NieR:Automata~これは呪いか、罰か、それとも救済か~   作:ディスマン

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動画のリスナーが「ニーアの小説見ました」とコメントしてくれたので半年うりに執筆します。

最近やっと内定取り戻して卒業も確定しました!
しかし私は相変わらず動画編集に作詞に同時視聴に遊戯王マスターデュエルと大忙しです。

P.S スタバのゆずシトラス&ティー美味すぎ


Ch.10:人類、砂の惑星を往く

谷間を抜けた先に広がっていたのは、砂以外に形容することができないほどに広大な砂漠であった。

その匂いもしないことから、この砂漠は完全に風化によって築き上げられたものだということがわかる。地平線まで続くこの自然を作るのに、どれだけの年月が流れたのだろうか

 

「うわ~…やべえなこの砂漠。すげえ肌に悪そう」

「?肌に悪いというのは砂粒が体内に入り込むということ?」

「いやオレ人体だから。パーツの隙間とかねーからね?」

「補足:人類の皮膚は乾燥すると体内の水分が奪われ内臓障害や脱水症になる」

「安心してくださいジンさん!水は僕が持っていますから」

「そんなにオレ弱そうに見えるの?一応人型相手ならそこそこ強いよ俺」

 

確かに砂漠の乾燥と足場の悪さにはイラつくが、空を覆っている砂塵のおかげで直射日光は防げている。アンドロイドには砂の方が害だろうが、こっちは義体なんてない。

ありがたく水はもらっておくとしよう。

 

「で、砂漠で何の調査すんの?」

「アネモネさんから頼まれた機械生命体出現の原因調査です。砂漠地帯では凶悪な機械生命体が多いらしいですから」

「推奨:近くの機械生命体から情報収集」

「要するに接敵しろってことね」

 

砂漠にいるということは地中に潜むタイプということか。

人間である俺には少し戦いにくいが二人には大したハンデにならないんだろうな。

 

「ジンさんは危険ですから下がっていてくださいね」

「え、いやオレも戦えるんだが・・・」

「人類である貴方に危険を冒させるべきではない。護衛である私たちに任せてほしい」

「否定:やむを得ない状況以外での戦闘行為は人類の耐久性と命の脆弱性から行うべきではない」

「あ、はい」

 

つまり戦闘が避けられない状況なら敵をぶっ殺してもいいってことね?

 

なんて常人なら考えないようなことを考えながら砂漠の丘下に差し掛かった時、

突如として砂の中から小型の機械生命体が飛び出してきた。

キャンプ付近での敵とは違い、民族衣装のような外套と仮面を着けている。

恐らくは人間の文化データをもとに模倣しているのだろう。

 

「ニンゲン?」

「ニンゲンガイタ!」

「アンドロイド、ジャマ」

「2B、ジンさん!敵です!」

「9S、ジンさんの防衛を頼んだ」

 

2Bが前線で機械生命体たちを斬ってはポッドの射撃で撃破し、9Sが俺の方に来る敵を処理していく。

この二人、改めていいコンビなんじゃないだろうか。たまに機械生命体が突然爆発したりしてるけど、多分9Sの仕業だろう。

9Sの後ろで思考に耽っていると、真後ろから回り込んだ一体の機械生命体が向かってきた。

向かってくる速度と雰囲気からして明らかな殺意が見て取れる。

 

「ニンゲン、コロス。コロシテ、知ル!」

「ジンさん!」

「!?マズい、9S!!」

 

2Bが戦闘を終えて戻ろうとし、9Sも急遽援護に回ろうとするがもう遅い。

既に敵はジンの4m先にまで迫っている。対処できるのは距離的にもジンただ一人だ。

 

しかし、一般の人間なら避けるか諦めるかだろうが、彼はあいにく一般人とは呼べない戦闘能力だった。

 

 

「ッラア!」

 

ジンは斬りかかってきた機械生命体を躱しながら後方に回り、マントを引っ張って空中に仰向けにしたところを顔面に向かって小太刀を突き刺し地面に叩きつけた。

機械生命体は間もなく活動を停止し動かなくなった。

刺さった小太刀を抜くと同時に9Sと2Bが駆けつけ、安堵の表情を浮かべる。

 

「ジンさん、大丈夫?」

「ああ、これくらいなんてことない。しいて言えば人型じゃないからやりにくかったくらいだ」

「すみません!あなたを危険な目に遭わせてしまって・・・」

「人類は私たちアンドロイドが守らなければならないほど弱いとデータにあったけど、なんで機械生命体相手に戦えるの・・・?」

「俺は生まれつき常人よりも身体能力と筋力が高くてね。武器や拳さえ頑丈なら機械相手でも問題ない。

あと個人的に武術をやってるから技術も多少はある。本当は打刀での剣術や居合術が得意だけど、小太刀やナイフでも一応いけるんでね」

 

二人はゴーグル越しでも分かるほど驚愕していた。当然だろう。彼らは人間を守ることが使命とされて今まで戦ってきたのだ。守る対象が自分たちの敵である機械生命体を相手に圧勝するなんてつゆほどにも思ってなかっただろう。

ほぼ人と同じ見た目のアンドロイドや未知のエネルギー弾で撃ち合うドローンが跳梁跋扈する未来で日本武術を駆使する成人男性。ほぼ日本版ジャック・チャーチル(第二次世界に弓とサーベルで戦った人)である。

 

「・・・・・・」

「ん?どした2B」

 

2Bの表情が芳しくない。9Sも苦笑いというか微妙な表情だ。何か引っかかることでもあったのだろうか

そう考えたと同時に2Bは急に俺のすぐ目の前まで近づいてきた。目さすがにきょどるのだががががが隠れているとはいえかわいい女性(アンドロイド)に急接近されるとさすがにきょどるのだがががが

 

「・・・ジンさん。貴方は確かに戦えるかもしれない。でもそれは危険な目に遭っていいことにはならない。今の私たちにとって、人類であるジンさんは私たちアンドロイドのすべて。傷ついてほしくないし絶対に死んでほしくない」

「お、おう。言いたいこと分かったから離れてくれ。近い、あと近い」

「2Bの言う通りです。僕たちは貴方のために傍にいますし、これからもその意思は変わりません」

 

いつもニコニコしてる9Sからも真面目な顔で言われてはさすがに自重しなければならないかな

なんて思ったが、俺は俺のために生まれてきて今日まで生きてきた。故に、気持ちは分かるし守られる存在なのも分かるが、縛られる理由にはならない。

ここはひとつ説得するとしよう

 

「あ~、いいか?俺が保護されてしかるべき存在なのは分かる。だがな、考えてもみろ。俺は多々内からがあるからこそ今まで生きてこれた。決して逃げ隠れしながら生きてきたわけじゃない。あいつもそれを分かって・・・」

「あいつ?」

「いや、なんでもない。ちょっと昔の話。つまり、命の心配されるのはまだしも、行動を縛られるほど弱くはないってことだし義理もない。大事だからこそ信じてあげてくれよ。そこまで俺を縛るってことは、俺を信じていないってことでオーケー?」

「ち、ちがう!そんなことは・・・!」

「大丈夫だ。俺は信じてるぜ?だから俺を守れだとかそんなわがままを言わなかった。お前らも俺を信じているんだったら、俺の力と俺の心を疑わずに委ねてみてくれ。な?」

 

そう言って俺は2人の頭を子供をあやす様に撫でた。

彼らは人と直で接した経験がない。だから過保護になる。

信頼とは、守るだけではなく守られることで築かれるものなのだ。

 

「「ジンさんッ・・・」」

「よし!とっとと調査でも終えてキャンプに帰ろうや。俺が知ってるいろんなこととか、なんなら武術も教えてやってもいいぜ」

 

2Bたちを尻目に一足先を進むジン。

そんな背中を、二人は尊敬と何か別の感情を含めた目線で見ていた。




ブランクが心配でしたがそうでもなかったですかね
次回はマンモス団地の回を予定してます。

思ったのですが、小説書く時に一番気を付けるのって、どこからどこまで描写しようか悩むところだと思います。
しかもオリジナルを参照しながら相違ないようにしなければならないので、むしろオリジナル小説作る方が簡単かもしれませんね。

それはそうと今月は2月!ヴァレンタインということでチョコもらう相手はいますか?
僕は心配いりません。貰う以前に自分で作って人にあげてますから毎年
なんなら料理よりスイーツの方が得意です(最高傑作:クォーターケーキ)
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