「ブラック鎮守府に961社長が着任したら」どうなるのっと。   作:続空秋堵

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タユタマ2でたしアマガミも2出さない?

明日ついにおっぱいカグラ発売ですね。
キャラわかんないし始めてって言う人も多いでしょうけど安心してください。多分番外編みたいなもんなのでワイワイとはしゃぐおんにゃのこ見るだけですよ。
キャラが決まらない?よし、先輩が最高のアドバイスを教えましょう。



「股間に聞け」


給料ってなんですか?払えばいいんですか?

 夜。それは古くから人々が恐怖する時間である。

 月の光は昔の人間は皆邪悪なものだと恐れていたし、妖怪などが跋扈するなんて言われている。だがどれも昔の話。今の時代に妖怪を信じるのは一部の駆逐艦やながもんだけ。

 

 が、そんな妖怪やお化けなんぞよりよっぽど恐ろしい者がこの鎮守府には存在する。

 ウィやアデューと妙にフランス語を挟んでくる全身真っ黒の素顔がまるで読み取れないような男だ。誰もがこの男を恐れた。決して誰も反抗や文句を言わなかった。

 月の光に恐れた当時の人間たちのように艦娘たちは恐れる。そして一日を終えるのだ。

 

 そんな不吉な夜。艦娘たちは全員広場に集められていた。

 集会などをするときに使う広間。綺麗に整列し美しい待機状態。一般の人がこの光景を見たら思わず拍手してしまうだろう。だがそんな彼女たちの表情は明るくはなく、誇らしくもなく、ただただこの先の判決を聞く罪人のような強張った表情だった。

 ある者は冷や汗を流しある者は今にも口から泡を吹きそうな状態。善良なやつなら救ってやろうと思っただろう。ソゲブさんなら乗り込んできただろう。でもそれは無理な話。決して誰もこの少女たちを救えない。少女たちは待ち続けるのだ。判決を。一体これから何をされるのかを。

 

 誰かが祈る。ああ神よ、いるならばどうか私たちをお救いください。

 

『むり!』

 

 そこに誰もいないが天井で鼻をほじったやつがそう言った気がした。

 そう無理なのだ。だってだってこれは………。

 

 

 

 

ただの勘違いなのだから!!

 

 

 

 

【望月の奮闘】

 

「ウィ、集まったようだな三流ポンコツ艦共。本日集まってくれたのは他でもない」

 

 現れた黒幕。それは壇上にたち重い口を開いた。

 その一言で気絶する艦娘もいた。手を胸に持って行き祈る者もいた。彼はそれに気づいていないようで話を続ける。

 

「給料日だ」

 

 

『・・・??』

 

 全艦娘があんぐりと口を開けた。だらし無くみすぼらしく。そして全員が同じことを思う。

 

『(給料日ってなんだ………?)』

 

 そして彼女らは目を素早く運ばせる。

 ブラック鎮守府で私語を慎むことを覚えている彼女らは一つの技術を学習している。

 

「アイコンタクト」

 

 ここから先は艦娘たちの目線だけの会話をご覧ください。

 

『長門!給料とはなんだ!?』

『し、知らん!?なんなんだ給料とは…。給とは一字で何かを与えることを表す字なのはわかるが。わかるか、望月?』

『ぅん……?どうしてここで私なの?』

『いやほら駆逐艦の中で最も博識そうじゃん?』

『いや、ほらそこは時雨とかさ』

『そこでもう暴走している』

『あ、ほんとだ』

 

 驚いただろう、こいつら目だけで会話してるんだぜ?と言いたくなったのは最初に目線を配らせた木曾だったがすっかり蚊帳の外である。

 

「給料日……給料日……なんなんだろうその言葉。給料なんて拷問聞いた事がないし、判決にだってない。じゃあ一体……。まさか海外特有の表現?てれびでやってたお前はもう死んでいるみたいな決め台詞?わからない、わからないよ!?」

 

 SAN値チャック→ファンブル。と望月は言いたくなったが集会なので心で呟くことにした。

 時雨はもうダメだ。一人で誰にも聞こえない声で呟いていたからその口の動きを見て内容を知った望月は諦めるように目を逸らした。どうか彼女には何も思い残すことなく逝って欲しい。こんな場所で地縛霊になんかなったら彼女が報われない。いや死んでないけど。

 

「む、時雨の体調が優れないようだな。鳳翔、医務室に連れて行ってやれ」

「は、はい!!」

 

 一度にSAN値が大幅に削れた時雨は一時的に発狂してしまい連れて行かれた。

 その姿をみて誰もが可哀想だと目を潤ませた。この悪魔はどれだけ私たちの心を壊せば気がすむのだろうか。

 

「では配るとしよう。駆逐艦から順に並ぶのだ」

 

 配る?提督は私たちに何かを渡すつもりなのかな?

 望月は警戒しながら思案する。ここから先は未知の領域。何があるかわからない。長門に健闘を祈ると目で言われ小さく頷いた。

 

 朝潮型が最初に受け取った。朝潮は感謝いたします!と美しく敬礼した。絶対なにかわかってないだろう。私だって分からない。だから朝潮のやり方は最善策。後ろもみんなも朝潮の姿を見て参考にした。

 全く、やってくれるね。朝潮は一番最初に犠牲になって後の者たちが橋を渡れるように危険を調べに行ったのだ。誰もが感嘆した、中にはその雄姿に涙を流した者もいただろう。彼女は自分の危険も顧みず後の者たちへ希望を残す。

 

『全艦娘一同、勇者朝潮に敬礼!!』

 

 バッ!長門のアイコンタクトに全員が頷き一斉に敬礼を。

 それを見た朝潮は美しく微笑むようにウインクして敬礼して返した。この日から朝潮は聖母だと呼ばれるようになったとか。

 

 その後は流れ作業だ。一人一人素早く何かを受け取り綺麗に敬礼。何事もなく進んでいく。

 次々と素早く。速く、速く、もっと速く!誰もがそれを意識しバーストリンクのように加速した。一刻も速く悪魔の前から姿を消すために。

 

 ついに私の番になった。

 私も素早く受け取り敬礼して終わらせる予定だった。

 

その文字を見るまでは

 

『給与明細』

 

「・・・ッ!?」

 

 明細。それは細かいことを詳細に表したことだ。よく請求書なんかでも明細と書かれている。

 ・・・請求書?

 そこで望月はハッと目を見開いた。もし、もしこれが軽々と受け取っていい物ではなかったら?望月は脳内で様々な考察、仮説を立てて思案する。その考えが百件に達しそうな時だ。彼女はある仮説に真実味を帯びたせた。ちなみにこの時間わずか0.5秒!!

 

 そうだ。そうに違いない。この給与明細とは地獄への片道切符。

 望月はどうしてこんなことに気づかなかったんだろうと自己嫌悪した。でもこのままではいけない。もう朝潮を代表とした一部の駆逐艦たちは受け取ってしまったのだ。

 朝潮は望月の姿を見て首を傾げる。それを見て望月は決心した。

 

 朝潮がこうして橋を調べてくれたのだ。だったら次は橋の先が地獄なのか、それとも廃墟なのか調べるのは望月の使命!!

 彼女はそれを受け取り身を震わせながらも決心し瞳を揺らしついに口を開く。

 

「給料ってなんですか?払えばいいんですか?」

 

 そう、給与明細とは与えられることを言っているのではなく、与えることを詳細にしたものだったのだ。

 受け取ってしまったということは私たちは一生この金額を首にぶら下げて借金として生活する。それが望月の出した結論。これ以上被害を出さない為に。被害が私で終わらせる為に。私は受け取ってしまった子たちに頭を下げて返すアテを探す旅にでるのだ。一生を借金という重りと共に。

 

 その望月の姿をみて空母たちは嗚咽と共に泣き出した。

 あの小さな身体からは感じられないほどの大きなオーラ。犠牲は私で終わらせるのだと背中が物語る。戦艦たちはなんて私たちは無力なんだろうと歯を食いしばった。

 あんな、あんな小さな背中に、身体に護られてしまうなんて。

 

 

 

 

 

 

ここに一つの伝説が誕生した。

「知ってますか?凛ちゃん、自分を犠牲にしてみんなを護ろうとした艦娘がいたそうですよ?」

「ふーん。で、それってどんな子なの?」

「聖母朝潮に守護神望月。誇り高き駆逐艦だそうです、ぶい!」

「卯月は博識だね」「えへへ〜」

 

 それは艦娘の歴史に刻まれる伝説。絶対に忘れてはいけない勇気と誇り。それを二人は教えてくれたのだ。

 後世まで伝わる神話として。

 

 いや、ねぇけど。

 

 

 

 

「なにを言ってるのだ、怠惰駆逐娘。給料なんだから自由に使えばいいだろう?なぜ払う必要がある」

 

 なん………だと………?

 望月は困惑した。払わなくていいとはどういうことだ。文字通りの何かをくれると言うのか?

 

「電気代やガス代に立て直した設備諸々は気にするな。私の独断だ。お前たちが払う必要はない」

 

 提督がなにかを言っているが私の耳には届かない。

 頭が真っ白になる。なにも理解できない。ああ、どうしてこうなってしまったのだ。私は無闇に藪を突いて蛇をいや、鬼を出してしまったのだ。恐ろしいことをしてしまった。その自己嫌悪で苦しくなってだんだん涙が浮かんできた。こぼすまいと必死になる。

 

 私のせいで他の子にも迷惑をかけたかもしれない。誰かが傷つくかもしれない。そんな想像をする。

 

「それとも改築してそれぞれの個人部屋を作ったことか?それとも入渠ドックとは別に大型の風呂場を作ったことか?なに、男湯と女湯に分けているから問題ない。それともさては全ての床を床暖房に変えたことか?そんなことで感謝してマネーを返す必要はない。笑止千万!自由に使うといい」

 

 それからのことは覚えていない。

 私は部屋に帰ってベッドにダイブした。ゴロゴロと転がり枕を抱いた。

 

「あ、これ羽毛布団だ」

 

 その寝心地のよさに彼女は夢の世界に旅たつ。

 起きた頃には不安も悪いことも全部忘れては幸せで起きれるように。

 

【摩耶編に続く】




ミリマス&SideM新アプリおめでとぉぉぉお!
おじさん嬉しいよ!ソシャゲって肌に合わなくて続いてるのアイマス関連とあんガルしかないけど多分やるよ!音ゲーはやめてね、やる時間ないから。いやほんと。

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