さて、今回のメカ生体は。
前回の続きからご覧いただこう。
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「け、結婚を前提にお付き合いしてください!!!///」
”はああああああああああああああああ!?!?!?”
クラス中から大音量の疑問を混ぜた叫びが挙がる。
先ほどきたこの凰 鈴音は、いきなり現れて宣戦布告をしたと思ったら今度は刃に対して愛のプロポーズをしたのである。
そりゃ驚かないほうがおかしいというもの。
そんな、あまりに突然の出来事にクラスが混乱する中、鈴は刃に問う。
「そ、それでさ・・・その・・・アンタの答えは?///」
「い、いやあ・・・鈴も成長したなあ・・・あんな面白い冗談言えるようになるなんて・・・」
「わ、私はいたって本気よ!本気!」
「ああはいはい、わかったから。取り合えずもちつけ・・いや、落ち着くんだ。」
混乱しているのは刃も同様のようである。
「だ、だからさあ///アンタの答えは?///」
一拍置いて刃はその場の答えを出す。
「・・・いや、悪いが今はできない・・・ごめんな・・・」
「ど、どうして・・・?」
一瞬だが鈴の顔が不安に染まる。
「ああ・・・だからその・・・俺たち、まだ高校生じゃん?」
「ええそうよ?」
「だからさそういう結婚前提とかさ、ん~なんて言うか時期尚早じゃないのかなって・・・」
「時期?」
「ああ、それに・・・」
「それに?」
「俺自身もいきなり過ぎて、まだ気持ちの整理が出来ていないんだ・・・」
「・・・」
「だからさ・・・」
「なに?」
「・・・その告白の答えは・・・この3年の間に必ず出すから・・・」
「出すから?」
「それまで・・・待っててくれないか?」
その一言で鈴の表情に安堵が宿る。
「そっか・・・分かった。じゃあなるべくいい答え、期待してるわよ?」
「ああ、任せとけ。」
「じゃあね、刃。」
「ああ。」
そう言って鈴は1組の教室を離れていった。
嵐のような宣戦布告劇はここに収束した。
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その後順調に授業が進み、現在は昼休み。
現在進行形でセシリアの尋問を受けている刃の姿がそこにあった。
「じぃんさぁん?洗いざらい正直に話してくださいます?」
「俺なんかした?」
「どうしたもなにも、午前中のあの貧相な彼女はなんですの?ま・さ・か、フィアンセというわけではありませんよね・・・?」(笑顔般若)
「のぉ~う。アイツは俺等の中学の中頃までのダチで俺らのセカンド幼馴染の凰 鈴音だよ。俺たちは鈴って呼んでるけどな。」
ダチと聞いた瞬間、セシリアの殺気が鳴りを潜める。
だが、その平穏もつかの間のものだった。
「刃~。一緒に食堂いかない~?」
セシリアの理不尽な怒りの矛先そのものが向こうからやってきてしまった。気化ガソリンで充満した木造の部屋にTNTかC4爆弾を投げ込むような行為である。
「あ~らこれはこれは、刃さんの”フィ・ア・ン・セ・気・取・り”の凰さんではありませんか~。なにしに来ましたの?」
「ん?あんた誰?刃の新しい友達?」
「ええそうですわよ。”今は”まだ友達のセシリア・オルコットですわ。イギリス代表候補生ですわ。」
「ふ~ん・・・どうでもいいや。」
「なっ!?」
「だって、所詮私と同じ候補生でしょ?だったらそんなに偉そうにしても意味無いじゃん。」
奇しくも、入学当初一夏たちに言われたことと同じ形で撃沈されたセシリア。
しかし、鈴のある一言が逆にセシリアを復活させることになる。
「・・・ん?」
「な、なんですの?」
「いや、アンタ結構大きいわね・・・」
そう言って鈴は自分の胸とセシリアの胸を見比べる。
「・・・なに食べたらそんなに大きくなるのかしら・・・」
「・・・ふっ、一先ずは私の先制成功ですわね。」
「な、なによ!///いいじゃない!胸なんてあっても邪魔なんだから!どうせ肩こりにでもなっているんでしょ!重りでしかないじゃない!」
「なっ・・・なぁんですってええええ!!!!」
「なによ!やろうっての!?」
「上等ですわ!どちらが刃さんに相応しい伴侶になるか、今すぐ決着をつけてやりますわ!」
「ふん!どうせそんな重り付けてるから碌なスピード出せないんでしょ!?この乳牛女!」
「なんですって!こんの、抉れ胸が!」
「言ったわね!」
「ええ言ってやりましたとも!」
と、恋する乙女(?)二人が互いを罵倒し合っている中、完全に空気と化していた刃が意外な発言をする。
「なあ二人とも。」
「なに!(なんですの!)?」
「お前等さあそんなにお互いいがみ合っているなら・・・」
「「?」」
「おい、ゾイドで決闘しろよ。」
「・・・は?」
「だからさ、お互いゾイドは未経験なんだしどうせなら初心者同士フェアな条件でやった方がいいだろ?お互い自分がIS乗りの他にもゾイド乗りの道を歩む切欠にもなるかもしれないし、いずれにしろ「ゾイドってこういうものなのか。」って経験にもなるし。」
「・・・」
「なんなら、俺がゾイドの基礎技術を教えてやってもいいし。」
「「やります!やります!」」
刃が教えると言った瞬間即答である。
かくして、異例の代表候補生がゾイドでの対決という珍事件が発生することになるのであった・・・
ちなみに作者はファース党。異論は全然認める。