白猫的日常   作:かふぇおれ20181

10 / 11
頑張った(唐突)
先々週やらなかった分詰め込んだんで低クオリティです....
でも一応いちゃいちゃは詰め込みました!多分!
次でなんとかピレント島終わらせたいな...
というわけで拙い文章ですがどぞ(っ´∀`)っ


10話 恋話

-なぞのばしょ-

タイガは猛省していた。自分が気づかなかったとはいえ、女の子の体を。ましてやデリケートな部分を触ってしまったことを。

「カモメ...本当にすまん!」

そばには、気絶したフリをしていたカモメがいた。

気絶はしていたが、胸を揉まれた感覚で起き、状況に気づいたものの、うまく切り出せなかったのだ。

「いえ、だ、大丈夫であります!」

「本当か?嫌だったなら俺を何発ぶってもかまわない!」

こういうところが私を惹き付ける。彼はきっと顔も見えすらしない暗闇のなか、必死に頭をさげ、許しを乞うているだろう。

誠実な人。優しい人。

こんな人だからこそ、私は今こんな状況でも安心していられるのかもしれない。

「大丈夫です。タイガさん」

「...本当に申し訳なかった」

「ただ、一つだけいいですか?」

「一つだけ?ああ!なんでも言ってくれ!」

 

デジャヴ

 

「本当にこんなことでいいのか?」

「はい...♪」

あぐらをかいて座っているタイガの足の上にちょこんと座り、頭を優しく撫でてもらっているカモメ。

暗闇で見えないが、その顔はきっと惚けているであろう。

「しかし、女の子はこんなことで喜ぶのか?」

「こんなことってなんですか!女の子には憧れるシチュエーションがいっぱいあるんですよ!」

「そんなもんなのか...。じゃあマールのあれもそういうものなのか...」

カモメの体がピクッと反応する。

「マールさんと...何かあったでありますか?」

...まずい。そう思うタイガだったが、後の祭りであった。

「詳しく教えてもらいますよ?」

タイガは覚悟を決めた。

 

~青年説明中~

 

「マールさんと...関節...キス...」

カモメにとってこの事実は大きなショックだった。あの天真爛漫、純新無垢。性の知識も全く無さそうなあの天使が、既にタイガを狙っていたのだ。

「タイガさん、マールさんのことはどう思っています?」

「どう思うって...別に、兄弟みたいな感じだとは思うな。向こうもそんな感じだし」

少なくとも、タイガはマールに恋心は抱いていない。ならば、今が攻め時ではないのか?

しかし、彼女は攻め方がわからない。

なにしろこれは初恋なのだから。

仕方なく会話を進めるために、恋話をしようと思った。

「タイガさんは...今まで人を好きになったことはありますか?」

「どうした?いきなり」

「気になっただけであります」

カモメがむすっと答える。タイガは少し考え、答えを出した。

「特にないな。今までそんなこと眼中に無かった」

眼中に無かった。彼は今まで1度も恋を経験していないのだ。

そんな彼に聞くのもどうかと思うが、昔読んだ少女漫画に書いてあった。

《恋は意識させるところから始まる》

「タイガさんは...私のことどう思いますか?」

「そりゃ、戦闘上手だし、物覚えはいいし...」

「そうじゃなくて」

カモメがタイガの言葉を遮る。

「女性として。わっ、私のことをどう思っていますか?」

撫でている手が熱くなる。彼女はそれほどまで顔を赤くし、羞恥心に耐えながら聞いたのだろう。

タイガは決心し、告げた。

「可愛いと思う。遊んでいた時はカモメの笑顔が眩しかった。俺も笑顔になれた」

撫でながら答えると、カモメがこちらに倒れてきた。

「そういうところがずるいんです。...バカ」

「女の子がそういう事を言うもんじゃないぞ」

半ば抱きしめる様な形になり、頭を撫でる。

「んっ...」

カモメの口から甘い声が漏れる。

「悪い、痛かったか?」

タイガが慌てる。

「...鈍いであります...」

「なんかいったか?」

「なんでもなであります!」

カモメが拗ねて抱きついてくる。

昔から付き合っているカップルのように、二人の間に入る隙は無かった。

(ずっとこのままでいいであります...)

「カモメ、このままでもいいから少し聞いてくれ」

「何でありますか?」

「この空間。少しずつ明るくなってねえか?」

言われてみると本当に少しずつだが、明るくなっている。

最初は完全な闇だったのに、今は互いの顔がぼんやり見える程度には明るくなった。

「ヴァルアスとかいう男が、《邪魔をするな》って言ってたから、邪魔をされたくない時間は終わった...と考えるべきか」

「たしかにそう言っていたであります」

この空間が終わる。たしかにずっとここにいるのは危険なのは明確だ。

しかし、タイガとくっ付いて居られなくなるのはひどく残念だ。

「そうしょげるなって。俺の部屋に来てくれたら、いつだって撫でるぐらいはしてやるからさ」

カモメの顔が羞恥に染まる。が、拒絶はしなかった。

「...ありがとぅ...であります...」

「おう。こんなんでよければ、いつでもしてやっからよ」

さいごにわしゃわしゃとカモメの髪の毛を乱し、立ち上がる。

もうお互いの姿が完全に見えるほどに明るくなっていた。

「さて、そろそろ外の世界に帰れるかな」

「とりあえず、ヴァルアスという男について、報告しないといけません」

「そう...だな...」

エピタフが言っていた《闇の王》

そして、ヴァルアスが言っていた《闇の三刃衆》《闇の後継者》

この世界の闇は、一体どれくらい深いんだ...?




あれ?今回めっちゃ少ない?
ま、まあカモメといちゃいちゃしてたしいいか(よくない)
闇のドームっていうのはこれまた自分のオリジナルなんですよね。
結構オリ要素あるので、困惑したら申し訳ないです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。