ソードアート・オンライン、Revise Fusions   作:お隣の池の中のプラナリさん

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前回のあらすじ
蘇生ポーションを得る代わりに失ったもの、
それは自分を支えてくれたレイザルードだった。
彼がフィアを守ったのにはどのような
意図が存在したのだろうか?


トラウマ

 

フィアが目を覚ますと、何処かの宿であった。

何処の宿だ?と思っていると、

見慣れた血盟騎士団の副団長、アスナがいた。

 

「目を覚ましたのね。よかったわ。」

「ここはアスカロの街........?」

「そうだ。運ぶの大変だったからな。」

 

と、キリトも奥から姿を現した。

どうやらフィアは倒れかかったそうで、

偶然見つけた二人が運んでくれたとのこと。

 

「ありがとう.........。夢ではないみたいね。」

「なんのことだ?」

 

彼女はポーチから、あの紫の宝石を取り出す。

それと、蘇生ポーションを。

 

 

「たったこれだけのために、私の相棒は

命を失った!クソッ!このクソがっ!」

 

フィアはブラックソードで宝石を切り裂く。

が、その耐久値はアホみたいに高く、到底

壊せるものではない。

 

キリトがフィアの腕を押さえつける。

 

「そうか......辛かったな。」

 

刺すのを止めたフィアを肩を軽く叩く。

アスナに至ってはフィアを抱き締めている。

 

「一緒に戦ってあげれば......よかった........。」

 

と涙ぐんだ。

 

 

「少し休めフィア。ここが正念場だ。」

「えっ........?」

 

キリトの言葉を理解できなかったフィア。

キリトは言葉を繋げる。

 

「ここを乗り越えられるかどうかがお前自身を

左右する。決して挫けるな。俺達とて、

戦友を多く失った。気持ちは痛いほどわかる。」

 

「............わかった。」

 

 

その失った。辛さはギルドともなれば膨らむと

考えた彼女は納得した。

 

フィアは少し休むと共に、宝石を眺めていた。

「見たこともない......けど少し........ね。」

 

 

「アスナはどう思う?」

「どう思うって、何を?」

 

二人は一部屋離れたところで会話をしていた。

 

「あの宝石だよ。見たこともない。」

「まるで闇そのものって感じよね........」

「............あぁ。」

 

蘇生ポーションのことはどうであれ、

宝石の謎に苦悶していた。

 

 

次の日

 

蘇生ポーションを獲得したフィアに、大衆が

集まっていた。

「どこで見つけた!」とか

「いくらで売ってくれるんだ!?」とか

 

自己的なことを聞いてくる。

彼女は泣きたくなっていた。

 

これのせいで相棒を失ったのだから。

そして、それをほじくりかえす大衆に

憎しみを覚えていた。

 

そもそも伝わった理由が、宿で話を聞いていた

人から伝言式に伝わったのだと。

 

「うぅ........嫌だ....レイザルード........」

 

彼女はプレッシャーに耐えられず、

その場に膝をついてうずくまってしまった。

 

「なにをしているお前ら。」

 

その大衆に剣をもってよってきたのは、

キリトだった。

 

「黒の剣士..........」

「大層な黒の剣士が我々に武器を構えるのか!」

 

「そうそう。お前らに言っておくが........」

 

「そいつ、死神だぞ。」

 

「「「「は?」」」」

 

大衆は固まった。

死神という言葉になれなかったからか。

それとも恐怖心か。

 

「正確には<影の死神>だったかな。」

 

    「「「「えっ!?」」」」

 

そうキリトがいうと、フィアはゆっくりと

立ち上がり、鋭い眼で大衆を睨み付ける。

 

キリトがフードを被せてやると、

次第に周りからどよめきがした。

 

「本物かよ..........」

「あの最強でありながら神出鬼没の......」

 

 

「言っておくことがあるんじゃないか?」

 

キリトが大衆にそう呼び掛けると、

 

    「「「「ごめんなさい。」」」」

 

一斉に謝罪した。





傷を抉られるって辛いのね。
仲間を気遣ってあげられるキリトさんまじ
カッケーっす!
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