土方ピックアップ?婦長とブラドいるからいらんです
「おらぁああ!!」
ギャリギャリギャリ
ジャンヌと切りあいをしているが剣の腕は師匠ほどではない。それに氷という面倒な能力もあるが、気合で氷を割れるから言うほど面倒ではない。ただ氷漬けされて何も感じなくなってきたのが怖いんだけど・・・。さて、もう終わりにするか。
「らぁ!!」
俺は刀に魔力を一杯に込めた。刀は異様なほど紅に染まり、俺はそのままジャンヌの西洋剣を文字通り切った。
ガラガラ・・・
ジャンヌの剣は二つに切れてしまった。ジャンヌはその事実に呆然とした。
「・・・・・・・!?」
彼女の中では最大の「誤算」だろう。彼女はサファイアの瞳を大きく見開き、立ち尽くしてしまった。だが、その隙を見逃すほど俺は甘くねぇ!!
「これで終わりだ!!ジャンヌ!!」
俺はそう言って「4次元倉庫」から25ミリ機銃と平賀さん特製25ミリ機銃用ゴム弾の入った弾倉を出した。
「ちょっと待て!!武偵法9条を知らないのか!!」
「てやんでぇ!!これなら逃げらんねぇだろ!!それに俺は軍人だ!!」
ガチャ、ガチャッコン
イ・ウー戦だと、ブラドの耐久に手こずって、理子にも逃げられた。今度こそは確実に仕留める!!こいつなら何とかなるはず!!
「待て!!私が悪かった!!」
「イピカイエー・マザーファッカー!!」
ダンダンダンダンダンダンダンダン
撃たれたジャンヌは数メートルほどぶっ飛んだ。弾倉の半分ほど撃ち、いったん射撃を止めると、ジャンヌは動かなくなっていた。
「午後4時24分!!未成年誘拐の疑いと殺人未遂で現行犯逮捕だァ!!」
俺は動かなくなったジャンヌのもとに向かい手錠をかけようとしたら・・・。あれ?息してない?え?念のため脈を計ると脈がない!?え?ブラドほどではないにせよ、それに近い耐久あると思ってたんだけど・・・。理子だって戦闘して上空6~7000メートル程度から飛び降りた後、海を10キロほど泳いだくらいタフなのに!!
「ちょっと待て!!死ぬんじゃねぇ!!!」
「イブキ、助けに来たわよ!!って、あれ?」
「なんだイブキ、もう倒しちゃったのか?」
アリアと白馬モードのキンジが来たけど、そんなことより蘇生だ!!俺はジャンヌの甲冑を剥ぎ、上半身の服を破いた。
「ちょっと!!アンタ何やってんのよ!!」
アリアが騒いだけど、気にしない。俺は人工呼吸と心臓マッサージを開始した。
結果、何とか息を吹き返したようだ。
「う、うう・・・。ん?ムー!!!!」
「よかった・・・。何とかなった・・・。」
なんかジャンヌは真っ赤になっているが気にしない。俺はそのままジャンヌに手錠をかけた。廻りを見回してみたら、キンジと白雪がなんか二人の空間ができてるし、アリアは顔真っ赤だし。
「アンタ!!いきなり何してんのよ!!」
「いやぁ、今までイ・ウーと戦ってきて、大分タフな奴ばっかりだったから。それで確実に仕留めようとして25ミリ撃っちゃったらジャンヌが死ぬ寸前で。」
「バカなの!?そんな大口径撃ったら普通は死ぬわよ!!というかジャンヌって誰よ!!」
あぁ、そういえば「魔剣」の名前は知らなかったっけ?
「あぁ、‘‘魔剣’’の名前がジャンヌ・ダルク30世だそうで。本人曰く、聖処女は何とか火刑から逃れて、子を成したんだと。」
「そうなの。まぁいいわ。あんた!!あたしは神崎・ホームズ・アリア!!ママに着せた冤罪、107年分はあんたの罪よ!!あんたが償うのよ!!」
アリアはそう言ってビシッとジャンヌに指をさした。当のジャンヌは
「わ・・・私にキスをするとは・・・貴様!!私の初めてだったんだぞ!!責任を取れ!!」
「人工呼吸だから!!死ぬ寸前だったんだからね!?原因俺だけど!!ノーカンだから!!ほらよく言うだろ、犬にかまれたと思えって!!」
そんな混沌とした状態に。
「主殿!!リサ殿を守り通しました!!撫でてください!!」
「イブキ様!!無事でよかったです!!」
牛若とリサが合流し、さらに混沌と・・・。はぁ、まず最初に解決しなきゃいけないことは・・・
「とりあえず、肌の感覚がないから病院行ってもいいですか?」
ジャンヌの氷のせいで肌の感覚がないから早く病院に行きたい。
ジャンヌをほかの人たちに任せ、俺は牛若とリサの頭をなでながら病院へ行った。診察の結果、俺は軽い凍傷になっていた。矢常呂先生は一日入院したら帰っていいと判断。神棚作って拝んだせいか、いつもより怪我の度合いが小さい。これは白雪のアドバイスのおかげか?いつかお礼しないといけないな。
地下倉庫が海水に浸ってしまった関係で、業者が弾薬置き場(仮)に置き、弾薬置き場(仮)から会場へ動かす仕事を地下倉庫係が担当することになった。・・・要は、係りの仕事の量がさらに増えた。流石に女の子一人でその仕事はかわいそうということで、俺は病院を抜け出し弾薬運びの手伝いに行った。なんか火野ライカの友人も手伝っていたから俺いらなかったかな・・・。
アドアシアードが終わった。
「I'd like to thank the person...」
不知火のボーカル、キンジのギター、そして罪袋&全身包帯姿の俺による踊りによって閉会式のアル=カタが始まった。誰だか知らないけど某同人音楽サークルの「帝都行動的自宅警備員共」の真似をして罪袋やろうぜ!!って言ったやつのせいで、俺がその役を急遽やることになった。
「Who shoot the flash...」
ねぇ・・・、みんな普通に受け入れているけど、俺怪我人なんだよ。まだ入院していなきゃいけないんだけど、蘭豹先生にM500構えられて「やれ。」って言われたら、さすがに断れないよなぁ・・・。あぁ・・・天国のお父様、お母様、今日もいい天気です。
「who flash the shot like the bangbabangbabang'a?」
曲が急にアップテンポに変わると、左右からポンポンを持ったチアリーダーの女の子達が舞台に上がってきた。やっぱり思うんだ。この子たちいるんだから俺いらないよね?
「で、でもやっぱりこんなの・・・。」
舞台の袖でもじもじしている白雪を発見。まぁ、いきなりチアリーダーやるのは誰でも恥ずかしいよな。
「白雪様。大丈夫です。似合っていますよ!!」
「あーもう!!ここまで来て何言ってるの!!ほら出る!!」
リサの応援と、アリアの蹴るような仕草によって白雪は舞台の中央に出てきた。白雪はセンターだ。白雪の隣にはアリアとリサがいる。運動神経がいいアリア、フォローのうまいリサ、みんなからの期待が厚い白雪・・・あれ、最高のチアリーディングじゃね?
「Each time we're in frooooooont of enemies!! We never hide'n sneak away!!」
俺はそんな華を見ながら必死に
俺は案の定、衛生学部の面々に連行され、病院のベッドに縛り付けられることになった。おかしい、俺は自分の意思じゃなくて脅されてショウガナク舞台に立ったのに、俺が勝手に病院から抜け出したことになっている・・・。なんでだ・・・。
俺は退院し寮の部屋に帰る途中、知らない電話番号から電話があった。俺は不審に思いつつ出ると・・・
「もしもし?」
「イブキ?あんた、どこにいんの?」
アリアだった。それにおかしいな、俺は今日退院するって伝えておいたはずなんだが。
「どうだっていいだろ。それよりもこの前のももまん代早く払えよ。」
「後でちゃんと払うわよ。それと、すぐに来なさい。女子寮、1101号室にいるわ。」
もちろん、俺はアリアにももまんを奢ったり、代わりに払ってはいない。ますます怪しい・・・。
「なんで女子寮に行かなきゃならねーんだよ。」
「うるさい!!あたしが来ると言ったらすぐ来る!!来ないと風穴!!」
怪しさ満載だけど・・・行くか。
警戒度MAXで1101号室に向かうと、その部屋の鍵は開いていた。
「来たぞ、何の用だ。」
「遅い!!でも許してあげる。」
セーラー服のアリアが洗面所から出てきた。アリアが許すだと?ありえなくないが、今までの言動からするとそう簡単に許さないと思うだが・・・
「こっちにきなさい。」
そう言われ、リビングに入ると、そこには足の踏み場がないほど様々な衣装がある。そういえば、アリアの胸が若干膨らんでいる。おかしい・・・あの空港の件のころから、ほとんど成長しないはずだ。それにこの大量の服・・・。もしや・・・。
「ところで・・・よくも逃げやがったな。俺が瀕死の重傷を負ってまで捕まえたのに、パァになりやがった。」
「はぁ?何のこと?」
「お前は俺に捕まりに来たわけじゃねぇんだろ?だとすればなぜノコノコと現れた。・・・いや、司法取引か?」
「・・・・・・」
「俺を殺そうとしたのは、まぁ・・・お前の作戦のために止む無し、同情の余地ありだけど・・・俺の問いに銃をもって答えた。それをしたのにも関わらず、俺の前に現れるたぁ、どういう事だ。なぁ、理子?」
言った瞬間、アリアは苦笑した。
「やっぱり、イブキにはバレたか。」
そう言って、特殊メイクであろうマスクをベリベリと剥がし、カツラを取ると・・・そこには理子が現れた。
「お前、胸あるのにアリアの変装とかだいぶ無理あるだろ。」
「イブイブ!!それはセクハラだよ!!」
「で、敵対した奴の前に現れる理由って言うのはなんだ?」
俺がそういうと理子は悲しいそうな顔を一瞬した後、ポーカーフェイスに戻った。
「イブキ、お前がいるといつも計画が破綻する。だから私の計画に関わるな。」
「俺って疫病神かなんかだと思ってねぇか?」
「ナカジマプラザ、ジョン・F・ケネディ国際空港、ANA600便、学園島地下倉庫・・・これら全て、お前がいたせいで計画が破綻している。」
・・・おかしいな、説得力がある。
「オイオイ、前二つはマクレーのおっさんのせいだって可能性もあるだろうが。残り二つは否定できないけどよ。」
「私はブラドから奪われたお母様の形見を取り返す!!そして、ホームズに勝つ!!その邪魔をするな!!」
・・・まだ勝つことに執着しているのか。
「ブラドをまだ恐れているのか?おm・・・」
「うるさい!!終わりだ!!」
そう言って理子は部屋を出ようした。
「待て!!俺も一つだけ用がある!!」
俺は理子を引き留めた。そして理子がこっちを向いた瞬間。
ガツン!!
「ッ~~~~!!!イブイブ!!何するの!?」
俺は理子の頭を殴り、理子は頭を押さえ転がっていた。
「これで銃の件はチャラだ。気にするんじゃないぞ。変に遠慮されたらこっちがまいっちまう。」
そう言って俺は理子を立たせた。
「これで終わり。もう、理子に同情もしない。友人としてなんかあったら呼んでくれ。」
俺は理子の頭を一撫でした。
「なぁに、友人がなんか困ってたら助けに行ってやっから、その計画とやらをやって来い。じゃぁな。」
俺はそう言って女子寮の1101号室を出ていった。
「友人と思われてなかったら、大分恥かいたよな俺・・・。」
俺は自分の部屋の寮に戻ると、玄関に大量の靴がある。あれ?この部屋って、俺とキンジだけだよな。
「ただいま」
俺がそう言ってリビングに入ると
「あ、イブキ様。おかえりなさいませ。」
「イブキ君おかえりなさい。」
リサと白雪が夕飯を作ってた。
「イブキよ。戻ったか。」
「おかえりなさい。イブキ。」
「主殿!!おかえりなさいませ!!」
「帰ってきましたか。お帰りなさい。」
テレビを見ていたであろうネロと牛若、ニト。観葉植物やベランダにある植物の世話をしていたであろうエル。おかしいな、やけに順応してる・・・。
「イブキ様!!退院祝いで御馳走を作りますからね!!」
リサは張り切っているけど・・・。あれ?君たち、ボディーガードの仕事中は許可したけど、終わった後も家にいていいって言ってないよ。
「「ただいま」」
キンジとアリアが帰ってきたようだ。
「おい、キンジ!!なんでまだいるんだ!?」
これだけでわかったのだろう。キンジは疲れていそうな顔を上げて
「言っても出ていかなくてな・・・。」
「納得したわ。っていう事は、俺、ベッドじゃなくてハンモックで寝ろと?」
「そういう事になるわね。」
・・・マジか。あれで寝ると腰が痛くなるんですけど。っていうか原因の一人、何偉そうに言いやがる。
「俺もソファーで寝てるんだ。諦めてくれ。」
布団・・・買おうかな・・・。
「イブキ様。夕食ができました。」
「ありがとう、リサ。」
俺は今日もハンモックで寝るであろうことを忘れるために、リサの手料理をヤケ食いした。
イ・ウーでの戦いでブラドの異常な耐久、理子の体力から考えるに、ジャンヌもタフだろうと思って25ミリを撃ったという事です。
理子は自分の計画の詳細は言っていない・・・。なので偶々、あってもしょうがないよね!!