さて、今回のメカ生体は。
前回の続きからご覧いただこう。
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ファーストシフトが完了した白式に徐々にだが凱龍輝が押され始めていた。
「ふっ!はっ!」
白式が武装の1つの{雪片}で斬りつける。
「なんのっ!」
押されてはいるものの、それを飄々と避け続ける凱龍輝。
その凱龍輝を操縦している刃は、凱龍輝に起きたある異変に気付き、それに対処していたため防戦一方だったのである。
(くそっ!どうなってやがる。さっきからコイツの光学兵器やらブースターの出力が弱まってる!何が起きたんだ?)
雪片を振るっている一夏も薄々だが凱龍輝に異常が起きたことを本能で察していた。
(どうしたんだ?刃の奴、俺を追い詰めていたときの勢いが全く感じられない。)
そんな2人の読み合いはある1つの結論に行き着く。
((まさか、誰かにハッキングされている!?))
一夏は刃に通信を入れる。
「おい刃、どうした。さっきまでの勢いが感じられないぜ?」
「それが、どうも外部から干渉を受けていて本調子が出ないんだ。」
「やっぱり、誰かにハッキングされていたのか。」
「ああ、どうやらそうらしい。」
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2人の会話を管制室で聞いていた山田と千冬は、驚きながらも試合に影響が出ない程度にだが調査を行っていた。
「山田君。特定はできたか?」
「だめです。そもそもこのデータ自体が何処の国のものかも分かりませんし。」
「・・・となると、あとはアイツぐらいか。こんな下らない真似をするのは。」
「え?誰なんですか?」
「いや、独り言だ。気にするな。」
山田は渋々だが追及を止める。千冬にはなにやら思い当たる節があるようだった。
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場所をアリーナへ戻して現在、試合開始から既に10分が経過していた。
「ぜえ、ぜえ、流石だな刃。ハッキングされ性能が落ちてるってのにまるで隙が見えない。」
「ふっ。ファーストシフトには驚かされたが、慣れてしまえばこっちのモンだ。」
「だがよ・・・お互い・・・限界そうだな・・・」
「・・・確かにな・・・次の一撃で立っていた方が勝者という事にしないか?」
「懐かしいやり方だな、それ。」
「そうだな・・・では、行くぞ・・・!」
そう言って刃は最後のエネルギーを全て荷電粒子砲の発射につぎ込む。
一夏もビームブレード状にした雪片を強く握りこむ。
「一夏。」
「刃。」
「「勝つのは・・・」」
最後のセリフを言い放つ。
「「俺だ!!!」」
「ふあああああああああああああああああああ!!!!!!」
一夏は白式で突撃する。
「この一撃で華々しく散れ!」
”ビュウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!”
凱龍輝も粒子砲をもてる限りのフルパワーで放つ。
「うっぬぐううううううううううううう!!!」
「ゾイド相手に何度も突撃を試みるその根性は賞賛しよう。だが、いかなる敵もこの荷電粒子砲の前では無力だ{システムエラー・パワーダウン}なに!?」
「うおおおおおおおおおおおおおおああああああああああああ!!!!」
一夏が勢いに任せて突っ込んでくる中、予想外の敵の介入に敗北を悟った刃はこの異常の犯人に向けてありったけの怨裟を言い放つ。
「ちいっ。おのれ、おのれおのれおのれおのれおのれえええええええええええええええええええ!!!!そうまでして自分を敬って欲しいのか貴様は!俺は一生てめえを許さねえぞ!篠ノ之束えええええええええええええええええ!!!!!」
”バシュッ!バチバチバチ”
雪片が砲身に突き刺さり凱龍輝が機能停止する。
”勝者、織斑一夏。”
試合終了と一夏の勝利のアナウンスが流れた。
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所変わってここは所在不明の研究室。
ここに、ISの開発者の篠ノ之束が住んでいた。
「ふう、気付かれたときはどうなるかと思ったけど、束さんの手にかかればあんな野蛮な兵器の一つや二つどうってことないよ。やっぱ世界最強はISで、それを生み出した私は永遠に崇められる存在でないと。その為には束さんは、どんな手を使ってでもゾイドを抹消しないと。そうしないと私の地位やら価値ががた落ちしちゃうもんね。」
そう独り言を呟いた束は満足そうにすると、直ぐにまた作業を再開した。
この小説の束は見ての通り原作以上の自己中となっております。
束好きの皆さん、ごめんなさい。