白猫的日常   作:かふぇおれ20181

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はい。限定亀ちゃんでました。
ニーソちゃん欲しかったけど、茶熊用に貯めるんだ!と自制しました。
そして、今回はマール回です。
多分次回もです。
というかマール正規ヒロインかも
あっ、あと場面変更の仕方を少し変えてみました。
今回も拙い文章ですがどぞ(っ´∀`)っ


4話 下準備

あれから記憶が飛び飛びだ。酒を飲み、不特定多数と殴り合いをしたのは覚えている。しかし、誰と殴り合ったのかは覚えていない。つーか思い出せない。

マールが被せてくれたであろう毛布を剥ぎ、辺りを見渡す。が、酷い有様だ。レストランは散らかっており、冒険家どもが雑魚寝をしている。

現に俺のすぐ横にはシャルロットと呼ばれる金髪女の子が寝ていた。この子も昨日殴り合いに参加していたのだから驚きだ。変な噂が立たないうちに、この場を離れるとしよう。悲鳴をあげる体に鞭を打って、外の空気を吸う。

今日はギルドから通達が来るはずだ。

昨日の宴会の間にガレアが手続きを済ませてくれたらしい。

通達が来た時点で、晴れて俺も冒険家というわけだ。

だが、他にもやるべきことがたくさんある。まず、部屋の手続きをしなければならない。本来なら、昨日の宴会の後でする予定だったらしいが、如何せんあの騒ぎのあとだ。俺もほかの奴らも泥のように眠っていたらしい。

そこで、今日手続きを済ませる。という事にしたのだ。

早速昨日知り合った《ヘレナ》のもとへ向かう。

 

-飛行島 アジト-

 

「あら、早かったわね♪」

そういい、彼女は微笑んで迎えてくれた。

「ああ、なにせまだ来たばかりでやるべき事があるからな」

近くにあった椅子に腰掛け、続ける

「んで、部屋の手続きをしに来たんですけど」

「それならもう殆ど済んでいるわ」

彼女は何枚か書類を手渡す。

「部屋は男子棟の2階ね、ここから出てすぐ左に見えるはずよ」

「そしてこれが鍵ね」

鍵には203と彫られている。

「とりあえず行ってみなさい。最低限の物は揃ってるはずだから」

「おう、ヘレナさん、ありがとう」

「ヘレナでいいわよ♪行ってらっしゃい♪」

俺はまっすぐ男子棟へと向かった。

 

-男子棟 玄関前-

 

「結構でかいなー。マールが住んでたのが女子棟だとしたら向かい側じゃねーか」

「昨日呑みすぎて頭痛いし、部屋着いたら一旦寝るか...」

ぶつぶつ呟きながら部屋を目指そうとすると、

「あーっ!タイガだーっ!」

という声と共に風を切る音が聞こえる。

後ろを向くと同時にマールが突っ込んできた。

「げぶぁっ」

そのまま男子棟の中へ転がり込む。

「タイガおはよー!朝早くからどうしたの?」

「おう、おはよう」

吐きそうになるのを堪え、マールを膝から下ろす。

「一応俺は部屋を見に来たんだが...」

その言葉を聞いた瞬間マールの目が輝いた。しまった、と思うがもう遅い。

「タイガここに住むの!?じゃあさじゃあさ!お部屋みしてよ!」

やっぱり言うと思った。

「でも、来たばっかだからなんにもねーぞ?」

頼むから寝させてくれ、そう思い興味を無くそうとさせたが、

「タイガとお話もしたいし、部屋はついでってことでもいいよー?」

にへらと笑う天使に俺は白旗をあげた。

 

-男子棟 203号 タイガの部屋-

 

「わーっ!広い部屋だね!」

「そりゃ生活必需品しかねーもんな、まだ」

部屋の中にあるものはベッドとかTVとか、結構質のいいものが揃っていた。

「ところで、マールはいつも飯は何処で食ってるんだ?」

ベッドの上で飛び跳ねるマールに聞く。

「だいたいレストランだよー?こう見えてお金持ちなんだ!」

ガレアが言うには、ギルドから依頼されるクエストをクリアすれば報酬が出るという。彼女は結構それで稼いでいるそうだ。

「飯のデリバリーとかは出来んの?」

「んーっ、多分出来るんじゃないかなぁ?」

「わかった。腹も減ったし、夕飯のデリバリー頼んでおきたいし、レストラン行かないか?」

時間は12:00を回っていた。

彼女は大きく頷き、一目散にドアへ向かっていった。

「はやくいこーっ!」

 

-レストラン-

 

「ふーっ、結構メニュー充実してんのな」

そういい口元を拭く。俺は看板メニューの焼肉定食を食べた。このあとはもう寝るつもりだったので、夕飯はデリバリーにしておいた。

「うんっ!毎日食べても飽きないくらい!」

そういい、ハンバーグを完食したマールが笑う。

「おい、ソースが付いてるぞ」

新しくナプキンを取り出し、口元を拭いてあげる。

「っぷはっ、ありがと!」

素直な子だ。さて、お腹もいっぱいになったし、気持ち悪さは無くなったが、眠たくなってきた。

どうせ寝るつもりだったんだ。もう帰って寝ておこう。その間に通達も来ているだろう。

「ふーっ、じゃあマール。俺はちょっと部屋でやることがあるから、また後でな」

「えーっ?もう帰るの?」

「来たばっかだからな、やることがたくさんあるんだ」

まあ、寝るのだが。

「うん...じゃあまたね!」

彼女はそう言うとカウンターへ向かった。おおかた腹ごなしに依頼を消化しに行ったのだろう。

さて、部屋に戻って寝るか。

俺はレストランを後にした。

 

-男子棟 203号 タイガの部屋-

 

「すぅ...すぅ...」

「...なんでだ...」

そう呟く彼の隣にはマールが寝ていた。机の上にはちゃんと夕食のピザが置いてある。多分マールが運んでくれたのであろう。

だが、なぜ、俺の隣で寝ている。

疲れが溜まっているんだろう。と勝手に決めつけ、ピザを手に取り、TVをつけた。

 

-1時間後-

 

「...ぴざっ!?」

マールがはね起き、謎の言葉を発する。

「おう、おはようなマール」

すると状況を察したらしく、みるみる顔が上気していく。

「あれっ...私...ピザ運んで...それで...」

そこまで言うとさらに顔がぼんっと赤く染まった。

「タイガぁ~、私なんで寝てたのぉ?」

自分でもこの状況を認めたくないらしい。そこでついいじめたくなってしまった。

「さあ、俺が起きた時には既に俺に抱きついてたぞ?」

マールは恥ずかしさのあまり布団に潜り込む。

「タイガぁ~、しばらくほっといて~」

充分可愛いとこが見れたし、彼女の意見を尊重することにした。

 

-更に20分後-

 

すっかり忘れていたが、ギルドから通達が来ていた。無事、冒険家になれるようだ。

そしてマールがやっとこさ布団から出てきた。

「うぅ~、恥ずかしかった...。あれ?それ、ギルドの?」

「ああ、明日から正式に冒険家だ」

とガッツポーズをするとマールもガッツポーズで返してくれた。

「そうそうタイガ!依頼受けれるようになるんだったら、手伝って欲しいんだけど、いーい?」

「ああ、依頼のとりかたとか全くわからねえから、ついでに教えてくれ」

「ありがとー!じゃあ明日、朝10時にレストランね!」

そういうと、彼女は部屋を飛び出した。

「朝10時か、今日は結構寝たし、起きれるかな」

俺は早々に床についた

「...マールの匂いがする...」

気になって眠れなかったのは言うまでもない。

 

-マールサイド-

 

「もーぅ...少し抱きつくだけだったのに...寝ちゃったよ...」

女子棟まではそう遠くないため、彼女は飛ばずに歩いていた。

「でも...タイガ優しいし...かっこいいし...最初に撫でられた時胸がきゅっってなっちゃった」

「いい匂いだったし...!」

彼女は赤くなりながらも、自分の部屋に辿りついた。

「明日が楽しみっ...!」

 




今回はマール回でした!!!
可愛い!!!もう正規ヒロインだこれは!!!
といっても次回からオリジナルのストーリーを書き連ねなければなりませんので、投稿に日が開くかもです。
一応ちらっと出てきたシャルロットを紹介しておきます

シャルロット・フェリエ
紅焔の御子。自由奔放で、表と裏を使い分ける。チキンじゃなくビーフ派
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