あれから平穏な時が続いた。
世界はきっと少しずつ良い方向へ向いている。誰もがそう信じていた。
だが傷跡は、未だ残り、微かに疼いている。
異変は、ギャラルホルン研究施設の封印区画から始まる。
「だめです! 隔壁が破られましたトーカ主任!」
「ばかな……あの機体は、ジャンクも同然だったって言うのに!」
再び目覚める、破壊されたはずの悪魔。
「あんた、何者だ?」
「【アルミリア・ファリド】と申します。あなたの力を借りに参りました。ライド・タムラ。……いえ、元鉄華団団員、ライド・マッス」
闇に潜み、未だ尽きぬ憎悪と憤怒を抱える男の前に現れた、かつて無力だった女。
「クラッカ、どうしても行くの?」
「……ごめんクッキー。でも、このままじゃ私が私を許せないの」
道を違える姉妹。
「モンタークの遺産?」
「ああ、実の所旦那は連中の表向きの頭を張ってたってだけでな。あいつら本当は……」
語られるモンターク商会の真実。
「アジー姐さん、俺、行くよ」
「ああ、しっかり見てくるんだ。これからの世界がどうなっていくかを」
若き後継者が、発つ。
「ラスタル様! お考え直しを!」
「現在(いま)をいくら重ねたところで、過去(つみ)は消えないと言うことだ」
過去の因縁からは逃れられないのか。
「おいおい、なんて顔してんだヤマギ?」
「そんな……生きて……」
死したはずの男が黄泉帰るのか。
「ありえるはずがない! データにないガンダムフレームなど!」
「これは我等が意志の形。憎悪と憤怒の具現。……【ガンダム・セイタン】」
73番目の悪魔が産声を上げる。
忘れられたはずの怨念が、未だに尽きぬ怒りが、再び世界に混乱を導く。
その裏で、蠢くものたち。
「認められるか。あの方の行動が無駄であったなどと」
愚かなる男の意志を継いだ者。
「くく、良い商売になりそうじゃないか」
いつの時代にも存在する、拝金主義者。
「あれこそが、悪魔の姿を借りた天の御使いなのです」
現実より逃避し、偶像を崇拝する夢想家。
「待ったのだよ。我々は、三百年の時をな」
遙かなる過去より訪れる、逆襲の徒。
そして――
「暁! 行っちゃ駄目!」
少年の前に降り立つのは、希望か、絶望か。
「ばる……ばとす?」
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ~アカツキ~
全ての答えは、あの紅い月にある。
だから嘘ですって。
おまけ
ライド「最強がヒットマンであるというなら対策は一つ。
……俺自身が、ヒットマンになることだ」
ノブリス「なん……だと?」
おまけ2
アルミリア「あの世でマッキーに詫び続けろお兄様あああああ!!」
ガリガリ「逆恨み感はんぱない!?」
すんません。ほんっとうにすんません。
最終回見た後にアルミリアどうなったん? とか考えてたらついつい妄想が。いや書きませんよ書けませんよ? むしろ誰か書いて下さいお願いします無理ですか駄目ですか。
あとおまけがこんなんで、も一つすんません。なんですかね最後にオチつけないと気が済まない病気かなんかなんですかね自分。
とにもかくにも、気が済みましたので本編を書く作業に戻ります。暫くお待ち下さいませ。