やぁ
こんにちは
初めまして
私は……君の先輩のようなものだ
君は私を知らない
私も君を知らない
でも君がこれを見つけることは知っていたよ
あはは
君の困惑する顔 少し面白いね
ごめんごめん
今の言葉は忘れてくれ
心配しなくてもいい
君には分かるはずがないのだから
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君は何故そんな所にいるのだろう
己の罪を償うため?
自分の正義を貫いた結果?
それとも濡れ衣を着せられて?
答えたくないなら別にいい
今の状況に満足してるならそれで十分さ
もしも満足していないのならば
そんなクソったれの状況をぶち壊してやれ
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私はこの状況に満足しているよ
愛する人を守るために犯した罪だ
それで死刑判決を受けようとも
どれだけメディアに叩かれても
私の存在が否定され消されたとしても
彼女の笑顔を守れたならば 悔いはない
たとえ彼女から拒まれても
彼女が幸せならばそれでいい
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君にもそんな存在がいるだろう
例えば「母」
優しい訳でもなく いつも口喧嘩になった
ても困った時は傍に居て 寄り添ってくれた
例えば「父」
理解してくれている様に見えず ただただ厳しい
でもそれは不器用なりの優しさだった
時々考える方向を変えてみるといい
自分を心から大切に思ってくれる人達
彼らは私達を大切に思うが故に 厳しい態度をとる
君は誰からも大切にされていないと思っている
しかしそれは大きな間違いだ
君を大切に思っている人は 数え切れないほどいる
ただ君が気づいていないだけだ
彼らを大切にするといい
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私が犯した大罪
ニ十人あまりの命を奪った
私が殺した
彼女の両親 姉妹 親族を
この手で
ナイフで切って刺した
人を殺める事は憎むべき事だ
だが私は彼らを殺したことが悪いとは思わない
彼女を殺そうとしていたから
私はそれを阻止するために殺した
何も殺すことはなかった?
もし君が私なら冷静でいられたか?
もし仮に殺さないという選択をしたとしよう
ならばどうやって防ぐ?
彼女に「家族に命を狙われている」と告げるのか?
彼女は家族を信頼しているのに?
その家族に命を狙われている?
彼女の心に傷が残るに決まっている!
彼女は何も知らない方がいい
そう だから私はころした
私が罪を被ることで
私が殺人者の烙印を受けることで
彼女を守ったんだ
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私の死刑は明日だ
私の言葉は君の胸だけに留めておいてくれ
真実を知っている者がいるだけで私は救われる
決して後悔しない行動を心掛けてくれ
ただ……
ただ一つ後悔することがあるならば……
この先 彼女の隣に立つのが 私ではない事だ