雷帝【偽】の物語   作:うたまる♪

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評価が3つも来ててビックリしました!

思わず「ファッ!?」って言葉が出ました。
漫画やアニメの世界だけじゃなく、実際にやる人いるんだと思いました(たぶん私だけ)

評価してくれたイソフラボンさん、ベーヤンさん、神天宮さんありがとうございます!
感想を書いてくれた方もありがとうございます!

今後の投稿も安定するかはわかりませんが、 何卒よろしくお願いします。


雷帝との出会い
雷帝と白龍皇①


あれから2年の時が流れた。

 

 

俺はアザゼルさんの養子として充実した?生活を送っていた。

 

 

アザゼルさんは俺を学校に通わせたいと考えてたらしいが、そこは裏の事情と言うのもあって難しいらしい。そう言う事情もあり、俺の学習内容は教材を使った勉強が主となっていた。元々俺は前世と言うアドバンテージを持っていたこともあって、勉強には差し当たって苦労はしなかった。

 

 

そんな俺にも自由な時間は少しだけあった。

いや、アザゼルさんの許可が出ている場所で自由に過ごすのは良いが、そこは全て建物内だ。したがって、俺が外で自由に過ごすことができるのは月に一度、アザゼルさんが外に出るときだけだ。

 

 

俺は外に出るときは転移と言う魔法陣を使った移動手段で人間界に戻る。今更だが、俺の住んでいる場所は冥界と言う場所らしい。詳しくはわからないが、人間界と違って空の色は紫色だった。後俺はそこの空気が元居た場所よりもおいしく感じた。

 

 

人間界に転移した後はアザゼルさんにある程度のお金を渡され、アザゼルさんと別々の行動になる。そこから俺の自由時間は始まる。普段はレイナーレさんも着いてくるんだけど、今日は仕事が別にあってついてくることができないらしい。

 

 

俺は適当なデパートに行き、手早く食事を済ませる。自由時間は一日と言っても17時までだ。今時刻は12時過ぎ、俺が自由に外を歩き回れるのはあと5時間だけだ。

 

 

俺は高ぶる気持ちを抑え、街中を歩き回る。久しぶりの外と言うのもあってかなり興奮しているようだ。前世での年齢も考えるともういい歳のおっさんだが、精神は肉体に引っ張られると言う言葉通り今は子供らしくはしゃいでしまっている。

 

 

過去の事を忘れたわけでもないし、踏ん切りをつけられたわけでもないが、今はそう言う事を置いていて楽しく、自分のために生きることにした。それこそが、亡き両親が俺に望んでいるだろうから。

 

 

それから俺はゲームセンターで遊び、駄菓子屋でお菓子を買い、公園で遊び、自由を存分に謳歌した。

 

 

そこで俺は一人ベンチに座る子供に目が留まった。

 

 

それは必然だったのかもしれないし、はたまた偶然だったかもしれない。

 

 

そこで俺は彼と出会った。

 

 

 

 

………

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――

 

 

俺は今公園のベンチで座っていた。

 

 

俺は全身に襲い掛かる痛みと疲労を少しでも和らげるために全身に魔力を使った薄い粘膜のようなものを纏っている。これは端からは見えないようになっているから俺が不審に思われることはない。普通より多い魔力を持つことで一層あの男の事を俺に思い出させる。

 

 

やっとあの場所から逃げ出すことができたんだ。俺は自由だ。

だが、今の俺には何もない。

 

 

帰る場所など生まれた時から無く、逃げる場所などどこにもない。

生まれてきたことにも後悔したことはない。

だが、あの男への怒りは消して消えない。

そして、刻み込まれた恐怖も簡単には消えない。

 

 

(情けないな……)

 

 

身体の痛みが和らいだことにより、彼の思考に余裕ができる。思考する余裕が出来た為今の自分の現状が如何にまずい事かも理解している。

 

 

彼は人間と悪魔の間に生まれた所謂ハーフだ。

それが人間と悪魔の間に生まれた愛情によって、親に生まれてくるのを望まれていたのならどれだけよかったことだろうか。

 

 

彼が生まれたのはある意味偶然だった。

彼の祖父は彼の父に対し暇つぶしと称し息子に人間の女を一人連れて来いと言った。彼の父は言われるがままに人間の女を一人連れてきた。彼の祖父は彼の父に対し、人間の女と交わり子供を産めと言った。彼の父はそれに従い人間の女と交わり一人の息子を授かった。

それが少年、ヴァーリ・ルシファーの秘密の一つだ。

 

 

 

今後の事を考えるとどこか落ち着けるような場所が必要だ。あいつらに見つからないような場所、一番がそれなりの立場を持ち俺の身の安全を約束してくれるような奴が言いな。

 

 

ヴァーリは幼いながら頭の回転は速かった。それは彼の生まれながらの環境が彼をそうさせたのだ。そうしなければ生きていけないから。

 

 

そんな彼に近づく人影が一つ。

 

 

ヴァーリは近づく人影を確認する。近づいてきたのは自分と同じくらいの少年だった。ヴァーリは少年に訝し気な視線を投げつつも警戒をする。

 

 

「大丈夫か?」

 

 

ヴァーリは少年の第一声に驚く。目の前の少年は自分の事を大丈夫かと言った。つまりそれは自分が身体に魔力を纏っていることに気が付いたに他ならない。

ヴァーリは一気に警戒度を上げる。

 

 

「お前には関係ない」

 

 

ヴァーリは先程の訝しげな視線ではなく、敵意を込めた視線を目の前の少年にぶつける。それはまるでお前に心配される必要はないと言うように。

 

 

「そんなこと言わないでよ。俺も一人なんだ、よかったら一緒にどう?」

 

 

少年はヴァーリの言葉を一切気に留めることなく、ヴァーリに話しかけることをやめない。

 

 

ヴァーリはそんな少年を鬱陶しく思うが

 

 

ぐぅぅ~~~~

 

 

ヴァーリのお腹から場に似合わない音が流れる。

 

 

(お、お腹が……)

 

 

ヴァーリは突然音を鳴らした自身の腹に何とも言えない感情になる。

 

 

ヴァーリは今まで逃げることに必死で、何も飲まず食わずの生活を送っていた。原の音が鳴ったのも今回が初めてではないが、いくら何でもタイミングが悪すぎるんじゃない顔ヴァーリは思った。

 

 

そんなヴァーリの様子を察したのか少年は笑顔でこう言う。

 

 

「お腹がすいてるなら一緒にご飯でも食べない?」

 

 

 

 

 

………

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――

 

 

 

「もぐもぐもぐもぐ……」

「………」

 

 

あれから銀次とヴァーリは近くのファミレスで食事をすることになった。銀次は昼ご飯を既に済ませていたが、ヴァーリに気を使わせないために軽めの食事を頼むことにした。ヴァーリは本当にお腹がすいていたこともあり、メニューに載っている料理を大量に注文し、今も尚両手を忙しそうに動かしている。

 

 

「ゴクッ……」

「おいしい?」

「……ああ」

 

 

銀次の言葉にヴァーリは短く返答を返し、すぐにまた食事に取り掛かる。

銀次はそんなヴァーリの姿を見てよかったと安堵の息を吐く。

 

 

銀次は此処で食事をとりながらヴァーリの事について考えていた。

銀次は現在7歳ほどの見た目をしているが、実際は30歳半ばほどの精神年齢をしている。そんな銀次がヴァーリの姿を見て唯の子供じゃないことはすぐに気づいた。銀次自身も人外であるアザゼルやレイナーレのような堕天使と言う人ならざる者と暮らしていることもあり、ヴァーリが人ではないナニカであるという事は気づくことができた。

だが、それ以上にヴァーリの姿が銀次には普通ではないと悟らせた。ヴァーリは隠しているようだが、精神、肉体共に過度なまでに疲労しており、顔や手には普通に生活していたらつかないような傷が幾つか見える。服で隠れているが身体にも傷があるかもしれない。

 

 

銀次はそんなヴァーリの姿を見て知らないふりができるほど器用ではない。だからこそ、ヴァーリを食事に誘ったのだ。

 

 

銀次の中ではアザゼルに相談してみるのがいいかと考えたりしているが、ヴァーリがもしも堕天使と敵対している天使や悪魔に属する者だったことを考えると、あまり言い考えだとは思えない。

 

 

銀次はそんなことを考えているが、ヴァーリもヴァーリでただ食事をしているだけではなかった。

 

 

ヴァーリも銀次に対して考察を立てていた。

 

 

何故見ず知らずの自分に銀次が話しかけ、食事までご馳走してくれるのか。銀次にどんな思惑があって自分にこんなことをしているのか考えるが、どれも推測の域を出ない。ヴァーリの頭に唯のお人よしと言う選択肢が出てくるが、そんな善人がいるはずがないと選択肢から除外する。

ヴァーリの中で優しさと言うものは一番信頼できないことだ。それは今まで短いながら歩んできた人生の中でヴァーリ自身が学んだことだった。信じることに意味はなく、その先にあるものは相手の思惑や打算と言ったもののみ。それは決してヴァーリには優しくはなかった父や祖父から齎された経験に基づいた考えだった。

だからこそ、ヴァーリは銀次の行動の真意を見抜けずにいた。

 

 

 

 

そんな二人の間に奇妙な空気が流れながら食事は進む。

 

 

 

 

ヴァーリは自分が注文した料理をただ黙々と食べ続けながら銀次の真意について考え続ける。最悪、銀次を殺すことも考慮して。

銀次も銀次でヴァーリを放っておくこともできないが、ヴァーリについて無闇やたら詮索する気にもなれず、かと言ってヴァーリにどう対応するのが正しいのかわからず、どう対応するべきか頭を抱える銀次。

 

 

 

 

そんなお世辞にも良い空気とは言えない状態で二人の食事は終了を迎えた。

 

 

 




久しぶり過ぎて文章がやばい!?

日本語がおかしい!?

誰か添削してください!
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