少年士官と緋弾のアリア   作:関東の酒飲

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HS部隊着任!!


HS部隊とか濃い人ばっか・・・

 俺は江田島から関東の某所へ行くことになった。HS部隊駐屯地は軍機によって教えられないからあきらめてくれ。俺は新幹線に乗りながら、この部隊のことについて考えてた。どう考えても、この部隊は船じゃねぇ・・・。後方の事務作業でもなさそうだ・・・。とすると・・・陸戦隊!?待って、俺、船の上でボタン押すっていう楽な仕事(実際楽じゃなかったけど)するために海軍入ったんだぞ!?なんで陸戦隊!?

 そう考えながら、俺は関東に着いたわけだ。東京駅で迎えが来るって言ってたけど・・・。

「久しぶりだイブキ君!!いやイブキ少尉!!この希信!!また君に会えて感激だ!!」

この人が迎えに来たのかよ。

「さぁ!イブキ少尉乗った乗った!!部隊の説明は!この希信が!車の中でしよう!!」

「ちょ、辻さん押さないでって!!」

なんか面倒なことになりそうだ。

 

 俺と辻さん、あと運転手が車に揺られていた。

「まさか、イブキ少尉が海軍に行くとは!この希信!悲しいが!!同じHS部隊第2中隊に配属されるとは!!」

「そういえば、そのHS部隊ってなんですか?あと辻さん、少佐になったんですね。おめでとうございます。」

襟章が大尉から少佐に代わっていた。なぜか飾緒つけてるし・・・。

「軍機だからイブキ少尉は聞かなかったか。正式名所は兵部省直属特殊作戦部隊第2中隊だ。略称が兵特部隊でね。そこからHS部隊って誰かが言って、そのまま通称になってしまった。この部隊は‘‘表にできない面倒なことを内密に処理する部隊’’第1中隊は国内、第2中隊は海外担当。その第1小隊は殴り込み部隊だ。」

これまた面倒なことになったな。なんで殴り込み部隊なんだよ。

「なんでそんなところに、俺が配属されたんですか?」

「うむ!君は陸軍の出向の際、とても優秀な陸戦能力があることが認められた!!この希信!!そのことを聞いて驚いた!!だからこの希信が君を!!引っ張ってきた!!」

厄介なことするんじゃねぇよ・・・。陸軍への出向の際、そういえば陸戦訓練があったけど、向こう殺しに来てたから、全力出したんだよね・・・。

「この部隊は特殊なため、人が少ない!!イブキ少尉のことだ!!すぐに部隊の人と仲良くできる!!この希信は第2中隊の参謀長をしている!!ついでに運転手は第一小隊隊長の鬼塚鬼次中尉!!彼は叩き上げだ!!イブキ少尉に色々教えてくれるだろう!!」

え、あの運転手の丸坊主のマッチョで片目にケガの後があるおっさんが隊長?

「こいつが‘‘不死身の英雄(ノーライフ・ヒーロー)’’か。俺が泣く子も黙る第2中隊第1小隊隊長の鬼塚よ。びしびし鍛えてやる!!覚悟しろよ!!。」

この人、この中二病のような名前知ってるのかよ!!あと、なんか見たことあるような顔だけど・・・。

「は!!ご指導、ご鞭撻!!よろしくお願いします!!!」

「っはっはっはっは!!威勢があるなボウズ!!」

あ、この人もボウズっていうのか、マクレーのおっさんと色々かぶらなきゃいいけど・・・。

 これが、HS部隊第2中隊第1小隊隊長、通称「自走式暴力装置」鬼塚鬼次中尉との初めての出会いだった。

 

 俺はHS部隊駐屯地につき、辻さんにある一室に行かされた。

「イブキ少尉!!ここが第2中隊中隊長の部屋だ!!中隊長にはちゃんと挨拶するように!!」

「わかりました。辻少佐。」

「辻少佐、村田少尉入ります!!」

そうして俺と辻さんがその部屋に入った。その部屋には二人の男がいた。

「ほぉ、君が‘‘不死身の英雄(ノーライフ・ヒーロー)’’で、作戦参謀が気に入り、参謀長が無理やり連れてきた村田少尉か。自分は角山中佐。この部隊の隊長をやっているものだ。」

へ?作戦参謀が気に入った?どういうことだ?あとこの人も知ってるのかよ・・・。やだなぁ・・・・

「村田少尉です!!至らぬこともありますが、粉骨砕身努力していくつもりです。」

「ほぉ、元気があっていいじゃないか、なぁ作戦参謀?」

「そうですね、私の作戦にはもってこいの人材です。あぁ、私は神城(かみしろ)大尉です。作戦参謀をしています。」

この人が作戦参謀か、ちょび髭とはまた珍しいな。

「よし、村田少尉、君は部隊に挨拶に行け。」

「了解しました。」

俺は、話が通じそうな人でよかった。

 まさか、こんな人たちが、イケイケドンドン、ガンガン行こうぜの人達とは思えないよなぁ・・・。

 

 俺は、鬼塚隊長から駐屯地の滑走路で集合とあったため、滑走路へ来た。C-1の横で、鬼塚中尉と他3人が談笑していた。

「鬼塚中尉、中隊長への挨拶終わりました。」

「おぉ!!やっと来やがったか・・・。お前ら、こいつが今日から配属された。村田だ。仲良くしろよ。」

「村田維吹少尉です。よろしくお願いします。」

3人はこっちへ敬礼した。

「堀二等兵曹です。情報担当。メガネって呼んでください。」

メガネをかけたオタクっぽい人が言った。

岩下(いわしも)一等兵曹ッス。狙撃が得意ッス。」

顔の上半分がヘルメットで隠れている人が言った。

「田中曹長、工兵だ。よろしくな。」

色黒のニイチャンの人が言った。

「ハ!、よろしくお願いします!!」

 

 「ボウズ、後で自分の使う銃を買っておけよ。この部隊は秘密部隊だからな、弾薬がバラバラのほうがバレにくくなるからな。」

そうなんだ。今度の休みに買いに行かないと・・・。家族に会う時間が減る・・・。

「訓練始めるぞ!!ほら乗った乗った!!」

そういって、鬼塚中尉と3人はC-1乗り込んだ。

「おい!!ボウズ、早く乗れ!!」

「イタイ、イタイ乗りますから!!引っ張らないで!!」

そして、C-1は飛び立った。

「ぶっつけで地上500メートルからの降下訓練だ!!天国へ連れてってやるぞ!!っはっはっはっはー。」

え?この隊長、今なんて言った?

 

 「お待ちかねのパーティの時間だ!!受付時間に遅れるなよ!!さぁ、行ってこい!!」

そういって、三人はC-1から飛び出していった。あの三人ちゃっかりパラシュート持ってやがった。

「どうしたボウズ!!男らしくスパッと飛んでみせろ!!」

は?

「いやいやいや、パラシュートなしにどうやって降下するんですか!!」

「パラシュートぉ? あんなもんただの飾りよ!!」

「パラシュートなしの空挺とか死にますから!!いや押さないで落ちる落ちる!!」

ちょ、隊長足で押さないで!!

「おらぁ!!」

「うわぁああああああああああああああああああああ!!!!」

俺はパラシュートなしで降下訓練に参加したんだっけ・・・。

 

 なぜかパラシュートなしでも空挺は成功した。月日がたち、この部隊に来て半年、訓練に明け暮れていた。そして悲しいことに、パラシュートなしの空挺も慣れてきた。

 そういえば、俺の武器は、メインが38式歩兵銃、サブで14年式とワルサーP38,師匠からもらった赤い日本刀にした。38式は、師範との組合で慣れていたから。14年式は小さい俺でも持ちやすく、反動が少ないため。ワルサーP38は相手の弾を鹵獲した時撃てるようにするため、それと俺が好きだから。これを申請したら受理された。マジで武器は適当でいいんだな。

「おい、ボウズ。」

「なんでしょう?」

俺は鬼塚中尉に呼ばれた。

「中隊長に呼ばれた。お前もこい。」

そういって俺は鬼塚中尉に引きずられ、官舎のほうへと連れ去られた。

「イタイイタイ、自分で歩けますから!!」

 そして俺と鬼塚中尉は中隊長の部屋に入った。そこに、角山中佐、辻さん、神城大尉その他数人がいた。

「中隊長、なんでしょうか。」

あ、鬼塚中尉って普通にしゃべれるんだ。

「うん、それはだね、第一小隊には今からロスアラモスに行ってほしいんだ。」

は?

「辻少佐、説明を。」

そして、辻さんは言い出した。

「アメリカ政府の機関ロスアラモス・エリートというものがあります。そこでは人工的に天才を作るという研究をしていたようです。ですが、そこの研究者は!!そこの被験者の子供たちに!!非人道的な行為を行い!!さらには政府を転覆させる計画まで立てる始末!!この希信!!怒りでいっぱいだ!!!」

やべぇ・・・辻さんが真っ赤になってる。

「辻さん落ち着いて、今怒っても何もならないですよ!!」

「そ、そうですね、イブキ少尉。この希信、怒りで周りが見えませんでした。」

俺はこの時、周りの人間の目が光ったことに気が付かなかった。

「そこで、アメリカ軍精鋭部隊がその施設へ攻撃したところ、反撃を受け、壊滅状態になってしまいました。」

ちょっと待って、アメリカの精鋭部隊でも壊滅ってどんな武力持ってるんだよ!?

「そこで、アメリカ軍より精鋭のわが日本軍に!!その施設へ攻撃し!!ロスアラモス・エリートを処理してほしいということだそうです。」

え?マジかよ、なんでアメリカの尻ぬぐいしなきゃならねぇんだ。

「まぁ、なぜアメリカの尻ぬぐいをしなければならないか。そう思うのも無理はない。まぁ、取引としてね.そこのデータは取れた分だけ取っていい。そういう事があったらしい。それに、持ちつ持たれつでね、こういうことはお互い、けっこうやっているんだ。もちろん、これらの情報は軍機だし、この作戦も軍機だからね。」

なんか、嫌なこと知ったなぁ。

「大丈夫!!この希信と神城作戦参謀、そして中隊長殿が一緒についていき!!後方で支持をだしましょう!!!」

 そうして俺は三度目の外国行きも、ドンパチすることになってしまったんだっけ。

 

 そういえば、なんで回想文のようになっているかって?それは・・・

「村田少尉!!聞いているのか!?」

「イブキ少尉!!ちゃんと聞いていますか!!」

「村田少尉、ボーっとしないでほしい!!」

ロスアラモスから30キロ離れた先で、作戦が紛糾しているからさ。あまりにも長いから、今までのことを回想してたんだ・・・。

「そうだ、村田少尉、君は、飛行機による殴り込み、戦車による殴り込み、ジープによる殴り込み、どれがいいかい!?」

まさか、中隊長、参謀長、作戦参謀、全員が真正面からの殴り込み作戦で決定しているからさ・・・。

 早く家に帰って、家族に会いたいよ・・・。

 

 

 

 




辻さんは前回は恩人の息子さん、今は部下と考えてるのでしゃべり方が変わっています。

角山中佐、は某海軍の航空艦隊司令長官がモデル。
神城作戦参謀は某海軍の殴り込み大好きな「神がかった」人がモデル。

鬼塚中尉は「やわ〇か戦車」をモデルにし、隊員の3人はほかの人物も「やわ〇か戦車」ともう一つモデルがあります。
 
 さぁ、結局何で殴り込みに行くのか・・・
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