ソードアート・オンライン ~この残酷な日常の中で~   作:睡魔には勝てない

1 / 1
初めまして。ここから始めさせていただく、睡魔には勝てないです。よろしくお願いします。
タグにもありました通り、文才は皆無です。ここから成長できればいいなと思っています。


prologue

 広くも狭くもない部屋、その中を照らすのは机の上にある窓から入ってくる日の光なのだが、部屋全体を照らすのには心もとない。そんな中、パソコンから放たれる人工的な強い光が机の上から椅子に座っている黒髪の少年に向かって放たれている。

その少年が見ているパソコンの画面にはあるゲームのことを取り上げている放送が流れている。あるゲームとは、ソードアート・オンライン、通称SAO。このゲームは、VRMMORPGというゲームジャンルに分類されている。VRMMORPGとは、ゲーム世界つまり仮想世界にアバターを作り、それをもう一人の自分のように脳によって制御して遊ぶRPGゲームだ。またこれは、世界初のゲームジャンルであり、数多くのゲーマーおよび人々を魅了し注目を集めていた。しかしそんな莫大な人気の半面、初回ロットが一万しか販売されないというものすごい競争に勝たなくてプレイできないという厳しさを持っていたがこの少年の机にはそのソフトのパッケージがある。というのは、この少年は、本来の発売日の前に行われたβテストに参加していた。この募集は、抽選で選ばれており、当たり前ことだが数多くの人が応募しており当選する人の確率が天文学的に小さくなっている。そんな中当選した彼は、かなりの幸運だったといえるだろう。そして、βテストが終わり、今日遂に今日の一時から正式サービスがスタートする。今の時刻は十二時五十五分。あと五分しかないことに気付いた彼は、パソコンの電源を切り理想郷への切符であるヘルメットのようなナーヴギアを被り今か今かと待ちわびる。たったの一分がそのように感じられない時間を過ごす。

 そして、一時になった。その瞬間に彼は、理想郷へとつながる魔法の言葉を口にした。

「リンクスタート」

その言葉を言った瞬間、部屋の中で聞こえる音は、ナーヴギアから発せられる音と、規則的な息だけが部屋の中で聞こえる。そうやって、彼『佐藤康和』は、その先が地獄だと知らずに、理想郷へと向かった。

 

 

●●●

 

 自室で、仮想世界に入る合言葉を言ってからほんの数秒しかたっていない。それでも、感じていることは、今とさっきとでは全然違う。本来の体は暗い自室にあるのに感じる涼しげな風、まぶしいほどに光っている既視感のある景色。それらのすべてが、この世界に戻ってきたという実感を持たせてくれる。この僕、『トウヤ』は四か月の時を得てSAOの舞台であるアインクラッドに戻ってきた。その感動からか、数秒いやもしかしたら数分間かもしれないが、長くの間立ったままだった。はっと我に帰ると、武器ショップで最初から配布されている片手剣を売り、曲刀であるカーブナイフを買いフィールドへ出た。

 フィールドに出ると、もう結構な数のプレイヤーが、狩りをしており出遅れた感が出てしまっているが、気にせず他のプレイヤーと戦闘していない豚型のモンスターに向かって斬りかかる。そのモンスター『フレンジーボア』は、斬られてからこちらの存在に気が付き、突進して攻撃にかかってくる。それを迎え撃つように、カーブナイフを構え、ソードスキル『リーパー』を立ち上げる。そして範囲内にフレンジーボアが入ってから、ソードスキルを発動、斬りかかる。相手の突進が当たるよりも前に『リーパー』が決まり、敵のHPバーを削り切りポリゴン片に変える。この一つ一つの行動が現実とかけ離れており、そのためかかなり癖になりそうな感覚を覚える。そして曲刀を構えなおし近くの敵を駆逐するために振りかぶった。

 

 

●●●

 

そこからはβ時代の知り合いとたまたま会ったり、モンスターを狩ったりしているうちに五時半くらいになった。六時から晩飯と家では決まっておりもうそろそろログアウトしなくてはならない時間になってしまっていた。しぶしぶ、ウィンドウメニューを開きログアウトボタンを押そうと思っていたのだが、

「あれ?ない。」

無かったのだ。β時代ではあったはずのところにログアウトボタンがきれいになくなっていた。変更になったのかと思い隅々まで探したのだが、やはりない。GMコールを押すにも無反応。

「おいおいおい。」

さっきモンスターと戦っているときには焦りもしなかったのに、今はものすごく焦っている。なぜなら、母親はとても厳しい人で時間を守らないなんてことになったら、このゲームを取り上げられてしまうからだ。ログアウトボタンを探していると、鐘の音が鳴りその次には、青い光が体を包み込んだ。

 




誤字脱字・アドバイスなどがありましたら教えていただけると嬉しいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。