ハイスクールDxD 4部~ダイヤモンドは砕けない~ 作:ちょこ0720
今年こそ僕にも春が来るといいなぁ。
「う、う~ん…ここは…どこだ?」
俺が目を開けるとそこには見知らぬ天井があった。
あたりを見渡すと近くには三人の男と一人の女の人が椅子に腰掛けて喋っていた。
一人は知っている。
駒王学園の二大お姉さまの一人のリアス・グレモリーである。
だが、残りの三人は全くもって知らない。
見た感じ制服も駒王学園のものじゃないし、三人組の二人は物凄くガラが悪そうだ。
「ん?お〜、おい、仗助ェ起きたぞ〜」
ガラの悪そうな二人のうちの一人がそう言うと、もう一人も席を立ちこちらへ向かってくる。
「おい、大丈夫か?自分が誰だかわかるよな?」
拝啓、父さん、母さん、初めて不良に絡まれました。
△▼△
「え〜っと、そういう訳なんだけど…わかったかな?」
って、分かるわけないよなぁ〜。僕も一回の説明じゃあよく分からなかったからなぁ〜。億泰君に至ってはまだ理解すらしてないんだからなぁ〜。
「つまり、君は一回死んじゃっていて、このリアスさんって人が悪魔として君を生き返らせたんだよ」
「は、はぁ」
うわぁ〜、まずいなぁ、僕完全にプッツン野郎だと思われてるよなぁ。
「彼の言っていることは全て事実よ。兵藤一誠君、あなた、自分のことが分かるかしら?」
「は、はい!わ、分かります!」
よ、よかったぁ。リアスさんが間に入ってくれなかったらこの先イッセー君には変な目で見られるとこだった。
「まぁ、今日はもう遅いし、詳しいことはまた明日使いを出すわ。あなた達も明日から転入よね?」
「はい…っていうか、なんでリアスさんが知ってんすか?」
「そんなことなどうでもいいのよ。明日、あなた達もイッセーと一緒に来てちょうだい」
△▼△
「なぁ〜、仗助〜、康一〜」
帰り道、僕達が今日の出来事を頭の中で整理していると不意に億泰君が口を開いた。
「今日のこと信じられっか〜?」
「普通なら信じることなんか出来ねーけどよ、俺達の場合はよ、『スタンド』があるかよ〜、人のこと言えねーよなぁ。それによー、あんなもの見せられたら信じるしかねーだろ」
僕達は兵藤一誠君が起きる少し前にリアスさんから悪魔の証拠である羽根を見せられたのだ。
それに、仗助君のクレイジーダイヤモンドですら治せなかった…つまり、生き返った…転生した兵藤一誠君が何よりの証拠である。
△▼△
そんなことを話しながら僕達は承太郎さんから教えてもらった住所の書いてあるところへようやくたどり着いた。
ただの引越しのはずが今日は色々なことに巻き込まれたこともあり、まだ夕方なのに、みんな疲れきっているようだった。
まぁ、結果として兵藤一誠君の命を救うことができたから良しとしよう。
「で、デケェ…」
そんなことを考えていると、億泰君が感嘆の声を上げる。
その声に釣られて僕も前を見ると、そこには三階建ての立派な一軒家が建っていた。
「なんでもよぉ、俺達のために建てられた新築らしいぜ」
す、すごいなぁ。
本当にスピードワゴンって人は一体どんな人だったんだろう。
「お、おい、仗助、康一、大変なことを思い出したぜ」
億泰君がお化けにでも出くわしたかのような表情を浮かべ、僕達の方へ顔を向けた。
「今日の晩飯なんにもねぇよ…」
その後僕達のお腹が無慈悲にもグゥ〜という悲鳴を上げた。
もし、このSSを待ってた人がいたら本当にすいませんでした。
ずっと書こうと思ってたんですが、なかなか時間が取れなくて…