白猫的日常   作:かふぇおれ20181

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やっと5話...!
今回魔物と戦うのですが、とりあえず前提として、魔物を討伐すると、ゲームみたいにぽんっと消えるわけじゃなく、闇となりどこかへ飛んでいく設定です。そこら辺を理解した上で
どぞ(っ´∀`)っ


5話 戦いにて

-翌朝10時-

「くっそぉ寝不足じゃん...」

あのあと頑張って寝ようとしたが、マールの匂いに耐えきれず、結局TVで適当に番組を流して夜を凌いだ。

だから待ち合わせの30分前にはレストランに着いていた。

「タイガー!」

いつもの調子でマールが飛んでくる。

「はぁっ...はぁっ...遅れてないよね!?待った!?」

マールが慌てて時間を確認する。

「いや、俺も今来たところだ」

俺がそう言うと彼女は安心して胸を撫で下ろす。30分前からいたのだが。

「よかったぁ...じゃあさ!まずご飯食べない?」

実を言うと軽く朝食を食べたのだが、マールに合わせた方がいいだろう。

「ああ、じゃあ入ろうか」

 

-レストラン テーブル席-

「ごちそうさまぁ!」

彼女の今日の朝ごはんは、フレンチトーストとミルクだった。洋食が好きなのだろう。

ちなみに俺はピザのマルゲリータを食べた。いいだろ、美味しいんだし。

「ふぅ...じゃあ行こうか!」

彼女はレストランの受付近くにある掲示板に駆け寄る。

「ここでね、自分にあったクエストを選ぶんだよ!今日はタイガも居るから、2人クエストも行けるね!」

「へぇ...色んな種類があるんだな...」

中には《4人必須!!》《優秀な剣士求む!!》など、色々制約があり、報酬もそれなりの物となっている。

ちなみに今の俺の所持金は、最初にガレアに10000G貰ったのだが、もう3000Gまで減ってしまった。

「なあマール、俺らが今日行くクエストは、報酬でどれくらいゴールド貰えるんだ?」

「んーと、2人クエストだからちょっと少ないけど、5000Gかな?」

少なくて5000なら、これからの生活も大丈夫そうだな。

「そうか、引き続き手順を教えてくれ」

「うん!」

簡単に話すと

クエスト受理→受付にサイン→クエスト→クエスト終了→受付に報告→報酬受理

といった流れらしい。

結構簡単な流れで安心した。安堵すると早速マールが受付から戻ってきた。

「受付に行ったからもうクエスト行けるよー!」

「よし、じゃあ行こう」

俺は双剣を腰にさし、マールは杖を握りしめる。

「しゅっぱーつ!」

 

-何処かの森-

今回俺たちが受けたクエストは簡単な物。

《グレイルジャガーの討伐》

「タイガは強いから大丈夫だとは思うけど、気を抜かないでね?」

マールが心配そうに尋ねる。

そう、この世界では生と死が隣合っているのだ。ほんの少しの判断ミスで、死ぬ。

「もちろんさ、マール。俺はまだ生きていたい」

そう、俺はこんなとこで死ぬつもりはない。まだ俺の人生は始まったばかりなのだから。

俺がそう返事をするとマールは微笑んでくれる。

「ならよかった!さあ!さっさと討伐に行こーっ!」

「っと、その前に魔物がうじゃうじゃ居るな」

辺りを見渡すと俺らを中心に600~800mあたりを大きな群れで囲んでいる。

「マール行けるか?」

「まかせてよー!」

「よし、じゃあそっちの敵は任せるぞ」

「おーっ!」

俺はくるっと方向転換をし、背後に忍び寄っていた魔物の方へ剣を投げる。

回避の遅れた1匹がその剣の餌食となる。魔物の群れがその死骸に集まったところで、気づいた。"剣が抜けている"。そして彼らは知ることはない。何mか先に居た獲物が、すぐ真上に居ることも。

 

魔物がうめき声をあげながら闇へと還っていく。

「へぇ...死んだ魔物っつーのはそこに残るわけじゃないんだな」

「っと...マールは...?」

と振り向いたところに珍妙な光景が写る。

「なんじゃありゃ...!?」

そこには、杖を掲げ、あたり一面にタライを降らすマールが居た。

あれいいな...今度俺もやってみるか

そして、最後の大きなタライが落ちると共に、決着が付いたようだ。

「タイガ!そっちは?」

「ああ、終わったよ。それにしてもすげーなお前の技」

思ったことを素直に言っただけだが、マールは予想以上に食いついた。

「でしょ!!この技、ガレアの前では『運の無駄使いをするなー』って怒られちゃうんだけど、タイガはわかってくれる!?」

「お、おう。俺も今度真似してみるかな」

「あーっ、パクリー」

と、平和な時間が流れる。が、

グォオオオオオ!

と、突然怒号が響き渡る。

「マール?これは?」

「うん。グレイルジャガーの鳴き声だよ」

「でもおかしいな」

「何がだ?」

マールが首を傾げながら続ける。

「こんなに大きな声だったっけ?」

そう彼女が言った瞬間、近くに獣の姿が見えた。しかし遠目でもそれは、優に10mは超えていた。

「やっぱり、あんなに大きくないよ!何かおかしいよ!タイガぁ!」

俺は普段の姿を見たことがないが、断言できる。異常だ。

しかしここで引くわけにはいかない。

「マール、あいつを狩るぞ」

「えぇ!?」

彼女驚いた時にはもう彼の姿は消えていた。

「俺の支援を頼む!」

どこからかタイガの声が聞こえる。

「もう!勝手なんだから!」

そう怒りつつも彼女の頬は緩んでいる。

好きな人と、力を合わせて立ち向かうこの状況。

(漫画でしか見たことないよ~)

内心照れながらも、しっかりとタイガの後を追いかけるマール。

彼女が追いついたのは、タイガが獣の重心を崩した時だった。

(支援しろって言われたし、ここで見張ってる方がいいよね)

と、彼女はタイガとグレイルジャガーの攻防を空から見下ろす。

しかし、彼女の目線は常にタイガを捉えていた。

瞬間移動をしても、すぐに彼の姿を捉える。

(タイガ...強いなぁ。私の出る幕ないかな?)

と、不意に魔物の攻撃により、タイガが地面に叩きつけられた。

「大丈夫!?」

マールがすかさず《ヒール》を唱える。タイガの周りに魔法陣が浮かび上がり、彼の傷が癒えていく。

(これで大丈夫かな?)

そう思い魔法陣を引っ込めると、

「せんきゅー!マール!」

と、タイガの声が聞こえた。

(やった!褒められた!)

戦闘から、約10分の時が経ったころ、状況に変化が生じてきた。

タイガが圧倒的に押している。

攻撃の傷こそ浅かれ、常に彼は同じ場所を攻撃している。

獣は至る所に傷をつくり、満身創痍だった。

「これで止めだぁ!!」

タイガが脳天を突き刺す。

だが、何かがおかしい。

なんどもグレイルジャガーを狩ったことのあるマールは気づく。これが普通の反応では無いことを。

しかし、タイガは気づいていない。彼は、人間なのだから。

「タイガ逃げて!!!」

マールが叫んだ時にはもう遅かった。

グレイルジャガーの体が急激に圧縮され、闇が爆発し、溢れ出した。

「ラッキープレゼント!!!」

彼に幸運が届いたかわからないまま、タイガの体は、森へ飛ばされていった。

「タイガ!!!」

お願い、無事でいて...!

彼女は、急いで彼の方へ向かっていった。




はい。初クエでタイガ君大ピンチです。
一応闇に包まれたらエレサールみたいなことになるかな?みたいな感じでドキドキして頂けたら狙い通り(o´・ω-)bって話です。
とりあえずマールの技は初期を参考にしてみました。はい!持ってません!動画探しまくりました!
次回は、どうなるんだろう....ていうかどうしよう....
ってことで、また!早めに投稿したいと思います!(・ω・)ノシ
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