キューバいいですよ!!治安は良いし、葉巻と酒はうまい!!料理もうまい!!歴史の1ページになりつつある社会主義国の中で、数少ない成功した国(異論は認める)の一つ。塾の先生が
‘‘カストロが死ぬ前に行っておけ’’
って言ってましたけど、その言葉は本当です。(なお、自分は左ではない)
冗談抜きで社会勉強になるので、お金と時間がある人は行ってみてください。(でも空港出た瞬間、タバコのにおいがムンムンとするので・・・タバコが嫌いな人にはキツイか?)
地味にリアルが忙しい・・・(バイトなど・・・)。おかしいな、春休みなのに・・・。休みをくだち・・。
ダイ・ハードと共に小さいころからよく見ていた映画の一つなので、とても書きたかったので、やっとかないました。(初期構成からこの作品も入れると決めていた)
アメリカ編、始まります。
俺達がロサンゼルスに行く2ヶ月前、香港マフィア、ジュン・タオから中国美術品を香港警察が取り返した・・・というニュースがあった。そして、俺達がちょうどロサンゼルスに行くとき、そこの中国博覧会でその美術品が展示されるそうだ。
「中国美術品か・・・楽しみだね。」
「ん?エルがそういうのに興味持つなんて意外だな。」
あのエルが美術品に興味・・・どういうこった?
「だって、そういう物のを美しいというんでしょ?勉強になるよ。」
「うん、美っていうのは人それぞれだから、受け売りを鵜呑みにしないほうがいい。」
「そうなの?」
エルはそう言って首を傾げた。やっぱりわかってないな。
「私海外なんて初めてや!!機内食って美味しいん!?」
玉藻が押す車椅子に乗って、メチャクチャ楽しみにしている子が一人。
「あまり期待しないほうがいいぞ。元々の味は知らないけど気圧のせいで味覚が狂うんだ。俺個人の感想としては不味い。」
それに飛行機酔いが入ると最悪になる・・・。まぁ、エコノミーとビジネス、ファーストによって断然違いが出るけどね。
「へぇ~・・・そうなんや。」
はやてはちょっとがっかりしたようだ。
「悲しむでない。きっと楽しい旅行になろう!!はやてよ。」
「ネロの言うとおりだ。きっといい旅行に・・・なるよね・・・なるはず・・・なるといいなぁ・・・」
海外旅行かぁ・・・ナカジマ・プラザにジョン・F・ケネディ国際空港・・・。いや、こう考えるんだ。あのおっさんに会ったからこうなったんだって・・・。今回は会わないはず・・・。
「イブキ兄ちゃん・・・大丈夫?顔真っ青。」
「大丈夫だ・・・問題ない。」
「それフラグや。」
東京国際空港、またの名を羽田国際空港。ここは日本最大の空港だ。乗客乗降数は世界5位、年間の航空機発着回数は約38万4000回、航空旅客数は約6,670万人でそれぞれ国内最大。また、皇族や内閣総理大臣、国賓や公賓のための専用施設としてVIP機専用スポットや旅客ターミナルビルとは別棟の中に設けられた貴賓室がある。
で、その東京国際空港で手荷物検査をしているんだが・・・
「「「サモア・・・。」」」
手荷物検査近くで機甲師団所属の
矢原さんとは、昔ある作戦で一緒になったことがある。彼は撤退戦において無類の力を持っているが、それ以外はヘタレ・・・。あだ名は某‘‘や〇らか戦車’’より‘‘兄者’’、‘‘柔らか’’・・・。
「兄者さん、何処か行かれるんですか?」
「あ、村田少尉、そうなんですよ。サモアですサ・モ・ア。南国の楽園、サモア・・・。」
「良いですねぇ~サモア。後、昇進して大尉になりました。」
「それはおめでとうございます。そうなんです!!南太平洋の潮騒を聞きながら、ゆったり白波と戯れて・・・訓練で傷ついた心と体を癒すんです・・・。どんなにか素敵なところなんだろう・・・。サモア・・・。」
すごい楽しみにしてるようだ。
「でも兄者?このチケットには‘‘サモア行き’’じゃなくて‘‘サマワ行き’’って書いてあるけど・・・」
兄者さんがチケットを見た。
「あれ?ほんとだ。」
え?サモアじゃなくてサマワ?
「でも、サモアもサマワも響き的には同じようなものだし、気にすることはないんじゃないかなぁ。」
・・・・・・確かイラクにサマワがあるんですが。
「では、村田大尉。サマワに向かって行ってきます。南国の楽園に向かって退却~。」
「某しげるみたいに真っ黒に日焼けしてくるぞ!」
「「いーねいーね!!」
そう言って矢原兄弟は行ってしまった。
「あのイブキ様、サマワって・・・。」
「うん・・・。埼玉とサマワに海はない・・・。楽しみにしているし、ワザワザ夢を壊す必要はないんじゃないかな・・・。」
手荷物検査で、ジミさんが空港の警備員をやっていた。
「あれ?ジミさん今度はここで仕事ですか?」
「お?村田じゃん。そうそう、今度はこの仕事。そういえばさっき兄者が来てたよ。」
「何でもサマワに行くそうですよ。」
「へぇ~サマワかい。南国の楽園だっけ?」
・・・アンタもかい。
「いえ、イラクですよ。」
「い・・・イラク?なんでそんなところに?」
「さぁ?」
ビー!!ビー!!ビー!!
X線手荷物検査装置から激しい音が聞こえた。手荷物は牛若のだった。・・・おい。
「牛若・・・君はなんてものを持ってきてるんだい?」
「いえ、主殿を守るために飛び道具が必要と思いましたので。」
俺達武偵は武器を預けさえすれば、他国に武器を持っていくことが可能だ。・・・まぁ、審査や書類は特に面倒(特にアメリカは特段に厳しい)だ。なので、飛び道具は持っていくことが可能なのだが・・・。
「牛若・・・飛び道具でも、こいつは無理だぞ。」
牛若丸が持っていこうとしたのが・・・パンツァーファウスト。
「ダメなのですか?」
しかも一本どころではなく木箱三箱分。流石にアメリカだろうがどこの国だろうが無理です。
「威力過多すぎるだろ・・・。それにどこで買ったの?これ。」
「主殿の上司である神城殿が格安で分けてくれました!!」
神城さーーーん!!
「この威力・・・とても気に入りまして。ただ、首も吹っ飛んでしまうのが難点なのですが・・・。」
神城さんの同志が着々と増えています。これは怖い。
「とにかく・・・持ち込み無理だから。処分しよう。」
この後、珍しく牛若が引き下がらなかったので‘‘4次元倉庫’’にしまった。どうか、アメリカで使いませんように、バレませんように。
あれ?免税店の酒ってそこまで安くねぇな。近くのスーパーよりも高ぇぞ。
「イブキ様、免税店は税金がない代わりに定価で売っているんですよ。」
「へ~そうなんだ。リサは博識だなぁ。」
まともに空港使ったのは12歳のクリスマスが最後だったからなぁ・・・。あの時酒の値段なんて見てなかったな。
「でも、なぜイブキ様はお酒の値段を?」
「いやぁ、安いのあったら買っておこうと思って。」
「イブキ様は成人になってないので買えませんよね?」
・・・そうだった。
ロサンゼルス空港に到着した。俺達は入国審査を受け、荷物受取場でスーツケースを待っていると、やけに見覚えがある白人の男が視界に見えた。その男の頭は・・・スキンヘッド。なんか・・・前見たときは髪があったはず・・・。その男が振り向いた。
「「おっさん(坊主)かよ・・・」」
その男はジョニー・マクレーだった。
「なんでおっさんがここにいるんだよ・・・。」
「仕事帰りに家族に会いに来たにきまってるだろうが・・・。坊主こそ何だってここに。」
「家族旅行さ、おっさん。」
俺がそういうとおっさんは周りを見渡した。
「お前・・・あの時天涯孤独になったんじゃねぇのか?」
「いろいろあってな。血は繋がってないけど家族だ。」
「そうかい。」
おっさんは俺を温かく見守るような眼で見た。
「おっさん、その目キモいぞ。」
「うるせぇ、はっ倒すぞ。」
数年ぶりのおっさんとの掛け合い・・・。おっさんも変わってないようだな。
「イブキ様、もしかしてこのお方は・・・。」
「あぁ、リサの思っている通り、‘‘
俺がそう紹介するとおっさんはニヤついた。
「なんだ坊主、家族って嫁でも貰ったのか。」
その瞬間、リサは真っ赤になった。
「ッ~~!!そんな・・・。リサにはもったいないです・・・。」
「違うぞおっさん。リサは・・・。」
嫁ではないけど、メイドって説明したらさらに面倒になる・・・。
「イブキ兄ちゃん、荷物全部出たよ。」
はやてが日本語で俺に行ってきた。。
「坊主・・・子作りにはちょっとはやいんじゃねぇか?」
「ちげぇよ!!!。」
俺たち家族とおっさんは税関に向かっていた。
「まぁ、色々あって行き場のない子(鯖組)とか、ついてきた子(リサ)とか身寄りのない子(かなめ、はやて)とか拾ってたらこんな大家族になってたんだ。」
「坊主・・・寂しいからって節操なさすぎじゃねぇか。」
「・・・否定できねぇ。」
寂しいから、天涯孤独だから、こんなに拾うか・・・。否定はできないよな。
「おっさんは元気にして・・・なさそうだな。頭見ると。」
「うるせぇ。」
ジョン・F・ケネディ空港の時は額のところが多少後退していたが、とうとうスキンヘッド・・・ストレス性か?
「マリーさんは元気か?」
おっさんの妻、マリー・マクレー。あの人にはナカジマ・プラザや空港の事件の後、色々世話してもらって頭が上がらない。
「ん?まぁな。」
おっさんのことだ。家族サービスは苦手そうだな。今の返事からすると・・・今は冷え切ってるのかな?
税関を抜けた。以前、かなめに‘‘ロサンゼルス行くから仕事空いてたら一緒に観光しよう’’とメールを送ったら、‘‘絶対に空ける’’とだけ送られてきた。もしかしたら迎えに来てたりしてなぁ・・・などと考えながら出口を出たら・・・
「イブキにぃーーーー!!ここだよ!!ここ!!!」
そこには‘‘ようこそロサンゼルスへ 愛しのかなめより’’と書かれたプラカードを持つかなめとぐったりしているGⅢがいた。GⅢの疲れ具合も気になるが・・・かなめ、恥ずかしいです。
「坊主・・・お前、ハーレムでも作ってるのか?」
「んなわけねぇだろ。」
かなめは俺に抱き着いてきた。
「イブキにぃ、久しぶり!!!」
「かなめ、大きくなったなぁ。元気にしてたか?」
「イブキにぃに会えばどんな状態でも元気になるよ!!」
そう言ってかなめは俺の胸に顔をうずめた。
「・・・恥ずかしいから離れてくれないか?」
「えぇ~・・・。イブキ成分取るのに一番合理的なのに・・・。」
何だよ、お兄ちゃん成分って。かなめは離れてくれた。
「イブキ兄ちゃん、あの人は??」
「あぁ、はやては初めてか。血は繋がってないが俺の妹だよ。」
「かなめお姉ちゃん初めまして!!私、八神はやてって言います!!ひらがな三つではやてです!!」
「ん?よろしくね。・・・お兄ちゃん、この子は・・・誰?」
かなめは声のトーンを1段階落とし、瞳孔を開きながら聞いた。
「虐待受けてた子を拾った。かなめの妹だ。」
嘘はついてない。
「妹キャラが被る・・・でも私の妹ができるのはうれしいし・・・。」
「かなめ・・・お姉ちゃん?」
「ッ~~~~!!!よろしく!!はやて!!」
そう言ってかなめははやてに抱き着いた。
「イブキにぃ!!この子可愛いよぉ~」
気に入ったようだ。
「フォース・・・会えたのなら帰っていいか・・・。」
疲れ切っているGⅢがかなめに聞いてきた。
「あ、サード、送ってくれてありがと。あと私の名前はかなめだから。」
・・・あの疲れ具合、かなめが無理やり送らせたようだな。
「サード・・・かなめを送ってくれたんだろ?疲れてるのに悪いな。なんか奢るぞ。」
「いや・・・いい。それよりも早く寝たい。」
GⅢはトボトボと哀愁漂う背をこちらに向けて去っていった。
何とおっさんはホテルを取っていて、しかも俺たちの泊まるホテルと同じらしい(・・・なんでボニーさんに会うのにホテル取るんだよ)。なので俺達とおっさんは同じジャンボタクシーに乗ってホテルへ向かうことになった。
「すごいな・・・上下線ともに車がほとんど動かないなんて・・・事故でもあったのか?」
「ラッシュアワーだからね、イブキにぃ。しょうがないよ。」
「流石は車社会の国だな。」
まぁ、日本じゃ車の代わりに電車やバスがヤバいけど。俺は前の車を見た。黒塗りの高級車だ。ぶつけたら何されるかわからねぇな・・・などと考えながらボケーっとしていると
「主殿!!動き始めました!!」
車が動き始めた。
ある程度すると黒塗りの高級車と俺たちのジャンボタクシーは右に曲がり、脇道に入った。その瞬間・・・
キキーーーーー!!!
目の前にパトカーが急に進路を妨害するように入ってきた。そのパトカーから警察官が出てきて黒塗りの高級車に近づいて行った。
「坊主。」
「分かってるよ。」
俺とおっさんは事件が起きるんじゃないかと思い、いつでもタクシーから出れるようにした。その瞬間・・・
ダァンダァン!!
警察が発砲した。
「ッチ!!」
「出るぞ!!」
発砲した警察官は少女をとらえようと四苦八苦している。
「動くな!!武偵(警察)だ!!!」
ダァンダァンダァン!!!!
その警官は俺達へ発砲し始めた。
「やっぱりおっさんが居るとこうだ!!」
「坊主が居れば毎回これだ!!」
お互いにそう言いながら物陰に隠れた。誘拐されようとしていた少女はそのすきに脱出したようだ。
ブォオオオオ!!!
いきなり物陰からバイクが高速で出てきた。あいつも一味か!?どんだけ用意周到なんだよ!!というかもうこの時点で詰みだ。バイクを無力化しても、慣性の法則でバイクの残骸はその高速のまま、前に進んでしまう。そしてバイクの残骸は少女を轢き殺してしまうだろう。クソッ敵ながら天晴れだよチクショウ。
俺達はせめてもの抵抗として逃げていく小型トラック、バイク、パトカーのナンバーを覚える以外、何もできなかった。
「‘‘
「噂に聞くあの二人が・・・か。噂とはいえ、今回の作戦は失敗できん。」
「殺りますか?」
「いや・・・‘‘
「ではどうしましょう?」
「・・・そういえば、香港の警察も来るそうだな。」
「はい、リーという男です。」
「彼は隔離することになっていたな。」
「ロス市警がお守りをするようです。」
「・・・‘‘
「承知しました。」
事情聴取を受けてホテルへ帰った。その日の夕方、FBIの捜査官が俺達の宿泊するホテルへ訪れ、近くのカフェに俺とおっさんを誘った。
「君達に勝手に捜査をされては困る。明日ロス市警の者が来るから、彼と事件が解決するまでロス観光でもしていてほしい。2~3日で解決すると思われるので我慢してもらえないか?」
・・・え?
「俺、家族とロス観光したいんですが。」
「妻と子供に会いに行きたいんですが。」
なんで俺達が勝手に捜査することになってるの?
「そういう口実で捜査をされては困るんだよ。」
「あの・・・なんでこう・・・信用も信頼もないんですか?」
俺は言った。FBIに信用や信頼を失うような事なんて何もやってないぞ。
「ナカジマ・プラザ、ジョン・F・ケネディ国際空港・・・」
「「・・・」」
「確かに、あの状況なら一考の余地はあるが・・・今回は事が事なんだ。」
そう言ってFBI捜査官はため息をついた。
「アメリカにとって中国は輸入相手国第一位、輸出相手国第三位のお得意様だ。」
・・・もしかして、誘拐された女の子って。
「今から言う事は他言無用だ。・・・被害者の名前はスー・ヤン。在ロサンゼルス中国総領事の愛娘だ。我々FBIと合衆国政府はこの事件を外交問題に発展させたくない。」
うわぁ・・・。また面倒な事件に・・・。FBIの気持ちもわかるわ。
「おっさんどうする?俺は今回、事故だと思ってFBIに従うけど・・・。」
こればっかりはショウガナイよなぁ・・・。めっちゃ楽しみにしているはやてとかなめになんて伝えよう・・・。
「そうだよなぁ・・・。こればっかりは・・・はぁ・・・。」
おっさんは深いため息をついた。
「何ならおっさん、マリーさんに俺も説明しようか?俺もあの時のお礼をしたいし。」
ジョン・F・ケネディ国際空港での事件の後、マリー・マクレーさんにはとてもお世話になった。あの時もお礼入ったとはいえ、改めてお礼を言いたい。
「では、明日の10時にロス市警の者が迎えに来るのでよろしく。・・・あぁ、そういえば、その総領事が本国から刑事を一人呼んだらしい。彼とも一緒に観光する予定だ。」
FBIも大変だな・・・。外部の、しかも外人の捜査協力はとても面倒だ。だからと言って、捜査に加えないとそれも問題になる・・・。ご愁傷様です。
「くれぐれも変なことはしないでくれ。・・・できることならその中国の刑事を中国領事館に近づけさせないようにしてくれると助かる。」
そう言って捜査官は椅子から立ち上がり、大きなため息をついた。
「はぁ・・・それでは・・・。」
彼はカフェを去っていった。・・・なんか苦労人な中間管理職みたいで、彼を見ていられなかった。
「なぁ、おっさん。この事なんて説明する?流石に‘‘FBIによる強制ロス観光ツアー’’に行くことになったなんて言えないぞ。」
「俺だってマリーに口が裂けても言えねぇよ。・・・無難に‘‘FBIに捜査協力を依頼されて断れなかった’’ってのが一番だろ?」
「俺さぁ・・・ここに来る前、日本の海鳴ってとこに温泉旅行行ってたわけよ。」
「ッケ。いいご身分なことで。」
「そうだったら、どれだけ良かったことか・・・。そこで事件に巻き込まれて・・・。初日しか観光できてないんだよ。そこで家族と一人離れて事件解決のため・・・ってわけ。」
「その時も俺が言ったような言い訳を言ったのか。」
「・・・あぁ。」
俺がそういった瞬間、おっさんが笑い始めた。
「家族が一回二回そういう事があったぐらいで嫌いになるかよ!!」
言われればそうかもしれない。俺の胸が軽くなったような気がした。
「それだから心も体も小っちゃいんだよ!」
・・・確かにおっさんは180cmほど、俺は170cmない。体はそうだとしても心はないだろうに。俺はカチンと来た。
「おっさんはその言い訳使いまくったから、マリーさんと冷えてるんじゃねぇのか?」
「「・・・」」
俺とおっさんは数秒間睨みあった。
「・・・おっさん、お互い傷に塩を塗りたくるのはやめよう。」
「そうだな・・・。坊主、マリーへの説明手伝ってくれよ。」
「わかってる・・・。おっさんも説明手伝ってくれ。」
「はいよ。」
今回は白雪特製御守りがあるから・・・そんなにひどいケガは負わないはず・・・。
「「はぁ~・・・」」
俺達はお互い大きなため息をついた。
「ところでさ、おっさん。」
「なんだ?」
「あの捜査官のコーヒーとサンドイッチ、だれが払う?」
「・・・」
矢原嘉太郎伍長は某‘‘や〇らか戦車’’の兄者をモデルにしています。声はともかく、顔は・・・皆さんの思い浮かべるヘタレなモブを思ってください。(今後出ない・・・よなぁ?)
イブキが酒を買えないのは『高校生活一学期編 ここまで怪しいとか逆にすごいな・・・』より、‘‘未成年の軍人(正確には軍属)は16歳以上であれば軍医の診断次第で飲んで良いが、買うことはできない。’’より。
これ、この作品のため自分で考えたんですけど・・・、意外と飲酒に対していい法律だなぁ・・・と思っています。(他の作品でこういう法律があったらむしろ教えてください。自分はそのような作品を知らない。)
‘‘おっさん’’こと‘‘ジョニー・マクレー’’(ダイ・ハードのジョン・〇クレーンがモデル)の久々の登場です。とうとうスキンヘッドになってしまいました。
アメリカの輸出入は2015年のデータを元に出しています。まぁ・・・今とそこまで違わないだろうと思います。
次話は2月中にアップしたいけど・・・最低でも3月アップするはず・・・はず・・・。