イントルード・デイモン   作:捻れ骨子

26 / 65
 今回戦闘BGM、時代劇【三匹が斬る!】より剣戟シーンBGMを推奨。




23・売られた喧嘩は買いたたけ

 

 

 

 

 

 

 

 デブリベルト。かつての厄祭戦が激戦の名残。戦いによって生じた多くのデブリが、未だに『生きている』エイハブリアクターに引き寄せられ、複雑な重力干渉帯の中密集して漂っている空域である。

 危険極まりないそんな空域の中、そろそろと慎重に進む影があった。大型のシールドと追加のブースターユニットを備えた作業船と、カニやクモのように見える作業アームを取り付けた宇宙用MW数機である。その先頭を進む1機のMWから、通信が飛ぶ。

 

「よーしここでおさらいだ。厄祭戦後に『眠っちまった』リアクターの周囲には独特の癖がある。一旦集まったデブリが周りからの干渉で引っ張られて、広がっていくわけだな。見分けにくいが、慣れたら何となく分かるようにはなる」

 

 言いながら、ゆらゆらアームを動かし質量移動(アンバック)で方向を変える。

 

「あとは移動のコツだな。接近したらスラスター吹かすよりアームで掴むなりワイヤー打ち込むなりで移動した方が安全だ。こんな風にな」

 

 言うが早いか、器用にアームを使って近場のデブリにしがみつき、そこからワイヤーアンカーを使ってひょいひょいとデブリの間を渡りいく。

 

「なあ、なんであのおっさん阿頼耶識も付けてないのにこんな重力おかしいところひょいひょい動けんの?」

「んな事俺が聞きてえよ」

 

 ひそひそと交わされる少年達の言葉を余所に、正しくクモか昆虫のごとくデブリの間を這い回るようにMWは奥へ奥へとと進む。

 

「さてこのあたりだが……しかしMSにしちゃちょっと規模がでかいか? 規格外の艦船あたりかね……っと」

 

 MWのアームが密集しているデブリの隙間に差し込まれ、一つ一つを剥がすように退かしていく。中にはMWを遙かに上回る大きさと質量を持つものもあったが、サブアームを上手いことアウトリガーのように使って排除していた。やがてデブリの狭間に十分な『道』ができる。

 

「ほんじゃお宝とご対面~っと」

 

 デブリの狭間をすり抜け、密集していたその中央部――休眠しているリアクターを備えた『何か』の元にたどり着く。

 そこに待っていたのは――

 

「ヒュゥ、こいつは予想外の……しかも『都合の良い』お宝じゃねえか」

 

 口笛が響く中、MWのライトに照らされたのは何かの残骸。一見MSのように見えるが明らかにフレームの形状が違い、その大きさもMSを越える。

 制御中枢が完全に破壊されたそれは、ただ静かに眠っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夕日に照らされた荒野に死屍累々と倒れ伏すMS。鉄華団の団員達はその回収作業に追われていた。

 

「オーライオーライ、よーし、そこで止まってくれ」

「そっちのでかいのは獅電に任せろ。MWはこっちに回ってくれ!」

 

 MSやMWが破壊された機体や残骸を集め、運んでいく。今回の襲撃では物資以外の損害は無し。人的には、混乱の最中新人の幾人かが転けたりぶつかったりして怪我をした程度で死者は全く出ていない。この2年で鉄華団の錬度が飛躍的に向上したと言うこともあるが――

 

「おいハッシュ、ぼさっとすんな」

「お、おう」

 

 作業の最中、あらぬ方向に視線を向けていたハッシュに向かって、残骸にワイヤーを結びつけていたザックが咎めるように声をかけた。

 慌てて作業に戻るハッシュ。それを尻目にザックはぶつぶつ文句を言い続ける。

 

「まったく、こんなんばっかでいつになったら出世できるんだか、なあ?」

「む……」

 

 ザックと共に作業をしている大男――同じ新人である【デイン・ウハイ】は困ったように唸った。彼らと共に作業を続けながら、ハッシュはこっそりと視線を先程の方向に向ける。

 『胴体フレームが綺麗に断たれたガルム・ロディの上半身』。それを見ながら彼はつい数時間前の戦いを思い起こしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 土煙の中で身を起こした白い機体。その姿を確認した指揮官は、ぎり、と歯噛む。

 

「こいつが地獄の番犬か。舐めた真似を……」

 

 言葉の最中に僚機が得物を振りかぶって横合いからバルバトスに襲いかかった。

 次の瞬間、指揮官の視界から土煙を残して『バルバトスが消え失せる』。

 ほぼ同時に轟音が鳴り響いて、襲いかかっていた僚機が『真横に』吹き飛んだ。

 

「……は?」

 

 呆然としていたのは一瞬。だがその間にも僚機はほぼ地面と水平に飛んだ挙げ句、彼方で転がりジャンクと化す。『瞬時に駆け抜けたバルバトスに、横殴りで吹っ飛ばされた』。それを理解する間もなく、次の犠牲者が生じる。

 真っ向からの唐竹割り。それはガルム・ロディの頭部を粉砕しただけでなく、そのまま地面に叩き伏せて陥没させる。それをなした白き機体の姿は、すでに次の獲物へと向かっていた。

 速い。動きが、速度が、判断が。襲撃者たちが何かをしようとする先、何よりも速く一撃を食らわせる。神速の権化がそこにあった。

 その機動力を生じさせているのは、瞬発力を重視した足回りと大出力のスラスター。踏み出しと合わせてスラスターを吹かし、瞬時に音速に至る速度を叩き出す。さらに最適化された阿頼耶識はほぼタイムラグなしに乗り手の意志を反映させていた。

 なによりも、乗り手の技量がおかしいくらい研ぎ澄まされている。土煙の中、襲撃者達の位置を的確に把握し、的確に打撃を叩き込んでいく。モニターとエイハブセンサーからの情報だけに頼らない。音、大気の流れ、大地からの振動。諸々の情報を捉え、正確に敵の位置を割り出す感覚と、相手の機先を制する勘働きと判断力。鍛え上げられたそれは襲撃者達の技量を軽く上回る。

 結果生じるは疾風。捉えられず追いつけない暴虐の風(ヴィント)が、夜明けの地平線団が精鋭たちを蹂躙していった。

 ただの一撃でMSを木の葉のように吹き飛ばしていく得物は、一見どでかい大剣のようにも見える鉄塊。【シースメイス】と名付けられたそれは、ほぼ我流でありながら鋭く速い剣技によって振るわれる。防御や回避どころか認識すらも追いつかない太刀筋にて、1機1機が確実に潰されていく。

 

「な、なんだ、なんなんだこいつはァ!?」

 

 マシンガンを無駄撃ちしながら指揮官は悲鳴のような声を上げる。聞いていない、こんなのは聞いていない。相手はまだ二十歳にも満たないガキどもだったはずだ。神出鬼没の宇宙海賊、地球圏にすら影響を及ぼす自分たちと比べて何するものぞと高を括っていた。

 だが現実はどうだ。ろくに反撃も出来ず一方的に磨り潰されていく。まさか本当に怪物だったとでも言うのか。わざわざ『リボン付きの悪魔がいないことを確認して』襲撃を行ったというのに。

 勘違い――と言うよりはランディの悪名が大きすぎたのだろう。実の所鉄華団を危険視している犯罪組織の多くが、三日月たち鉄華団のエースはランディの戦績に乗っかる形で下駄を履かされている、と思い込んでいる節があった。その上でテイワズという後ろ盾の威光を笠に着ている虎の威を借りる狐、実情は張り子の虎に過ぎないと。GH時代の実績を知るものは少なく、彼が育成者として一流というか頭おかしいキチ(ピー)だと理解しているものなど、ほとんどいないが故の『喜劇』であった。

 ともかく真正面では敵わない。その上逃げることも後方を攪乱することもできない。

 

「こっちは通行止めだぜ!」

 

 散発的に地雷を爆破させる砲撃、そしてシノやライドの駆る獅電がこの場を離れようとする機体を釘付けにする。

 封じ込まれた。今になってやっとその事実に気付く。ここは『狩り場』だ。あの怪物に喰わせる餌として自分たちはあると。

 

「ふざけるな……ふざけるなよ! 我等夜明けの地平線団が、こんなガキどもの贄などと!」

 

 なけなしのプライドが、恐怖を怒りに塗り替える。奴さえ、あの白い怪物さえ倒せばまだ活路は開ける。そんなありもしない勝機に縋らなければならないほど追いつめられていると自覚はない。

 

「奴の動きを……」

 

 止めると言葉を続けるより先に――

 土煙をぶち抜いて、真っ向からバルバトスが飛び出してきた。

 反応できたのは予想していたからではなく、ただ単に自棄になっていたからなのだろう。

 

「うおああああああああ!!」

 

 自暴自棄の突撃。だがそれでも、僅かながらに間合いを詰めた。

 振り下ろされたシースメイスは強かに指揮官機の肩口に叩き込まれる。機体は大きくひしゃげ、衝撃に耐えられなかった脚部は火花を散らしながら跪く。

 だが間合いを詰めたことにより僅かながらも衝撃が和らげられ、撃破には至っていない。

 

「止めたあああああ!!」

 

 コクピットまで至ったダメージにより眉間から血を流しながらも、指揮官は悲鳴を上げる機体を無理矢理操り、シースメイスに縋り付くように腕を回す。

 

「今だ! こいつをぶちのめせェ!」

 

 バルバトスの背後から、運良く残っていた2機のガルム・ロディが襲いかかった。指揮官は勝利を確信する。

 そこから先の光景は、まるでスローモーションで流れる悪夢のようであった。

 がきん、という『何かのロックが外れる音』。そしてメイスの柄が本体より離れる――

 いや、『何かが引き抜かれていく』。

 じゃりり、と金属同士の摩擦音が響く。現れるのは鈍く光る鋼の刃。そう、シースメイスとは正しく『鞘(シース)』。その中に収められているのは、以前マクマードより譲り渡された太刀を改めて打ち直した大太刀。【月牙】と銘打たれたそれを、バルバトスは振り返りざま目にも止まらぬ速度で振るう。

 横一閃。振り抜かれた大太刀は、2機のMSが胴体フレームを一撃で叩き斬った。

 

「あ……な……」

 

 信じがたい光景である。ほとんどのMSは腹部のフレームがむき出しになっているが、それは弱点とはならない。MSのフレームとはリアクターに次いで頑丈に作られているものだ。そう簡単に破壊できるものではなかった。

 それを一撃で断ち斬る。どれほど異常なことか、想像に難くない。

 あまりのことに思考が停止した指揮官の眼前で、ずがんと音を立てて踏み出した足下の地面が陥没する。バルバトスが振り抜いた勢いを殺さずに、再び振り返ろうとしているのだ。それがどういう意味か理解したときには何もかもが遅い。

 旋風がごとく横薙ぎの太刀を振るうバルバトス。その眼光に射すくめられ、指揮官は呻くような声を上げた。

 

「地獄の、番犬……っ!」

 

 最後の1機。その上半身が回転しながら宙を舞う。

 轟音を立てて地面に転がるガルム・ロディの上半身。その横に、シースメイスの本体(鞘)が突き立つ。それに大太刀を収めながら、バルバトス――三日月は周囲を油断なく見回していた。

 

「残敵はなし、と。……『試し切り』にしては、ちょっと派手だったかな?」

 

 これなら阿頼耶識を切ってマニュアル操作でも良かったかもしれない。そう考えているとシノから通信が入った。

 

「ようお疲れ。もちっと俺達に残しといてくれても良かったんだぜ?」

「それほどの相手じゃなかったしね。……で、こいつら何?」

「知らないで叩きのめしたのかよ。まあお前らしいっちゃらしいけど」

 

 まるで買い物後の井戸端会議じみた会話。通信機越しに聞こえるそれに苦笑しながら、オルガはマイクのスイッチを入れる。

 

「状況終了! みんな、良くやってくれた。……臨時ボーナスは期待しとけよ!」

 

 わっ、と歓声が上がる。そんな中、未だ唖然としているハッシュ。

 彼の目には、白き風が荒々しく舞う様が焼き付いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ていた、っと。……うんうん、良い記事になりそうですね」

 

 タブレットの表示画面を見つつ、アヤは満足げに頷いた。

 書き上げた文章をセーブする。もちろん手元とクラウドに複数だ。ご丁寧にクラウドのものはアヤ本人が死んだ場合、集めに集めたヤバめの情報(おもにGH関係)と共にあちこちに拡散するよう細工が施してある。アリアドネを利用したネットワークは超光速の通信を可能とするため、例え管理者のGHといえど拡散した場合対処は間に合わない。このような細工を構築しているアヤも、相当に強かな人間であった。

 腕を組んで椅子の背もたれに体重を預け、彼女は鼻を鳴らす。

 

「ふむ、かの番犬どのは医務室で、団長さんは来客の対応ですか。……はてさて、次はどう動きますかね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、まだ?」

 

 枕に顎を乗せベッドでうつぶせになった三日月は、不満げな声を上げる。その体のあちこちには電極のようなものがぺたぺたと貼り付けられ、背中の突起端末(ピアス)には何らかのコネクターが接続されていた。

 そんな彼に向かって、ベッドの脇で何らかの機器を操作していた人物が応える。

 

「ちょっとくらいは辛抱せい。おんしは特に念入りに調べにゃいかんのじゃ小僧」

 

 長めの白髪をオールバックにした白髭の老人。自称【ドクター・キシワダ】と名乗るこの老人は、専属医師として鉄華団に迎え入れられた人物である。

 専門の医療関係者がいないと言うことに危機感を持ったオルガが、テイワズに頼み込んで招聘した医者で、おもにサイバネティクスによる義肢や人工臓器、ナノマシンによる治療を専門とする。もちろん阿頼耶識システムもその範疇に入っていた。

 

「そも環境が整っとらん施術で阿頼耶識三回とか普通死んでおるわい。今のところ異常はないが、何かの弾みで半身不随なんちゅうことにもなりかねんわ。そうなったらおんしも困るじゃろうが」

「MSさえ動かせれば、そうでもないけど」

「儂も変わっておる自覚はあるが、おんしガンギマっとるのお」

 

 呆れた奴じゃと鼻を鳴らして、キーボードを叩く。軽快な電子音が、走査の終了を告げた。

 

「うむ、これで終わりじゃな。今センサーを外すぞい」

 

 手際よくコネクターを抜き、電極を剥がしていく。起きあがった三日月はベッドの上であぐらをかき、ぐるぐると右の肩を回していた。

 

「さっきも言ったが今のところは異常なしじゃな。ただ阿頼耶識の方に過剰なデータの蓄積がある」

「かじょう? どゆこと?」

「おんしの阿頼耶識――体内にインプラントされたナノマシンは、通常の三倍量。増えた一部は反射神経機能の増幅などに使われておるが、多くは使われておらん。その使われていない部分にMSから干渉された情報が貯まっておるのよ。恐らくは不完全なシステムが齟齬を補おうとバイパスを構築しかけておるのさ。上手くいけば機体の性能を引きずり出すことができるかも知れんが、どのような影響があるかわからん。リミッターをかけておいた方がよさそうじゃの」

「ん~……別にいらないかな? 強くなれるかも知れないんでしょ?」

 

 言いながら三日月は思い出す。エドモントンでバルバトスから何かを引き出せそうだったあの感覚。多分そのあたりのことを言っているのだろう。

 ドクターは眉を顰めた。

 

「いきなり心臓が止まるかも知れんのに、放っておくわけにもいくまいが。……まあすぐにどうこう言うわけでもないし、よく考えるのじゃな」

 

 言いながらも多分こやつ気にせぬだろうなと思う。っていうか多分話分かってない。まあ実際にすぐさま命に関わるものではないので、健康状態に関しては経過観察で構うまい。

 それよりも、だ。

 

(前例のない三回施術の阿頼耶識……研究のしがいがあるのお)

 

 内心でほくそ笑む老人、ドクター・キシワダ。

 実はマッドよりの、ちょっとヤバげなじじいである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日が傾いたが、まだ戦いの後始末が終わらず鉄華団本部の周囲は騒然としている。

 そんな中、本部に現れた来客者とは。

 

「わざわざ『火星支部の本部長さん』が直々に顔を出すとは思いませんでしたよ」

 

 対面の相手に向かって、オルガは微かに緊張感を漂わせつつ言う。応えるのは穏やかな態度を保った男。

 

「今回のことは我々の落ち度でもある。代表者が顔を出すのが筋というものさ」

 

 現在火星支部を預かる本部長代理、【新江・プロト】。彼は鉄華団を襲った海賊たちの拘束と事情聴取を名目に部下を率いて訪れていた。

 しかし居丈高に振る舞うのではなく、まずは団長であるオルガに事情を尋ねたいと部下を表に控えさせ、自ら対談に臨んだのであった。

 

「依頼の関係で何度か顔を合わせているが、こうやって会話をするのは初めてになるな。……まずは礼と謝罪を。君たちには手間をかけさせた」

 

 そうやって頭を下げる。マクギリスからの推挙で本部長代理に収まったというこの男は、コーラルのように横暴ではないが、どちらかと言えば淡々と職務をなしているというイメージが今まであった。一応のポーズということであろうかと、内心の警戒を解かぬままオルガは応える。

 

「いや、こちらとしても襲撃が予想できた時点で連絡をするべきでした。配慮が足らず申し訳ありません」

 

 組織の代表として一応猫を被るようにとメリビットから躾られ、それなりに対応できるようになっているが、やはりどこかぎこちなさを感じる敬語だ。それを気にした風もなく新江は話を続ける。

 

「まさか短時間であれほどの規模とは君たちも予想できなかっただろう。夜明けの地平線団、GHでも手を焼く相手だ。相手が君たち鉄華団であったからこそ対処ができたのだよ」

 

 人員が一新してからこっち、GH火星支部はまるで別組織のように任務を忠実に果たしていた。その上で、必要とあらば民兵組織などの手を借りることも躊躇わない。なにしろ敵対したはずの鉄華団にすら声をかけてきたのだ。もちろんオルガたちは面食らったが、『鉄華団を推薦した人物』の名を聞いて、それなりに納得はしている。

 

「ともかく今回の戦果に対し、こちらから報奨金を出させて貰う。その代わりと言ってはなんだが、捉えた賊の身柄をこちらに引き渡しては貰えないだろうか。それと、出来るならば奴らのMSからデータの吸い出しを行いたいのだが。勿論その後は機体は好きにしてくれて構わない。火星や圏外圏のルールに示し合わせれば当然のことであるしな」

 

 これまでのGHであればありえない、破格と言っても良い申し出である。現在の火星支部は、火星や圏外圏との関係改善を図るためか、各所に便宜を図り金をばらまいていた。その背後には、モンターク商会の影が見え隠れしている。

 ハーフメタルの利権に食い込み、さらなる利益を求めてGHの後ろ盾となっているのだろう。多くの関係者はそう見ていたが、実情を僅かなりとも知っているオルガたちにしてみれば、なにやら別の思惑を感じられずにはいられない。そんな疑惑をおくびにも出さず、オルガは応えた。

 

「引き渡しに関してはすぐにでも。データの方はすでにこちらのほうで吸い出しを行っています。それで良ければもう暫くで提出できますが」

「それはありがたい。その分報奨金には色を付けよう。よろしく頼む」

「……言ってはなんですが、随分と気前が良いようで」

 

 皮肉ではなく純粋な疑問としてオルガはそう口に出す。事情があるにしてもサービスが過ぎると。

 それに対して新江はにやりと笑みを浮かべた。

 

「なに、これから君たちにはご足労願わなければならないだろうからな。ご機嫌取りだよ」

「依頼がある、と言うことですか?」

 

 新江の笑みが深まる。

 

「ああ、程なく海賊退治の仕事が舞い込むだろう。……ファリド准将直々からの、ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 GH本部、ヴィーンゴールヴ。その頂点にあるセブンスターズが面々は、現在専用の会議場に集っていた。

 第二席ファリド家当主、マクギリス・ファリド。

 第三席ボードウィン家当主、【ガルス・ボードウィン】。

 第四席エリオン家当主、【ラスタル・エリオン】。

 第五席クジャン家当主、【イオク・クジャン】。

 第六席バクラザン家当主、【ネモ・バクラザン】。

 第七席ファルク家当主、【エレク・ファルク】。

 現在空席である第一席イシュー家以外の全党首が勢揃いし、会議は行われている。

 

「地球外縁軌道統制統合艦隊の再編成と、各経済圏との関係改善。見事な手腕だなファリド公」

 

 アルミリアを通じて義理の親子関係を結ぶ形になっているガルスが、そう賞賛した。対してマクギリスは、すました態度で応える。

 

「いえ、皆様方のご指導と、なにより統制統合艦隊旗下隊員総員の努力がたまものでしょう」

「いやいや、統制統合艦隊を実働部隊として仕上げたのは確かにファリド公の働きによるものでしょう。いかがかな、これを機に『正式に艦隊司令の席については』?」

 

 エレクがそのようなことを口にする。そう、マクギリスは現在地球外縁軌道統制統合艦隊の『司令代理』の任についている。彼自身が司令官となることを辞退したのだ。その理由は。

 

「私はあくまで『本来かの席に座るべき人物』が復帰するまでの代役に過ぎません。人はそれぞれ果たすべき本分があるかと」

 

 ちらりと空席に目を向ける。あくまでその席にあるものが地球外縁軌道統制統合艦隊の長なのだと、マクギリスはそう主張して譲らない。本当に彼女の復帰を信じているのか、それとも何か別の思惑があるのか。他の当主たちはその心情を計りかねていた。

 向けられる視線を意にも介さず、マクギリスは『本題』を口にする。

 

「そろそろ私も、己の本分を果たすべき頃合いでしょう。かねてからの『計画』、実行に移す許可を頂きたい」

「……『あらゆる状況下に置いて最先鋒を務める遊撃部隊の設立』、概念は理解できるが、本当に必要となるのかね?」

 

 ネモが訝しげに問う。マクギリスが提唱したのは、かつて某国で立案されたストライカー旅団に近しい、機動力を持って真っ先に事件、紛争等に介入する部隊の設立である。それはただの新設部隊という意味合いだけではなく、本来イシュー家が統率する地球外縁軌道統制統合艦隊以外の戦力――『ファリド家肝いりの戦力』が生じると言うことだ。私兵を囲い込むとも取られかねないそれは、ガルス以外を警戒させるに十二分な話であった。

 

「現状、地球圏は安定を取り戻しつつあります。ですが経済圏は独自の戦力を整えながら水面下での競争を激しく増しており、同時に火星圏、圏外圏の治安は不安を抱えるまま。GHの権威が低下した今、必要な一手であると愚考いたします」

「だが更新がため後方に回される予定であったハーフビーク級の改装艦に、同様に旧式となりつつあるグレイズ系の改装機体を主幹とするなどと、戦力に不安を感じるのだが」

「過剰な戦力よりも、むしろ『いち早く現場にたどり着き、解決しようとする姿勢』を見せつけることが肝要かと。要は切っ先。不穏に真っ先に刃を突きつけ、敵わぬのであれば相応の武門が訪れるまでに時間稼ぎと威力偵察を行う。不埒を決して許さず、滅するという意思を表す。GHの権威復帰のためには、そういった実行手段が必要なのではありますまいか」

 

 理には適っているように聞こえる。

 

「現在ハーフビーク級改、及びグレイズ改装型【スタークグレイズ】の数は最低限揃いました。まずは試験的な運用の許可を頂きたく思います」

「ふむ、それは構わぬが……どこにその戦力を投入するつもりかの?」

「はい、おもに火星近海にて活動を行う宇宙海賊、夜明けの地平線団。その討伐をお許し頂ければと」

「ファリド公! それは我等アリアンロッドが職域を侵す行為だぞ!」

 

 マクギリスの言葉に、イオクが咎め立てる。しかしマクギリスは淡々と応えた。

 

「火星近海での治安悪化は、そもそも私が監察局時代に行った摘発によって火星支部の弱体化を招いたが故の結果です。正義を執行したからこその副作用と言えますが、責任は取らなければならないでしょう」

 

 それにと彼は続ける。

 

「現在アリアンロッドは月軌道及びコロニー群の治安維持活動に尽力しておられるようで。火星近海まで即座に戦力を展開させるのは難しいのでは?」

「む、それは……」

 

 イオクは言いよどむ。マクギリスの言うとおり、現在コロニー周辺では治安の悪化が問題視されていた。正確には『反GH、反アリアンロッドの気運が激しさを増してきている』。

 経済圏の支配下であるコロニーがその本国の意図を酌んで……と言う理由もあったが、主な理由はコロニー間で『アリアンロッドは以前よりコロニーを食い物にしたマッチポンプを行っている』と言う噂がまことしめやかに流れているからだった。結果コロニー関係はGHに対し頑なで非協力的な態度を貫いている。さしもののアリアンロッドも手をこまねいている様子であった。

 と、そこでイオクの隣に座っていたラスタルが声を上げる。

 

「そう構えるなクジャン公。やる気があるようで結構な事ではないか」

「しかしラスタ……エリオン公!」

「我々GHは世界の秩序を守るためにある。『だれが』など些細な問題に過ぎんよ」

 

 そう言ってラスタルはマクギリスの提案を支持した。

 その数時間後、会議は終わりラスタルとイオクは会議場を後にした。表に出た彼らを、花壇に腰掛けて待ちかまえていたものがある。

 

「待たせたなジュリエッタ」

 

 【ジュリエッタ・ジュリス】。ラスタルが市井より見出した子飼いのMSパイロットである。彼女はラスタルの元へと歩み寄った。

 

「いかがでしたか……と聞くまでもないようですね。イオク様の様子を見れば分かります」

「なにを、この猿がっ!」

「落ち着けイオク」

 

 代替わりしたばかりのイオクが後見人でもあるラスタルの言葉を無下にも出来ず、イオクは押し黙る。ラスタルは笑みを浮かべたまま、言葉を続けた。

 

「実際上手い手だ。地球外縁軌道統制統合艦隊に影響力を残したまま、独自の戦力を保有する。その上で、マクギリスは以前から火星や圏外圏に手を伸ばすことを目論んでいたようだからな。恐らくは火星を自らの拠点とするべく、その足がかりを作ろうというのだろう」

「ラスタル様、そこまで分かっていてなぜ奴の提案を……」

「まだ直接我等と敵対するつもりはないようだからな。そうであったとしてもこのラスタル・エリオン、真っ向から受けて立つさ」

 

 ラスタルはそう言って歩き出す。

 

「よし、景気づけに肉だ。肉を食うぞ!」

「肉ですか!? 大好物です!」

「わ、私もお供します!」

 

 忠臣二人を引き連れて歩くラスタル。その胸中は『未だ晴れぬ疑問』に向けられていた。

 

(てっきり奴ら……【元標的艦隊の面子】を招聘するかと思っていたのだがな。動員したのは身分の低い出自の者と、新規の隊員がほとんど。……何を企んでいる?)

 

 読めぬ。であれば少々『つついて』見るか。まるで呼吸をするかのように巡らされる策謀。対決姿勢は静かに整いつつあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 経済圏アーヴラウ、エドモントン郊外。

 2年前の戦いで鉄華団が一時的な拠点とした廃駅。現在はそれを正式に譲り受け、鉄華団地球支部は設立された。

 アーヴラウ政府の肝いりで施設は整備され、貨車による物資の搬入出も可能となった。これによりテイワズ末端としての仕事も請け負える下地も整ったと言える。もっともまだそちらの方は本格稼働とは行かず、現在彼らは軍事オブサーバーとして、アーブラウ防衛組織の教練に力を注いでいた。

 本来は駅のロビーであった広大なスペースでは、居並ぶMWが蠢いている。いや、正確には『それ』はMWではない。台座に固定され、内部の操作に合わせて本体が稼働するシミュレーターである。旧式のMWを改装することによって作り出されたそれは、MSとMWの操作系がほぼ同一であることを元に、双方の基礎教練に使用されていた。

 

「はい、そこまでです! 各員状況を終了して下さい!」

 

 まだ声変わりして間もない少年の指示が飛び、シミュレーターが一斉に停止する。そして中から鉄華団の少年たちと、防衛組織の隊員たち(予定)が這い出してきた。鉄華団の面子は汗こそかいているももの、さほど疲労した様子はない。が、対する隊員たちは這々の体で疲労困憊と言った様子であった。シミュレーターの監督を行っていたタカキが双方を整列させた。

 

「午前中の訓練はこれまでとなります。この後は13:00まで休憩と昼食。その後午後の座学に入ります。自主練は構いませんけど、午後に影響が出ないよう注意して下さいね。……それでは、解散!」

『ありがとうございました!』

 

 一斉に礼。その後隊員たちは三々五々に食堂や休憩所へと向かっていく。残ったのはタカキと団員たち、そして。

 

「どうかね、大分揉まれては来たが」

「確実に技術は向上してきてますよ、マニングス隊長」

 

 防衛組織実働部隊の隊長に選ばれた男、【マニングス】はそうかと頷いた。

 

「最初はどうなることかと思ったが、何とか形になるものだな。……いや、君たちの教官殿がいなければ、未だにまとまりが無かったかも知れんね」

「鉄華団は団長から僕らまで無茶苦茶しごかれましたからね。あのノリで教え込まれたら仲違いしている場合じゃないって嫌でも分かるでしょう」

 

 3ヶ月から半年程度の期間ごとに地球を訪れるランディは、そのたびに特別コーチとして訓練を仕切る。もちろん真っ当な訓練であろうはずもなく、いつしか影でこっそりと【悪魔の毒々ブートキャンプ】などと呼ばれ、恐れられていた。

 それを思い出したのか、ははははと力無く笑い合うマニングスとタカキ以下少年たち。熱い友情じゃない系の連帯感が、彼らにはあった。

 と、そこに。

 

「ああ、午前の教練が終わったところだったか」

「ふむ、こちらも昼食を先にとって置いた方が良かったかね?」

「ビスケット支部長、それにシナプス司令」

 

 恰幅の良い体にスーツを纏ったビスケットと、防衛組織の司令官を務めることになった人物【シナプス】。彼らは各所で調整や説明会などを行う関係上、行動を共にすることが多かった。特に防衛組織の正式な稼働が間近に迫った今、彼らはほぼ毎日共にあちこちを跳び回っている状況である。

 その成果と言うわけでもないが、鉄華団地球支部とアーヴラウ防衛組織関係は良好であった。まあその、怖いお兄さんにどたまむんずと掴まれて「仲良くしろよ、な?」ってやられたら全力で頷くしかないんですけれど。

 ともかく今の所大きな問題もなく、地球支部とアーヴラウ防衛組織の進展は順調であった。

 

「もしかして『例の話』ですか? でしたら会議室で食事を取りながらでも」

「そうだな。ちと長丁場になるかもしれんし。マニングス君、いいかね?」

「は、小官に問題はありません」

「午後の講義はガットさんと外からの講師の方ですから僕も問題ないです」

「そうだね、タカキは当然として……アストンも頼めるかい?」

「え? 俺ですか?」

 

 指名された頬に傷のある少年――【アストン・アルトランド】は目を丸くする。

 

「現場の意見も聞いておきたいんだよ。うちじゃ君が一番の成長株だからね」

「は、はあ……あざっす」

「後はチャド……だけど事務室かな」

「ええ多分。さっき本部から連絡が入ってたはずですから、それを受けてるんじゃないですかね」

 

 その頃、チャドは事務室にて詰め寄られていた。

 

「どういうことですか獅電の到着が遅れるとは! 予定は守って貰わないと困ります!」

 

 詰め寄ってきているのは【ラディーチェ・リロト】。地球支部設立以後にテイワズから送り込まれてきた事務員で、お目付役も兼ねる……のだが、どうにも現状に不満を抱えているようだ。予定が狂えば苛立ち、団員たちが言うことに従わなければ嫌味や愚痴を平気でこぼす。おかげで支部内ではすっかり評判が悪く密かに嫌われていた。

 

「例の海賊騒ぎで、航路が安定するまでは正式なスケジュールが組めないと言ってるじゃないですか。そも搬入の予定が遅れるかも知れないというのは、最初から織り込み済みでしたよ」

 

 どこか呆れた様子の副支部長であるチャド。そして事務所で作業をしている少数の団員たちも眉を顰めている。

 

「一度決定したことは実行して頂かないと。それにランドマン・ロディだけでは戦力が不足に過ぎます。一刻も早く獅電の配備を急がねば、防衛組織の方からもせっつかれて……」

「ふむ、そのような報告は聞いていないのだが……もしかしてそちらの方に直接物言いがあったのかね? そうであれば詳しく話を聞きたい」

 

 突如かけられた声に、ぎょっと振り返るラディーチェ。そこには防衛組織重鎮のが二人と、地球支部長を始めとした幹部の姿だ。下手な言い逃れは聞かない面子である。ラディーチェは急にしどろもどろになった。

 

「い、いえ、そう言う空気があるという話で、具体的にはっきりとしたところまでは……と、ともかく納期を守るよう、本部には言っておきますからね! 失礼します!」

 

 一方的に言い放って退出するラディーチェ。防衛組織の大人二人はわけが分からんと顔を見合わせ、鉄華団幹部二人は肩をすくめ合う。

 

「良いのかね? 獅電の輸送関連は『テイワズの』決定事項だったと記憶しているが。鉄華団に文句を言っても仕方なかろうに」

「多分彼は、大口の手柄がないと焦っているんじゃないですかね。防衛組織の稼働がなれば、それこそ目が回るくらい忙しくなるって言うのに」

 

 不満ならそれこそテイワズに訴えて配置換えでも願えばいいのにと、ある種の冷淡さを身につけたビスケットなどは思うのだが、まあなんぞ思うところでもあるのだろう。それに――

 

「なあ、なんつーかあのおっさん、裏切りそうな気配アリアリじゃねえか?」

 

 こっそりとそう口にするアストン。問われたタカキはこう応える。

 

「まあ、そんな雰囲気あるけど……やる気になるとは、思えないんだよねえ」

「なんでさ?」

「だって、ここで僕らを裏切るってことは、『テイワズの顔にべっちょり泥なすりつける』ような真似をするってことだよ? 命が10個あったって御免被るね、僕なら」

「……っていうか10回蘇生されて11回殺されるな。そりゃ確かに御免被る」

 

 そう、少し前ならともかく、現在のテイワズ――マクマードは【裏切り者絶許キャンペーン中】とでも言うかのように、内部粛正に力を入れている、らしい。直参の勢力はまだしも末端で下らぬ真似をやらかしたら即座に首が飛ぶ(物理)ともっぱらの噂であった。

 しかしまあ噂は噂。実際の所どこまで本当か分からない。それでもそんな噂を聞いて裏切ろうと考えるような、無謀というか馬鹿というか脳の代わりに水虫でも繁殖してんのかっていうもう救いようもない愚か者はなかなか出ないだろう。

 だから――ラディーチェ・リロトが鉄華団とテイワズを裏切るなんていう、ランディすらドン引くような真似をやらかすなど、誰も予想していなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もちろん、予定調和のように失敗は確定していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ※今回のえぬじい

 

「出番……くすん」

「あーよしよし泣かない泣かない」

 

 ↑隅っこでいぢける筋肉と、それなぐさめるツンデレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おまけの機体解説

 

 ASW-G-08R ガンダムバルバトス・ヴィント

 

 バルバトスを改修した機体。基本的にはルプスと同じだが、脚部のスラスターが大型化、腰のものは原作より短いが瞬発力の高いものに換装されており、肩のアーマーにもスラスターが増設されている。またバックパックのメインスラスターも上下2連装となっており、その両横のサブアームはグシオンに近い形状のものが折りたたまれる形で収まっていて、予備武装はそれに『掴まれる』形で保持される。そのまま運用することもできるので、グシオン同様の戦い方も可能。

 ともかく機動力と反応速度を最優先としてセッティングされており、戦場を目にも止まらぬ速度で駆け抜ける様はまさに『疾風』。

 メイン武装はソードメイスと外観はほぼ同じな【シースメイス】、そしてその中に内装されている大太刀【月牙】。最初から太刀にしておかないのは三日月曰く。

「MS斬るのは集中力いるから、最初からやってると疲れる」

 と言う理由でこのようなことに。まあ敵からしてみれば、叩き潰されるかぶった斬られるかの差でしかない。

 欠点としては機動力を重視したせいで推進剤(ガス)の燃費が悪くなったことだが、それを補って有り余る戦果を叩き出す怪物マシン。

 なお改修に関して多くの部分にランディが関わっている。やっぱり貴様か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




インフルエンザどぅええええええ、いっっしゅうかんほど寝てましたまだ多分菌が脳に残ってますねっ、じっ、れっっっっっっっっ、こっしですいええええええええええ!!
 …………すんません病み上がりでテンション高くて申し訳ございません。そう言うわけでして今回も更新が遅れております。なにとぞご容赦下さい。

 それはそれとして、三日月withバルバトス・ヴィント無双の回にござる。原作にもまして機動性を重視したが故の『風』というわけだったのですよ。三日月君五体満足な上にガンギマリ入ってますから正しくなんとかに刃物いやいや鬼に金棒ということで。
 そしてなんか密かに増えてるオリキャラたちにオリ展開。特にマッキーお前マジなに企んでやがる!? 筆者ですら戦々恐々とさせるとはガチ策士かこのやろう!?

 とまあそんなこんなで波乱は続いていくようです。果てさて次回はどうなりますやら。
 でわでわ今回はこの辺で。皆様も体には十分ご注意
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。