少年士官と緋弾のアリア   作:関東の酒飲

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葬式などの都合があり、遅くなりました。

アルガダの女のピックアップガチャ。2万費やしましたがキャスターは出ず・・・バーサーカーが3枚・・・もう一万費やすか?


金を貸すのもほどほどに・・・

アレクサンドを去った俺たちはピラミディオンに来ていた。ピラミディオンはアクア・エデンの中にあるホテル&カジノで、アクア・エデンでも屈指の大きさを誇る。形は大きなピラミッド状になっている。設計者曰く、「日本に漂着したピラミッド状の物体」をイメージしているそうな。

 さて、自動扉を開けて中に入るとクーラーが効いているエントランスホールに出た。うん、客が俺から遠ざかってゆく・・・。ここから、カジノホールへ向かう。

「両替を頼みたい。今日は青いカナリヤが窓から入ってきたんだ。きっと、ツイてる。」

キンジが先に両替をし、中に入って行った。俺が先に行くと面倒になりそうだからな。

「両替を頼む。」

そう言って俺が200万を出したところ、受付のお姉さんが涙目になった。そこまで怖いか?

 

 

カジノホールに入ると海とつながっているプールが周りを囲っているある。これはバニーガールのお姉さんが水上バイクで移動するためのものだ。

「ドリンクいかがですかー。」

「カクテル、ウイスキー、コーヒー全て無料でお配りしてまーす。」

「ご注文の方は近くのウエイトレスをお呼びくださーい。」

・・・・・・俺はいま任務中。酒を飲むなんてことはない!!

 

 

 

 

 

「ウエイトレスさーん。ウイスキーくださーい。」

知ってる?江戸時代は朝昼夜普通に飲んでたらしいぜ。

「はぁ・・・。イブキ!!仕事中に酒をたしなむとはどういうことですか!!」

そう言って俺の後ろにバニーガール姿のニトがいた。あれ?やけに似合ってるね。

「い、いやぁ~。」

「だいたい、イブキは同盟者としての自覚があるのですか!!・・・」

やくざの前にバニーガールがズカズカと出てきて説教を始めてというので周りのお客さんが集まってきている。

「まったく。飲むのならこれにしなさい。」

そう言ってニトはビールを俺に差し出した。え?ビールって酒でしょ?

「ビールであれば問題ないです。パンとビールを弁当にしていたのをよく目にしていました。」

それは古代エジプトであって、日本じゃないと思うんですけど。まぁ、いいや。いただきます。

「どうもすいませんでした。ありがたくいただきます。」

「えぇ、そうしてください。」

そう言ってニトは去っていった。あのニトクリス陛下、当時ビールは冷やさなかったって言うのは知っていますが、今は冷やしたビールが一般的・・・冷えたビールを下賜してくれると嬉しかったなぁって・・・。

 

 

 

 さて、俺はビールを飲みほした後、特等ルーレット・フロアに行った。特等フロアでは掛け金の最低額が100万という膨大な金額であり、特別会員パスが無いと見物だけでも金がとられる。・・・まぁ、特別会員パス持ってるんだけどね。で、中に入るとそこには大きなルーレット台につく、金ボタンのチョッキを着たレキがいた。うん、周りに人もいないしやりやすいな。

「やぁ、ではやってもらっていいかい?あぁ、もう投げちゃっていいよ。」

レキはコクリと頷き、球を投げた。

 さて、ルーレットはディーラーが「ノー モア ベット」(NO MORE BET)と言ってレイアウトの上に手をかざしたらその時点でベット(台にチップを置くこと)は終了だ。なので玉が回っている間も「ノー モア ベット」(NO MORE BET)と言わなければ、ベットは続けて大丈夫なのだ。ついでに俺が最も得意なのがこのルーレットだ。師匠達との訓練のせいで目と状況把握が良くなったため、落ちるところをけっこうな確率で当てることができるようになった(8割程度)。今回、レキのボールはあまりにも素直な回転のおかげで予想がしやすい。これは・・・・・・行ける!!

 俺は25番に全額(200万)を置いた。

「NO MORE BET」

レキがそう言ってテーブルをなでるような仕草をした。やけに発音良いな。

カツン、カツ、カツ

玉が25番に入って行った。

「赤25.プレイヤーの勝ちです。」

・・・やっべ調子乗り過ぎた。配当は200万×36=7200万。当初の目標の5000万と元金の200万差し引いても2000万はある・・・。よし、遊ぶ金もできたし、エリナのとこで遊ぶか。

「レキ、なんかあったら知らせろよ。」

「はい。」

そう言って俺はレキにチップを渡し、特等ルーレット・フロアを出ていった。

 

 

 さて、カジノでは会員パスに一時的にチップを預けておくことは可能だ(簡単に言うとSuicaのようなものか)。盗難などを防ぐためでもある。なので俺は稼いだチップを両替機のような機械で会員パスに入金(?)をしようとしたところ・・・。

「クッソー!!また負けた!!」

「まぁまぁ。両さん、今日はついてなかっただけさ。」

聞きなれた声が聞こえる。俺はその声が聞こえたところへ行くと、そこには両川さんと山本さんがポーカーをしていた。

 両川さんは亀有にある交番の警察官で鬼塚少佐の友人の一人だ。この人、かなりの不良警官で、パトロール中にギャンブルは当たり前、副業をして本職(警察官)の給料より多い金額を稼いでいたりする。そのため、給料は一般の人よりだいぶ多いが、それ以上の借金をしているためにトータルマイナスという・・・。そんな問題児ではあるが、人望があったり、肉体は某G以上の生命力があったりと、さすが鬼塚少佐の友人だなぁと思う。今も制服を着てきているということは仕事をサボっているのだろう。

 山本さんは博打仲間だ。よくアクア・エデンで博打をしているため、部隊のみんなと仲良くなった(その時メガネさんが大分慌てていたがなぜだろう)。歩き方がどうも訓練をした歩き方なので一般の民間人には見えない(軍人、警察、武偵などの訓練を受けたのか?)。時々、部下であろう人たちに捕まって強制的に仕事場へ連れていかれることもよくある。

 簡単に言うと、二人とも博打仲間だ。

「両川さん山本さんお久しぶりです。両川さんまた負けたの?」

「お?村田じゃねぇか、久しぶりだな。何だってそんな恰好してるんだ?ところで村田、ちょっと金貸してくれないか?」

副業で結構稼いでるくせにギャンブルとおもちゃ、借金で給料がすぐ無くなるのが両川さんの悪いところだ。

「やぁ、村田君。最近は見なかったけど何かあったのかい。」

そして山本さんは逆にギャンブルはめっぽう強く、トータルでマイナスになることがほとんどない。本人曰く、稼ぎ過ぎてモナコのカジノのブラックリストに入れられてしまったそうだ。今日も見る限りだいぶ儲かってるな。

「いやぁ、最近武偵に出向になっちゃいまして。任務の関係でこんな格好してるんですよ。まぁ・・・出向の後も事件だ怪我だで・・・。山本さん葬式に来てますから知ってますよね。」

「葬式ぃ~?」

「あぁ、村田君は一回死んだんだよ。」

・・・まぁ、そうなるけどさ。その言い方は誤解を招くぞ。

「村田が死んだぁ!?じゃあ、ここにいるのは幽霊とでもいうのか!?」

そう言って両川さんは俺に指をさした。

「両川さん、俺医者の誤診で一回死んだことになっちゃったんですよ。」

俺がそう言うと両川さんはくっついている眉をひそめた。

「そいつぁ災難だったな。」

「まったくですよ。起きたら坊さんがお経あげてるんですよ。あと少し起きるの遅かったら燃やされてましたね。」

両川さんが引いた。

「ほんと、村田君が復活したときは驚いたねぇ。」

「ほんと、起きたらお経読まれてるんですよ。何て不謹慎なって思いましたね。」

「そうだ村田。ちょっと金貸してくれねぇか?10倍にして返すからよ。」

両さんが俺に両手を出した。

「両川さんまたスッたの?両川さんに貸したお金まだ返してもらってないんだけど。」

聞いた話だと両川さんのボーナスを巡って、ツケがたまってる商店街の人たちや借金取りと戦争してるとか聞いたけど・・・。でもまぁ、色々世話になってるしな。

「はぁ・・・両川さん、偶然さっきルーレットで大当たりしたんで財布に余裕がありましてね。ちゃんと返してくださいよ。」

俺はそう言って百万のチップを両川さんに渡した。

「さっすが村田!!ありがとよ!!。」

「村田君、いいのかい?そんな大金。」

山本さんが心配した。

「百万なら・・・って思うくらい大当たりしたんで大丈夫ですよ。」

「山本!!早く席に着けよ!!村田も入るか!?」

両川さん・・・金が手に入ったらすごく元気になるな・・・。

「いや・・・久しぶりに来たんでエリナのところでやろうかと。それに鈍ってるのに山本さんと勝負はきついですよ。」

俺がそう言うと、二人は「あ~・・・」とでも言いそうな顔をした。

「村田・・・お前あいつにゾッコンだしな。」

「村田君、彼女と何時くっつくんだい?」

二人とも何を言ってるんだ?

「エリナとは友人の関係ですが?」

そう言うと二人は「はぁ~」と大きなため息をついた。

「村田君はまだ若いからね。」

「そうだな。やるか。」

そう言って二人は台に座った。・・・気にしないでエリナのところへ行くか。

 

 

 

 

「おー?おー!イブキー!」

台に行くとバニーガールとディーラーの服を足して2で割ったような服を着た銀髪の少女・・・エリナが驚いた。

「久しぶり!!最近会わなかったから心配してたよ!!」

「いやぁ、最近あまりに忙しくて。武偵に出向になっててね。ほんと、任務地と病院に行ったり来たりで・・・。」

「病院!?イブキ怪我したの!?」

「ちょ、触るなって!!」

エリナは俺の体をベタベタと障りだした。

「そこまで大きな怪我はしてないから。」

「よかった~。」

そう言ってエリナは体を触るのをやめた。

「それじゃイブキ、どうしよっか?エリナが相手してあげるから、お金かけなくてもいいよ?」

「イヤイヤ、ちゃんと売り上げに貢献するから。」

俺はそう言ってチップを出した。

「お~、イブキ。今日は大分持ってきたね~。」

「さっきルーレットで大当りしたからね。」

そう言うとエリナが頬を膨らました。

「む~、イブキ。エリナに挨拶する前にほかの子と遊んでたんだ~。あの新人の子かわいいもんね~。」

・・・なぜ妬く。

「今日これたのは任務があったからこれたんだ。それに支出が最近バカでかくて。そのせいでまず必要資金をルーレットで稼ぐ必要があったんだ。」

そう言ってもエリナは不貞腐れたまんまだ。

「・・・今度からエリナのところへ先に行きます。」

「・・・いいよ。許してあげる。」

そう言うとエリナはにっこりと笑った。

「ではエリナ。よろしくね。」

「うん、任せて!!」

俺は椅子に座った。

 

「こうして勝負するのは久しぶりだね。今まで通りブラックジャックでいい?」

エリナは両手を台に着き、前かがみの状態で訪ねてきた。その体勢だと、ちょうど胸の谷間が・・・眼福眼福。

「あぁ、よろしく。」

「それじゃ、さっそく。」

そう言って慣れた手つきでエリナはシューターからカードを引いていく。

「ルール、忘れてないよね。」

「おい、そこまでの期間は開けてないよ!?」

「にひひ、手加減しないからね。」

「久しぶりだから最初は手加減してくれると嬉しいかなって。」

俺の前に二枚のカードが来た。ハートのAとクローバーの5だ。

「それじゃ、ヒット?ステイ?」

「ヒット」

「ほっほ~、強気だね~。」

楽しそうにエリナはカードを引いく。するとダイヤの4が来た。Aは1か11かを任意で決めていいから・・・計20。これなら勝てるか?

「ステイで」

するとエリナは自分のカードを表にした。ハートのQとJ・・・。Q、J、Kは10とカウントされるから・・・計20。

「20対20.初戦は引き分けだね。」

「エリナは運がいいな。」

まさか2枚で20出すとか・・・。

「よし、次はちゃんと勝つからね!あ、そうだ!お金とは別にまた罰ゲームかけて勝負しよか?」

そう言ってエリナはさらに前かがみになった。

「今度はもちろん、脱衣もありで。何だったら・・・その先でも、エリナは構わないよ?にひひ。」

「・・・エリナさんよ、前それやろうとして怒られたでしょ。それに今、遊んでるけど任務中なんだ。だからこんな格好してるんだよ。」

そう言って俺はサングラスを指さした。すると周囲から異様な気配が・・・。襲撃か?ってエリナの後ろに何かいる!?

「それにもう勝負やってる暇はないだろうしな!!」

そう言って俺は立ち、台を飛びこえエリナを抱きしめながら14年式を発砲した。

「お~、イブキは激しいのが好きなんだね。エッチなんだからもぅ~。」

「そんなこと言ってる場合かよ!!エリナ!!ちゃんと隠れてろよ!!」

上半身裸で越布を巻いたアヌビスがワラワラと湧き出した。クソッ、民間人が大量にいるから迂闊に発砲なんてできない!!しかも障害物が多いから刀も使いづらい。俺は14年式をしまい38式と銃剣を出した。

「出ませい!!」

聞きなれた声が聞こえた。すると周囲のアヌビスがスーっと砂に帰っていった。

「まんまとやられました。やはり私はあまりに未熟の身。」

「ニト!!ここ頼めるか!?」

「えぇ、任せてください。」

流石はファラオ、何とかなりそうだ。俺は民間人を避難させようとすると・・・

「あー!!!わしの一千万!!!」

・・・聞きなれた声が。そっちの方向へ向かうと両川さんが一体のアヌビスを追いかけていた。

「まてー!!わしの一千万!!!」

あ、勝ったんだ。

「まてー!!!」

そうだ、避難させないと。俺は両川さんを追いかけた。

「両川さん、避難!!避難して!!」

「わしの一千万を返せー!!!!」

コイツは聞いてないな。

 両川さんが追っていたアヌビスは驚いたことに周囲にあるプールへ向かうと、水面を走りだした。すると両川さんが近くにあったアヒルさんボートに飛び乗ったので、俺も急いでそのボートに乗り込んだ。

「両川さん避難、避難してくださいって!!」

「あぁ!!村田!!あの野郎に追いつけるように漕げ!!」

そう言って両川さんはペダルを全力で漕ぎ出した。・・・・・・ショウガナイ、諦めよう。

 

 

 

「「うおぉおおおおお!!!」」

二人で漕いだアヒルさんボートとアヌビスは一進一退の攻防を続けていた。ボートがスピードを上げればアヌビスもスピードを上げ、アヌビスがスピードを上げるとボートもスピードを上げる・・・完全に鼬ごっこだな。

 しばらくすると、アヌビスが水面から急にジャンプをした。なぜ?と思って周囲を確認すると・・・目の前にでっかい異様な船が浮いていた。

 長さは50メートルほどであろうか。細長い船体は金銀で装飾され、艦首と艦尾は塔のように上を向き、長い櫂が何本も横から生えている・・・。ってぶつかる!?

「両川さん!!前!!前!!」

「ん?ってうわぁあああああああ!!!」

みんな知ってる?船って簡単に止まらないんだよ。

ズドォーーーーン!!!

猛スピードのアヒルさんボートと謎の船が衝突し、アヒルさんボートが沈み始めた。

「わしの一千万――――!!!」

両川さんは一千万のチップを取り返すために装飾された謎の船に乗り込んだ。

「クソッ!!チクショウめ!!べらぼうめぇ!!」

このままではアヒルさんボートと一緒に沈んじまう。俺も謎の船に乗り移った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 乗り移った先には目と口を丸く開けたキンイチさんと、あちこち包帯にガーゼ、松葉づえをついたエジプトのファラオっぽいものにコスプレした少女、転がってゆくチップを追いかける両川さんがいた。・・・・・・なんてカオス。

 




 自分が調べたカジノのルールと原作でのルールが違ったので、調べたほうのルールにしました。

両川さんは某亀有の不良警察官がモデル。

山本さんは説明は後です。
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