「くっそ!堅過ぎんだろ!」
「……ケアル!!」
「しかも回復付き!やってられるか!」
「何だ?もうお手上げか?」
「貴方ってなかなか酷い人ね」
「そうか?」
「そうだろ!ファイナルマスタースパークでも小動もしないなんて聞いてないぜ!」
「お前の得意技か?正直アトミックレイとそう変わらなかったぜ?」
「随分と物騒な名前の技と同じっていうあたり、割と高評価なのかしら」
「いやいや、アトミックレイなんて大した技じゃないぜ。俺を消耗させたかったら波動砲くらい撃って来いってんだ」
「何だそりゃ?」
「そんなもの魔法でも科学でも実現できてないわよ」
「そうか?こっちじゃ古代兵器の類にはそこそこ見られる攻撃だぜ?」
「超古代文明ってやつか!?」
「いきなり食いついてどうした?」
「さあ?こそ泥のカンが騒いだんじゃない?」
「私はこそ泥じゃない!」
「なら私から盗った物、きっちり返してもらおうかしら?」
「それはそれ、これはこれ、だ」
「破落戸の発想だな」
「誰がごろつきだ!」
「貴女でしょう?」
「他にいないよな」
「お前ら息ぴったりだな!ちくしょう!」
「まあそれなりに深く繋がった仲だしな」
「そうね。何の断りもなくいきなり流し込まれたアレはそうそう忘れられない経験になったわ」
「お、お前らってそういう関係だったのか!?」
「お前が来るちょっと前には泊まっていかないかって誘われたんだぜ?」
「泊まるなら紫に断らなきゃいけないからってフラれちゃったけどね」
「泊ま、泊まりぃ!?いやいや、っていうか紫に断るってどういうことだよ!まさか紫とも!?」
「やっぱりこいつは反応が面白いな」
「でしょう?これがあるから付き合いをなくせないのよねぇ」
「確かにこれなら俺もコレクションを盗まれても付き合いを続けるかもしれん」
「お前ら……騙した……のか?」
「おうおう、初心な反応ありがとよ。見てて楽しかったぜ」
「貴女はもう少し精神防御を考えるべきね。因みに、今のやり取りに嘘はなかったわよ?」
「は?え?私を騙す嘘だったんだろ?なあ?」
「いやいや、嘘じゃないぜ?」
「え?いや、だってそれじゃお前とアリスは……ほんとに?」
「ぷっくく、あはは、魔理沙ったら今の顔凄いことになってるわよ?」
「ちょっと意地悪が過ぎたか。繋がったてのも流し込んだってのも魔力の話だよ」
「泊めるって話も魔法の練習には通いよりいいと思っただけよ。ふふっ」
「お・ま・え・ら・なー!」
「はっはっは、そうかっかすんなって」
「ちゃんと頭を使いなさいな。何事も猪突猛進じゃ駄目よ?」
「うぐぐ」
別にアリスか魔理沙がヒロインってわけじゃないけど