さて、今回のメカ生体は。
無人機戦の後日談をご覧いただこう。
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例の無人機襲撃の翌日、傷や疲労が全快した刃と鈴は屋上で昼食をとっていた。
「鈴、少し質問したいんだが・・・」
「ん?なぁに?」(満面の笑み)
「何故食堂で昼飯食う予定だった俺がここに連れてこられたんだ?しかも俺に拒否権も与えず。」
「ん~・・・私が刃とお昼食べたかったから・・・?」
「それならわざわざここにいなくても食堂に行けば済むことだろう?」
「じゃあなに?未来の嫁さんの愛妻弁当、食べたくないの?」
「まだ答え出してないだろ・・・はぁ・・・」
「まあ良いじゃない。偶にはここで食べるのも。」
「へぇ~・・・仕方ない。どうせ嫌が応でも食べなきゃいけないんだろ?分かったよ。食えばいいんだろ?食えば。」
「溜息交じりなわりには、身体は正直じゃない?」
「お前の手料理の味は誰よりも知っているつもりだからな。」
「ふ~ん・・・じゃあ「言っとくが{はいあ~ん}は無しだぞ?」な、なんでばれたの!?」
「ガキじゃあるまいし、いい加減飯ぐらい自分で食えるっての。それに・・・」
「それに?」
「いや、いくら幼馴染とはいえ・・・正直こんな美少女にそんなことされると・・・食うことに集中できないんだよ///」
そういいながら顔を赤くする刃。
「あら、やっと私を異性として認識し始めたの?だったら嬉しいわね。」
「そ、そんなんじゃないし・・・ほら、早くしないと冷めるぞ。」
「ふふっ、そうね。」
「じゃ、可愛い幼馴染のご厚意に感謝して、いただくとしますか。」
「感謝しなさいよ~。もしアンタが失業しても味は落とさないであげるんだから。」
「へいへい。」
軽くあしらいながらも、刃の口元は確かに笑みを浮かべていた。
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時は過ぎて放課後。現在鈴は刃の部屋にいた。
「なあ鈴。」
「なに?」
「お前のゴジュラスだけど・・・あれ結局どうなったんだ?」
「ああ、あの子ね。どうも私以外を乗せたがらないみたいだから、必然的に私が専属パイロットになったのよ。」
「なぁるへそのゴマラー油。ISどころかゾイドの専用機持ちなんて恵まれてるな~お前。」
「・・・恵まれてる、か・・・」
突如、鈴の顔が暗くなる。
「ん?どうした?なにか、身内か本国にでも問題が起きたのか?」
「いや・・・アンタさ、昔からそういう勘は働くよね・・・」
「まあ、その通りだな。それで、本当になんかあったのか?」
「うん・・・私の両親ね・・・中国に帰った後、離婚・・・したんだ・・・」
「離婚・・・」
「うん・・・なんか・・・向こうで上手くいかなくなってからお父さんが借金抱えちゃってね・・・それで、折り合いが悪くなって別々に過ごすことが多くなって・・・それで去年の8月くらいにお母さんが離婚届出しちゃって、それで私はお母さんに付いてってそれっきりなの。」
「・・・・・・なんかごめんな。暗いとこ突っついちまって。」
「いいの・・・私は、大丈夫だから。」
「鈴・・・」
「それにさ、ちょっと関係無いかもしれないけど、私がアナタを好きになったのってそういう優しいところもあるから・・・」
少し声のトーンを上げて話すが、その目には薄っすらと涙が浮かんでいた。
「鈴。」
「え?っひゃ!」
突然鈴を抱き寄せる刃。
「ちょ、ちょっとアンタなにすんのよ!」
「鈴、今日は・・・俺のところで眠れ。」
「へ?」
「俺のこと、好きなんだろ?嫌なことも自分のダチや好きな人の傍で寝れば和らぐから。だから、今日は俺の傍で寝ろ。」
「刃・・・」
「俺が付いてるから・・・寂しい思いは、させないから・・・だからもう泣くのは止めて、寝ろ・・・」
「・・・・・・うん。」
そう言って、二人一緒に同じベットで眠りにつく。
(・・・ありがとう・・・刃・・・)
そう心から感謝した鈴であった・・・・
次回で一巻終わるかな?