「で、アリアは何言おうとしてたんだ?」
普段2人しかいないのに7人で一緒に飯を食うとはなぁと思いつつ、さっき何か言おうとしていた事を聞いた。
「あんたたち!あたしのドレイになr・・・・
「その首、落とすか・・・。」
「さあ、どこを切り落とそうか。」
「ほほぅ・・・火事場の臭いがするぞ。出撃だイブキ。派手に暴れるとしよう。」
「キンちゃんを・・・。」
牛若、エル、ネロ、白雪がそう言って得物を持った。あの、殺気がダダ漏れなんですけど・・・。ニトと師匠は何が言いたいのか分かったのか、ため息をついた。
「間違えました。強襲科であたしのパーティーに入りなさい。そこで一緒に武偵活動をするの」
それを聞いた途端、キンジは反論をした。
「何言ってるんだ。俺は強襲科がイヤで転科したんだぞ。それにこの学校からも、一般高に転校しようと思ってる。武偵自体辞めるつもりなんだよ。それを戻れなんてムリだ。」
「あたしには嫌いな言葉が3つあるわ。」
「「人の話聞けよ。」」
急に話し変えるなよ・・・。
「‘‘ムリ’’‘‘疲れた’’‘‘面倒臭い’’人間の持つ可能性を押しとどめる良くない言葉。あたしの前では二度と言わないこと。いいわね?」
「それは違うぞ。‘‘ムリ’’だから可能な作戦を作る。‘‘疲れた’’から疲れない方法を考える。‘‘面倒臭い’’から合理的な方法を考える。そんなものとらえ方次第だろ?」
俺がそう言ったらアリアがこっちを睨んできた。おかしいな?
「そうね、キンジとイブキのポジションはフロントがいいわね。」
ですよねー。流石に岩下さんやレキのような狙撃は無理だしなぁ・・・。俺は突撃兵だし・・・。
「よくない、そもそもなんで俺なんだ。」
まぁ、負傷率が高いとこにキンジは行きたくないよな。
「太陽は何で昇る?月はなぜ輝く?」
アリア、さすがに話し飛びすぎ。
「キンジは質問ばっかりの子供みたい。仮にも武偵なら自分で推理して見せなさいよ。」
面倒な子になったな・・・。昔は・・・昔もだいぶ我が強かったな、うん。
「とにかく帰ってくれ。俺は一人でいたいんだ。帰れよ」
流石にキンジは面倒だと思ったのだろう。
「そのうちね。」
「そのうちっていつだよ。」
「キンジとイブキが強襲科であたしのパーティーに入るって言うまで」
「でももう夜だぞ。」
まさか、トランク持ってきたってことは・・・。
「何が何でも入ってもらうわ。あたしには時間が無いの。うんと言わないなら泊まr・・・」
「言わないならなんだァ、泊まるとでもいうのか?アリア、飯の前にもさんざんやったが、今もするつもりか?べれんめぇ。」
流石に、泊まるとかふざけてるのか?入ってほしいなら、せめて下手に出ろよ。
「それにな、俺はすでにネロや牛若、エルにニトと組んでいる。一時的ならまだしも、永続的には俺は無理だ。」
俺はキンジのほうへ向いた。
「キンジ、お前も多少は折れてくれ。女子供が一人で男二人の部屋に泊まるって言ったんだ。よっぽどの度胸と事情があるみたいだ。こいつの度胸に免じて組んだらどうだ。一回二回程度なら別に問題ないんじゃないか?」
ここにアリアが泊まるとなると、サーヴァントたちが何しでかすか分からないから・・・。
何とか二人は納得し、みんな帰っていった。
「まぁ、キンジ。こうしなかったら、もっと面倒なことになっていたのはわかるだろ?諦めなって。人生諦めが肝心だぞ。」
「わかってる・・・。」
俺は次の日の放課後、装備科の平賀文さんのところに行っていた。
「おーい、平賀さーん注文の品終わった?」
「おーイブキ君、終わってるのだ。」
俺は平賀さんに、25ミリ機銃を二脚で撃てるように改造してもらったのと、特別なスタングレネードを作ってもらった。流石に25ミリ機銃を台座で撃つのは面倒だからな。ほう、25ミリはいい出来じゃないか。スタングレネードは使わなきゃわからないか。
「ちゃんと、故障しないか?故障なんてしたら死ぬからさ。」
時々甘いから怖いんだよなぁ。
「大丈夫なのだ!それにしても、そんな大きい銃何に使うのだ?」
普通はそう思うよね。
「昔、大口径、長射程、連発性の高い銃がないときついってことがあってね。これが料金の40万。自分でも数えたけど一応確認しといて。」
そう言って俺は封筒に入った40万を渡した。銀行に振り込みってあんまり好きじゃないんだよなぁ。なんか数字の移動みたいで、これだけの分の金を俺は出したって実感が湧きづらいんだよなぁ。
「イブキ君はお金に正確だから信用してるのだ。スタングレネードはレバーを抜いて3秒後に爆発するのだ。」
「ありがとうね。」
そうして俺は25ミリ機銃を背負い、スタングレネードの入った箱を持って部屋に帰った。
そして夕方になるちょっと前ぐらいの時間、俺は理子と会っていた。アリアのことと、キンジのことだ。原作で何があったのかはある程度は覚えているけど、その知識は参考程度にしかならないから調べてもらう必要があった。流石にメガネさん頼るわけにもいかないし。
「イブイブー!!」
「・・・そのイブイブは止めてくれないか。」
俺は理子にイブイブなんて呼ばれている。なんで、こんな呼び名になったんだろう。
「報酬のギャルゲーは持ってきたから。2とか3とかはいらないんだっけ?買ってきてないぞ。」
「2や3は蔑称、嫌な言葉。」
「そうかなぁ。俺としては第1作だけとか足りないと思うんだけどなぁ。」
だって、ラノベの第1巻だけ買って、2,3,4,とか出てるのに買わないとか普通はしないと思うんだけど・・・。いや・・・、確か理子って何とかの2世3世4世だったんだっけ?覚えてないや。
「いつもの通り、紙にしてくれたか?メールで貰っても結局印刷するから面倒なんだよなぁ。」
紙だといつでも見れるし、消去も簡単だし重宝するんだよな。環境?電気とタブレット分考えたら、紙のほうが環境に良くないか?
「あい!!そういえばイブイブ、機関砲を背負ってたって聞いたけどよくそんなの持てるね。理子びっくりだよ!!」
やっぱおかしいって思うよね・・・。よく辻さんあんなのチョイスしたな。
「大分軽量化しているからな(嘘)。情報ありがとね。」
「バイビー。」
次の日、学校に着き車から出ようとした瞬間、携帯が鳴った。アリアからだ。
「なんだ?朝っぱらから。事件でも起きたか?」
「そうよ、C装備して女子寮の屋上に来なさい!!すぐに!!」
「ハイハイ・・・」
C装備はしていないが、俺は車を急発進させ女子寮へ行った。
俺が女子寮に到着したとき、アリア、キンジ、レキが作戦会議中だった。
「これだと俺は必要ないかな。じゃぁ学校に戻るわ。」
「あんたも来なさい!!」
そうして俺は強制的にこのパーティーに入れさせられた。
なんでもバスジャックが起こったらしい。バスに爆弾をつけられ、ある程度スピード出してないと爆発だそうだ。
「レキも大変だな。朝っぱらからこんな事件に会うなんて。」
「いえ、大変ではありません。」
「そうか。」
話し続かないな・・・。
「今日の風の音はどこのだ?」
「故郷のです。」
「そうか・・・。」
続かねぇ・・・。
「あんたたち!話してないでさっさと乗りなさい!!」
そういって俺とレキにヘリに乗るよう催促してきた。ヘリか・・・嫌な思い出ばっかりだなぁ。
「ハイハイ・・・。」
「見えました。」
レキがバスを発見したらしい。俺もあそこらへんかな?程度だけど、この距離はっきりと分かるのはすごいな。
「よく見えるな、視力どんくらいだい?」
俺が聞くと
「両目ともに6.0です。」
・・・はい?
「なんかの薬とかやってないよな。」
「やってません。」
やってるとしか思えないよ。
バスがある程度見えてきた。
「おい、ヘリを最高速に上げてくれ。そろそろ降下する。」
俺がそう言うと
「何言ってるのよ!!バスはまだ遠いし、それにあんたC装備つけてないじゃない!!」
「いやいや、これが俺の戦闘服だぞ。」
下手に装備つけても動きづらいだけだしね。制服のままだ。
「いやいや、イブキ。お前パラシュート持ってないだろ!?」
「何言ってんだキンジ?‘‘パラシュートはただの飾り’’だぞ?中学の頃、体育で習ってないのか?」
「「習わねぇよ!!(習わないわよ!!)」」
おかしいなぁ。俺、お前たちが中学ぐらいの時に訓練で習ったんだけど・・・。
「お?そろそろ降下か、んじゃ行ってくるわ。」
そう言って俺は飛び降りた。
「ほんとに降りて行ったわね・・・。」
「気をつけの姿勢のまま飛び降りて、そのままの体勢でバスの天井に着地ってどういうことだよ・・・。」
俺はバスの中の生徒に窓を開けてもらい、中に入った。
「よぉ武藤。まさか教室じゃなくてバスで会うとはな。放課後暇か?車の改造してほしくてな。」
「今はそれどころじゃねぇだろ!!」
「場を和ませようと思ったのに・・・。車の件は本当だぞ。で、かわいそうな子は?」
「あの子だ。」
メガネをかけた中等部であろう子が震えながら携帯を持っていた。
「む、村田先輩!!ど、どうすれば・・・。」
完全に慌ててるな。すると、その子の持ってる携帯から
「速度を落とすと、爆発しやがります。」
面倒なことになったな。そう思った時、バスの天井からドン、ドンと音がした。
「お二人さん、遅いぞ。」
「パラシュート無しで降下するイブキがおかしいから!!」
「‘‘パラシュートはただの飾り’’なのにそんなの付けてるから遅いんだよ。」
「パラシュートつけるほうが普通なの!!」
なぜかバスにいるみんなが驚いた表情で俺を見るんだが・・・。
その後、キンジとアリアが色々と話していた。何でもバスの裏に電車も吹き飛ぶくらいの爆弾をつけられたらしい。それを聞いた瞬間、バスに車が近づいてきた。その車にはUZIがついて銃口はこっち側にって・・・ヤバい!!
「伏せろ!!!」
ダダダダダダダダダ
そのUZIが発砲しだした。4,5発貰ったし・・・。って運転手が血まみれになってる!?
「武藤!!運転代われ!!俺の上着貸すから速度落とすな!!」
そういって俺は武藤に上着を投げ渡し、その車のタイヤに銃を撃った。
バンバン
タイヤが破裂しその車はガードレールに激突した。
「俺はほかの車の迎撃をする!!」
そういって、バスの天井の部分に戻ると、バスの後ろにガトリング銃を積んだ車が5台いた。
「うん、ちょっと待ってくれない?」
俺を狙って、5台が一斉に火を噴きだした。
「ウソだろ!?」
機関砲を背負うって普通はおかしいですものね。聖杯の魔力を筋力強化に使ってるからできるんだけれど。
次回でエアジャック終わるかな?