魔球闘士イナズ☆マギカ~魔法少女と革命(カゼ)の少年達~   作:サニーブライト

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明日人
「皆さん、お久しぶりです。前回は俺らしくないネガティブ発言すみませんでした。更に今年は俺だけじゃなく、色んな悲しい出来事が続いている年ですね……」

いろは(白顔)
「………」

明日人
「いろはさんもアニメ第1期のラストであんなことになって、ここでもアニメ版のドッペル白顔です……」

いろは
「………」

明日人
「作者さんもあの時ああしとけば良かったとか考えることも多くなってます……」

いろは
「………」

明日人
「でも、いつまでも落ち込んではいられません……ほむらさんみたいに時は止まらないし戻りません!いつか明るい未来を掴めることを信じて、踏ん張ってゆっくりでも前に進むしかありませんから!俺達の偉大なる物語(グレートロード)はまだまだこれからです!」

いろは
「……!」

明日人
「だから今は少しでも喜ばしいことを祝いましょう!いろはさん……




マギレコ3周年、そして誕生日おめでとうございます!!!」


いろは
「ありがとう……明日人くん…!明日人くんもイナイレ12周年、そして円堂さん誕生日おめでとうございます!(白面ポロッ)」


明日人
「作者さんも文が思いつかなくて更新滞りがちですが、イナイレもマギレコも大好きだから書き続けています!俺達も逆境に負けません!イナイレグレートロードと」

いろは
「マギレコアニメ第2期が来るまで!」


二人
「どうぞこれからもよろしくお願いします!」




はい、なんとか両方の記念日に間に合いました。
待たせていた皆さま、申し訳ございませんでした。


こんな駄文でも楽しんでいただけたら幸いです。ではどうぞ




第19話『交錯する想い』 Bパート

「協力……だと?」

 

剣城が疑わしそうにキュゥべえを睨みつける。これまで散々自分達を利用しておいて、今更協力を申し出るのはいまいち信用ならなかった。

 

「話は聞かせてもらったよ。まどかが魔法少女になる前に殺されるなんて僕達にとっても大きな損害だ。織莉子の方は僕が見張っておくよ」

 

「あなたが…?」

 

ほむらが怪訝な顔で訊きなおす。

 

「僕達は一つの意識を共有しているのは知ってるだろう?それを利用して、織莉子を見張る役と、君達への連絡役を常に配置しておくよ。例え織莉子に潰されたとしても、またすぐに別の個体を付けられる。代わりはいくらでもいるからね」

 

なんてことないように語るキュゥべえ。しかし恐怖心が無く、しかもすぐに替えが利くというキュゥべえならではの作戦だった。敵と見ている相手の策に乗るのは癪に障るが、そんな事を気にしている場合でもなかった。

 

「……わかったわ。ただし、織莉子の問題が解決するまで、まどかとは絶対契約しない。これだけは譲れないわ」

 

「仕方ないね。まどかと契約出来るチャンスを失うくらいなら少しぐらい待ってあげるよ。その代わり君たちもしっかりとまどかを守ってくれよ」

 

「もちろんだよ。でも、その為に織莉子の予知魔法について詳しく教えて欲しい。対抗策を練りたいんだ」

 

フェイが相槌を打つと共に尋ねる。

 

「そうだね。言えることがあるとするなら、織莉子は常に未来を予知してるわけじゃないと思うよ」

 

「というと?」

 

「彼女の予知もあくまで魔法だから使うたびに魔力を消費する。今でこそコントロール出来てるけど、契約したばかりの頃の彼女は予知魔法が勝手に発動し、よくソウルジェムを濁していたよ」

 

「じゃあ、常にこちらがどう動くか見えてるわけじゃないって事か」

 

「だからと言って安心は出来ない。織莉子は頭がいいからね。僅かな予知から何か策を考えられるはずだ。まどかも、万が一の事を考えて僕と……」

 

「話は終わりよ。さっさと見張りに行ってきなさい」

 

続く言葉を遮るようにキュゥべえの首根っこを掴んで窓の外へ投げ捨てるほむら。彼女の前で契約を誘う発言は許されなかった。

 

「これで織莉子達との戦いに集中出来るわ。後は他の人達を巻き込んだ時なんだけど……」

 

「キュゥべえが見張ってるから、事前に避難させることは出来るでしょうけど、問題は方法よね。確か、前の時間軸では学校に現れたのよね、暁美さん」

 

「ええ。呉キリカが生み出した魔女結界に閉じ込められ、目の前で人が使い魔に食われたせいで皆パニックになってしまったわ」

 

「ん?ちょっと待て。さっき結界が出来た後にキリカって奴が魔女になったって言ってなかったか?順番が逆じゃねーか」

 

「それに結界は普通の人には見えないし、捕らわれた人は魔女の口づけで意識が無いんじゃ…?」

 

杏子と天馬が指摘する。

 

「あの時の結界は呉キリカ自身が魔女になる寸前から生み出していたものだったの。織莉子に対する異常な執着心によるものだったのかは分からないけど、普通とは違う生まれ方をしたせいで本来の結界とは違うものになっていたのかもしれない。先生や生徒達が意識を持ったまま次々と使い魔に食い殺され、あちこちから断末魔が響きわたる、正に地獄絵図だったわ」

 

低い声で語るほむらの言葉に全員が思わず想像する。が、そんなおぞましい事がこの世界でも起きてたまるかと、首を左右に振って頭に浮かびかけたイメージを振り払う。

 

「とにかく、そんな犠牲を出さないことが最優先だ。何か無いか……」

 

神童の言葉を皮切りに天馬たちは「う~ん…」と、目を閉じながら再び考え込む。が、やはり良い案は思いつかない。結界が生み出される前に避難を完了させなければならないが、学校ほど多くの人間がいるところから避難させるとなるとどうしても時間がかかる。織莉子の姿を確認してからでは間に合わない可能性もあり、どうすればいいかと悩んでいた。

 

「話は終わったか…?」

 

天馬が声に反応して後ろを見る。するとそこには満面の笑顔のゆまに手を繋がれながらヘロヘロになっているワンダバがいた。

 

「ワンダバ、おかえり。ていうかどうしたの?」

 

「一緒に公園でクマさんと遊んでたの!」

 

ワンダバとは逆に元気いっぱいのゆまが答える。すると、ワンダバが彼女の手を離れ、フラフラと歩き始める。

 

「普通のぬいぐるみの振りをするために動かないようにしてたのだが、そのせいでゆまに散々振り回されてな……幼女とはいえ、魔法少女の力は侮れんな……」

 

ワンダバは千鳥足で説明すると、「あぁ……」と、力尽きて倒れ込んだ。天馬たちは苦笑いしながら心の中で「お疲れ様……」と、ねぎらう。その脳裏にはゆまに手を掴まれて振り回されている彼の姿が浮かんでいた。

 

 

 

「仕方ないやんね。クマさんがひとりでに動いたらみんなびっくりするやんね」

 

 

 

「まあ確かに。ていうか、まどか。そのやんねって何?」

 

「え……わたしは何も言ってないけど?」

 

「へ?」

 

「こっちこっち。こっちやんね」

 

声に誘われたさやかは部屋の入口を見る。つられて天馬たちも視線を向けると、ゆまの後ろから一人の人物が現れる。

 

「あっ!」

 

天馬が驚きの声を上げる。そこにいたのはボリュームのある栗色のロングヘアで雷門のジャージを着た少女。

 

「チーッス!キャプテン、みんな、無事だったやんね!」

 

黄名子(きなこ)!」

 

元気に挨拶する、雷門の1年DF菜花(なのばな)黄名子がそこにいた。

 

「天馬くん、もしかしてあの子も……」

 

まどかは彼女の格好を見て尋ねる。

 

「はい。黄名子も俺たちの仲間です。でも、どうしてここに?」

 

「私とゆまが帰ろうとした時、空中に現れた光から落ちてきたのだ……」

 

「黄名子おねえちゃん、ゆま達と一緒に帰ってきたの!」

 

「事情はワンダバから聞いたやんね!見滝原の皆さんチーッス!ウチ、菜花黄名子です!よろしく!」

 

初対面のまどか達に対してもフレンドリーに挨拶する黄名子。

 

「う~ん……」

 

一方でさやかはそんな彼女を見つめながら顎に手を添えて唸っていた。

 

「どうしたのさやかちゃん?」

 

「やっぱこの子の声ってさ、なんかまどかに似てない?」

 

「え?そ、そうかな?」

 

「そ~ですか~?」

 

「あ、ほら!それでさっき聞き違えたぐらいだし!」

 

間違いないと言わんばかりに二人を指さすさやか。その時、グゥ~と音が鳴る。発生源は黄名子の腹だった。

 

「はぁ……お腹すいたやんね」

 

「あ、ピーチパイがあるからどうぞ」

 

マミは会議の為に用意していたピーチパイを切り分けると、フォークを添えて黄名子に差し出した。

 

「わあ、美味しそうやんね!いただきまーす!」

 

黄名子は嬉しそうに駆け寄って受け取ると、フォークで一部を切り取ってから「あーむ!」と大口を開けて頬張る。

 

「ん~!美味しいやんね!」

 

頬に手を添えて喜ぶ黄名子。その無邪気な子供のような笑顔にマミも嬉しくなる。

 

「ふふふ。口に合って良かったわ」

 

「マミおねえちゃん、ゆまも食べたい!」

 

「あらあら仕方ないわね。でも夕飯が近いから、食べ過ぎちゃダメよ」

 

「「は~い!」」

 

「って、こんなことやってる場合じゃねーだろ!」

 

ここで杏子がツッコミを入れる。先ほどまでの緊張感が一気に流されてしまいそうだったからだ。

 

「えー!?ウチには死活問題やんね!」

 

「そーだよキョーコ!シカツモンダイだよ!」

 

「オメーらなぁ……」

 

曇りなき瞳で断言する二人に呆れる杏子。そんな彼女たちを見て、天馬たちはクスクスと笑っていた。

 

「あっはっは!何よこの超ノンキなやり取り。でもおかげで肩の力が抜けたわ」

 

「黄名子ちゃんかぁ……なんだかカワイイ!」

 

黄名子の天真爛漫ぶりにさやかとまどかの緊張もほぐれる。彼女の可愛らしいしぐさが一気に親しみやすさを感じさせたのだった。

 

「まあ、このマイペースの所為でヒヤヒヤさせられた事もあったがな。その度に大騒ぎになったぜ」

 

呆れながらもかつての時空を超えた冒険を懐かしむように呟く水鳥。するとフェイが声を上げた。

 

「マイペースで大騒ぎ?……あ!」

 

「どうしたの、フェイ?」

 

「閃いたよ!他の人達を避難させる方法!」

 

「ホント!?」

 

天馬が期待の眼差しでフェイを見つめる。

 

「うん。こんな方法はどうかな?」

 

フェイは皆を一ヶ所に集め、織莉子に視られても知られないようにひそひそと作戦を伝えた。すると皆は一斉に「ええ!?」と声を上げた。

 

「そんなのホントに上手くいくの!?」

 

「うん。見張りをしているキュゥべえのタイミングに合わせれば織莉子に何もさせないまま避難させられるはずだよ」

 

「た、確かにそうだけど……」

 

「四の五の言ってる場合じゃないわ。それで行きましょう。ここにいる全員の力で織莉子を止めるのよ」

 

ほむらもフェイの作戦に賛同する。

 

「そうと決まったら、天馬くん。後で新しい必殺技の特訓よ!」

 

「はい!」

 

決戦に備え、意気込むマミと天馬。するとほむらが「みんな」と、仲間たちに呼びかける。

 

「改めて確認するわ。今度の相手は魔女ではなく、確かな意思を持った魔法少女。一歩間違えれば確実に死ぬわ。覚悟はいい?」

 

ほむらは鋭い目で仲間たちと目を合わせる。それに対し、天馬たちはほぼ同時に全員が「うん!」と力強く頷いた。腹をくくった仲間たちの覚悟に、ほむらも頼もしく思えた。

 

「それじゃ、誓いを立てましょう!」

 

「誓い?」

 

天馬は一歩前に出ると、力強く手を伸ばす。

 

「さあ、ほむらさん」

 

「え……ちょっと、恥ずかしいわ。古臭いし……」

 

「何言ってんのさ。こういうのはノリが大事なの!」

 

そう言いながら、さやかは自らの手を天馬の手の上に重ねた。

 

「その通りです!」

 

続いて信助が重ねる。

 

「一致団結、やりましょう!」

 

マミも手を置く。

 

「ゆまもー!」

 

ゆまも元気いっぱいに声を上げて重ねた。

 

「ほら!キョーコ、ランマル!」

 

「しょーがねえな……」

 

「ま、俺も同感だけどな」

 

杏子と霧野も手を重ねる。やがてつられるように仲間たちは次々と手を重ねていき、最後はほむらだけになった。

 

「さあ、ほむらちゃん」

 

「………」

 

一番上に手を乗せたまどかが笑顔で催促すると、ほむらは仕方ないような、気恥ずかしそうな顔でおずおずと手を重ねた。そして天馬が改めて意思を確認するように全員と目を合わせる。見渡した仲間達は皆、きらびやかな光を瞳に宿していた。

 

「じゃあ……」

 

天馬が号令をかける。そして、重ねた手の山はグッと押された。

 

 

 

 

~~美国邸~~

 

 

 

「ちょっとマズいよ狩屋くん。勝手に入っちゃダメだって…」

 

一方で輝と狩屋は今は亡き織莉子の父、久臣の書斎を訪れていた。

 

「織莉子さんがキリカさんの傷の具合を診るから部屋を出てって言われたからって……」

 

「さっきまでの様子なら織莉子さんは今の俺たちの姿を予知してないからバレないよ。それよりも、キリカさんがあの時怒ってた訳がここにあるはずなんだよ。影山くんは気にならない?」

 

「まあ、確かにそうだけど……」

 

「にしてもこの部屋、難しい本ばっかだなー。六法全書まである」

 

「そういえば織莉子さんのお父さん、昔、弁護士だったって言ってたね」

 

「弁護士から議員。どっちも人の為に働く仕事だったってのに、ワイロ疑惑掛けられて自殺か……織莉子さんも大変だよな」

 

主を失った机を見つめながら頭の後ろで手を組む狩屋。そしてふと天井を見上げる。

 

 

 

(ゴメンな、マサキ。父さんのせいで……)

 

 

 

「嫌なこと思い出した……っと、うわ!」

 

上の空のまま椅子に座ろうとした狩屋だったが、無意識で勢いが強すぎたらしく椅子ごと床に横転してしまう。

 

「か、狩屋くん大丈夫!?頭打ってない!?」

 

「う、うん。なんとか」

 

狩屋は机に掴まって立ち上がろうとしたが、間違って引き出しの取っ手を引っ張ってしまう。

 

「ん?」

 

すると引き出しの中の一冊の手帳が目に入った。

 

「なんだこれ?」

 

手に取って裏を見ると『H.MIKUNI』と書かれていた。

 

「これって織莉子さんのお父さんのかな?」

 

狩谷はなんとなく手帳を開いてパラパラと読み始める。

 

「ちょっと狩屋くん、勝手に中身見ちゃ……」

 

「……ん!?」

 

輝が止めようとした直後、ページをめくる狩屋の手が止まる。そしてまじまじとした目で止めたページを読んでいた。

 

「ど、どうしたの?急に顔色を変えて…」

 

「もしかしたら、キリカさんはこれを読んで……でもこんなの織莉子さんには……」

 

「?」

 

狩屋は無言でページを開いたまま輝に手帳を渡す。輝は怪訝な顔で受けとって中身を見る。

 

「これは…!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

~~一方・織莉子の部屋~~

 

 

 

「キリカ……」

 

ベッドでうつ伏せに眠るキリカと、ベッドサイドに置かれた彼女のジェムを思い詰めた顔で見つめる織莉子。魔法少女の肉体はソウルジェムが無事なら大抵の傷を治すことが出来る。しかし、連れ帰ったキリカの背中の傷は何分たっても治らなかった。最初はジェムの穢れが溜まっているせいかと思い、グリーフシードで浄化しようとした。しかし、その時気づいてしまった。彼女のジェムに亀裂が入っていることに。

 

「ソウルジェムは魔法少女の魂……それが壊れたら……」

 

未だかつてない状況に怯える織莉子。亀裂が入ったジェムを治した前例など無い。狩屋たちですら不可能だ。予知で見た天馬たちの化身は魔女を生んだグリーフシードをジェムに戻す力はあれど、ひび割れたジェムを治したことは無い。ましてや彼らは敵。治せる保証も無い相手に頼み込むことなど出来なかった。このままキリカが魔女化せず完全にジェムが砕け散ったらどうなってしまうのかと不安に怯えていた。

 

「いや、いやよ……誰か、助けて……お父様……!」

 

手の打ちようがなく、織莉子は頭を抱えて震えあがる。

 

「織莉子…!」

 

「キリカ…!?」

 

目を覚ましたかと思い、ベッドに駆け寄る織莉子。

 

「織莉子……行っちゃダメだよ……」

 

しかし、それはうわ言だったようで何か夢を見ているようだった。

 

「キリカ……私はここにいるわ…!だからあなたも私を……」

 

置いていかないで、と言おうとした時だった。

 

「その部屋はダメだよ……」

 

「え?」

 

「見ちゃダメだよ……本がいっぱいの引き出しは……」

 

うなされるようにぼやくキリカ。キリカの言葉に織莉子には思い当たる節があった。

 

「本がいっぱい…?まさか……」

 

その時、何かが割れる音が家中に響いた。

 

 

 

 

 

~~書斎~~

 

 

 

ガシャン!

 

「「!!!」」

 

ハッとなった輝は咄嗟に手帳を引き出しに戻し、狩屋と共に部屋を出る。そして音が鳴ったと思われる部屋に着くと窓ガラスが割られており、床には乱暴な字で『死ね』と書かれた紙に包まれた石が転がっていた。

 

「たくっ、またかよ。こんな時に…」

 

狩屋が呆れた様子でため息をつく。

 

「懲りずにやる人がまだいるのね」

 

「織莉子さん……ええ。ホントに酷いですよ。人として恥ずかしいと思います。そうだキリカさんの具合はどうです?」

 

「………」

 

輝が尋ねるが織莉子は黙り込んだまま返事を返さない。

 

「織莉子さん?」

 

「……大丈夫よ。心配するほどじゃないわ」

 

「そうですか、良かった。とりあえずまた片づけておきますね」

 

「ええ、二人には感謝しかないわ。何の関係もないのに、こうした嫌がらせの後始末をしてくれるなんて」

 

「気にしないでください。お世話になってる身ですし、ほっとけませんよ。織莉子さんはキリカさんの看病を続けてください」

 

「ええ、そうさせてもらうわ」

 

そう言うと織莉子は踵を返して部屋を後にする。織莉子の姿が見えなくなると二人はひそひそと話し出した。

 

「とりあえず書斎に入ったことはバレなくて良かったね、影山くん」

 

「もう、とにかくあそこにはもう入っちゃダメだよ。あの手帳の事がバレるかもしれないし」

 

「分かってるって……」

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

急ぎ足で廊下を歩く織莉子。その足はキリカの元へ向かってはいなかった。

 

 

 

(―――見ちゃダメだよ……本がいっぱいの引き出しは……)

 

 

 

(書斎に勝手に入ってたなんて……でも見ちゃダメってどういうこと?まさか私の知らないお父様の遺品?)

 

書斎に入るとすぐさま父の机の前に立ち、視線を下に向ける。引き出しは僅かに開いていた。

 

 

 

 




というわけで黄名子を出しました。
両方の作品のファンの皆様、お待たせいたしました。
黄名子はこのおり☆マギ編の別のタイミングで出そうと考えていたのですが
こうした方がより自然かなと思い、出すことにしました。

というわけで



質問;

ほむらはまどかと黄名子の声を聞き間違えたりしないんですか?



ほむら
「ふっ、甘く見ないで頂戴。私がまどかの声を間違える訳ないじゃない」


「ほむらちゃーん」


ほむら
「何かしらまどか?」

黄名子
「まどかさんかと思った?
残念!黄名子ちゃんでした!やんね!」

ほむら
「………」


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