俺と鬼塚中尉、辻さん、神城さんは中隊長室の前で話していた。
「これ、絶対中尉と辻さん、神城さんが起こした奴の話ですよね。俺言いましたよね、ヤバいことになるって。」
「まぁ、確かにあの時テンション上がりまくっててよ。確かにちょっとやり過ぎたかもな・・・。」
「この希信も、さすがにやり過ぎた・・・。」
「まぁまぁ、でも、鬼塚中尉。流石に君のブログで潜水艦の写真をあげるのはどうかと思いますよ。」
あ、神城さん、ブログのこと中尉に言っちゃった。
「あぁ、さすがにヤバいと思ったので速攻消し・・・神城大尉、俺のブログ見ましたか?」
「うん、みんな知ってると思いますよ。」
その瞬間、鬼塚中尉は茹ダコのように赤くなり、その場でジタバタしていた。
「なんで俺のブログ知ってるんだよ!!!!」
「中尉、あのブログ第1小隊の全員知ってますよ。」
「あのブログ、知らない人はいないと、この希信が保証しよう。」
さらに鬼塚中尉は赤くなった。そこで俺がもうひと押し。
「中尉落ち着いてください。第1小隊は全員黙認してますから。」
「ウガァーーーーーーーーーーー!!!」
あぁ、これが愉悦というものか・・・。
鬼塚中尉が落ち着いたころ、中隊長室から角山中隊長が来た。
「鬼塚中尉は落ち着いたかい?落ち着いたなら早く入ってくれないか?」
その一言で俺たち4人は中隊長室に入った。
角山中隊長は呆れたような顔をして言った。そういえば中隊長が中佐から大佐になっていた。
「「「「中隊長、昇進おめでとうございます」」」」
「あぁ、ありがとう。」
そうして中隊長は机の上で手を組んだ。まるで某使徒と戦うアニメの司令みたいだな。
「君たち、よくもやってくれたね。特に神城大尉、あなた兵部省は普通に入ったけど、総理官邸に本当に殴り込みに行ったそうじゃないか。」
「すいません。だいぶテンションが上がってました。」
神城さん本当に殴り込みに行ったのかよ。流石に辻さんの冗談だと思ってたぞ。
「まぁ、向こうは警備体制が甘いということが分かったから不問にするって言ってたけど。それにほかの部隊も行って結構煽ったそうじゃないか。そのせいで他部隊も不満が爆発寸前。政府もある程度動かないとまずいって認識したみたいだけど。3人もやらかしてくれたね。特に鬼塚君、あの写真はブログに上げちゃまずいよ。」
おい、中隊長まで見てたのかよ。鬼塚中尉また真っ赤になってるし。
「でも、神城君。あの煽りはよくやった。あれは辻君が作ったやつかい?僕も政府の対応には頭に来ていたからね。君たちがもう少し遅くやっていたら自分も一緒に三角諸島に行くところだったよ。」
え?この人も行こうとしてたの!?
「まぁ、でも信賞必罰だからね。君たちには罰を与えなきゃいけないんだけど・・・。村田君以外の3人は1階級昇進と今日から一週間便所掃除ね。」
え?なんで昇進?降格じゃないの?というか俺は例外!?
「なぜここで降格じゃなくて昇進か?って顔だね。本当はロスアラモスの件でみんな一つ昇進だったんだ。そうなると部隊編成とか考え直さなきゃいけないからさせてなかったんだけどね。」
確かに今まで鬼塚中尉が小隊長だったけど大尉になっちゃったら面倒だよな・・・。
「それで今回の三角諸島の件、その罰としてロスアラモスの昇進はなかったことにする。そしてあの潜水艦、実は相当な機密なんだ。君たちがもし今後黙ってくれるのなら、口止め料として1階級昇進という事だ。」
だから1階級昇進なんだ。
「「「了解しました。」」」
三人は納得したようだ。ところで俺は?
「村田少尉は今回無理やりだったんだろう。しかも上司を止めようとしていたそうじゃないか。だから君は2階級特進。」
なんか戦死したみたいだなぁ・・・。
「それに君は飛び級しまくったせいで同期の友人はいないし、同じぐらいの年の友達も少ないだろう?」
いやさすがに友達はいるし!!ボッチじゃないし・・・。
「だから東京武偵高校へ出向を命じる。村田大尉、東京武偵高へ出向し、無事卒業せよ!!」
「ハイ!!」
つい、脊髄反射でハイって言っちゃったけど、東京武偵高へ出向!?
「出向の件は前々からあったんだ。辻君や神城君が心配していてね。三角諸島の件の罰と研修のためって対外的にはなるけど。」
「了解しました。」
平和に生きるために海軍入ったのに・・・。ロスアラモスでドンパチやるわ、上司に連れられて潜水艦でドンパチするわ、挙句の果てに原作であるように常日頃ドンパチやる東京武偵高へ入校か・・・。
「君は1月から1年生として入ってもらう。ちょうど君の友達もいるそうじゃないか、同じ強襲科にしておいたよ。」
「いやいやいや、強襲科って一番危ないところじゃないですか!?」
明日なき学科って言われてるんだぞ!?せめて探偵科のほうが・・・。
「戦闘を学ぶためって名目だから。転科は許さないよ。」
「りょ、了解しました・・・。」
「今日は家に帰り、このことを家族に話すように。」
「あぁ、忘れてたけど、君の二つ名。上層部が君の働きに期待して‘‘
「・・・ハイ。」
この中二病の名前忘れようと思ったのに・・・。
中隊長室から出た後、鬼塚中尉、辻さん、神城さんの喜びようはすごかった。でも皆さん、ドンパチが日常の高校へ行くんですよ?
「ドンパチがなんだ!!いつものことだろう!!」
「いやぁ~めでたい!!この希信!!イブキ大尉の入学祝はどうしよう!!」
「まぁ、ドンパチなんていつも訓練でやっていますよね。大丈夫、ロスアラモスのようなことは起きないはずですよ。」
そうだった・・・。俺いつもドンパチの訓練してるんだった。海軍って何だっけ?
第一小隊のみんなにもこのことを言ったら、おめでとうと言ってくれた。顔には不憫だな、と書いてあったけどさ・・・。
俺は家に帰りこのことを家族に言った。
「ほう!!イブキが学校に!!余もその学校へ行こう!!」
「主殿!!私もついていきます!!」
「イブキ・・・僕も一緒に行きたいと思うのは・・・おかしいかな・・・。」
「うん、大分荒い学校だけど・・・。行きたいならいいんじゃないかな?まぁエルの場合は戸籍改竄しなきゃならないけど。」
まさか行きたいとは・・・。戦闘能力は大丈夫だと思うけど、逆にやり過ぎないか心配だ・・・。
「ほぉ・・・行くがよい。」
珍しく師匠は何も言わない・・・。何か企んでいるのか?
「そうなると、4人は寮生活ですか。寂しくなりますねぇ。っは!通い妻という手が!!」
「うん、ヤメテ。これ以上面倒なのはヤメテ。」
玉藻は本当にやりそうだから怖い。
「ほぉ!!私が教えている学校に行くとは!!これも何かの縁だな!!」
そういえばエジソンはそこの教師してたのか・・・。
「最近あまり殴り合いができなくてなぁ・・・。俺も行こうかな。」
「さすがに学生はベオウルフの相手は無理だぞ。」
「そうか?行けそうだと思ったんだがよ・・・。」
ベオウルフさん、あなたが行ったらみんな死んでしまいます。
ニトがこっちを見て何か言いたそうな顔をしてる。スルーするか。
「まぁ、そういう事で1月から東京武偵高行くから、よろしくね。」
「私をスルーしないでください!!私は天空の神にして、冥界の神。そして、ファラオなのですよ! ・・・(以下省略)」
「まぁまぁ、で、ニトはどうするの?」
あぁ、やっぱりこの子からかうの楽しい。
「あなたの世話をするのは私の役割。今までは付いていけないというので家にいましたが、今度は付いていきましょう。」
あら、そう思ってくれてたんだ。
「でも、来るんだったらファラオとしてのニトだと難しいよ。普通の女の子ニトじゃないと。」
そうするとニトは固まってしまった。その後、何かぶつぶつと言っていたが、無視することにした。
「とりあえず、一緒に学生として行きたい人は俺に報告して。書類と戸籍改竄するから。」
結果、自分入れて5人分の転入書類と2人分の戸籍改竄が必要になった。
「そういえば師匠、ニト、エジソン。英雄王の‘‘王の財宝’’の宝具がないような、いつでもどこでも取り出せる倉庫みたいな魔術ってある?」
「今のところ私はないな、よし!!発明してみせよう!!」
そう言ってエジソンは自分の部屋へ行ってしまった。あぁ、ないならないでよかったんだけど。
「ありますよ。冥界へ行ってもファラオがいつでも物を出せるように、ということで作り出されました。」
「あってもどうする。得物があればどうってことはなかろう。」
あるんですか?俺は今回、名も無きブイとして得物なしで戦ったことを話した。あとダメ押しとしてこの言葉を何度も使った。
「師匠とニトが作ってくれた刀をいつも大切に持っていたいんだ!!」
そのおかげでニト発案、改良師匠の「4次元倉庫」は完成した。ルーンとヒエログリフを俺に刻み、俺はいつでも英雄王のように宝具を出せるようになった。やったね!!(中身は自分で調達)
「毒にやられるとは情けない、イブキ、ちょっとヒュドラを狩って来い。」
「え?師匠?何言ってるのってうわぁああああああああ!!!」
師匠に拉致られ、どっかの山で八岐大蛇みたいなやつと戦わされた。その蛇の血がやけに痛かったけど、気合で乗り切ったのは言うまでもない・・・。
「キンジへ
軍の命令で東京武偵高へ転入することになった。お前と同学年だ。よろしくな。あと俺の家族からも何人か行くから。
追伸、キンジの妹で俺の義妹は家を出てやりたいことをやりに行きました。」
「イブキへ
そうか、よろしくな。
追伸、まだその設定やってたのか。こっち来たら病院紹介するぞ。」
やっぱり、信じてくれないなぁ・・・。
俺は転入希望者4人を引き連れ駐屯地へ向かった。4人は武偵高で必須の銃を買うため。俺は「4次元倉庫」を得たのでこの機会に大口径、長射程、連発性の高い銃が欲しかったからだ。ロスアラモス殴り込み作戦、ミサイル落としの時さすがに三八式だと威力不足、射程不足、連発性が不足していると感じたからだ。
駐屯地へ着くと辻さんが待っていてくれた。あれ?参謀長だよね。暇なの?
「いやぁ、イブキ大尉とご家族が銃を選びに来るというので、この希信、待っていた!!」
「いやぁ、すいません忙しいところに来て。」
「何、最近はゴタゴタがなくて、この希信も暇だからな。どっか煽って騒ぎ起こそうかと・・・。」
おい待て、この危険人物。
「まぁまぁ、軍が暇ってことは平和ってことですし。あと、戸籍改竄の件ありがとうございます。」
変なこと考えさせる前に話し変えないと。
「なぁに、この希信にかかればなんてことない。銃を探してるんだろう、射撃場へこの希信が案内しよう。」
辻さんと俺達5人は射撃場へ向かった。
「さぁ、この中から選ぶといい。ここにある銃は安値にしよう!!。イブキ大尉から欲しい銃は聞いていたからこの希信が厳選したぞ!!」
そういうと、辻さんは奥へ行き、銃を取りに行ってしまった。事前に行くことと、どのような銃が欲しいということは伝えてあった。とりあえず女性でも使える銃と大口径、長射程、連発性の高い銃を選んで欲しいとは言ったけど、辻さんが選んだのか・・・。
「イブキよ!!余は銃はわからぬ。余のため選ぶがよい!!」
「主殿!!これはどうでしょう。」
「うん・・・わからないね・・・。」
「同盟者よ、選ぶのを手伝ってください。」
うん、みんな待ってて、俺の選んだらすぐやるから。あと牛若、そのパンツァーファウストはしまいなさい。どこから選んできたの!?
少しして、辻さんが台座付きの銃を持ってきた。え?
「倉庫に眠っていたが、信頼性はこの希信が保証しよう。九六式二十五粍機銃だ!!」
「待ってください、それ200キロくらいありましたよね!?そんなの持てませんよ!?それに在庫処分でしょ絶対!?」
「正確には250キロだ。この希信に言ったじゃないか。重さは問わない、大口径、長射程、連発性の高い銃、さらに信頼性もあるといい。まさにこれのことじゃないか!!」
倉庫に眠っているって言ってたし、それに重さは問わないって言ったけど、そこまで重いのはふつう考えないぞ!?
「いやいや、そんな重いの持てませんって!!」
「大丈夫、気合で持てる。この希信が保証しよう!!」
悲しいかな、魔力を筋肉に振ったら軽々持てた(泣)
そして、自分の銃はあっさり決まり、4人の銃の選択に移った。牛若とネロ、エルは直感で選んだものを自分のにしたようだ。牛若はモーゼル・ミリタリー 9mm、エルはS&W M500を選んだ。ネロはさんざん迷った結果、二十六年式拳銃にした。待って、三人とも個性ありすぎない!?それに結構古い銃ばっか置いてあるけど、もしかして在庫整理も兼ねてやってるの!?だから伝えた時だいぶ安値にするって言ってたのか。まぁ、古いけど、丁寧に整備されているのは一目でわかる。それに英霊だし、拳銃なんてそんな使わないだろう。いいや。
「ニトはどうしようか。」
「これとかどうでしょう?」
そうしてニトはルガーP08を出した。懐かしいなぁ。
「自分がいいって思った物を持つのでいいと思うよ。どうせほとんど使わないだろうしね。」
みんなの銃は決まった。
1月、俺たちは東京武偵高へ転入した。
この時代のヒュドラは伝説のヒュドラより毒素はだいぶ退化しています。
緋弾のアリアで機関銃や対物狙撃銃がOKなら対空機関銃もきっと行けるはず!最悪辻さんがゴリ押す!!そう思っての選択です。
サーヴァントの銃?自分の好みからチョイス。文句はありますか?
3月18,19,20日は祖母の家に行くことになったので更新は難しいです。プロットは考えておきます。