さて、今回のメカ生体は。
一通りの騒動が収束したあたりからご覧いただこう。
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クラス代表が一夏に決まったその3日後、一夏たち1組は打ち上げと言わんばかりに盛大な催しをしていた。
クラスの女子が一夏達に労いと祝勝の音頭を取る。
「えー、それでは織斑君。改めてクラス代表就任おめでとう!」
”おめでとう!!”
そう言ってクラスの男女が一夏を祝い、クラッカーを鳴らす。
「いや~ありがとう。」
一夏もそれに応える。
「いや~それにしても凄かったな。」
「うんうん。今大注目の二人、それも専用機持ちがアレ白熱した戦いをやったんだもん。盛り上がらない方がどうかしてるよ!」
”白熱した”とは言うが、一夏は何か申し訳なさそうだった。そんな一夏に弾が声をかける
「どうしたんだよ一夏。そんなしんみりした顔して。」
「いや、なんか・・・刃にちょっと申し訳が無いことしたなって・・・あの試合は八百長で勝ったようなものだし。」
「ん?八百長?」
「ああ。実はあの日、刃の凱龍輝は篠ノ之束博士からハッキングを受けてたらしい。」
「ハッキング?この国の最新鋭機にか?」
「あの人ならありえるだろ。」
「まあ確かに。お前や箒から聞いただけだけど、人のこととか全然考えず見向きもしない人って評判らしいからなあ。」
「仮に篠ノ之博士なら、なんであんなことしたんだろう・・・」
その会話に混じってきたのは箒である。
「大方、自分の利用価値を下げないためだとか、ゾイドが気に入らないと思ったんだろうな。」
「箒・・・悪いな。お前の身内のことなのに・・・」
「いや謝らなくていい。一方的に被害を被ったのは刃だしな。しかし・・・」
「ん?どうしたんだ?」
「いや・・・本気で一度、離縁状を文字通り叩きつけてやろうかと思ってな。私の拳に乗せて。」
「のぉ~う。箒、ダメだぜ?お前みたいな美人さんがそんな物騒なこと言ったら。」
周りの雰囲気に付き合いきれなくなったであろう刃が3人の会話に割り込んでくる。
「刃か。しかし良いのか?お前の愛機に手を出したんだぞ?」
「あああれか。あれならたいしたこと無いから大丈夫だってよ。だからさ、そんなこと言ってないで飲もうぜ?酒じゃないけど。」
そんなのほほんとした刃に心を動かされたのか、箒は立ち上がる。
「ふっ、そうだな。お前を見てると本当にさっきまで真剣に離縁について考えていた自分が馬鹿らしくなってきたよ。」
一夏と弾も同意する
「だよな。せっかくの祝勝会だってのに、しんみりしてらんねえな!なあ一夏!」
「ああ。よし!今日はトコトンやるぜ!やったるぜ!」
「いぇ~す。その粋だ。今日の主役はお前なんだ。悩みなんて笑い飛ばせ!」
「「「ぎゃははははははwwwww」」」という馬鹿笑いが響きわたる。この宴はまだ終わりそうに無かった。
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ところ変わってここにもこの雰囲気に着いていけずにいる者がいた。
「はふう。」
「なあに辛気臭い顔してんだ。」
「ひゃいいいい!!」
後ろからかけられた声に思わず裏声が出てしまうのはセシリア。
「じ、刃さん!?」
「なんだ?俺じゃなくて他のが良かったか?」
「い、いえそういうわけでは・・・ちょっと驚いていただけですわ。」
「あっそ。で、どうよ。初めての日本流の宴会は。」
「・・・両親がいた頃にも何度か宴席がありましたけど・・・このように騒がしいのはありませんでしたわ・・・」
「こういうのは嫌いか?」
「いえ、むしろ新鮮さを感じています。」
「新鮮さ?」
「ええ。両親がいた頃の宴席はこのような心の底から楽しそうなものではなく、何処か堅苦しい感じでしたの。まるで、私や父母に取り入ってもらおうとしているよな・・・そういう下心が見え隠れしているものでしたわ。」
「ふ~ん・・・そっか。じゃあ今やってるこういうのはどうなんだ。お前にとって心から楽しいって思えるものなのか?」
「ええ、とっても。」
「そっか。じゃあさ、改めてダチになる誓いみてえのやらね?」
「誓い?」
「ああ。なんていうか・・・その・・・指きりみたいなやつ。」
「///・・・わ、わかりましたわ。そ、それではどのように?」
「・・・杯酌み交わすみたいにしねえか?そのほうが分かりやすいし。」
「く、酌み交わす?///」
「なんだ?いやか?」
「い、いえ///貴方となら・・・いつでも///」
「そうか・・・よし、やっか。」
そういって二人はお互いのコップを酌み交わした・・・
ああ~早く二巻の内容に移りたいよ~。でも一巻書き切ってないよ~。