東方占術録   作:悠久なる旅人

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異変への協力を受諾した佐野だったが弾幕が使えないことが発覚。
博麗神社の巫女「博麗霊夢」や、魔法使い「霧雨魔理沙」に弾幕武者修行をさせられることに。


弾幕の撃てない占い師!?

「とは言ったものの具体的に何をすれば?」

「そうねえ・・・とりあえず弾幕使えるわよね?」

「ダンマク?」

「その反応を見る限り、あなた弾幕を使えないようね」

「ええ、そうですね、聞いたこともありませんよ」

紫から弾幕についての基礎的なものを教えてもらうことになった

「いい?弾幕というのはこの幻想郷の住民なら使えて当然のものなのよ」

「といっても、普通の人間なら使えないわ。普通の人間なら、ね」

「というと僕は普通の人間ではないと」

「そうね、能力がある時点で普通じゃないわね」

「そうですか・・・では弾幕とは具体的にどういうものなんですか?」

「まあかんたんに言えば本人の『気』の塊ね」

「『気』ですか・・・」

想像どおりだがいまいちピンと来ない・・・

「うまく扱えるようになれば複雑な動きや特殊な動きもできるようになるわ」

「今のあなたがどれだけできるかわからないけど能力を持っている時点で弾幕は確実に使えるわ」

あとは僕の努力次第というところか。しかし疑問はまだある。

「大体わかりましたが一体どんなものなのかがわからないんですが」

「そういうと思ってたわ。少し私の弾幕を見せてあげようかしら」

「あっ、でもここでやるとお店に被害が出そうなんですが」

「あら、心配性ね、弾幕そのものに物を壊すほどの威力はないわよ。それに弾幕は壁なんかにぶつかると消えるものがほとんどよ。まあ仕方ないわ、場所を変えましょう」

というといきなり床が消えた!?   いや、違う、何かが床に穴があいたのだ

そのまま落ちていく。周囲は紫の空間で壁のいたるところに目玉が蠢いている。

しかしあれが壁なのかすらわからない。どんどんと店が小さくなっていく。

と急に腰に衝撃が走った。どこかに着地したようだ。

しかし盛大に腰を打ってしまった。

「大丈夫?すごく痛そうだけど」

ふと背後からさっき聞いたばかりの声がした。

やはり、紫だった。

「腰から着地したのね。うまく着地するのは最初は難しいわ。そうそう、私の弾幕見せるんだったわね」

すぐに話を逸らす・・・

「ここは?・・・森ですか」

「ええ、魔法の森よ。ここなら自由に弾幕を飛ばせるわ」

起き上がり周りを見渡すとどこを見ても普通の森なのだがどこが「魔法の森」なのか

「どのあたりが魔法の森なのでしょうか?」

「ここら辺の一帯は魔力に満ちているのよ。だから魔法使いはここの近くに住むことが多いのよ」

魔力・・・か確かに普通の森とは少し雰囲気が違うようだ

「それでそろそろ弾幕を見せて欲しいのですが」

「そうだったわねじゃあいい?少し離れててね」

指示された通り距離をおくと彼女はおもむろに日傘を取り出し正面に突き出した

すると

一瞬の閃光のあとレーザーのようなものが日傘から発射された

あっけにとられていると、

「これが『弾幕』というものよ。と言っても今見せたのは弾幕の一つ。他にも使う物や人によってさまざまな形に変化するわ」

「これが弾幕ですか・・・」

と、正面から何かがものすごいスピードで近づいてきた

その何かは紫の目の前で止まった。早すぎて気づかなかったがその何かはほうきに乗った少女のようだった。しかし私はその少女に見覚えがある。

金髪の髪に白いリボンが付いた黒い帽子をかぶり大きなエプロンのような物がついたスカートを着た少女、彼女は「霧雨魔理沙」だ。

一度私の店に来たことがあり、特徴的な姿だったので覚えていた。

「紫!?何やってんだ?こんなところで」

「彼に弾幕を使わせるように修行させてるのよ」

「へえ、というかこいつ誰だ?」

一瞬不思議そうな顔をしたが彼女も私を覚えているようですぐに

「あっ、お前占いの!」

「あら、知り合いだったの?」

「一度占ったことがあってその時に、」

「そうだったの、ちょうどいいわ。魔理沙、彼を霊夢の所でまで連れて行ってあげなさい」

「なんで私が行かなきゃならないんだ、それなら紫が言ったらいいんだぜ」

「私は今は霊夢には会えないのよ」

「またなんかやらかしたんだろ?わかったよ!」

「頼んだわよ~」

「ちぇっ、仕方ないぜ。後ろ乗れよ」

「よろしくお願いします」

「霊夢んとこで弾幕の修業か・・・私も付き合ってやるよ!」

「いいの?」

「ああ、霊夢んとこじゃいろいろ大変だろうしそれにちょうど私も暇だったんだ!」

なんでもすぐに楽しい方に帰られる人なのかな・・・

「霊夢ってどんな人なの?」

「ああ、ちょっと面倒な奴だけどやるときはやる奴だぜ、っと着いたぜ!」

「お~い!霊夢!」

出てきたのは紅白の衣服をまとった巫女装束の少女だった

「何よ!こんな時間に!」

といっても今はちょうど正午を回ったところなんだけどこんな時間っていう扱いなの?

「こんな時間っていう時間でもないだろ。そうだ、こいつに弾幕の商業をさせて欲しいんだ!」

「修行って・・・どうせ紫が頼んだんでしょ?」

「ああ、私は通りすがっただけなんだがな」

「それで?後ろにいるのが修行させてほしいって人?」

「ああ、そうだ。人間の里で人間の里で占い師をしてるんだ!」

「はあ・・・わかったわよ」

「助かるぜ!あと、私も一緒にやるからな?」

「なんでよ?あんた通りすがりなんでしょ?」

「霊夢だけだとこいつが耐えられないだろうからよ!」

これが日常の会話なのか・・・

「余計なお世話よ!まったく・・・で?あんたは?」

「あっ、はい僕は佐野未来です」

「能力は?」

「先が見える能力です」

「ふぅん、確かに占い師には向いてそうね。弾幕については?」

「知識だけで全く」

「弾幕は撃つようになるだけでも相当修業が必要よ?」

「でも幻想郷が危機ならばできるだけ早く役に立ちたいですし」

「なるほどね・・・じゃあつらいけど頑張ってよね!?」

「はい!」

「こりゃあ面白いことになってきたぜ!」




人物紹介から
霧雨魔理沙(きりさめまりさ)
能力 魔法を扱う程度の能力
性格 疾風怒濤
とりあえず突っ込んでみるような猪突猛進な性格。好戦的

博麗霊夢(はくれいれいむ)
能力 霊力を操る程度の能力
性格 めんどくさがり屋
貧乏神社の巫女と言われている。
異変解決にはあまりすぐには乗り出さない。というか異変解決がめんどくさい
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