少年士官と緋弾のアリア   作:関東の酒飲

51 / 113
比較的早くできた!!

学校が始まり、かける時間も増えたので更新が早くなる(といいなぁ)。

おそらく次回でラッシュ〇ワー編最後です。


ラッシュ〇ワー バンジーはやりたくない・・・

 ビーフブリトーを食べて時間を潰した後、俺達はゆっくりと中国領事館へ向かった。それにしても、あの拾った木のお面は何なんだろう・・・。

 領事館へ着くと、ボロボロの白人刑事が二人立っていた。

「できればここに来たくなかった・・・。おい!!東洋人が来なかったか!?このぐらいの背の。」

そう言ってカーターさんは自分腰ぐらいの高さに手を置いた。・・カーターさん、そのぐらいの大きさだと子供並みの大きさだぞ。(ついでに俺、おっさん、カーターさん、リーさんの中で俺がダントツで背が低い)

「・・・さっさと失せやがれ。」

「今なんつった!?」

今この刑事、‘‘失せやがれ’’って言わなかった!?リーさんなにしたの!?

「早く失せろと言ったんだ!」

「よくも俺にそんな口を!お前らこそサッサとドケェ!!どかないとブッ殺すぞ!!」

ボロの白人刑事がため息をついた後、もう一人の方に向かい

「・・・入れてやれ。」

・・・いや、ほんとすいませんね。二人は渋々シボレーを領事館の敷地へ入れさせた。

「ほぉ~れ見ろ。やっぱり俺が怖いんだ。」

違うと思うけどなぁ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 領事館の中に入ると白人刑事がお冠だった。

「自分の任務もわからないのか!?」

この人が上司か?

「バスと追いかけっこするのが俺の任務か!?」

カーターさんは威勢よく言った。

「落ち着いてください。あんな戦闘力を持った人を半日拘束できたのは奇跡ですよ。」

俺はその刑事に向かって言った。

「君達にも協力してほしいと伝えていたはずだが・・・。」

「あの刑事を殴ってよかったのか?そうしたらFBIがもっと困るんじゃねぇのか?」

おっさんがそう答えた後、扉が開き、中からハン領事とリーさん、それと白人の男が入ってきた。

「この人たちは誰だね?」

「ご紹介しm「カーター捜査官と事件の目撃者の二人です。私の捜査に協力を。」」

白人の刑事が言う前に、リーさんが間髪入れずに言った。

「自分は村田維吹、日本の軍人で訳あって武偵もやっています。彼はジョニー・マクレー、ニューヨーク市警の刑事です。僕たちは観光でロサンゼルスに来たら、誘拐現場に偶々居合わせたて・・・。ご息女を助けようとしたのですが・・・力及ばず・・・すいません・・・。」

「彼らはスーヤンを探すため必死でやってくれています。」

ナイス、リーさん!

「えぇ・・・。私達で必ずお嬢さんを必ず救出して見せます。どうかご心配なく。」

カーターさんもナイス!!FBIの刑事に何も言わせちゃいけねぇ。

「彼らは命がけでスーヤンを探し出す覚悟です。」

FBIの刑事は口がはさめず戸惑っている。

「あぁ・・・なんと礼を言えば・・・。」

ハン領事はカーターさんに握手した後、俺達を見た。

「あなた達も観光できたのに、ワザワザ協力してもらえるなんて・・・。おや?もしや、ジョン・F・ケネディ空港の事件を解決したお二人では?」

「そうです。私たちが全力でリー刑事の捜査を手伝わせてもらいます。」

おっさんが言った。

「お二人の噂は中国にいた時でも耳にしています。・・・本当に、ありがとう。」

・・・噂って何だろう。考えたくねぇ。

「君たちが、かの有名な二人か。」

ハン領事と一緒に部屋に入って来た男が俺達に言った。

「すいません、お名前は?」

「あぁ。これは失敬。私はトーマス・グラント元警視長。彼の古い友人で、彼の力になれないかと思ってきた。」

男は笑顔で答えた。この人、何かおかしいな・・・。こいつ、目が笑ってない。

「カーター捜査官ならリー刑事のお役に立てると思います。」

もう一人のガッシリした体形で額と頭頂部がスキンヘッドの刑事がハン領事に言った。

「そういえばラス捜査官?ハン領事に私の任務を説明しておくべきじゃぁないのか?」

カーターさんは上司と思われる刑事に言った。そうか、この人がラス捜査官か。

「ぜひ。」

ハン領事も聞いてきた。ここまでくればFBIもリーさんの捜査妨害をお願いしてました・・・なんて言えない。ここで言質を取っておこう。

「・・・カーター、君達、向こうで話をしよう。」

なるほど、ハン領事の前では言えないから場所を変えると・・・。だけどもう遅い。主導権はこちらにある。

「君と私とでか?」

カーターさんがラス捜査官に言った。

「そんなハン領事の前で言えないことを命令していたのですか?」

「俺達は休暇なのにワザワザ捜査に協力していたが、そんなに不味いことなのかねぇ?」

俺とおっさんが言った。向こうの口は2つ、こっち4つ、このままいけばこっちが勝てる。

「・・・あぁ~そうか、機密区分G40の件だな!彼は機密好きなんです。

カーターさんがハン領事とトーマス元警視長に言った後、

「その前に俺の上司に状況報告をしなきゃならない。話はその後だ。G40はもう一度考え直したほうがいい。・・・ハン領事、電話をお借りします。」

そう言ってカーターさんが部屋の受話器を上げようとした瞬間、電話が鳴った。カーターさんは受話器をそのまま上げた。

「誰だ?もしもし。」

カーターさんはスピーカーをオンにし、みんなに聞こえるようにした。

「FBIの人間と話がしたい。」

「おい、貸s「FBI!?それなら俺だ。」おい、カーター。」

ラス捜査官はカーターさんから受話器を取り上げようとし、カーターさんは彼の手から逃げる。

「おまえがFBI ?」

「あぁ俺がFBIだ。」

貸せ、カーター。

すると部下の一人がヘッドフォンをラス捜査官に渡した。

「良いか、俺の話をよく聞け。」

「わかった、メモを用意する。」

するとハン領事がカーターさんにメモを渡した。・・・カーターさん胆がでかすぎだろ。そう思いながら俺はスマホのボイスメモをオンにし、手帳を出した。

「よし、いいぞ。」

「身代金の受け渡し時刻は今晩11時、それまでに現金5000万ドル用意しろ。」

「現金で5000万ドル!?そんな大金何に使うんだ!?」

「50ドル札以下の古い紙幣を用意してくれ。」

「わかった5000万ドルだな。問題ない、用意する。」

「内訳は50ドル紙幣で2000万ドル。」

「50で2000万。」

「20ドル紙幣で2000万ドル。」

「20ドルで2000万。」

「それに10ドル紙幣で1000万だ。」

「10ドル札で1000万。5ドル札はいいのか?」

「・・・お前の名は?」

やけに調子がいい声のせいか、向こうは疑問に思ったようだ。

「電話してきたのはそっちだぞ。お前が名乗るべきだろ。」

「俺はただ領事に忠告したかっただけだ。お前のみたいなおしゃべり雇ってると娘の命が危ないって。」

「わかった。しゃべり過ぎないようにするよ。でもこれだけは言っておく・・・俺はお前の味方だァ。」

・・・こんな交渉人(ネゴシエーター)は前代未聞だよな。

「金の受け渡し場所と方法は受け渡し時刻の30分前に連絡する。無事に金を受け取ったら娘は返す。ハン領事は予定通り中国博覧会へ行け。」

今日博覧会があるのか・・・可哀想に、ちゃんと喋れるのかな?

「大丈夫、必ずうまくいく。5000万ドル受け取ったら少しくれよ。ここは給料が安いんだ。」

向こうは切ったようなのでカーターさんは受話器を置いた。

「逆探成功。南ブロードウェイの620。」

ふくよか一部スキンヘッドの刑事が言った。

 

 

 

 FBIは目標のビルに一目散に向かった。俺達もカーターさんのシボレーに乗ってFBIについて行った。

 現場に着くと、FBIはそのビルに突入しようとしているようだ。

「突入するのは危険だ!!」

「俺もそう思う。やめるように言おう。」

「「え?」」

罠はしかけられてそうだけど、危険だから犯人がいたと思われるところに行きませんでした・・・なんて言えないと思うんですけど。

「機動部隊は罠の解除ぐらいできないのか?」

「・・・軍じゃねぇんだよ。できても一握りだ。」

おっさんが答えてくれた。カーターさんとリーさんはラス捜査官とふくよか一部スキンヘッド刑事に抗議していたが相手にされていないようだ。すると俺達のほうへ戻ってきた。

「なんで君たちは抗議しないんだ!!」

「いや、だって相手にされないのわかってたし、危ないからって突入しないのもおかしいですよね?」

俺がリーさんに反論した。

「もし何かやるんなら、近くに実行犯がいるはずだ。怪しい奴を見つけろ。」

おっさんが言った。その瞬間・・・

ズドーーーン!!

ビルの最上階が爆発した。

「なんてこったぁ!!」

カーターさんが叫んだ。

「「周囲を探せ!!」」

俺とおっさんがとっさに叫び、二人はハッと我に返って周囲を見渡した。

「ッ!!!」

するとリーさんが急に走り出した。すると遠くにいる短髪で金髪の東洋人と銀髪のロングヘアーで帽子をかぶった少女が走り出した。あいつらか!!

「追うぞ!!!」

俺が言うと同時に二人も走り出した。

 

 

 

二人は路地裏に入り走った後、二手に分かれてしまった。

「「お前たち(君たち)はあっちだ!!」」

リーさんとカーターさんは俺達に少女を追えと言った後、男のほうへ走っていった。

 少女がビルに入ったので俺達もビルに入った瞬間

ビュン!!

何かが飛んできたので、俺は銃剣を取り出しそれを落とした。

「矢?」

ヒュン!!

俺はもう一度落とし、射った張本人を見ると・・・。

「テメェ・・・潜水艦の時の・・・。」

イ・ウーの潜水艦捕獲した時に、タンカーから狙撃していた弓兵じゃねぇか!!

ダァンダァンダァン

おっさんが発砲したが弾は当たらず。弓兵は逃げ出した。

「「待てぇ!!」」

 

 

 

 

 銀髪の帽子をかぶった少女は、時々俺達に矢を浴びせながらビルを上っていった。俺達は銃を撃ちながら追っているが弾が一切当たらない。まるで弾が自分の意思で避けるように・・・

 屋上に着いた。

「もう逃げられねぇぞ!!」

すると

「ここまで死に近いのに死相が見えない。・・・あなたたちは何者?」

・・・何言ってんだ?こいつ。

カラン

少女は何かを落とした後、

「これは使いたくなかった。だけど命令だから。」

ピ・ピ・ピ・ピ・・・

急にカウントダウンのような音が流れ始めた。音が出た方向を見ると

「「爆弾!?」」

C4と大きく書いてある。しかも起爆まで30秒しかねぇ!!少女の方を振り向いたら、彼女はビルとの間を飛んで逃げようと・・・

「待ちやがれ!!」

俺は四次元倉庫から適当につかんだ物を掴み引き金を引いた。

「イピカイエー・マザーファッカー!!」

パシュッ・・・ドーーーン!!!

「・・・あ。」

それは牛若から預かっていたパンツァーファウスト。弾頭は彼女を逸れて近くに当たったが、爆風で彼女は俺達の方へ吹っ飛びそのまま気絶。

「おい坊主!!何しやがった!?」

おっさんは屋上にあった消化ホースを引きずりながら俺に尋ねた。

「・・・なんか爆発に巻き込まれて気絶した。」

ウソは言ってない。俺はそう言って近くに転がっていた、少女が落とした何かを拾った。何だこれ?

「おい坊主!!早く持て!!」

「いや!大丈夫だぁああ!!??」

俺は少女を担ぎ、飛び降りて脱出しようと・・・するのをギリギリで止めた。何故なら、下は4車線もある道路で、車がビュンビュン通っていた。このまま飛び降りても車に轢かれるだけだ。

「坊主!!何やってんだ!!急げ!!」

残り10秒。俺は急いで少女の体にホースを結んだ。これで彼女が落ちる心配はない。

「チクショウ!!なんでまたこんな事しなきゃなんねぇんだ!!」

「ナカジマ・プラザと同じだな!!もう仕事でも高いビル登るのやらないって言ってなかったっけ!!」

残り1秒。俺とおっさんは腕にホースを巻いた。

「「飛べ!!」」

二人(三人?)で屋上から飛び降りた瞬間

ドカーーーーーーーン!!!!!!!

「「うわぁあああああああああ!!!」」

ガンッ!!!

大量の熱風が俺達を襲った後、ビルの壁に激突した。俺とおっさんはビルを蹴って壁から離れた瞬間、

ダンダンダンダンダン・・・!!

拳銃で窓ガラスにひびを入れ、振り子の要領でガラスに体当たり

バリィイイイイン!!

俺達は無事、屋上から生還した。

「スタントしにロスに来たわけじゃないのになぁ・・・。」

「俺はあと何回、高いところから飛ぶんだ!?」

俺達が嘆いた瞬間、ホースが巻いてあったリールが落ちて行った。すると、ホースが俺達を引っ張り始めた。俺は銃剣で急いでホースを切った。

「う・・・。」

そう言えばこの子がいたっけ。すげぇ、あれだけのことがあっても弓を手放さないって・・・。弦は切れてるけど。

「とりあえず・・・逮捕。」

少女に手錠をかけた。後でFBIに引き渡しておこう。

「そう言えばおっさん、これなんだ?」

俺は拾っておいた銀髪の少女が落とした何かを血まみれのおっさんに渡した。爆発の時の破片やガラスで切ったのだろう。

「なんだこれ?爆破装置か?アメリカ製じゃないが、何処かでちゃんと作られた奴だな。少なくとも素人にゃ作れねぇ。」

うわぁ・・・。国外製造のちゃんとした奴か、その道のプロの物か。

「それよりもまず、そのお嬢ちゃんを引き渡すぞ。」

「だな。」

俺は額を腕でぬぐった。大量の血が腕についていた。・・・今頃になって痛みを感じだしたぞ、べらんめぇ!

 

 

 

 

 

 俺達はFBIに少女を引き渡した後、カーターさんに電話した。

「もしもし、カーターさん?」

「スシ坊か!?そっちはどうなった!?」

「・・・とりあえず確保してFBIに引き渡しました。そっちは大丈夫ですか?こっちなんて爆発に巻き込まれたんですが。あとスシ坊はやめてください。」

「こっちは逃がしちまった。向こう足が速くてなぁ、こtt「そうですか。」」

無駄に長くなりそうなんで、無理やり話を切った。

「あ、そうだスシ坊!!アジトが中国人街(チャイナタウン)福州飯店(フーチャオレストラン)ってわかった!!そこの近くで合流だ!!」

そこなら近い。

中国人街(チャイナタウン)福州飯店(フーチャオレストラン)ですね!!わかりました!!それとスシ坊はやめてください!」

・・・ピ。

電話を切った。

「おっさん。アジトが分かった。中国人街(チャイナタウン)福州飯店(フーチャオレストラン)だ!!その近くで合流だって!!」

「了解!」

おっさんはポリスバッチを手に持ってタクシーを止めると

「警察だ!!中国人街(チャイナタウン)福州飯店(フーチャオレストラン)へ急いでくれ!!」

俺も慌ててそのタクシーに乗り、中国人街へ向かった。

 

 

 

 

 タクシーが中国人街へ着いたと同時にカーターさんの車も着いたようだ。

「お前らも着いたか・・・って、その恰好どうした!?爆発にでも巻き込まれたのか!?」

「「・・・正解だよ、クソッタレ!!」」

俺とおっさんは叫んだ。

「お、おう・・・。」

俺達の剣幕でカーターさんは怯んだ。

「・・・いや、すいません。そっちは爆発に巻き込まれたりしませんでした?」

「爆発に巻き込まれたり、ビルの屋上からダイブしたり・・・チクショウ!なんで俺がこんな目に遭わなきゃならないんだ!」

相変わらずのおっさんのぼやき。

「・・・こっちも落ちたんだ、二人して。」

リーさんが俺達を慰めるように言った。そっちは砂ぼこりが付いてるだけ、こっちは血まみれになって、爆発に巻き込まれる。・・・これが主人公補正ってやつか?カット

「まぁ、程度の差があれど、お互い大変だったみたいで・・・。そういえば踏み込まないんですか?」

俺がそういうと

「しばらく様子を見た方がいい。いきなり踏み込んでも撃たれるのがオチだ。」

カーターさんはまじめな声で言った。

「うぁ~・・・眠っちまうよ。」

リーさんは大きく伸びをした後、車から降りてボディーに寄り掛かった。カーターさんも暇つぶしのためかカーステレオでラジオをかけ、車から降りた。おっさんもタバコに火をつけみんな思い思いの方法で時間を潰す。俺も簡単な傷の手当でもしようと‘‘4次元倉庫’’から救急キットを出した。その瞬間

「ふー いぇあ わっいーず ぐーふぉー 」

リーさんがラジオで流れている歌(Edwin Starrの‘‘ War’’だそうだ)を歌い始めた。リーさんはうまくないが、聞いていられないほどではない。暇つぶしにリーさんの単独ライブでも聞くか。

「あぶそりゅりー なっしん ゆーおーる」

ん?

「ふー わっいーず わっいーず ぐーふぉー あぶそりゅりー なっしん ゆーおーる」

そこって y'all(ヨー)ってラジオでは歌ってないか?まぁ、確か語源はyou all の短縮だったから、合ってないわけではないけど。

「わっ ふー いぇあ ぐーふぉー あぶそりゅりー なっしん」

「この歌知ってんのか?」

カーターさんが不思議そうに尋ねた。

「誰だって知ってる歌だよ!! ふー! いぇあ! わっいーず ぐーふぉー! あぶそりゅりー なっしん! くっがー ゆーおーる!」

・・・初めて聞いたんですが。これが世代差というものなのか!?

「you all じゃない y'all!!」

カーターさんが指摘した。やっぱりそうだったか。っと俺の手当が終わった。

「おっさん、手当するから怪我したところ出してくれ。」

「・・・準備がいいな。」

そう言っておっさんは後ろを向いてシャツを上げた。・・・うわぁ、ガラスで切ったのか、背中は血まみれだった。俺はおっさんの背中と腕、頭の手当をした。手当が終わって、リーさんとカーターさんの方を見たら・・・

「「What is it good for!? Absolutely nothing...listen to me!!」」

二人は一緒に歌い、踊っていた。・・・観光客のみんなが見てるし。この二人、ここで監視していること忘れているのか?まぁ、とりあえず・・・

「仲良くなってよかったのか?」

「悪いよりはいいじゃねぇか。・・・タバコが切れた。坊主、買ってきてくれねぇか?」

俺17歳だから買えねぇから!!!

 

 

 

 

 

 

 

 おっさんがタバコを買いに行ったあと、リーさんによる‘‘敵の拳銃の奪い方’’の授業などで時間を潰した後(カーターさんとおっさんは真剣に教わっていた)、腹が減ったので中国人街にあるファストフード(?)の店でリーさんが適当なものテイクアウトして道端で食べていた。(カーターさんは店主ともめていたが別にいいだろう)

「「こいつなんなんだ?」」

おっさんとカーターさんがリーさんに訊ねた。

「ウナギだよ。」

「「「ウナギ!?」」」

ウナギなんて食べるのはいつぶりだろう・・・。俺はそう思いながらウナギを食べ始めた。・・・うまいけど、蒲焼のほうがいいな。おっさんとカーターさんは箸が止まったままだ。

「・・・うまいのか?」

カーターさんがまた訊ねた。

「最高だ。日本人はウナギが好きすぎて、日本のウナギは絶滅寸前だそうだ。」

リーさんが言った。

「そうですね。俺もウナギを食えたのは何年振りか・・・。まぁ、蒲焼のほうが良かったですけど、これはこれでうまい。・・・いらないなら貰いますよ。」

俺は二人の持ったウナギに狙いを定めた。すると二人は箸を動かし始め

「・・・ん~、悪くない!チリソースをかければもっとうまいだろうな。」

「・・・こいつはうめぇな。」

日本だと高級魚だからなぁ・・・。早く養殖出来るよう、科学者の皆さん頑張ってください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食べ終わるころ、スーツ姿の金髪の東洋人が福州飯店(フーチャオレストラン)に入っていった。

「あいつか?」

リーさんが言った。

「え?おっさん、あいつって・・・。」

「警官の格好をして撃ってたやつだな。」

・・・顔バレしてますわ。

「そうだ!行こう!!」

「「「まぁ、待て待て・・・。」」」

リーさんが突入しようとしたので俺達は全力で止めた。

「お互い顔バレしてるんですよ!慎重にいかないと!」←俺

「顔バレしてるのに正面から行く気か!?」←カーターさん

「今正面から言っても裏から逃げられるに決まってる。」←おっさん

三人から止められ、渋々リーさんは引き下がった。

「で、どうします?三人も顔バレしてるんで客に混じって潜入なんてできませんよ。」

俺が訊くと

「俺は顔がバレてないから先に行く。で、リーはあとから行く。お前らは裏口から行く。これでいいだろ?」

カーターさんがそう言い

「わかった5分後に行く。」

「「了解。」」

俺達が頷いた後、

「あ、おい。身分証を貸してやる。」

そう言ってカーターさんは自分の警察手帳と拳銃をリーさんに渡した。

「もしなんかあったら、こいつを見せて踏み込むんだ。」

そこにはアフロ姿のカーターさんの写真が・・・。すぐバレないか?

「本人じゃないってすぐバレちまう!」

リーさんが言ったら

「大丈夫だって刑事っぽくやれば絶対にバレないさ。パッと開き、パッと閉じる。練習しとけ。」

そうカーターさんはリーさんに言った後、

「お前らもバレてるんだろ?」

リーさんはそう言ってシボレーのトランクを開けた。そこには・・・

「カーターさん、こんな趣味あったの?」

俺は引いてしまった。

「趣味は認めるが・・・車に常に入れてるってどういうことだよ・・・。」

おっさんも引いた。

「違う違う!!この前の事件での没収品だ!!」

慌ててカーターさんが言った後、

「これ使えば変装ぐらい簡単だろ!?」

カーターさん、・・・・・・できれば使いたくないんですが。

「こうか?」

リーさんが手帳を一瞬見せて閉じた。

「上出来だ。お前らもそれ使って裏口行けよ!!」

そう言ってカーターさんは福州飯店(フーチャオレストラン)へ入ってしまった。

「・・・使うしかないのかぁ。」

「・・・なんだってこんな目に。」

俺達は物陰に隠れてその変装道具を使った後、裏口へ向かった。

 




 実在の人物、組織と関係はありません!!

 木のお面はさらに進んだ時に出します。

 映画と違って中国博覧会は一日前倒しになります(そこ!!手抜きとか言わない!!)。手抜きではないです。

 爆薬があるのにパンツァーファウストをぶっ放したのは、方向が違う&C4は起爆装置や雷管が無いと爆発しない(衝撃による暴発は無く、火に入れても燃えるだけ)からです。

 ‘‘福州飯店’’を‘‘フーチャオレストラン’’としたのは、英語だと‘‘FOO CHOW Restaurant’’なのでそうしました。

 ウナギ・・・食べたいなぁ・・・。何年食ってないっけ?

 次回!!シボレーのトランクの中に入っていたものが明らかに!!!




 Next Ibuki's HINT!! 「口紅」




  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。