少年士官と緋弾のアリア   作:関東の酒飲

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旅行中に投稿!!
 
あぁ……やっぱりネタ回は楽しい!!


前もって言います。今回登場する人物たちは架空の人物です。実際に存在する人物ではありません。
 もう一回言います。今回登場する人物たちは架空の人物です。実際に存在する人物ではありません。(死ぬほど大事なので2回言いました。)


黒歴史を量産させられるなんて……

 俺と理子・両川さんはその後現役の警察官(大田部長と銭形警部)捕まった。そして、多数の警察・消防・軍の皆様の前で説教を受けたのは想像できると思う。

 

 

 

 

 

「あの……銭形の叔父様?」

「ん?なんだぁ?」

「追いかけた時、‘‘逮捕だぁ~!!’’って言ってたよね?」

理子はおずおずと銭形警部に聞いた。

「いや、その……昔のクセで……」

銭形警部はそう言いながら頬を指で掻いた。

「クセでそんなこと言わないでくださいよ!!」

俺は思わず叫んだ。

 

 ……‘‘逮捕’’と言われて死ぬほど焦ったんだぞ!?

 

 

 

 

 

 

 ついでに、スカイツリー(倒木)関連の事故の損害賠償などは両川さんが払うことになった。爆発物(?)の投擲が事故の原因と分かったためである。

「そ、そんなぁ~!!!」

「こら両川!!しっかり謝らんか!!!」

 

 

 

 

 

 

 ヒルダは警察(両川勘吉)の手によって再逮捕することができた。今は留置所にいるようだが、近々‘‘網走監獄’’に収監されるらしい。

 

 ……大丈夫だよな。『ある人間がアイヌの金塊の在処を伝えるために、収監された網走監獄で囚人達(ヒルダも含め)の体に金塊の隠し場所を示す入れ墨を彫り、脱獄させた。』なんてことはないよな?

 

 事件の翌日、俺は総務省と法務省の役人にそのことを聞いて、そんな予感がしたのだが……気のせいだろう。

 そもそもあんな回復力があるんだ。入れ墨なんて彫れないだろうし……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 事件の数日後、あのドリアンの傷のせいで三角巾を着けている(救護科(アンビュラス)の脅し付き)俺の目の前で、キンジとワトソンは美味そうに神戸牛のステーキを頬張っていた。

 

 ……いいやい、俺のは現役女子高生(メイド)お手製の弁当だい。

 

「あぁ……この炊き込みご飯!!キノコの香りがとてもいい!!まるで秋を食っているようだ!!!」

「イブキ……とうとう狂ったか?」

「……ムラタ、奢ろうか?」

キンジはともかく、ワトソンは本気で心配してきた。

「いや……いいから。……うん、ごめん。」

俺はそう言った後、かぼちゃの煮つけを口にいれた。

「……アリアとの婚約は破棄したよ。ワトソン家の事情についてもほとんど話した。」

ワトソンがぼそりと呟くように言った。

「怒らなかったのか、あいつ?」

キンジはそう言った後、肉汁がしたたり落ちる分厚いステーキを口にいれた。

「‘‘そんな事だろうと思ったわ’‘、だそうだよ。ちょっと安心した様な表情にも見えたけど。」

「「アリアらしいな」」

俺とキンジはそう言った。そして俺は再び炊き込みご飯を頬張った。

 

 ……なんか無性にサンマが食いたいな。リサにリクエストしようかな。

 

「ただ、その……ボクがじょ、じょし……」

「あー、なんだ。ワトソンの家の方は大丈夫なのか?」

 

……そう言えばキンジはワトソンが女の子であることを知らなかったな。

 

面倒事を避けるために、俺はワトソンの発言に被せていった。

「うん……向こうはどうするか保留しているらしい。結構問題を起こしたから……どうなるか分からない。」

「「そうか……」」

空気が重くなった。

 

 ……うん、話題を間違えたな。

 

「ま、何とかなるだろ。ワトソンの能力なら一人でもなんとかなる。」

「そ、そうだね……。」

ワトソンの顔も少し明るくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 昼食の後、ワトソンが車(まだクラウン)で強襲科(アサルト)探偵科(インケスタ)へ送ってくれることになった。

 キンジを探偵科(インケスタ)で下ろした後、ワトソンは道端に車を止めた。

「……ん?どうした?」

「その……ムラタ。君は本当にあれだけでいいのか?」

ワトソンは前を向いたまま言った。

「……何の話だ?」

「ボクは……トオヤマとムラタを陰湿に(おとしい)れていたのに………謝っただけで君は許した。トオヤマのステーキで手を打つのも罪悪感があったのに……。」

そう言ってワトソンはメーターに視線を落とした。

「そう言われてもなぁ……そこまで実害はなかったし……。」

 

……一番きつかったのは、‘‘平賀さんに頼んでいた銃弾’‘の製造が遅れたぐらいだしな。

 

「そこまで実害が無くて、誠心誠意謝ったんなら……それで許すだろ?」

 

……これがキンジや武藤・不知火ぐらいだったら、じゃれ合い程度で殴ったり、飯を奢らせたり、無茶ぶりさせたりするが……そこまで親しいわけでもないしなぁ。

 

「でも……ボクを(うら)んでいるだろう?」

「いや、別に?……これっぽっちもねぇぞ。」

俺はそう言ってポケットに入っていた8㎜南部弾の空薬莢を見せた。

「ダメだ……ダメだ!!ムラタ、何か復讐しろ!!これじゃぁボクの気が収まらない!!」

「そう言われてもなぁ……」

 

 ……意外に面倒な奴だな、こいつ。

 

 俺は考えるポーズを見せ、どうやってこの場を切り上げようか考えた。

「何をしても構わない!!縄で縛って叩いてもいいんだぞ!!……むしろそのぐらいしてくれ!!」

 

 ……一瞬、ちらりとココ姉妹を思い出した俺は…悪くないと思う。

 

「ワトソン……お前、そんな趣味が……。」

「え?」

「……え?」

ワトソンはキョトンとした後、一気に真っ赤になった。

「ち、違う!!ボクはいたってノーマルな……って何言わせるんだ!!」

「痛い、痛いから!!拳が傷に当たってるから!!」

 

 

 

「ドMは(ウオ)達の専売特許ネ!!」

「ポッとでの小娘にはドMキャラ(これ)は渡さないネ!!」

 

 

 ……一瞬、ココ姉妹が脳裏に浮かんだのだが…気のせいに違いない。

 

 

 

 

 

 

 車が再び移動し、選択教科棟の前に止まった。すると、ワトソンが「ついてきてほしい」と言うので、俺はワトソンの後ろをついて行った。

 

 

 選択教科棟には美術室、音楽室、書道室などが集められた建物だ。芸術系統は武偵高(ここ)の学生に人気がないのか、いつも人気がない。

 

 

「……なんでこんなところに?」

確かに密会するにはうってつけの場所だが……何のために?

「その……一つ頼みがあるんだ。盗人猛々(ぬすっとたけだけ)しいが……。」

「……はい?」

すると、ワトソンは周囲を確認した。

「僕が……女子であることを、誰にも言わないでほしいんだ。」

「いや……別に言うつもりはないぞ。言ったところで誰も信用しないだろうし。」

俺がそう言った瞬間、ワトソンは俺の手を取り走り出した。

 

 

 

「痛い痛い!!なんでケガしている右手とるんだよ!!」

「……あ、ごめん。」

 

 

 

 

 

 美術準備室に入らされると……ワトソンは扉の鍵を閉めた。

 そして……ワトソンはジャケットを脱ぎ、ネクタイを外し、ベルトを外し、靴を脱いだ。

 俺と目が合うとワトソンは顔を真っ赤にし

「あっちを向いてろ!!」

そう言ってワトソンは背を向けた。

 

 ……え?ハニートラップ!?

 

俺は慌てて窓を開け、脱出しようと……

 ザクザク!!

顔の横にククリナイフが2本飛んできた。1本は鍵の部分に刺さって、窓の鍵を壊してるし……。

「に、逃げるな!!ボクの方が逃げ出したい気分なんだ!!」

「だったらやめようぜ!!お互いに利益はないだろ!!」

俺はそう言って銃剣を出し、窓を割ろうとした瞬間、

「こっちを向けムラタ!!撃つぞ!!」

  カチャ!!

銃を構えた音が聞こえた。

 

 

俺は諦めて、銃剣を持ったままワトソンの方向へ向くと……ワトソンはパンツとシャツだけの姿だった。胸はサラシか何かで抑えていたのだろう。さっきよりも膨らんで見える。

「ボクの父は……男子として生きるように厳しくしつけた。だから……自分が女であることを忘れようと思っていた。」

そう言った後、床に置いてあった紙袋にワトソンは手を伸ばした。

「でも……13か14の頃から……恋愛小説や映画を見るたびに、女性の登場人物に感情移入して……やっぱり自分は女だって感じたんだ。」

ワトソンは純白の下着を出し、背を向けてつけ始めた。

「女性らしさに憧れて、女っぽい仕草をしたことがあるが……幼少期のトラウマが(よみがえ)るんだ!……ボクは、まだ怖いんだ。」

ワトソンはそう言った後、深呼吸をし、意を決したようにこっちへ向いた。

「「……。」」

お互い目を合わせて……固まった。

 

 

 

「その……。」

ワトソンが視線を離した。

「ボクは女らしくなりたい。でも……トラウマで出来ない。だから……ショック療法で!!ぼ、僕のトラウマを直す。む、ムラタに……その行為を持って償いをしようと……。」

「て、てやんでぃ!!テメェは自分の体を大切にしやがれ!!」

何をやればいいか理解した俺は思わず叫んだ。

 

 ……完全にハニートラップじゃねぇか!!しかもトラウマを直したいのは本心みたいだから余計にたちが悪い!!

 

「ムラタ……ひょっとしてボクを気遣っているのか?それは……いいんだ。こんなタイミングで言うのは最低だが……ボクは、君なら……君が、いいんだ。」

ワトソンはそう言って俯いた。顔は真っ赤になる。

「こういっちゃなんだが……会って数日で関係を迫られてみろ。どう考えたってハニートラップにしか考えられねぇだろ。……ゆっくり、そのトラウマを直せばいいんじゃないか?」

俺はそう言って壁伝(かべづた)いにゆっくりと進んでいく。

壊れていないもう一つの窓から脱出しようと……

  ドスッ!!

出来なかったよ。無事だった窓がまた一つ鍵が壊れた。

「……確かに一理ある。君は軍の暗部に所属していたから…ハニートラップを警戒する気持ちは分かる。」

ワトソンはそう言って、再び紙袋に手を入れ、ガサガサと中を探し始めた。

「……じゃぁ、ショック療法じゃなく……リハビリにしよう。」

「……は?」

ワトソンは紙袋から武偵高のセーラー服を出した。

「そう、名付けるなら……‘‘女の子訓練’’をする。要は……ロールプレイだ。僕が女の子を演じ、君が対応する。」

そう言ってワトソンはセーラー服を着るため、俺から視線を外した。

 

 ……今だ!!

 

 俺は‘‘影の薄くなる技’’を使い、書置きを置いて、バレないように扉を開けて逃げ出した。

 書置きには

『後日時間がある時に付き合いますので、帰らせてください。』

と書いておいた。

 

 ……チクショウ、最初からこれで逃げればよかった!!

 

 

 

 数日後、リハビリという名の‘‘おままごと’’につき合わせられることになったのだが……ワトソンが‘‘重い女’’だったとは思わなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワトソン・ハニートラップ事件から幾日か過ぎ、10月30日の金曜日、東京武偵高の文化祭当日。ここの文化祭は30日・31日が文化祭、11月1日が片付けという日程だそうだ。

 文化祭の目玉の一つ、2年生による変装食堂(リストランテ・マスケ)……これが俺の頭痛の種だ。2年生全員にお題が出され、そのお題を完璧に演じないと蘭豹先生か綴先生・南郷先生によるお仕置きが待っているらしい。

 しかも、俺のシフトは30日の午前、お題は『ボディビルダー』……最悪の場合、ボコボコにされてから文化祭を楽しむことになる。

 俺は憂鬱なまま衣装を着替え、最悪の場合の時のための最終兵器を片手に持ち、閻魔大王(蘭豹)の待つ審査場へ向かった。

 

 

 

 

「こんなボロボロの体のボディビルダーがいるかぁ!!!」

「ま、待ってください蘭豹先生!!アピールはまだです!!」

俺がそう言うと、蘭豹の鉄拳が止まった。やっぱりこの変装はダメだったらしい。

 

 ……そもそも、『ボディビルダー』の変装なんか短時間でできねぇんだよ。

 

「……ほう、そんな自信満々にいうなんて、なんかあるんか?」

 

 ……最終兵器、使うしかないのか。

 

「はっ!!必ずや蘭豹先生が満足すると思います!!」

「……見せてみぃ!!」

「はっ!!」

俺は持ってきた最終兵器(ラジカセ)の電源を入れ、ある音楽を再生した。

  チャン、チャチャ~チャラン♪

ラジカセからは軽快な、今にでも踊りたくなるような音楽が流れる。蘭豹先生はその音楽を聴いた瞬間、目を大きく見開いた。

 

 ……よし、情報は本当のようだな!!

 

俺はその音楽が流れると同時に、黄色のパンツ一丁の姿のまま踊り始めた。蘭豹先生はその踊りを見ると……前のめりで俺を見た。

 

 ……蘭豹、テメェが『マッスルボデーは傷がつかぬ!!』の大ファンなのは知ってるんだよ!!

 

  チャチャンチャンチャン♪『あ~の子~の素敵な大胸筋……♪』

そう、『マッスルボデーは傷がつかぬ!!』のEDテーマ、『ハッスルマッスルブギ』だ!!

「おぉ……おぉおおおお!!!」

蘭豹先生は大興奮。周りの審査待ちの生徒たちはドン引き。

 

 ……俺はまだ、死にたくねぇんだよ!!

 

俺は必死に、笑顔で一曲踊りきった。

 

 

 

「いやぁ~、村田!!最高だったわ!!!流石軍隊上がりや!!」

蘭豹先生はご満悦のようで、俺の背中をビシバシと叩く。

 

 ……うん、上半身裸だからメチャクチャ痛い。

 

「イエ……満足シテモラエテ嬉シイデス。」

 

 ……あぁ、死ぬほど恥ずかしい。

 

俺は早くその場を切り上げたかった。

「そうや!!!村田!!」

「はい。」

「客の前で、それ、踊れ!!!」

「……はい?」

 

 

 

 

 

 

 同時刻、東京武偵高校門前。

「‘‘木曜どうでぃ’’をご覧のみなさんこんばんは~、鈴藤です。我々はですね……今、東京武偵高校に来ています!!」

マスターこと鈴藤は、音野さんの持つビデオカメラの前で笑顔で言った。

「今回の企画はですね……前々回、『試験に出るどうでぃ・日本史編』で大変お世話になった東京武偵高校の生徒の皆様に、お礼と言っては何ですが……美味しい料理を食べてもらおうと思っています。」

  プシュ―、プシュ―

「では、その美味しい料理を作っていただくシェフを紹介しましょう。料理といえばこの方!!‘‘シェフ和泉’’です!!」

「え~皆さんこんにちは、シェフ和泉です。」

鈴藤の紹介の後、シェフ姿に変装した和泉陽司が登場した。

「今日は前回助けてもらった東京武偵高校の皆さんにですね、数々のお料理をお見舞いしていきたいと思っています。」

「おい、うまいものとは言わねぇから放送できるもの作れよ。」

ディレクターである藤崎がカメラの外から大声で言った。その言葉に和泉はムッとし、

「なんですか?あまり余計なことをいうと、あなたからお見舞いしますよ?」

「まぁまぁ……くれぐれも恩をあだで返さないようにお願いします。」

鈴井も仲裁するように言った。

「いやね、彼らのことを‘‘命の恩人’’だって言ってるけどね……僕にとっては‘‘疫病神’’なんだよ!!試験に出るどうでぃ(あの)あと、ぼかぁ東京で初舞台があるから安浦と新幹線で向かったんだ。そうしたら、乗ってた新幹線がジャックされるは僕と安浦の座席には爆弾がセットされるわ……。警察に聞いたら、武偵高生徒(彼ら)に仕掛けたはずが、間違えて俺たちの席にセットしたらしいんだよ!!!銃撃に爆弾に……次は戦車にでも襲われるんじゃないかい!?」

和泉はそういった後、今度は藤崎を指さした。

「で、その新幹線のチケットを取ったのが藤崎(こいつ)なんだよ!!」

「ジャックが起こるなんてわかるわけねぇだろ!!」

「なんだと!!カブトムシ!!うどんの汁替わりに樹液でもかけてなさいよ!!」

「うるせぇスズムシ!!」

和泉と藤村の言い合いがヒートアップする。

  プシュ―、プシュー

「まぁまぁ、そろそろバッテリーが切れちゃうから……では、今回スペシャルゲストがいます!!黄色い憎いやつ、0u(レイウ)ちゃんです!!」

鈴井の紹介と共に、黄色い着ぐるみが颯爽(さっそう)と飛び出してきた。

 『蝦夷テレビのマスコット

  安浦さん0u(レイウ)ちゃん』

登場した着ぐるみは軽快に多種多様なポーズをとった。

「いやぁ~これがどれだけすごいか!!完全にプロの動きですもの!!」

和泉は興奮しながら紹介した。和泉の言葉に反応してか、着ぐるみはさらに大きく・素早くポーズをする。

「「「アッハッハッハ!!!」」」

 

 

 

 『~本日のお品書き~

  ・サラダ:サケのサラダ

  ・本日のパスタ:ひき肉と秋野菜のスパゲッティ

  ・スープ:トムヤンクン風オニオンスープ

  ・デザート:アップルパイ』

和泉は『本日のお品書き』が書かれた紙を出した。

「……おい、本当にこんな種類作れるのかよ!!」

藤崎は大声で言った。

「今回は時間が5時間あるということで、多めに……コースで出していこうと思います。」

そういった後、和泉は意気揚々と料理の説明をした。

 

 

 

「では……我々の恩人、東京武偵高校の生徒の皆さんに会いに行きましょう。」

鈴藤がそう言って締めた。

「そういえば、ちゃんとしたキッチンはあるんだろうね。ぼかぁ~ちゃんとしたキッチンがないと作らないよ?」

和泉は疑問が生じ、聞いてきた。

「大丈夫です!!和泉さんには東京武偵高校恒例、『武偵高料理対決』に出場してもらいます!!そちら、最近多額の寄付があったようで設備は充実しているそうです!!許可もとっています!!」

藤崎さんは相変わらずの大声で説明した。

「よぉぅ~し、お見舞いするぞぉ~。」

和泉は堂々と東京武偵高校の校門をくぐった。それに続き黄色い着ぐるみも校門をくぐろうと……

「あ、安浦君、ちょっと待って。……君には特別な衣装があるから。」

藤崎は着ぐるみに待ったをかけた。

「……はい?」

 

 

 

 

 

 15分後、変装食堂(リストランテ・マスケ)

「……あの、なんでこれ着るんですか?」

安浦はローブ姿でテーブル席に座っていた。

「村田君がなんでも‘‘とある’’コスプレをしなければいけないみたいなので、その応援をしてもらおうと思います。」

藤崎は相変わらずの大声で説明した。

「安浦、何着たんだ?」

和泉は不思議そうに聞く。

「まぁまぁまぁ……それは後のお楽しみということで……。」

「それにしてもかわいい子が多いじゃない。」

鈴藤は嬉しそうにそう言う。

「おい、奥さんにどやされるぞ。」

和泉はジト目で注意すると

「アハハハ……」

鈴藤は笑いながらごまかした。

「そもそも……」

テーブル内で話は弾んでいく……

 

 

 

 

 

 同時刻、変装食堂(リストランテ・マスケ)内・別テーブル

「あの……村田さんに一言伝えなくてよかったのでしょうか……。」

「大丈夫よ、オレンジペコ。これはサプライズです。」

そう言ってダージリンは紅茶を飲む。

「……あら、いい茶葉使ってますわね。」

「あ、そこのシーツ被ってる人、チャーハン大盛を追加で!!……ですわ。」

ローズヒップの注文に、「フケイデアルゾ」といった後、メジェドは厨房へ向かった。

 

 数分後、メジェドは大盛のチャーハンを持ってきた。

「ありがとうございます!!……ですわ!!」

ローズヒップはそういった後、チャーハンを掻き込む。

「あら、意外とパラパラでうまい!!……おいしいでございますわ。」

「今回は恩人のイブキさんに美味しい手作りの料理を食べてもらうと思っているの。だから二人にも来てもらったわ。」

「ですが……本当にここに村田さんはいるんですか?」

オレンジペコは不思議そうに聞く。

「えぇ……アッサムが身を粉にして調べてたのよ?」

「……アッサム様、ご愁傷さまです。」

「……(ガツガツムシャムシャ)」

  チャン、チャチャ~チャラン♪

ちょうどその時、食堂内に軽快な音楽が爆音で流れ始めた。

「「?」」

「……(ガツガツムシャムシャ)」

食堂内の明かりが必要最低限まで消え、その代わり食堂内の舞台にスポットライトが……

  タッタッタッタッタ!!

そして、舞台に黄色いパンツ一丁の青年が小走りで出てきた。

「「……。」」

「?」

  チャチャンチャンチャン♪『あ~の子~の素敵な大胸筋……♪』

なんと!!その黄色いパンツ一丁の青年はその、音楽とともに踊りだした!!!

「「む、村田さん!?(イブキさん!?)」」

「……?おぉ~!!」

「「「「アッハッハッハ!!!」」」」

違うテーブルから爆笑が聞こえる。その爆笑するテーブルにいるローブ姿の男はローブを脱ぎ、同じ黄色のパンツ一丁の姿になった後、舞台へ駆けあがり一緒に踊り始めた。

「……村田さん。何やってるんですか?」

思わずオレンジペコは呟いた。

「「……カッコイイ」」

「ダージリン様!?」

 




 入れ墨は皮膚の回復と関係ないようです。イブキは誤解しています。
 まぁ、その部分の肉をそぎ落とせばヒルダだと入れ墨をなくせそうですが……
 なお、ゴールデンカムイ的な展開はない……はず。


 ‘‘なぜイブキは数日たってもドリアンの傷は治らないか’’
 だってトゲトゲの物体が体にあたって傷がグチャグチャですから、それなら傷は治りづらい。


 この小説のワトソンは『傷跡フェチ』です。
 ダイハード4.0でもありましたよね。
「女は傷に弱いんだ」
正確なセリフは資料が今手元にない(旅行中のため)ですが、ラストでそんなこと言っていたはず……


 みんな大好き『ハッスルマッスルブギ』です!!知らない人は検索検索ぅ!!

 
 次回、とてもカオスなことになる予感!!


  Next Ibuki's HINT!! 「料理対決!!(旨いとは限らない)」
 
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