゚*。:゚ .゚*。:゚ 姫ノ語 .゚*。:゚ .゚*。:゚ 作:ロベオン
久しぶりの投稿になります。相変わらずど素人で抜け抜けのこの話を読んでくださりありがとうございます!
こっちに移すことにしました
あてんしょん
前回と同じです
黄熊とレオの絡みが多いです
意味深発言あり
グタグタ長いかもしれないけどよろしくお願いします。
3章 ...檻...?
♪:*♪:*♪:*°
俺の知っている事はー...。
そう言いかけた時だった。激しい金属音が鳴って視界がシマウマ模様になったのは。
!?
檻に閉じ込められた...。
お嬢様!ご無事ですか?
えぇ。大丈夫よ。黄熊(ぷぅ)。
アワアワ よ、良かったです〜(汗)お嬢様に何かあったら…私どうしたら…。あー(棒)
黄熊がレオをアクリル棒で殴りながら嘆いていた。
うぐっ。ってめェ、うっ、やめっ、うぐぅ...。
完全に伸びている。
それよりもこの檻は…。
うぅ...。ご、ごれワ...。( ゚ཫ ゚)ゴフッ
レオが吐血した…。殴り過ぎよ黄熊…。
ダラダラ ごレわ ぉれがいまゐぉぅどじだやづだ…ダラダラ
うわぁ。日本語めちゃくちゃ…。
でもどうやらレオはさっきこの檻の事を伝えようとしたらしい。
―とりあえずここを出ないと…。
ゴホッ!ェホッ!…ったくよー。人を流血させやがって何が楽しいんだこのサイコパスメイド。
いえ、素振りをしていたらつい。
はあ!?このクソ狭ェ檻ン中で素振りする馬鹿がいるか!?サイコパスメイドは頭までイカれてンだな。
貴方が私の目の前にいるのが悪いんでしょう。当てるつもりは99%くらいしか無かったのに。
お前それほぼ当てるつもりじゃねーか!!!
ま、まあ落ち着いてください二人共。まずはここから出ることが先決よ。
まーそうだな。此処から出ねーと派手に此奴と殺り合う事も出来ねーし。
そんな汚い言葉を発さないでくれる!?
るせーよサイコパスメイド。手前は黙ってな。
な…!あんた、此処から出られる手段でもあるって言うの!?
だーらそれを探してンだよ、今。話しかけられっと気が散るから手前は手前のお嬢さんの相手でもしてな。えーと繋ぎ目は…(ブツブツ)
黄熊との言い争いをやめたレオは、鉄格子の繋ぎ目を何やらガチャガチャと弄り始める。一本一本、とても丁寧に確かめていく様子は、意外と几帳面なのかもしれない。
んー…。ここならイケそうだな。おい、サイコパスメイド、今俺が指で押さえてる場所その棒で叩けるか?
出来なくはないけど…どうするつもりなの?
良いから黙って叩け。あ、一ミリでもずらすなよ?ずらすと面倒だからな。
黄熊。お願い。
…分かりました。あんたがしくじらないでよ?
わーってるっつの。
指示を受けた黄熊がアクリル棒で鉄格子の繋ぎ目を思いっきり叩く。すると、ビシッ、という音が響く。
!?何、今の音は…
おー、ビンゴ。あとは……う、ぬう…おりゃあっ!!!
す、凄い。レオが、素手で鉄格子をぐにゃりと曲げたのだ。人一人分空いた空間から、レオが真っ先に脱出する。
あー、手が痛ェ。普段は物ぶっ壊すのにしか使えねェ馬鹿力が、ンな所で役立つとはな。ほら、さっさと出ちまいな。お嬢様とやらと、サイコパスメイド。
ふーん。あんたも意外と役に立つのねー。
てめぇはさっきから失礼なんだよ。
…黄熊。助けてもらったのだからお礼くらいは言わないと。
…申し訳ありません。 じゃあここは一つ貸しにしとくわよ。言っとくけどお嬢様じゃないからねっ。私とあんたとの貸しだからお嬢様を巻き込まないでよねっ。
素直じゃない奴だなぁ。俗に言う、"ツンデレ"ってやつ?…プッ。ツンデレサイコパスメイドとか笑えるんですけど!!カタカナばっかりじゃねーか!!!
だぁれがあんたに照れなきゃ行けないのよ!自惚れんのもいい加減にしなさいよねっ!?この怪力男!
ああ?暴力女に言われたくはねーよ!…おっと、ツンデレサイコパスメイドだったか。すまんすまん。
もう知らないっ。こんなのはほっといて行きましょうお嬢様。
…えぇ。
黄熊はレオの事が好きなのかしら?でも「つんでれ」の意味がやっと分かりましたわ。
さぁお嬢様。行きましょう。
ガタガタ
ガタガタ
ガタッ
ガダッ
ガタガタガタガタガダガダガダガダガダガダガダガダ
開かないわね…。
ちょっと、アンタ開けてよ!!
んー?俺なんかほっといて行くんじゃ無かったのか?ツンデレサイコパスメイドさんよ。
うぐっ…。さ、さっきのは取り消すから!兎に角開けて!!!
なんだ、もう少し頑張るかと思ったのに、諦め早えーなー。
うるさいっ!この怪力男!
へい、へい。…何だ、この扉。まるで外側から凄い力で押されたような歪み方してんじゃねーか。めんどくせー歪み方だなぁ…。
…あの…、他を探しませんか?簡単に檻は出られるようになっていたと言うことは、他に罠があってもおかしくないと思います。それにこの先レオ様がいないと困ります。なので、お願いします。今までの黄熊の無礼は私が謝りますので、また一緒に行動してくれませんか?
申し訳ありません。お嬢様…。私めのためにお嬢様が謝って下さるなんて…。
緑に深々と頭を下げられて、思わず肩を竦めるレオ。
あ、いや、その…アンタ…ゴホン、お嬢さんが頭を下げる必要はねェよ。大方からかってンのは俺だし…。…まあ、何だ。…俺も力だけの馬鹿だから、一緒に行動するのに文句はねェ。けど、その"レオ様"って呼び方はやめてくれねーか?背中がムズ痒くて仕方ねェんだ。"レオ"でいい。その方が俺も聞いてて違和感ないし、楽だろ?
そ、そうですか?目上の方にはつけるように教えられてまして…。では「レオさん」でどうでしょうか?流石にお世話になる方に向かって呼び捨てはどうかと思いますので…。
"レオさん"ねェ…さん付けされる程、アンタらと歳は離れてねェと思うんだが…。
あの…。お嫌でしょうか?もしお嫌でしたら頑張って直しますわ…。
…あー。ほんとに生粋のお嬢様だな、アンタ。…まあいいよ、"レオさん"で。やっぱ背筋がぞわぞわするけど、これ以上文句つけるとまたお前ン所のサイコパスメイドに殴られそうだしな。ありゃ流石に痛ェわ。
…ありがとうございます…!
お嬢様っ!?こんな男に頭を下げられる必要はありませんよ?全くあんたはお嬢様の純粋な所を利用して頭を下げさせるなんてっ!最っ低っ!
下げさせるも何も勝手に頭下げてきたんだろーが。…というかそもそもの原因はテメェだよ。テメェの無礼詫びるっつって頭下げてンだからな。
はぁ…。申し訳ありませんお嬢様。
じゃあそろそろ探し始めましょうか。
あぁ…。お嬢様が天使に見える…。この笑顔は天使よ!まさにエンジェルスマイル!
おい、何ニヤけながらぼーっとしてんだサイコパスメイド。下らねェ妄想は此処を脱出してからにしやがれ。…あー、緑とか言ったか?
は、はい。何でしょうか…?
俺はアンタの事緑って呼ぶからな。…後、高い所にあるモンとか、ぶっ壊してェものがあんなら言ってくれ。…因みに、今の俺の所持品はライターと煙草、小型ナイフ、キーチェーンだ。何か使いたかったらこれも言ってくれ。…まあ、何もなさそうな感じだったらドア蹴破るけどな。てな訳で宜しく。
あの…。煙草は吸わないで頂けると…。一応学校ですし、未成年ですので…。
んあ?…吸わねェよ。これはダチからの貰いモンだし、俺はどうも煙草が苦手なタチなんでね。どっちかっつったら、酒の方が飲めらァ。
お、お酒飲まれるんですね…。
まーな。見てくれでわかるたァ思うが、不良だし。仲間同士で連ンでる時に、よく一気飲み勝負してたしな。酒はそれなりにイケる口なんだ。
そ、そうなんですね…。まぁ人それぞれ好きな物はありますものね(汗)
ふーん。注意しねェんだ、緑は。あ、お前は真似すンなよ?普通は飲まねー方がいい代物だし、アンタにゃ紅茶とかそっちの方が似合いそうだ。
はい。ご忠告ありがとうございます。確かに私は紅茶が好きですわ。お優しい所もあるのですね。黄熊も今は少し慌てていますが、普段はとても優しいのですよ。どうか黄熊にも優しくしてやって下さいね。
あぁ、眩しいっ!白過ぎて純粋過ぎて眩しい…!天使だ!この世にも天使がいた!
優しい、ねぇ…。全くそういう風には見えねェよ、俺には。つーかこのサイコパスメイドさっきからニヤニヤしてて気持ち悪ーし、優しくすんのは厳しいな。何よりムカつくし。ていうか俺はンな優しくねーぞ?寧ろ乱暴とか暴力野郎とかそーいう肩書きもってるクズ。気ィつけな、緑。
そうですか?それでも私には優しく見えますよ?
ははっ!こりゃ参ったな。…ンな風に褒められたのも随分久しぶりすぎて、つい笑っちまったよ。ありがとな、緑。…そっくりだな、アイツに…。
?
よし。そんじゃそろそろ探すか。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
色々足りない所があったかも知れませんが、4章もよろしくお願いします。