東方氷災録   作:魔神王

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めっちゃ遅れてすみません


西洋編
第一話『西洋の地』


旅はいいものだ、と彼、氷霧零は呟く。

自分で好きなとこに行き、好きなことをする。

現代日本人(社畜)にとっては夢のようなものだろう。

そんな中、彼は斬りかかってきた現代の高校の制服(・・・・・・・・)を着た男の首を氷の剣で撥ね飛ばす。

そこはまさに、地獄。

まるで八寒地獄こどきブリザードが荒れ狂う、終わりの地。

全てが凍りつき、生命が自ら命を立つ世界。

そんな中、彼はこう呟いた。

 

「どうしてこうなった」と………

 

 

 

■■■■■

 

時は、彼がこの西洋の地にたどり着いた時まで遡る……

 

■■■■■

 

「うおー!ここが西洋か!」

 

港町で大声をだす青年がいた。

彼の名は『氷霧 零』言うまでもなく、この作品の主人公である。

そしてここは西洋にある町の一つ、『グダンスク』

メタイことを言うならば、実際に存在する港町で、海神とされるブロンズ像等がある町だ。

 

「さーて、言葉が通じないがどうするー?ハッハッハッ」

 

「Hey, is it he?(おい、あいつなんだ?)」

 

「Is not it a smuggler? I'm strange clothes(密入国者じゃないか?変な服着てるし)」

 

「I'll call the police for the time being.(とりあえず警察呼ぶわ)」

 

「I run, I go, and, RA.(おう、行ってら)」

 

 

彼が変なことを呟いてる間に、周囲の人間は危ない奴と判断したようだ。

そんな、回りが氷霧を変人と認定したとき。

 

「そこのお兄さん?」

 

「ん?」

 

日本語(・・・)で、ー話かけてくる者がいた。

 

「運が無さそうなお兄さんにこれを売ってあげよう」

 

「いや、いらんわ」

 

氷霧に話しかけてきたのは、黒い服に黒いフードに身を包んだ人物だ。

手には、宝石がついた指輪を持っている。

 

「これをつけるとあら不思議、この国の言葉がわかるようになります!」

 

「なにぃ?」

 

フードを着た人物の言葉に、「なに言ってるんだこいつ」という顔をする氷霧。

初対面の人物に胡散臭いアイテムを売ってやる等と言われれば、当たり前の反応ではあるが。

 

「なんと!通常なら100000G(ゴールド)のところをなんと!10Gに!

どうです、お得でしょう!」

 

「いや、Gってなんだよ……」

 

だが、そう悪い話でもない。

彼はこれを売りたい、氷霧は言葉がわかるものが欲しい。

そう、利害は一致している。

もし、これがただのゴミならば、後で殺すなりなんなりすればいい。

 

「よし、買った…が、通貨を持ってないんでな、これでいいか?」

 

と、懐から100銭をだす。

 

「……いいでしょう、はい、どうぞ」

 

翻訳の指輪(仮)を早速装備する氷霧。

するとーー

 

「いや見たんだよ!変な格好した男をさ!」

 

「て言われても、そんな男いないよ?見間違えじゃない?」

 

「いーや見た!シェオゴラス様もそう言ってる!」

 

「なに言ってんだこいつ」

 

どうやら、先程会話していた者は、警察(正確には違うが)を呼んでいたらしい。

しかし重要なのはそこじゃない。

英語が、わかるようになっていた。

どうやら本物の魔道具(マジックアイテム)らしい。

氷霧は、先程の人物に礼を言おうとしーー

 

「……あれ?」

 

気づいた時には、その人物は消えていた。

 

 

 

 

 

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