それいけ、桜さん! 作:はたはた
お久しぶりです。
出来たので上げます。
今は私は森の中を再び歩いている。
え?影の中での移動はしないのか?ですって?
影で移動していると影の中に落ちてきた生き物を分解吸収するのでダメです。
なんでわかったか、ですか?
移動中にキメラが降ってきてバラバラになって溶けたのを見たので。
いやー、桜ちゃんも予想外です、あんなの。
トラウマものですよ?あんな目の前でドロドロとか。
なので、歩きでの移動になりまーす!・・・面倒ですね。
まあ、でも、影で移動した部分は綺麗に抉り取られたみたいに道になっているので、バレて警戒されたら溜まったものではありませんから。
暫く歩いていれば、人の声が聞こえてきました。
よし!向こうに行けば!そう思い駆け出し、しばらくすれば地面がないことに気が付きました。
また崖ですか!?うんざりなんですけど!?
そう思いつつ、私は崖の下へと真っ逆さまに落ちていった。
??サイド
私は無力だ。
「では・・・我らの眷属になってもらおうか」
眠っている妹を人質にされ、抵抗できない。何が姉だと思わず顔を顰める。
チェスの駒・・・否、悪魔の駒を持った男とその部下が迫ってくる。
世界は・・・
「さて、可愛がってあげよう・・・」下卑た笑顔だ
こんなにも
「ほら・・・」駒がゆっくり近づく
残酷だ
「げふぅ!?」「主!?」
・・・え?何これ?
思わずそうこぼしたのは、正しく予想外、ありえない。
そんな出来事だったからだ。
目の前には、紫色の長髪を揺らめかせた私より幼い少女が悪魔を踏みつけ下している光景、悪魔の駒は男がふまれた際に手から零れたのか地面に転がっていた。
男の眷属が混乱している・・・今のうちだ!
大事な妹を奪取し、私は走り始めた。
不意にその人がこちらに笑いかけていた。
優しく、慈しむような微笑みだった。
ありがとうございます、知らない人。いつか、機会があるのなら、きっとお礼します。
私は眠る妹を抱えてその場から走り去った。
??サイドアウト
・・・・・・気が付いたらおっさん踏んでた。
笑うしかないですね!
え?何これ?というか、なんで私は無傷なの・・・
「おい貴様!主から離れろ!」
このおっさんが主さんなんですか。そう思い横にズレようとしたら転んで一回転してしまいました。
「あ、あるじー!?」
え?そう思い振り返れば何故か吹き飛ばされ木に叩きつけられた男が。
・・・・やばい、逃げよう。
私は自身の影に潜り込んで逃げ出した。
ちなみに、この時の私は忘れていました。
影が通った場所にあるものを抉り取って分解し吸収する事を。