「これにより、
ヤツらが、犬や狼を御そうとする野ウサギか狐であることをお示しください」
反乱軍の前で
そして、懐に入れていた野ウサギを放つ。
野ウサギは吉兆を告げる方角へと逃げていく。
「女神アンドラスタよ、感謝を捧げます。ひとりの女として、女性である貴女へ……」
「今ここに、女神アンドラスタの祝福を得た!
「「「「うおーーーーー!!!!」」」」
群衆は歓喜の声を上げる。
「さあ、征こう! 全てを取り戻し、真の平和を得るために」
ヤツらに
「ううー、つまんないよ」
ありすはマイルームに一人でいた。
ブーディカはネロを探しにアリーナを駆け回っている。先日のように戦いを中断させないためにありすは取り残されていた。
「お兄ちゃんのところに行きたいな……」
ありすはブーディカに外に出ないように言われていたことを思い出す。
「……ちょっとくらい、いいよね」
「お兄ちゃん!!」
廊下で白野を見かけ、勢いよく抱き着く。
「ありすちゃん。今日は一人?」
「うん。ママは赤いお姉さんをさがしにいっちゃった」
「そうか……」
ネロは燃え尽きた
白野も何か手伝いたいと思って、宝剣の材料集めに奔走していた。途中、凛から鉱石を譲り受けるのに宝石を要求されたりと苦労が多かった。
そして今は材料が揃い、新たな
「だから、お兄ちゃんいっしょに遊んでくれる? その、きのうのこと怒ってなかったら、でいいんだけど」
ありすは俯きながら恐る恐る訊ねる。
「怒ってないよ。ありすちゃんは何も悪いことしてないし」
白野は優しく微笑む。
「それに約束したもんね。それに……」
白野はしゃがんで、目線をありすに合わせて続ける。
「俺たち『友達』だからね」
「やったー。お兄ちゃんありがとう!」
ありすは白野に抱き着く。
「うん。じゃあ、何して遊ぼうか?」
「えーっと、おにごっこでしょ、かくれんぼでしょ、おままごとでしょ、それからえーっと、えーっと……」
「あはは、それじゃあ順番に遊ぼうか。まずはおにごっこからね」
そして、ありすと白野はしばらくの間、一緒に遊んだ。
つづく