白猫的日常   作:かふぇおれ20181

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うわああああああ
イチャラブ書いてたら結構書いてしまったぁああ
というわけで今回はちょい長めです!
いうて1000文字多いぐらいなんですけどね(´▽`)
あと、今回ルーンライトというオリジナルのものが出ています。普通のランタンみたいに思ってくれて結構です!
誤字脱字などあったらぜひご報告ください!
プロローグとエピローグ間違えた時は恥ずかしくて死にそうでした(^p^)
では、薄い妄想的内容ですがどぞ(っ´∀`)っ


6話 名前も知らない森にて

「タイガ...!無事でいて...!」

彼女は出せる限りのスピードでタイガの元へ向かう。

(ラッキーあげたんだ。大丈夫、大丈夫...!)

心の中ではそう思うが、どうしても不安が拭いきれない。自然とスピードが早くなる。

彼がおちてきた辺りは幸い森で、着地のダメージは少ないはずだ。

だが、あの爆発をまともにくらったのだ。無事、というわけにはいかないだろう。

「タイガ!無事なら返事して!」

タイガの安否が知りたい!その彼女の願いも虚しく、ただ彼女の声が深く、森に吸い込まれていくだけだった。

ついに、彼女は木の根本でぐったりしているタイガを見つけてしまった。

「タイガ!!」

急いで近づき、心を落ち着かせる。

慌てていたら呪文さえ唱えられない。

高鳴る心臓を必死に抑え込み、彼女は彼に回復魔法をかける。

3分ぐらいで目立った傷は塞がっていた。

だが、目を覚まさない。

息はある。脈もある。だとしたら、気絶しているだけなのか。

彼女はタイガの頭を膝に乗せると、タイガの頭を撫でた。

「タイガ...こんなところで死なないでよ...」

「私...タイガの事...好きなのに...」

「お願いだから目を覚ましてよぉ...」

彼女は泣きながら、必死にタイガが目を覚ますのを待った。

 

-タイガサイド-

「どこだここは...」

俺はあの魔物の爆発に巻き込まれ、変な場所に飛ばされていた。

変な場所...というか、まるで《闇》の中に居るような心細さだ。

歩いても歩いても果てが見えない。

何十分歩いただろう。どこかから声が聞こえた。

「はじメましてェ。二回目の人生、いかガお過ごしでスかァ?」

妙に癪に障る人物が目の前に浮いていた。

「お前が、俺をここに飛ばしたのか?」

聞くまでもないが、尋ねる。

「そうデェす♪君に協力してホしいなァ...ってネ?」

明らかなる闇の気配の思わず身構える。

「あァ、そんなにミ構えなくても、なンにもしまセんよ♪」

「お前からは《闇》を感じる、さっきの獣みたいにな。お前らの得になるようなことはしたくない」

そう言うと、ソイツは笑い出した。

「ぎゃはははははは!得?そンな物いらねェんだよ!」

にんまり笑いながら、ソイツは

「お前が、これからノこの世界をおもシろくシてくれルと思ったカら、俺は話しカけたンだ」

と意味のわからない事を言い出した。

「世界を...面白く...?」

「さっキから気づてるト思うが俺はお前ノ転生にツいて知ってイる」

そう、こいつは最初に《二度目の人生》と言ったのだ。この話知っているのはガレアとシャスティフルとマールだけのはずなのに。

「こレはチャンスだと思ったンだ!今までにこんナ可笑しな事があっタか?いヤ無かっタ!」

「だカら、お前に少しノ間動いてほシいんだヨ」

「...どういう事だ?」

「お前ノ力で、白の巫女を殺すノさ!」

白の...巫女...?

「嫌だ...と言ったら?」

「違ウ」

「拒否権なンてないんダ」

そう言うと俺の体に闇が纒わり付く。

「ぐっ...!?」

「体を...お借りシますネ♪」

どんどん体の自由が効かなくなっていく。

「最後にお教エしときマすヨ♪私の名は《エピタフ》。闇の王に仕エておりマす」

闇の王...?この世界はいろいろ複雑らしいな。最後に呑気な事を思いながら、俺の意識は闇に沈んでいった。

 

はずだった。突如俺の周りが光だし、闇が振り払われていった。

「ナっ..!?」

さすがにエピタフとやらも予想外の出来事に固まっていた。

この光の暖かさは、きっとマールだろう。ありがとう。と、心の中で感謝する。

身動きが取れていないエピタフに向け、剣を突き立て、そのまま切り刻む。しかし、手応えがない。

 

直後にあの忌々しい笑い声が聞こえてきた。

「ぎゃはははははは!ハズレですよ♪」

キッと後ろへ振り向く。しかし、エピタフの姿はもうなかった。

結局彼との話で出てきた《闇の王》《白の巫女》についたはわからず終いだった。

エピタフが去った先には先ほどはなかった光が溢れて来ている。

出れる。

そう思い全速力でそちらに走った。

 

-どこかの森-

「タイガぁ...」

かれこれ20分の時が経っていた。が、マールにとっては物凄く長い時に感じた。

このままじゃ埒が明かない...ガレアを呼ぼう。そう思い最後にタイガをよく見ておこうと顔に近づいた瞬間、彼の目が開いた。

「マール...?」

「わっっわわわタイガ!?」

慌てふためくマールを思いっきり抱きしめる。

「ありがとう...マール。お前がいなかったら...俺、大変な事になってた」

「えっ?えっ?」

マールは状況が飲み込めないまま、抱きしめられていた。彼女は一つ一つ理解する。

(タイガは私のラッキープレゼントのおかげで《なにか》から助かったんだと思う...)

(そして感謝されて抱きしめられているのは...抱きしめられている!?)

瞬時に顔が噴火する。タイガの硬い胸板が、獣の攻撃により破けた衣服から直接、頬に触れている。

(でも...いいかも...)

自分の顔がとろけているのがわかる。けど、こんな幸せ、あっていいのだろうか。

(そうだよ!幸せの天使だもん!こういう時は幸せ、貰ってもいいよね!)

彼女自身もタイガを抱きしめる。

(大きな背中...)

そんな事考えていると、一瞬にしてタイガの体重がマールに預けられる。

「ととっ。どうしたの?タイガ?」

しかし問に帰ってくるのはいびきのみ。

とりあえず疲労から来たものだとわかるとマールは安心した。しかし問題は別のところにあった。

「帰るの...どうしよう...」

タイガの体重を運べなくは無いが、そんな事をしていたら何日かかる事やら。しかも道中に魔物に襲われたら、タイガを守れる自信はない。

「てことは野宿...!?」

自然と顔が赤くなる彼女だったが、まんざらでも無さそうな顔だった。

(一緒に寝ることになるなんてっ!一緒に寝ることになるなんてっ!)

彼女はせっせと大きめの葉っぱを集め、簡易の布団作った。目を覚ました時の事を考えて、万が一のため持ってきておいた食料でスープも作っておいた。

ここら辺の魔物は朝倒したからしばらくは安全なはず。

さああとはタイガが目覚めるだけだ。マール自身この時ばかりは、彼女に野宿の術を教えてくれたガレアに感謝した。

することも無いのでルーンライトで周りを照らし、タイガの寝顔を見つめる。

ぐっすり眠っていて、今すぐには起きそうにない。

ふと彼女の脳裏にある漫画のシーンが蘇る。

そのお話は、眠ったまま目を覚まさないお姫様に王子様がキスをして、お姫様が眠りから覚めて、ふたり仲良く結婚してハッピーエンドと言う物語だ。

(立場が違うけど...キスしたら...あの漫画みたいに結婚してくれるかな...)

(って、なにかんがえてるのあたしっ!?結婚とか早いよぉ...。まだ付き合ってもいないのに...)

そんな事で悶えているとタイガがもぞもぞと布団から出てきた。

「あれ...ここは何処だ..?もしかして寝てた?」

「うん。それはもうぐっすりと」

そう答えるとタイガは眉間を抑え俯いた。

「恥ずかしいところを見せちまったな...」

タイガは気にしているようだが、マールにはわからない。ひとまず話をそらそうと、

「タイガが寝てる間に色々やっといたよ!ほら!」

速攻でたてた布団などを見せる。

「...え?野宿?」

「そうだよ?タイガが寝ちゃったもん」

さらにタイガが項垂れる。やっちまった...という呟きが聞こえ、彼は立ち上がった。

「まあ野宿なら野宿で仕方ねぇか。マール、俺はもう寝たからお前寝てていいぞ、見張っててやる」

「えー、タイガと一緒に寝たいー」

勇気を出して言ってみたが、タイガは首を横に振った。

「ダメだ。駄々をこねずに、ちゃんと寝なさい」

まるで父親みたいだな。と思いながら、マールはふてくされる。

「ふんっ、いいもーん。そんな事言うんだったら、ご飯抜きだよー」

「...飯で釣るのは卑怯だぞ...」

タイガがこれまで見せなかったような絶望的な表情を見せた。

「ぷっはは!タイガもそんな顔するんだね!」

「そりゃ、俺だって人間だしな。感情もあるし、腹も減る」

「てことで、飯貰ってもいいか?」

「いいけどー、条件があるなー♪」

嫌な予感しかしない。だがタイガの腹は既にギブアップ寸前だ。

仕方なく承諾する。

「条件...わかった。なんでもしてやろうじゃないか!」

マールが一瞬恥ずかしそうにして器とスプーンを渡す。

器にはホカホカのスープが入っていた。

「あ、あーん」

マールが大きく口を開ける。

2、3秒経って、ようやく理解した。

スープを一口掬い、火傷しないように、冷ましてからマールの口の中へ入れる。

「はふっ」

とマールが頬張る。熱くはなさそうだ。マールが美味しそうに食べているとどんどん腹が減ってくる。それを察知したのか、マールが器を俺から奪う。

「はい、タイガ。あーん」

先ほど俺がしたようにマールがスプーンを差し出してくる。

「まっ、マール?それ、お前が使ったよな?」

「でも、スプーン1個しかないし、仕方ないよ?」

しかし、マールの顔は全く《仕方ない》という顔ではなかった。その顔は明らかに紅潮しており、今にもぼんっと湯気が出るのではないかというレベルだった。

「マール、無理してんだろ?別に俺はスプーン無くても食べれるし...」

「いいの」

「タイガだからいいの」

マールがまっすぐこっちを見てスプーンを差し出してくる。

俺は躊躇しながら、スプーンを口のなかへ含んだ。

幸せの味だ。




はい自分が思う限りのラブラブを詰め込みました。
とりあえず次は違うメンバーも出したいなーと思いつつ閉めます。
あ、一応タイガはマールの気持ちに気づいていないということで...
ではまた!(・ω・)ノシ
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