異能学園もあるのですが交互に更新するかな?多分。
拙い文章ですがどぞ(っ´∀`)っ
タイトルご指摘ありがとうございます!
俺は死んだ。
何故か?そんなもの簡単だ。
この世界はつまらなさすぎる。
別に人生が上手くいかなかった訳ではない。むしろ逆、上手く行き過ぎてしまったのだ。褒める大人。讃える友達。ただそいつらは俺自身を見てたわけではない。ずっと、俺自身は空っぽだった。
そんな俺に機会を与えてくれたのは、神だ。そんなバカな事、と思うかもしれないが本当のことである。実際俺も会ったときは戸惑った。だが存在しないと思ったものが存在しているのも、実際にそこにあるならば信じるしかあるまい。神は尋ねた。
「お前は無駄なことをした。自分が1番わかっておろうに、何故この道を選んだ。」
「そんなもん、生前の俺に聞いてくれ。俺はもう死んだ者だ。説明すんのも面倒くさい。」
素っ気なく答えた。
「私はお前の様な馬鹿に2度目の人生与えるべく存在している。そしてここからが重要だ。」
「2度目の人生、お前は『別の世界』で過ごしてもらおう」
...神とやらはとても有能なものだ。俺が元の世界に飽き飽きしてんのをちゃんと理解してやがる。
「ほぅ、それで?俺をどの世界に生き返らせてくれるんだ?」
「まぁ聞け、まずは私からお前にプレゼントをやろう。いいかよく聞け。お前には二つの能力と身体能力を授けよう。」
「なんだ?そんな危険な場所なのか?」
「危険でもあるが、安全でもある。お前次第だ。...話を戻すぞ。まず身体能力だがこれは五輪の体操選手並と思ってもらって良い。そして能力じゃが、《瞬間移動》と《具現化》だ。」
「うわ、チートじゃねーかよ」
「だが、難がある。一つ目の《瞬間移動》だが、この双剣があるだろ?」
神からいやに凝った西洋風のデザインの双剣を受け取る。
「基本的にはこの双剣の間しか行き来できん。片方の剣から、対の剣まで一瞬で移動する能力。と思ってくれればいい。」
「...理解した」
「そして《具現化》だ。これはお前自身やほかの物にも干渉はできるが、向こうの世界で見たものしか《具現化》は出来ん。注意事項はこれだけかな」
「おう、説明ありがとな」
この神の言うことを聞く限り、向こうの世界には冒険が溢れていそうだ。こころなしかわくわくしている。少なくとも、俺が生前味わったことのない感覚だ。
しかし...
「ちょっと質問なんだが、向こうの世界が危険なら、ちょっと練習っつーか、訓練所を用意してくれねぇか?ここによぉ。」
「...まぁ、出来んこともないが、そんなことを言ったのはお前が初めてだな。ちょいと待ってろ。」
神が手をかざすだけでそこには見事な闘技場が出来ていた。
「行け、何匹か猛獣を用意しておいた。お前は実践の方が物覚えが良さそうだしな。」
「へぇ、いいじゃん。お気遣い感謝するよ。」
「礼には及ばん。まあじっくりと痛めつけられることだな」
「ああ、そうさせてもらうぜ」
俺は闘技場へと足を進める。
「頑張って来いよ。タイガとやら」
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ヒュウウウウウウウォオオオオ
俺は今落ちている。
「あの馬鹿神ぃいいいいいい!」
闘技場の最後の猛獣を倒すと、
「がんばれよ」
という神の声が聞こえ闘技場が一瞬にして消え、まっさかさまに落下するハメになったのだ。
「あの野郎...転生だの言っといて初っ端から第二の人生の幕引きじゃねぇか!」
そうツッコミながらも俺は尚落ちていく。
そこで閃く。
そういえば俺瞬間移動できるじゃん!...と
闘技場で瞬間移動も具現化もある程度操れるようになっている。問題はこの状態で剣を投げ、地面に刺さる前に自分が落下しきってしまうことだ。
「えぇい...ままよ!」
そう言い剣を投げようとした刹那、
「あぶなぁあああああい!!」
ぐんっと体が持ち上がる。なんだと思い、上を見ると羽を生やした小さな女の子が俺を持ち上げている。
「大丈夫!?怪我はない!?どうして落ちてるの!?」
この娘はなんだ?神もいるのだから...天使の類か?などと考えたが、先にお礼を言わねばならまい。
「ああ。君のおかげで助かった。ひとまず、下に下ろしてほしい」
そういうと、彼女は大きな声で
「まかせて!ラッキープレゼント!」
そう言い、彼女は手を離した。
「は?」
驚く間もなく俺は落ちていく。
ガサガサガサッ バキッ バキバキッ
「~~ッってぇぇえ~」
運良くどこかの森に落下したらしいが、それでもこれだけの怪我ですんだのは奇跡だ。
「おーい!大丈夫ー?」
天使が降りてくる。一瞬お迎えかと思うが、先ほどの天使だと気づいた。
「ラッキーパワーのおかげで、無事に下まで着いたでしょ?」
近くまで来て、地面にお互いが立つと身長差がなかなか激しい。なんで手を離したんだ、と怒鳴りたかったが、こんな小さな娘に大きな声を出すのも大人気ないので、
「ありがとう。君のおかげで助かったよ」
そう言い、頭を撫でておいた。
彼女は、えへへ...と少し照れくさそうにしながら、
「とりあえずあなたとお話がしたいから、私の家に案内するね!」
彼女がいきなり俺の手をひっぱり歩く。
「待て待て、いきなり初対面の男を家に入れていいものなのか?」
俺としても間違いは犯さないつもりだが、万が一なんてこともある。
「大丈夫だよ!あんなに暖かい、優しい手の人が悪い人のわけないよ!」
そんなこと言われるのは初めてだった。こんな小さな娘は俺の中身を見てくれているのか。そう思うと悪い気はしない。
「...お前。名前は?」
彼女はこちらを向き満面の笑みで答える。
「マール・アスピシャス!マールでいいよ!」
これが、俺とマールの出会いだった。
どうしようラブコメ的展開にしてもいいのかな?
まあおいおい設定を組み込もうかな。
ていうかエピローグじゃないねこれ(;´д`)
一応+1話ってことで!
<キャラ紹介>
タイガ
本作主人公。天才であるがため、苦労せずに生きてきたが周囲の人間に嫌気がさし自殺。
白猫の世界へ転生することとなる。
《瞬間移動》
2対の剣の間を行き来することができる。
《具現化》
1度見たものを完全に再現する。自分以外にも適用可能。
マール・アスピシャス
幸運を司る天使。可愛い。