東方氷災録   作:魔神王

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前回のあらすじ:

主人公無双。


第三話『理由』

空から、ゆっくりと、一人の女ーー八坂神奈子が降りてくる。

 

...まさか神奈子だったとは、神が妖怪に下ったのか?

 

しかし、顔は暗く、下を見ている。

 

「久し振りですね、神奈子」

 

「......お久し振りです、天照様」

 

「何故、こんなことを?」

 

「....言えません」

 

「神は人々を妖怪から守る存在ということを、忘れたのですか?」

 

「.....ダマレェ!!」

 

デカイ柱ーー御柱だったかをだし、俺に向かって放ってくる。

 

...いや俺ぇ?!

 

「ちょ!」

 

すぐさま氷の剣を生成、それで御柱の軌道をずらし、防いだ。

 

「...なにをするのですか、神奈子!!」

 

そしたら天照が一気に神奈子に近づき、腹パン。

 

神奈子は倒れた。

 

「「....えっ」」

 

 

 

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

あのあと、倒れた神奈子を俺が担ぎ、諏訪子の家の空いている部屋まで

運び、布団に寝かせていた。

 

「で、何であんたが居るんだ?天照」

 

「なっ...」

 

諏訪子が驚いているが、キニシナーイ。

 

「まぁ、単に頼まれたからですね、諏訪子に、妖怪の侵攻が酷いので、助けて欲しい、と」

 

「あ、天照様!」

 

うーむ、普通の理由だな。

しかし、美人だなぁ。

腰まで伸びた赤い髪、傷ひとつない肌。

身長は百三十センチ程。

そして赤い目。

 

更に、赤い服に赤いスカート。

 

個々まで赤を象徴されると逆に凄いわ、うん。

 

そしてさっきから諏訪子と言い合いをしている。

 

内容が「最高神の自覚は」とか「ただの人間に対する態度じゃない」とかあるが

気にしないようにしよう、うん。

 

 

 

 

 

「う、うーん」

 

「あ、起きた」

 

「「!!」」

 

 

 

 

 

◆

 

 

「さて神奈子、妖怪に与していた理由を聴かせて貰いましょうか」

 

「それは、言え「あ、呪いは解いたので問題ないですよ」えっ」

 

呪いかかっていたんかいワレェ?!

 

いや、そうじゃないと妖怪に与していないか。

 

「あれは....5年程前でした」

 

そして神奈子が、ゆっくりと、語りだしたーー

 

 

 

 

◆

 

「...む?」

 

それは、神奈子が何時もどうり、自分の社で、のんびりだらだらしていた時だ。

神奈子は、もの凄い量の妖怪の反応を捕らえた。

 

(またか....)

 

そう、これはいつもの事だ。

最近になり、妖怪が活発化したのか、よく妖怪が町に攻め行っている。

 

 

 

ーーしかしいつもと違った。

妖怪の量は変わらない、約二百匹程。

 

ーーだが妖力の量が違った。

いつもはただの、そこらにいる雑魚程度の力しか持っていなかった奴ら。

だが、どういう訳か、大妖怪レベルの力を持っている。

 

すべて(・・・)の妖怪が。

 

「なっ.....」

 

流石にこれには驚く。

二百近い妖怪全てが、大妖怪なのだから。

 

「ほう、お前が八坂神奈子.....か、予想以上に

 

ーー弱いな」

 

 

 

◆

 

「そのあとは....妖王に呪いをかけられ、僕として使われました...」

 

「なんと言う......ッ」

 

神奈子が話した内容は、予想外だった。

いや待って?なんで二百もの大妖怪が一人(一匹?)

の妖怪にしたがってるん?

まさかの妖王とかいうやつの能力?

だとしたら無理くね?

 

「わかりました.....妖王を倒しましょう!

さぁ行きますよ諏訪子さん氷霧さん!!」

 

「「えっ」」

 

ーーこうして俺達は妖王退治に付き合わされるはめになったのだった。

 

 

 




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