僕と仕事とお嬢様方   作:知恵の輪

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宣戦布告

次の日

 

~Fクラス~

 

「明久がAクラスに行ったらしいが康太、確かめに行かねえか?」

 

「………分かり切っていること。今さら行っても同じこと」

 

「いや。お前が見た明久は偽物だ。理由はいくつかあるが一番の理由が吉井という人物がこの学校にはいねえらしい」

 

「うちも行くわ!うちらに黙ってAクラスに行くなんて許せないもの!」

 

「そうです!Aクラスに行ったとしてもカンニングしたに決まってます!そしてカンニングをした吉井君にお仕置きをしに行かなければいけません!」

 

 

『ガラガラッッ!』

 

そう言い放ち二人は出て行った。

 

それにしても今の姫路の動きは速かったな。確かあいつって体が弱かったんじゃねえか?

まあ、早いが宣戦布告でもするついでに視察しに行くというのもいいかもしれないな

 

 

~Aクラス~

 

『ガラガラガラッッ!』

 

僕らが自習中に勢いよく開かれるAクラスのトビラ

壊れるんじゃないかと思ったが、さすがAクラスだ。扉にもちゃんと金をかけている

 

「吉井ぃぃぃぃ!あんた何でAクラスにいるのよ!」

 

「そうです!どうして吉井君がAクラスにいるんですか!」

 

入ってきたのは帰国子女の島田さんと学年次席争いで有名の姫路さんだ

 

二人して吉井といってるが本当のことを知ればおかしなことを言ったことに赤面するかな?

 

「誰よあなたたちは?」

 

「こちらに吉井君がいることはわかってるんです!早く出してください!」

 

ああ、はやくも優子様が絡まれた。とりあえず、助けに行こうっと

ていうか、姫路さんって体弱くなかった?

 

「姫路さん。吉井という人はもういませんよ。それに優子様に手を出す奴は容赦しないんであまり絡まないでもらえます?」

 

「はあ?あんた何言ってんのよ!あんたが吉井じゃない!」

 

はあ、姫路さんに続き島田さんまで絡んできた。めんどくさいな……

ていうか、二人がここにいるってことは…もうすぐ来るね

 

『ガラガラッ』

 

「失礼する。島田と姫路は明久に絡んでないでこっちに来い」

 

ほらね?入ってきたよ。去年の悪友で最悪の人間が

 

「久しぶりだね雄二。元気にしてたかい?」

 

「久しぶり、いや…初めましてじゃないか?」

 

!?まったく…こいつが考えていることが本当に予想できない

 

僕が驚いていると優子様と秀吉様が雄二の前に出てきた

 

「雄二よ。それはどういう意味かわかっているのか?」

 

「わかってるさ、新藤の奴から聞いたがこれは俺の知らない明久だ。だから、初めましてと言ったんだ。ちがうか?」

 

「まさか…正解よ。明久が言ったようにほんとにあなたは頭がキレるわね」

 

「それはどうも」

 

竜輝の奴め。勝手に言いやがったな?

 

「それでどういう要件なの?」

 

優子様が雄二たちがここに来た理由を聞いた。

 

うん、それが一番気になるだろうな。

雄二のことだからC,Bクラスと戦うと思うから、Aクラスは速いと思うんだけどな

 

「俺は明久がAクラスにいるって聞いてきた「吉井君がAクラスにいるって聞いたからお仕置きに来たんです!」………んだがな…?」

 

勝手に決められてるみたいだね。

雄二はAクラスを見に。姫路さんと島田さんは僕にお仕置きをしに

 

「ウチ達はAクラスに試召戦争を申し込むわ!」

 

「ええいいわよ。どうせ勝つのは私たちAクラスなんだし」

 

「ムキィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!」

 

優子様の言葉に怒る島田さん。まるでサルだ

 

「開戦は明日の九時からよ!覚悟してなさい!行こう!瑞希!」

 

 

 

『ガラガラッッっ!!』

 

 

 

勢いよくあらわれて勢いよく帰っていく二人の姿がまるで馬鹿みたいに見えるな

雄二は雄二で発言する前に帰られたから何にも出来ずただ呆然と立っている

 

「ところで雄二様はどうしますか?」

 

「……お前に様付けで呼ばれると背中がかゆいな…」

 

「………明久。お前は一体誰なんだ?」

 

「僕は正真正銘の明久です。ただし、フルネームは木下明久ですけどね?」

 

「木下明久だ…と(汗)まさか……お前、木下姉弟の家に住んでるわけじゃないだろうな?」

 

「ええ、住んでますけど。それがどうしましたか?」

 

雄二が僕の発言によって震え始めた。なんでだ?

 

「……雄二。同棲してる人この学校にいたら一緒に住んでくれるって言った」

 

「ハハ…キノセイキノセイ」

 

なぜ片言。霧島様と同棲ってかなりいいものだと思うんだがな

 

「気のせいじゃない」

 

そして、なぜかスタンガンを取り出し…

 

『ギャアアァァァァ!!!』

 

雄二に仕掛けた。

 

「……優子」

 

「ん?何よ代表?」

 

「……今日は雄二と一緒にいるから、試召戦争のことは優子に任せる。

 てことで、あとはよろしく」

 

「分かったわ。作戦については明日の朝に話すからごゆっくり♪」

 

「……ありがとう」

 

そうして雄二片手に引きずりながら教室を静かに出て行った

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