四重人格(キメラ)   作:温人

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こんにちはー。温人です。まだまだ未熟者ですがこれからも頑張ります。まずは、目指せ100人です。


では、「キメラ先生‼」どうぞ


キメラ先生‼

「秋川さん。」

 

「はい。」

「単刀直入に言うけど俺がなぜこんなに生徒たちに嫌われているか知っていますか?」

 

「えっと、それは......。」

 

やはりこういうことは聞くべきでないとあきらめかけた。が、悦前さんが

 

「先生の車で知らないおっちゃんが私たちの日記を見ながら笑ったり、けなしたりしているのを見たって人が何人もいるしそこで血まみれの服をみたって言う人もいるらしいよ。本当のことは知らないけど......。」

 

「なんか、そんなことやった記憶あるけど......。

でもその時は確か俺の意識ではなかったような気がするなぁ。」

 

ついつい独り言をこぼしてしまった。

 

「...先生ってキメラみたいだね。」

 

悦前さんに少し変につっこまれた。

 

「キメラ先生」

 

秋川さんがボソッと呟いた。

 

「ちょっち、、、っまぁて、、、。キメラって、あの2つの生き物が合体した妖怪だよね......?」

 

「キメラ先生‼それ良いね。じゃこれからキメラ先生だ」

 

秋川さんの独り言と、悦前さんの独自決定権で俺にキメラ先生というあだ名がついた。

 

そして、その次の授業中に「キメラ先生」というワードを悦前さんが連発したため学年中に定着するのに3日もかからなかった。

 

それから、俺は生徒たちに好かれ始めた。と決めつけておこう。実際は好かれ始めたのか、からかわれ始めたのかどちらかは、分からないが......。

 

 

 

 

 

それをきっかけに菜畑君が俺の聞かれたくない質問をしてきた。

 

 

「この学校で殺人事件がありましたよね。俺のお兄ちゃんが言っていた話なんですけど、先生のクラスの子が殺された。しかもこの学校で......。その事件があった日に俺のお兄ちゃんが先生の車で血まみれの服をみた、と。だから、本当のことを教えてください。」

 

ここで事実を話すと警察に通報される可能性がある。だからといって答えないと生徒の信頼を失うことになる。だから少し......

いや、かなりだ。かなり頭をひねって考えつつ、すぐに(本当っぽい嘘をつく)か、(警察事にならない部分だけを話す)か、(その2つをうまい感じに組合せる)かのどれか1つを成功させるしか思いつかなかった。俺は警察事にならない部分だけを話すを選択した。

 

「あぁ......。河口さんのことだね。あの事件については警察に口止めされているけど少しぐらいならいいかな。えっとー短くまとめると、まだ捕まってない犯人が河口さんを教師専用駐車場で殺害し、凶器や服をたまたま近くにあった鍵のかかっていない先生の車に隠したっていう事件だった。犯人は、はじ......。おっと、これ以上言うと警察さんたちに怒られるわ(笑)でもニュースより詳しいでしょ。」

 

となんとかごまかした。

 

「そぉですか、ありがとうございます。後、なんかすいません。嫌な記憶を思い出させてしまって。」

 

「いいよ。な......、何も謝ることないじゃないか。好奇心旺盛でいいことじゃないか。」

危うく慣れているといいかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この事件は二人目だ。この事件は、二年前の夏休み前の水曜日に起こってしまった。その真相は、お昼休みに校内で鬼ごっこをしていた河口さんが教師専用駐車場で俺の車の近くに一人で隠れていた。そこで俺Bに殺害された。やはり、この時も心臓を一つきだった。そのあと鍵が刺しっぱなしだった俺Aの車の中に凶器や服を隠した。

河口さんは、イタズラ好きで、よくいろんな先生をからかっていた。だから警察は最初は教師の中に犯人がいるとにらんでいた。

しかし、長崎友恵さんの事件の時と同じ指紋が出たため警察は手も足もでなくなってしまった。なぜなら、その指紋を持つ人物は、存在していないからである。

 

それに対ししっぽをつかもうとしている人物もいる。

 

そう、菜畑君だ。菜畑恭介君だ。

 

彼が俺を疑い始めたのは、3人目を殺った時に俺Bが起こしたドヂがきっかけだ。

この事件は、昨年の秋の水曜日の朝方だった。今回は、あまり人通りのない神社の近くだった。その神社は林で囲まれていた。その神社で中富健二さんがいつも通りの心臓を一つきで殺された。それと俺Bの姿とその時の行動、そして俺の車を菜畑君に目撃されてしまった。幸い菜畑君はナンバープレートを確認していなかった、するのを忘れていた。と、いうよりその時俺と菜畑はまだ出会ってなかった。だから、そこまで詳しく調べなかったのだろう。その上、警察に協力しなかった。おそらく、この時の彼は警察と関わりたくなかったのだろう。

 

凶器や服は神社の近くに捨てられてあった。警察はこの事件は、過去2回と犯人は同じであるとにらんでいる。それと同時に焦っている。3回もこのような殺人事件を起こしている犯人をいまだに特定出来ていないという最悪な事態になっているからだ。これからも続くであろうこの事件はニュース番組で毎日のように取り上げられている。警察が焦っている理由はここにあるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

そして、菜畑君が今年俺と出会った。そして俺の車をみた時に思い出した。あの事件つまり、2つ目の事件のことを......。

だから今俺Aは、菜畑君をかなり警戒している。

彼の前でボロをこぼすと俺の人生は終わる。

俺のあだ名「キメラ先生」このようにつけられた理由はすでに知られていると考えてよいと思う......。

 

 

 

ここらで少し今の状況を確認しよう。

 

俺A

 

「菜畑君に3つの事件に関与していることがバレかけている。だから、菜畑君を異常に警戒している。また、下手に独り言を呟くと俺が犯人っていうことがバレてしまう。菜畑君の近くで俺Bになりそうになると激辛ドリンクを飲み強制的に抑えなければ俺の人生は終わってしまう。」

 

俺B

 

「.................................。」

どうやら俺Bは、しゃべれないようだ。

 

俺Bの情報

「3つの事件の犯人である。今のところ三年前から一年に一回のペースで夏から秋の水曜日に現れる。」

 

警察

 

「ニュース番組で警察の信頼が薄くなってしまっている。だから警察の意地を見せつけるためになんとしても今年こそあの連続殺人犯を捕まえてやろう。念のため夏や秋だけでなく一年中、いや、奴が捕まるまでずっと警備体制を強化する。特に夏や秋の水曜日は‼」

 

菜畑恭介

 

「多分、キメラ先生ってあだ名がついたのは先生自身の意識なくナニかをやってしまっていることがあるからだと思う。もし、それがあっていたのであれば先生が他に何か秘密を隠していると思う。あの連続殺人犯のせいで警察を見かけることが最近増えた。俺は警察が得ている数少ない情報はすべて持っているつもりだ。だから事件のことを知っていそうなキメラ先生を夏と秋の水曜日は追跡してみよう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれ、自分自身が今すべきことを心に決めました。

さて、ここで過去3回の事件がすべて終わりました。

次話からは、これから起こる事件やキメラ先生がなぜキメラみたいに............。これ以上言うとネタバレになりそうなので内容は伏せますが、警察、菜畑恭介、俺A、俺Bがこれから起こす不運事件のおかげで俺Dが誕生してしまうということはまだ誰も気づいていない。

 




今回でやっと冒頭部分は終わりました。これから盛り上げて行くのでこれからもよろしくお願いいたします。
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