赤蜥蜴と黒髪姫   作:夏期の種

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第11話「フェアリーチェス」

「ドラゴン使い君、可愛い妹の晴れ舞台だ。派手な見世物を頼むよ」

「……魔王様、もしも俺が勝ったなら褒美を一つ頂けますか?」

「よかろう。悪魔に何かを頼むのなら対価を支払うのも定石。望みを言って見たまえ」

「部長を、リアス・グレモリー様の結婚を無かったことにして、二度と無理強いをしないと約束してください。負けたならこの命を差し出します、だからお願いします!」

 

 学校の校庭よりも広く、天井は遥か高み。

 巨大なシャンデリアやら高そうな絵画で彩られる様はまさに圧巻だ。

 例えアラブの王様でも、こんな会場を用意できないに違いない。

 そんな場所で俺は魔王様相手に土下座をしている。

 転送直後は衛兵っぽい人たちに取り押さえられそうになったが、そこは頼れる仲間が道を作ってくれた。

 最初からパーティーに参加していたのか、みんな正装で実に目の保養だぜ。

 和服が麗しい朱乃さん、ドレスの可愛い小猫ちゃん、タキシード姿が格好良くて敵愾心しか生まれない木場。みんなが足止めしてくれたから魔王様に会えたんだ。

 って、おかしくね? 魔王様が俺を呼んだんじゃなかったか?

 何でそ知らぬ顔で、俺に温情かけてる図柄になってんの。

 ま、まあ、魔王様にも体面があるんだろう。

 フェニックス卿と呼ばれた偉そうなのに”勝って当たり前の勝負で粋がってんじゃねねぇよ”的な牽制もしてくれたし、力を示すだけで堂々と部長を救える道筋も作ってくれたことに感謝しよう。

 

「分かった、ルシファーの名に懸けてその要求を認めよう。まさかフェニックス卿も嫌とはいいますまい?」

「……公衆の面前で挑まれ、逃げるような息子を持った覚えはありませんな。消化試合に等しいこの勝負、波乱を起こさずコールドで終らせて見せましょう。よいな、ライザー!」

「宴の余興として、ドラゴンもどきの焼き物を添えるのも一興。お任せあれ」

 

 余裕だな、ライザーさんよ。

 でも、俺は知ってるんだぜ?

 あの戦いの最後、発現しようとした俺の力に怯えて勝負を焦ったよな?

 つまりお前は”禁手”が怖いんだ。

 

「ちょっとお待ちを」

 

 待て待て、空気読まねぇ馬鹿は誰だ!

 今は俺のターンじゃないのかって、爰乃かYO!

 

「魔王様、前座の押し売りをさせてもらいます」

「ほう」

「身の丈をわきまえぬ人の子が、不死鳥に対しどのようにして抗うか……面白い演目だと思いません?」

 

 やっべ、連れて来るんじゃなかった。

 ライザーに借りがあるのは俺だけじゃないのを忘れてた。

 

「君はベノア・アドラメレクを守護者に持つ、リアスの後輩だったかな?」

「はい、部長には良くして貰っています」

 

 誰の話なんだ?

 よく分からんが、回りのざわつきを見る感じビックネームくさいな。

 

「しかし相手はどうするんだね? さすがに同じ相手の二連戦は興ざめだが?」

「私としてはライザーは赤龍帝へ譲り、同レベルのフェニックス一族を所望します」

「……フェニックス卿、どうされます?」

「ならば我が娘にして、愚息の僧侶たるレイヴェルは如何でしょう。レーティングゲームでは活躍の機会が与えられず、魔王様に力を見せられておりませぬ故」

 

 大変です部長。俺の知らないところで、トントン拍子に話が纏まっています。

 てっきりタッグで戦うと思っていたのに、どうしてこうなった。

 

「お集まりの皆様、聞いての通り面白い対戦カードをお見せ致しましょう。片やフェニックス家の御曹司と赤龍帝。片やご令嬢と伝説の悪魔の後継者。これよりフィールド製作に入りますので、開始までの短いご歓談をお楽しみください」

 

 かなりカオスだが、俺のやることに変わりは無い。

 人の一生には負けることが許されない勝負が幾度もある。それが今だ。

 負けて失うものは部長だけじゃねぇ。

 名士の集まる場で大言壮語を吐いて無様に負ければ、俺の悪魔としての未来も終わる。

 まさに今回の敗北は死と同じ。

 だから、例え卑怯と罵られても手段は問わないと決めている。

 

「イッセー君、渡した秘密兵器の使い所を間違えないように」

「おうと言いたいが、返さなくて大丈夫か?」

「ええ、香千屋流は無手が流儀。何よりも一対一の決闘に道具を用いるような無粋は、私の信条に反しますからね。それに君は他人の心配よりも自分の心配をすべき。イッセー君の敗北は、任せた私の敗北でもあるんだよ?」

「……そうだな。俺はがむしゃらに戦って初めて勝機が見える小物だ」

「それを自覚しているなら大丈夫。出し惜しみ無し、全力全開で頑張りなさい」

「俺の出世ロードはともかく、部長の処女は俺が貰う約束! 鳥頭になんて譲ってなるものか! 絶対に勝つ!」

「……そんな約束いつしたの?」

 

 思わず漏れた本音を聞いた爰乃の目が怖い。

 

「さ、さーて準備準備」

「三分です」

「は?」

「私は、カップ麺が食べ頃になるよりも早く仕留めることを宣言しようかな」

「……冗談だよな?」

「お爺様の名前を背負ってる以上、名誉挽回のためにも圧勝します。超本気ですよ?」

「なにそれ怖い」

「まあ、見ていて下さい。私が約束を破ったことは一度しかないのですから」

 

 自信を瞳に宿らせた爰乃を見て俺は思う。

 どんな手段を取るにせよ、お前は今回こそ勝つだろうよ。

 でも、どうしてもあの光景が離れねぇ。

 染み出した鮮血に汚れた白い肌、輝くことを止めた淀んだ瞳。

 もしも爰乃が同じ目に遭うようなら、俺は生涯自分を許せない。

 今は俺の方が弱いから口が裂けても言えねぇけど、守られるより守る側に立ちたいんだ。

 部長もアーシアも大事だけど、最上位は今も昔も不変だから……さ。

 

「無理すんなよ?」

「体のあちこちが絶望的に痛いけど、誤魔化して何とかします。それより―――」

「ダメじゃん! もう無理してるよ!」

「早く終わらせて時間を作るから、さっきの話をゆっくり聞かせてね」

「ひぃっ!?」

 

 違うんです、俺が要求したんじゃないんです。

 ライザーとのゲームが決まる前日に部長が押し付けてきた権利なんです。

 純粋にやましい心しかないんです。

 ……危なかった、口に出していたら即死だったかもしれん。

 肩をぐるぐると回して悪魔式リング空間に歩いていく幼馴染に、心中で弁解する俺だった。

 

 

 

 

 

 第十一話「フェアリーチェス」

 

 

 

 

 

 会場全ての悪魔から好奇の視線で見守られる中、私は初顔の金髪ドリルと対峙していた。

 しかし、何とも緊迫感ゼロですね。

 ライザー妹が見事なドレス姿なら、私だってイッセー君とお揃いの学園制服という有様。

 とても今から殺し合いを始める格好じゃ無いけど、ずらりと並んだ観客はまるでローマのコロッセオ。戦う舞台に不足はありません。

 

「この間のゲームではお目にかかれませんでしたが、お兄様の僧侶を嫌々ながら務めているレイヴェル・フェニックスと申します。宜しくお願い致しますわ」

「これはご丁寧に。私は香千屋爰乃、ぶっちゃけ私怨でこの場に居る唯一の人類です」

「……お兄様に手も足も出なかったのに、その程度の理由でよく来ましたわね。私とてフェニックスの娘、兄に劣らない力を持っていますのよ?」

「それは重畳」

「悪い事は言いません、一時の恥と割り切ってサレンダーなさい。ここはレーティングゲームのフィールドと違って現実ですの。下手をすれば死ぬとお分かり?」

「私に言わせれば、命を賭けない戦いこそお遊び。レイヴェルさんこそ分かっていますか? 条件はそちらも同じだと言う事を」

 

 挑発的でも、レイヴェルの言葉にはひ弱な人間を気遣う優しさが滲み出ている。

 あのライザーの妹が、こんなに出来た子なんて信じがたいですね。

 ひょっとすると、青と黄の兄妹ロボットの関係かも。

 油の上澄みを使った兄は地球破壊爆弾を鼠に使おうとするくるくるぱーで、人として大切なものばかりが沈んだ底を使った妹が良い子……大体あっているから怖い。

 

「いいでしょう、貴族の嗜みとして全力でお相手しますわ。いつでもかかって来なさい!」

「では、お言葉に甘えて」

 

 構えも取らないレイヴェルにゆっくり近づき、急所をピンポイントで打撃する。

 しかし、分かっていた事ながら全く通用しない。いくら拳打を繰り返そうとも、この子は表情一つ変えず優雅なポーズを崩さなかった。

 壊れかけの体では大した気を乗せられていないにしろ、ダメージ自体は間違いなく通っている。

 それなのに表情も変えないとか、観客を意識したプロレスにしても賞賛に値すると思う。

 本来ならより威力の高い投げ技に持ち込みたい。

 しかし、対ライザー戦で過度の接触は危険と学習済み。

 触れた部分を炎と化して焼いて来る戦術は、私にとって最悪と言っていい対抗手段だ。

 ライザーが使えるなら、レイヴェルも使えると思って間違いない。

 だから、使うとしても要所要所が限界。

 

「気は済みまして?」

「ええ、無形の炎を相手取る面倒臭さに辟易しています」

 

 脳内カウントが丁度一分を数えたところでバックダッシュ。

 少なくない距離を取り、私は覚悟を決めた。

 多分ね、加減出来ないと思うんだ。

 世界屈指の有名人の力が、果たしてどれほどの物なのか把握できていないから。

 

「諦めた、と受け取っても宜しくて?」

「ご想像とは違う意味で諦めました」

「つまり?」

「出来る事なら培ってきた力だけで勝ちたかった私です。ご先祖様なのか、それとも前世なのかは知りませんが、微妙に借り物っぽい物に頼りたくありませんでした」

 

 だけど―――

 

「でも、届かないなら話は別。貴方が遊んでいた様に、私もここからが本気です」

 

 覚悟を決めた瞬間、頭のどこかで歯車が噛み合う音を聞いたような気がする。

 本当は空を飛べるのに、飛べる事を知らなかった鳥の気分が近いのかな。

 血流を通して全身に行き渡る莫大な力は、人でありながら神に至った男の残滓。

 今まで視認出来なかった気も、徐々に誰もが見える黄金の輝きへと変貌を遂げつつある。

 

「ちょ、それは何ですの!?」

「私にも分かりません」

「いい加減ですわね!」

「さしあたって名づけるなら、ハイパーモードが妥当でしょうか。夢の中で貰った力なので超適当言ってます」

 

 私が燐分のように金色の力を纏い始めただけで、何故か観客席が五月蝿くなってますね。

 気のせいか逃げ出す方々も居るような居ない様な。

 困って魔王様を見ると、サムズアップが帰って来たのでセーフらしい。

 

「敬意からあえてレイヴェルと呼び捨てますが、周りの空気的に次の一撃で決着を付けませんか? 横合いから止められるとか、貴方も本意ではありませんよね?」

「う、受けて立ちますわ!」

「ならば予告しましょう、これから仕掛けるのは我が流派の秘奥だと。もしも防がれたなら、潔く敗北を認めます」

 

 本当は直感的に今の私なら炎だろうが何だろうが問題なく投げられると分かってるんだけど、次に控えるイッセー君の為に普段殆ど使わない奥義をチョイスする。

 アレは威力絶大で、体重の軽さも不利にならない唯一の拳技だ。

 欠点は反動。完全に制御できなければ、最低でも肘から先が使い物にならなくるのが何とも等価交換。

 今回は拳が砕ける覚悟で全力を振り絞ろう。

 フェニックス相手にやりすぎるって事はないし、援護と思って割り切らないとね。

 だから、よく見ておくんだよイッセー君。

 君がライザーにアレを仕掛けるシミュレーションを、これから披露してあげます。

 

「フェニックスの炎、消せるものならやって見なさい! 来たれ炎!」

 

 雄雄しく羽ばたいた炎の翼から溢れ出す熱は地獄の業火。

 しかしこんな目に遭うのは初めてなのに、どう対処すればいいのか分かる自分が居る。

 一呼吸で気を最大限に高め、螺旋を描いて掌を放てば赤を切り裂き一本の道が生まれる。

 その先に居るのは、きょとんとするレイヴェル。

 イマイチ状況を把握していないらしい。

 次に動かすのは足。縮地法とでも言うべきインチキさで瞬間的に離した距離を詰め、腹に拳を密着させた所で一言呟いておく。

 

「これで私の勝ちですけど、貴方とは友達になりたいと思います。レイヴェルは私のことが嫌いですか?」

「正面からフェニックスの炎を打ち破った貴方なら喜んで。でも、それもこれも私を倒してからの話ですわ。さあ、不死鳥を超えられるなら超えて見せなさい!」

 

 レイヴェルは、自分の不死力を全く疑っていないんだね。

 幾ら追い込んでも再生を果たす不死身さは、確かに敵に回すと本当に厄介。

 でも、対抗策はあるんだよ。今からソレを証明してあげる。

 そんな決意に燃える私は、寸系の要領で拳の一点に全身から搾り出した力を集約する。

 私にしては珍しく大声を絞り出し、この一撃に全てを込めて技を始動。

 拳を残像が出来るほど激しく振動させ、瞬間的に衝撃波を生み出しながら打ち抜いた。

 

「お、お見っ……くふっ」

 

 血反吐を吐いて前のめりに沈んだレイヴェルの胸は拳の形に陥没。再生の火の粉すら上げず、微動だにしない。

 だけど、それも当然です。拳の威力もさるものながら、衝撃波に神気とでも呼ぶべき聖属性っぽい力を乗せている。

 波となり全身くまなく流されたソレは、悪魔にとって致死性の猛毒です。

 これで無事な悪魔なんて居るはずがない。

 無限に再生するなら一撃で根こそぎ刈り取る。これが私の出した回答だった。

 

「香千屋流……奥…義”深奥砕”、これが貴方の墓標……です」

 

 本当なら槍と化した拳による貫通打撃と、衝撃波に乗せた気をもって対象の気脈をズタズタにする合せ技が、与り知らぬところで異様に強化されていた事に私は驚きを隠せない。

 まあ、その分コストも鰻上り。元々脳のリミッターを外して人の限界にチャレンジするような技ながら、骨は折れ、筋も痛めているのか切れているのやら。右腕一本丸ごとを代償として捧げる羽目になるなんて、予想外の出費ですよ。

 アーシアが居なかったら、完治までどれだけの時間が必要になるか考えたくも無い。

 絶え絶えな呼吸を整え舞台を後にすると、駆け寄ってきたのはイッセー君。

 何やら心配そうですけど、命に別状は無いので安心して下さいな。

 

「腕がぶらんぶらんしてるが、大丈夫なのか?」

「魔法が無ければ後遺症が残るレベルだよ。それよりも時間は?」

「ええとだな、二分四十五秒。予定タイムを更新とかマジ凄ぇ……てか医務室行けよ!?」

「どうせアーシアが直してくれるから後回しで大丈夫。ちなみにレイヴェルがこちらにあわせてくれた事も大きいので、一概に私が凄いとは限りません。それよりも次は君の番」

「お、おう! 俺はそうだな……負けじと五分以内に片付けてくるぜ!」

「……じゃあ賭けをしよっか。君が宣言通りに片付けられたら私の負け。可能な限り願い事を一つ叶えてあげる。出来なければ、イッセー君が何でも言うことを聞くってのはどう?」

「乗った!」

「……抱かせろとか、おっぱい揉ませろとか無しだからね?」

「言わねぇよ、多分きっと」

「否定しない辺り、清清しいと言うか何と言うか。ま、楽しみに待っています。ちなみに賭けに負ければ無期限のサンドバックを想定していたり」

「嫌だ、絶対にノゥ! ちょっくら勝って来るから見ててくれ!」

「はいはい、行ってらっしゃい間男さん」

 

 当然の様に全身にも分散していたダメージが、元々の怪我を悪化させたっぽい。

 無事な箇所を見つける方が難しい体を引きずり、私が目指したのは部の仲間たち。

 最前列に陣取って戦いを見守っていた部長の眷属たちは揃って笑顔である。

 

「……お疲れ様です。先輩の力に限界はないと、改めて実感する凄い戦いでした」

「ありがと小猫ちゃん。でも、少し休ませてくれる? さすがに疲れました」

「アレを疲れたで済ませる君が少し怖い。そもそも、あの力は何だったんだい?」

「私が聞きたいです。とある英雄さんが夢の中でくれた力としか分かっていません」

「……英雄? それは誰かな?」

「中華街に祭ってある神様」

「ごめん、ずっと欧州で育ったからわからないや」

 

 ああ、帰国子女でしたか。染めていると思っていた金髪もひょっとして地毛? と尋ねれば、苦笑しつつ頷く木場君。小猫ちゃんも疎いようで、姫島先輩が助け船を出してくれなければクイズにもならない所でした。

 

「かつて三国時代に生き、並外れた武勇と義を重んじたとされる武将の事ですわね?」

「はい、先輩の想像で正解だと思います」

「その名は美髯公と呼ばれた関羽雲長。もしも爰乃さんが力を受け継いだとすれば、髭の変わりに綺麗な黒髪で代替した”美髪公”とでも名乗られては如何?」

「そんな厨二病っぽい二つ名はいりません。しかも何処かで聞いた様な気が……」

「なら”黒髪姫”では?」

「……この件は後々考えるとして、今はイッセー君を応援しませんか? そろそろ始まるみたいですよ?」

 

 そう言えば、担架で運ばれていったレイヴェルは大丈夫でしょうか。

 手加減しなかった事に後悔はないけど、殺しの処女を友達候補で卒業するとかあまりにも修羅の道。

 まぁリバウンドの大きさから察するに、六割程度の仕上がりと考えれば大丈夫だと思う。

 こんな事になるなら、ドーナシークをきっちり殺っておけばよかったと後悔する私です。

 さて、イッセー君はどう片付けるのやら。

 内面はいつぞやのお爺様真っ青に滾らせてるっぽいし、何処までやるのか楽しみ。

 本当に五分で終わらせられるなら、子分から男の子に待遇改善です。

 頑張れ、幼馴染さん。


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