白猫的日常   作:かふぇおれ20181

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記念すべきエピローグ!!
異能学園もあるのですが交互に更新するかな?多分。
拙い文章ですがどぞ(っ´∀`)っ
タイトルご指摘ありがとうございます!


プロローグ+1話

俺は死んだ。

何故か?そんなもの簡単だ。

この世界はつまらなさすぎる。

別に人生が上手くいかなかった訳ではない。むしろ逆、上手く行き過ぎてしまったのだ。褒める大人。讃える友達。ただそいつらは俺自身を見てたわけではない。ずっと、俺自身は空っぽだった。

 

そんな俺に機会を与えてくれたのは、神だ。そんなバカな事、と思うかもしれないが本当のことである。実際俺も会ったときは戸惑った。だが存在しないと思ったものが存在しているのも、実際にそこにあるならば信じるしかあるまい。神は尋ねた。

「お前は無駄なことをした。自分が1番わかっておろうに、何故この道を選んだ。」

「そんなもん、生前の俺に聞いてくれ。俺はもう死んだ者だ。説明すんのも面倒くさい。」

素っ気なく答えた。

「私はお前の様な馬鹿に2度目の人生与えるべく存在している。そしてここからが重要だ。」

「2度目の人生、お前は『別の世界』で過ごしてもらおう」

...神とやらはとても有能なものだ。俺が元の世界に飽き飽きしてんのをちゃんと理解してやがる。

「ほぅ、それで?俺をどの世界に生き返らせてくれるんだ?」

「まぁ聞け、まずは私からお前にプレゼントをやろう。いいかよく聞け。お前には二つの能力と身体能力を授けよう。」

「なんだ?そんな危険な場所なのか?」

「危険でもあるが、安全でもある。お前次第だ。...話を戻すぞ。まず身体能力だがこれは五輪の体操選手並と思ってもらって良い。そして能力じゃが、《瞬間移動》と《具現化》だ。」

「うわ、チートじゃねーかよ」

「だが、難がある。一つ目の《瞬間移動》だが、この双剣があるだろ?」

神からいやに凝った西洋風のデザインの双剣を受け取る。

「基本的にはこの双剣の間しか行き来できん。片方の剣から、対の剣まで一瞬で移動する能力。と思ってくれればいい。」

「...理解した」

「そして《具現化》だ。これはお前自身やほかの物にも干渉はできるが、向こうの世界で見たものしか《具現化》は出来ん。注意事項はこれだけかな」

「おう、説明ありがとな」

この神の言うことを聞く限り、向こうの世界には冒険が溢れていそうだ。こころなしかわくわくしている。少なくとも、俺が生前味わったことのない感覚だ。

しかし...

「ちょっと質問なんだが、向こうの世界が危険なら、ちょっと練習っつーか、訓練所を用意してくれねぇか?ここによぉ。」

「...まぁ、出来んこともないが、そんなことを言ったのはお前が初めてだな。ちょいと待ってろ。」

神が手をかざすだけでそこには見事な闘技場が出来ていた。

「行け、何匹か猛獣を用意しておいた。お前は実践の方が物覚えが良さそうだしな。」

「へぇ、いいじゃん。お気遣い感謝するよ。」

「礼には及ばん。まあじっくりと痛めつけられることだな」

「ああ、そうさせてもらうぜ」

俺は闘技場へと足を進める。

「頑張って来いよ。タイガとやら」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ヒュウウウウウウウォオオオオ

俺は今落ちている。

「あの馬鹿神ぃいいいいいい!」

 

闘技場の最後の猛獣を倒すと、

「がんばれよ」

という神の声が聞こえ闘技場が一瞬にして消え、まっさかさまに落下するハメになったのだ。

「あの野郎...転生だの言っといて初っ端から第二の人生の幕引きじゃねぇか!」

そうツッコミながらも俺は尚落ちていく。

そこで閃く。

そういえば俺瞬間移動できるじゃん!...と

闘技場で瞬間移動も具現化もある程度操れるようになっている。問題はこの状態で剣を投げ、地面に刺さる前に自分が落下しきってしまうことだ。

「えぇい...ままよ!」

そう言い剣を投げようとした刹那、

「あぶなぁあああああい!!」

ぐんっと体が持ち上がる。なんだと思い、上を見ると羽を生やした小さな女の子が俺を持ち上げている。

「大丈夫!?怪我はない!?どうして落ちてるの!?」

この娘はなんだ?神もいるのだから...天使の類か?などと考えたが、先にお礼を言わねばならまい。

「ああ。君のおかげで助かった。ひとまず、下に下ろしてほしい」

そういうと、彼女は大きな声で

「まかせて!ラッキープレゼント!」

そう言い、彼女は手を離した。

「は?」

驚く間もなく俺は落ちていく。

 

ガサガサガサッ バキッ バキバキッ

 

「~~ッってぇぇえ~」

運良くどこかの森に落下したらしいが、それでもこれだけの怪我ですんだのは奇跡だ。

「おーい!大丈夫ー?」

天使が降りてくる。一瞬お迎えかと思うが、先ほどの天使だと気づいた。

「ラッキーパワーのおかげで、無事に下まで着いたでしょ?」

近くまで来て、地面にお互いが立つと身長差がなかなか激しい。なんで手を離したんだ、と怒鳴りたかったが、こんな小さな娘に大きな声を出すのも大人気ないので、

「ありがとう。君のおかげで助かったよ」

そう言い、頭を撫でておいた。

彼女は、えへへ...と少し照れくさそうにしながら、

「とりあえずあなたとお話がしたいから、私の家に案内するね!」

彼女がいきなり俺の手をひっぱり歩く。

「待て待て、いきなり初対面の男を家に入れていいものなのか?」

俺としても間違いは犯さないつもりだが、万が一なんてこともある。

「大丈夫だよ!あんなに暖かい、優しい手の人が悪い人のわけないよ!」

そんなこと言われるのは初めてだった。こんな小さな娘は俺の中身を見てくれているのか。そう思うと悪い気はしない。

「...お前。名前は?」

彼女はこちらを向き満面の笑みで答える。

「マール・アスピシャス!マールでいいよ!」

これが、俺とマールの出会いだった。




どうしようラブコメ的展開にしてもいいのかな?
まあおいおい設定を組み込もうかな。
ていうかエピローグじゃないねこれ(;´д`)
一応+1話ってことで!
<キャラ紹介>
タイガ
本作主人公。天才であるがため、苦労せずに生きてきたが周囲の人間に嫌気がさし自殺。
白猫の世界へ転生することとなる。
《瞬間移動》
2対の剣の間を行き来することができる。
《具現化》
1度見たものを完全に再現する。自分以外にも適用可能。

マール・アスピシャス
幸運を司る天使。可愛い。
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