゚*。:゚ .゚*。:゚ 姫ノ語 .゚*。:゚ .゚*。:゚ 作:ロベオン
前回と同じくです。
新キャラ登場
名乗れっつってんだよ!
うーん。それにしても何もない教室ですね。
そう?ちょっと待って。
カチャカチャ ガチャリ
この金庫開いたわ。
えぇっ?金庫なんてあったんですか!?
器用な奴だなァ…。ダイヤル式の金庫をあっさり開けるなんて。…どれどれ。ん?鍵と…はぁ?スポンジぃ?何処で使うんだよンなモン…。
レオさん。とりあえず両方持っていきましょう。鍵はきっとあっちの方のドアの物でしょう。さっきあそこのドアだけ鍵がかかっているのを知りました。スポンジは…きっと何かの手がかりです。この先必要かも知れません。
はいよ。…あり?鍵合わねーぞ?
…あの、上下逆ですわ…
…。マジか。
ガチャ…
扉が開いた。
外はやっぱり廊下。
あの、お嬢様…。どこで金庫なんて見つけたのですか?
あぁ。えっと…。黒板の裏に引っかかっていたんだけど…。でも黒板の裏には金庫以外何も無かったわ。
…おいおい。黒板の裏にあるモン引っ張り出すとか随分無警戒だな…。なんか罠が作動するとか考えなかったのか?お前。
あっ…。
…ったく。これだから緑には世話焼いちまうンだよ。…いいか?この学校はもうお前が知ってる学校じゃねェ。…いや、むしろお前が知っていた学校と変わりはねェのかも知れん。だが、それはあくまでも表の学校に過ぎなかったって事だ。偽りさ、全て。きっと、今のこの学校の方が実際の姿なんだ。だから、気を引き締めておけ。もう、此処は安全な場所でも、ダチと笑い合う場所でもねェ。ただ、俺達を捕らえ、そして殺そうとしている牢獄だ。
…レオさんは殺されそうになったのですか?私達は来たばかりで分かりませんが、まだ檻に閉じ込められただけで殺されそうになった事はありませんわ。
…あの檻もな、仕掛けはあったンだよ。俺も最初は、ここに閉じ込められた。んでよ、無理やりこじ開けようとしたら、足元から刃物が出てきやがった。
…!
いやぁ、咄嗟に鉄格子離したら引っ込んだから無事な訳だけどな。んで、しょーがねーから得意じゃねー頭使ってたら、天井にボタン見つけて、それ押したらお前らンところに落ちたって訳。
それじゃああの炎は…。別の人が付けたのかしら…。それとも仕掛け?ううん。今はそんな事を考えても仕方が無いわ。
じゃあ黄熊がアクリル棒で叩いたからその仕掛けが解除されて…。賢くていらっしゃるのですね。私には到底わからない仕掛けですわ。
あ?賢い?…別に、ボタン以外何もなかったから押しただけだ。サイコパスメイドがアクリル棒叩いて仕掛けが解除された理由もわかんねーし。要するに、勘ってやつ。
そ、そうなんですね…。でも時には勘も必要だと言う事が学べましたわ。
それではそろそろ行きましょうか。
そうね。黄熊(ぷぅ)。
廊下を歩いて行くと図書館があった。
図書館…。とても大変な所に来てしまいましたね…。
うげェ…本ばっかりじゃねーか此処…。俺苦手なんだよな、こういう所…。…何がそんなに大変なんだ?
この学校の図書館は別館としてこの学校の中でも特に広い場所なのです。また、一般の所と違い海外からの本も沢山あります。恐らく全体で十万冊以上はあると思いますわ。
はあっ!?俺英語とか読めねーよクソッタレが!幅広すぎンだろこの図書館!一冊一冊調べるなんてチンタラした作業は御免だぜ、俺は。
いえ。一冊ずつ調べる必要は無いかと。ねぇ。黄熊。
カタカタ は、はい。お嬢様。こ、こちらに、も、文字が カタカタ
入口の扉を閉めるとそのドアにはべったりと文字が書かれていた。その文字は紅い何かで書かれていた。鼻がツンとするような匂いがした。
…薔薇…。
えっ?
薔薇の匂い…。香り過ぎてツンとするけれどこれは薔薇。でも、きっと香水…。生花の匂いでは無いと思います。
…なんだ、こりゃ。『みつけテ』…はあ?誰だよ、こんなモン書いたの。つーかこういうのって普通血文字とかで書かれてんじゃねーの?薔薇の匂いがする真っ赤な液体で書くとか、どんな趣味してんだよ…。
これは…。インク?お嬢様。これは先生方が持っている万年筆のためのインクでは…?
!えぇ。黄熊。きっとそうよ。これは間違いなく先生方がお持ちになっている万年筆のインクよ。
はぁ?なんで万年筆で赤いインクなんだよ?
先生方は採点の時この赤い万年筆を使われますの。普段はノートから薔薇の香りがふんわりと香ってとても素敵なのですが…。
どうやら、この瓶ごと使った様ですね。
あら?これはフランス語かしら…。
薔薇のイラストの印刷された外国語の書かれたビンには赤い液体の入っていたあとがべったりと付いている…。
うわ、すげェ匂いしてんなーおい。…こんなビン、捨てちまおうぜ。鼻がもげそうだ。
ぉぃ
!? 待ちなさいよ!まだなんにも分かってないのに捨てるなんて…。
ぉぃ
はあ?どっからどう見たって使用済みの空きビンだろーが。ンなものになんの利用価値があンだよ、手前じゃあるめェし。
ぉぃ
はぁ?私がこの瓶以下だって言うの?失礼にも程がa
おい、聞こえてるのか?
ほえ?(黄熊&レオ)
聞こえているのかと聞いている。
はっはいっ?
…お前らは何故ここにいる?何か目的があるのか?そして…なぜ瓶を取り合い、この女の声を無視している?
いや…。あのぉ…。それは…。
あの、私達はいつも通りに学校に来たらこうなっていて、この男性は急に閉じ込められたそうです。瓶は香りが強過ぎてこの男性が捨てようとしていました。私の話が通じないのはメイドが捨てるのを止めようとしていて、男性と言い争いになったからです。
私達が返事に困っていた時お嬢様が的確に、簡潔に話を説明して下さりました。
…ただの学生か。ふん、話しかけて損した。
はあ?テメェ、随分と偉そうな態度とるじゃねェかよ、おい。ツラ貸せや。
…お前らに構っている暇はない。…そこをどけ、金髪不良。
狼みてェな眼をした奴には言われたくねェなァ。名乗れ。そしたら通してやる。
…断る。名乗った所で何の利益があると言うのだ、俺に。
そういうや否や、レオを突き飛ばす。
…っ!痛てェじゃねェかよテメェ…。おい、待ちやがれ!
…。
足早にその場から消え去った。
レオさん。ここは我慢して頂けませんでしょうか?敵か味方かも分からない相手を刺激するのは危険だと思いますわ。それにまずはこの文字の意味について考えなければならないと思います。
あの、お嬢様…見ず知らずの相手にあんな事を喋ってしまって良いのですか?
良くないわ。でも、レオさんがおっしゃったようにあの方の目はまるで狼の様でしたわ。それに、手に何かを握っていましたわ。
あんにゃろー…!会ったらただじゃおかねェ!…あ?なんか持ってたァ?…言われてみりゃ、殴られた時、彼奴の手に血が滲んでたな。ざまーみやがれ。
あんたねぇ、殴られたは言い過ぎじゃない?軽く突き飛ばされただけよ。それに血が滲んでるなんて…何か危険な物でも持っていたかも知れないのよ?そんな事言ってられるなんて全く能天気ねぇ。
軽くぅ?アレのどこが軽くなんだよ?お前のほうがよっぽど脳天気だサイコパスメイド。寝言は寝てから言いやがれ。つーかよ、危険物で手の中に収まるものがあるか?ナイフにせよ銃にせよ、手の中に収まるかっての。
収まるかもしれないじゃない。カミソリの刃とか色々あるじゃない。はっはーん、さてはそういうの知らないのねー?まぁあんた馬鹿だもんねー(笑)
馬鹿はテメェだよ、サイコパスメイド。いいか?カミソリの刃持ってるやつの指は多かれ少なかれ必ず傷がついてんだよ。アイツの手に血が滲んだのは、俺を突き飛ばしてから。あとな、カミソリの刃は普通に手よりでけーよ知ったかぶり。
はぁ?知ったかぶりぃ?小さいのもa
しっ!
隠れて下さいっ!
!?
とっさに机の下に潜った。
コツコツ…コツコツ…コツコツ…コツコツ…ガチャッ…コツコツ
…コツコツ…コツコツ…コツコツ…キイィー ガチャン………
もう出て大丈夫ですわ。
な、何が…。誰かが来たのでしょうか?
…奴だ。
えっ?
最後まで読んでくださりありがとうございます!
5章からはちゃんと「」をつけようと思います。
今まで読みずらくてすみませんでした。
色々と足りない所があったかも知れませんが5章もよろしくお願いします。