゚*。:゚ .゚*。:゚ 姫ノ語 .゚*。:゚ .゚*。:゚ 作:ロベオン
前回と同じくです
新キャラ?登場
桜舞は?
俺は俺じゃ無くなってる気がする
「涙が…。」
桜舞の涙は透き通ったピンク色で、磁石のように集まっていった。
「か、鍵?」
「…!おいおい、どんなマジックだよ…!?」
「………フ…。…フフ…。」
「な、何笑ってンだよ気持ち悪ぃ!!!」
「…ミ…ミッション……ク…クリア……。」
「…ミッションクリア?何言って……」
「いるのよね!?いるんでしょ?聞こえてる?見えてる?…様はご無事にクリアなさったわよ!?」
「…!……」
「あの…。」
「! …様…。」
桜舞は膝を床について頭を下げた。
「よくご無事で…。このままお進み下さい。何処の鍵とは言えませんが、きっとお分かりになるはずです。あと、これ…。」
!
桜舞はネックレスを差し出した。先にはピンク色の硝子細工がついている。中には薄く光る石の様なものが入っている。
「きっと…様をお守りするはずです。私は訳あって行けませんが、…様に誓った忠誠は一生です。」
(?どこかで見たことがあるような…。忠誠?何の事かしら…。さっきから座り込んで頭を下げてしまって…。)
「あ、ありがとうございます…。」
「……。鍵、手に入ったならさっさと行くぞ。」
「あ、はい。」
「……。」
「お嬢様…何の鍵だかお分かりになりますか?」
「これ?これは…理科室の鍵だわ。」
桜舞の涙から出来た鍵は色は違えど、理科室の鍵に間違いなかった。
「理科室の鍵、ねェ…。今度はゾンビとか?」
!
「ガグガク そ、そんな事い、言わないでよ…ゾ、ゾンビってあんた… ガグガク」
(震えすぎよ黄熊…。)
「プッ!ビビってンのか!?ウケるわ〜」
「なっ!?ビビって無いわよっ!うっさいっ!」
「ビビってるくせにー。まあ、なんか出たら俺が守ってやるからそこは大丈夫だけどな〜」
「ななっっっ!?ま、守る?な、何を言ってるっのっよっ!?」
ドスっ
「ウグオッ!」
黄色熊が顔を真っ赤にしてアクリル棒を突き刺していた。
(お約束ね…。)
«もはや茶番だな…»
「…はっ!テメェは俺に守られなくても生きていけそうだよなぁ、暴力女。俺が守るのは緑だけで充分そうだな!!!!」
!
「だ、誰が暴力女よこの…ゴニョゴニョ…。」
「ああ?何つったか聞こえねェよサイコパスメイド。」
「ゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョ」
「うわ気持ち悪っ!はっきり喋れよはっきり!」
「ゴニョゴニョ……ゴニョゴニョ……ゴニョゴニョ…………。」
顔を真っ赤にして言葉を詰まらせている。
「そ、そろそろ…行きましょう……。」
「…なーんか腑に落ちねェなァ……」
「え、ええ、申し訳ありません。お待たせしてしまいました。」
「いや、別に待ってねェけど。腑に落ちねェのはぶっ壊れたこのメイドだよ。」
「ゔ、ゔるさいっ!行くわよっ!」
〜移動中〜
……
「ここですわ。」
「なーんか変な匂いしねェ?」
「……。」
(頭がクラクラする…。)
!
「お嬢様!?お顔が真っ青です…。」
今までも白だった顔が前以上に白くなり、青くなっている。
「…プールみてェな匂いだな……」
「え、塩素…?」
「お、お嬢様?お顔が…。」
緑は黄熊に支えられてやっと立っている。
「ちっ。この中のやつに止めろっつってくる。」
「お願い…します…。」
「…(ガチャ)」
!
今までの匂いが急に消えた。
「鉄?」
鉄の様な重い匂いが充満している。
「…血みてェだな…」
「来たか。」
「!テメェはあん時の!!!」
「昔のことは関係ない。それよりお前は今の事を気にしないのか?扉の前で待っているのでは無いのか?」
「…!クソ、足元見やがって…!!!」
「お前はどうするのだ?いや、どうしたいのだ?」
「どうしたい?…ンなもん、緑の奴の具合を……ん?」
「なんだ?迷いがあるのか?」
(俺はここから出たいだけじゃなかったのか?成り行きであいつらと行動を共にしているだけで、そこになにか特別な義理があるのか?……必ずしも、あいつらを助ける必要性何て、ねェンじゃ?……俺は、何をこんな……)
「どうした?瞳孔がさっきよりも開いているぞ?己に正直になったらどうだ?」
「……るせェ!今の俺は俺じゃ無くなってンだよ!!!」
「ふん、まぁ、良い。ここから出たいか?それとも…を助けるか?
まぁ、お前にとって…はここを出るのに必要かもしれんがな。」
「っ!?……そうか、俺は、俺の立場は、奪う……」
(クソ、なんで今更コレを思い出したンだ!!忘れたまんまでいれば、忘れたままでいられれば、俺が"俺"になる事も……!!!)
「どうするのか?言っておくが、今すぐにでも塩素を止めることは出来るぞ。お前が一言止めろと言えばな。」
(…。自分勝手と言われようが、自己中と罵られようが、俺は……)
「…止めろ。今すぐに。」
「ほう。」
ガチャ
緑が黄熊に支えられて入ってきた。
!?
緑が信じられないという顔をしている。
「…此奴が塩素を出してた。そして止めたのも此奴だ。」
「どうしたの?あんたまで顔が青いわよ?」
「……に……逃げて……下さい!」
!?
バタンッ
「そういう訳にはいかない。」
「…。捕まえるつもりか?」
「今から質問に答えて貰う。答えるのは…だけだ。他の人間は話すな。」
「…先に言っとくが、質問以外何もするなよ。傷なんてつけた瞬間、テメェの首が飛ぶ。」
「その点は問題無い。そこの召使いがいても構わん。しかしお前は隣の部屋で待っていろ。鍵は開いている。」
「……それも"規則"か?」
「あぁ。俺の所の規則だ。」
「……なら、仕方ねェな。おい、サイコパスメイド。」
「何?」
「俺はここに居られねェ。だから、何かあっても俺は何も出来ねェンだ。……テメェ一人で守れよ、此奴の事は。」
「分かってるわ。お嬢様の事は命に変えても守る。」
「……その覚悟を…するのが俺、か…(ボソッ)」
「ん?」
(ほう。そういう事か。)
「……ちっ。さっさと済ませろよ!」
バタンッ
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*
ドアの前で待っている間緑は夢を見た。
「お、お父様?」
8歳位のネグリジェを着た少女がいる。
「あぁ。…か。」
父と呼ばれる男性は白衣を着ていた。
「そ、れ…。」
「見てしまったのか…。」
鉄の台の上には赤い塊が入った瓶が置いてある。
ゆらゆらと浮いていて、微かに上下に動いている。
まるで、人間の…の様な……。
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*
隣の部屋は資料室だった。しかし、資料室と言ってもほとんど何も無い。
「…何もねェ。……あ"ー、クソ、ムシャクシャしやがる…!!」
«よく見たらどうだ?デスクがあるではないか。»
「……机……。なんか入ってンのか……?」
ガラッ
〜少年捜索中〜
……
「鍵…。」
«ほう。何処の鍵かな?»
「……何処、って…ここに鍵かかってる所なんざねェだろ。」
«さぁな、あるかもしれんぞ?彼奴は一言もここには何も無い何て言っていなかったからな。ただ待ってろと言っていただけだ。»
「……。待ってろ、って言うならここで何か問題を起こすなって事じゃねェのか?大人しくするという規則があるンだろ。」
«そういう事は言っていなかっただろう?ふっ、お前も変わったな。そこまで慎重になるとは。今までは何でも殺しゃぁ良いみたいな奴だったのに。»
「…あの俺は違う"俺"だ。今の俺は、一ミリでも規則を破るわけにはいかねェ立場なンだよ。」
«ほう。ならそうすれば良い。»
「…まあ、いくら冷静になってもそもそもの馬鹿頭は変わらねェからアンタの言う通り、何も壊さねェ様慎重に鍵の使う場所を探すさ。」
«そうか。»
〜少年捜索中〜
……
「こ、これはー……。」
相変わらず抜け抜けの小説を読んでくださりありがとうございます!
きっと読んでいただいている間に「あれ?」と思った方いらっしゃると思います。そうなんです。桜舞の話がほとんどありません。大変申し訳ありません。完全に作者の落ち度です。
次話では桜舞の事を語らせて頂きます。楽しみにしていて下さった読者の方々大変申し訳ありませんでした。
長らく語ったてしまい申し訳ありません。
他にも色々と足りない所があったと思いますが、11章もよろしくお願いします!