んだのか!?」←カーター
「(英語)違う!!……あぁ~!!頼むから話を複雑にしないでくれよ!!」←リー
「(英語) それはこっちのセリフだ!!どいつもこいつもよくわからない事言って……!?」←カーター
リーさんとカーターさんが軽口を叩き合っている時……黒スーツを着た男達十数人が来て俺達を囲んでいた。一部には俺を救助したり、衣服やタオルを渡してくれた人たちもいる。
そして俺は、彼らから多少なりとも殺気を感じた。
……こ、この場、抜けられるか?
俺は冷汗をかいていた。
この場には俺にリーさん・カーターさん、そしてリサとニトがいる。俺とリーさんは近接戦闘系、カーターさんも一応近接戦闘はできる。しかし、リサとニト……特にリサは後方支援特化であるため、近接戦闘は期待できない。確実に二人は足を引っ張るだろう。
……クソッ!!覚悟を決めるしかないか!?助けてもらった恩を
俺は右手をスーツの中ポケット近くに置き、‘‘四次元倉庫’’を開いて日本刀を握る。いつでも抜刀できるように……
「(英語)ボスがお呼びだ!!ついてこい!!」
俺達を囲んでいた男の一人が一歩前出るとそう言い放った。
どうやらここで俺達を始末するつもりはないらしい。
……ボス?リーさんが言っていた『リッキー・タン』の事か?だとすれば……俺には関係ないはず。なら……俺とリサとニトだけでもこの場から逃げよう
俺は逃げるため、リーさん・カーターさんを‘‘捨て駒’’とすることにした。
「(英語)助けていただきありがとうございました。本来はお礼を言いたいところなのですが、急用がある御様子。ここらで失礼させていただきます。お嬢さん方、こんなところにいちゃいかんよ。」
俺はあたかも‘‘この場に関係ない観光客’’として振る舞う。そしてリサとニトの手を取って指で『逃げるぞ』とモールスで伝え、この包囲を突破しようと……
カチャカチャカチャ!!
包囲していた男達全員は腰から銃を抜き、俺に突きつけてきた。どうやら‘‘ボス’’とやらは俺にも会いたいようだ。
……クソッ。俺一人ならともかく、リサとニトを守りながらはキツイぞ?
俺・リサ・ニトは突破を諦め、両手を上げて反抗の意が無い事を示す。
濡れた帽子から水滴が流れ出たのだろうか、俺の頭から
「(英語)もちろん『COMPOTO』のお前も、そこの女達もだ。」
俺達を包囲する黒スーツの男の一人がそう言った。
俺とニトはため息をつきながら、リサは怯えながら包囲の中央へ戻る。リーさん・カーターさんの視線が鋭く突き刺さり、痛い。
……ココ達と
俺は思わずため息をついた。
「(英語)おいおい!!自分だけ逃げようってか!?薄情な奴だな!!」←カーター
「(英語)確かに君は無関係だが……日本人は‘‘義理と人情’’を大切にするんだろう!?」←リー
「(英語)こっちはこっちで
「とにかく、この場を何とかしなければなりませんね」←ニト
「リサ達はどうなってしまうのでしょうか……」←リサ
「(英語)話してないでさっさとついて来いよ!!」←黒スーツの男
環球貿易広場(ICC)は……要はでっかいビルです。
日本では『世界貿易センタービル』、アメリカでは『ワールド・トレード・センター』の香港版です。
海外ではスリは多いです。皆さんも注意しましょう。
特に日本人は金持ち&警戒していないと思われているそうで、絶好のカモだそうです。
英霊組の衣装は……
ネロ……赤セイバーの初期
ニト(ニトクリス)……水着Verの第3段階に薄い布を羽織った姿
牛若(牛若丸)……英霊正装Ver
ラッシュアワー2要素が含みます。まぁ、メインは藍幇戦ですが。
Next Ibuki's HINT!! 「ホテルの客室」