「それで私に?確かに暇だけど一応仕事中なのよ~」
「レミリアは何も言っていなかったのか?」
「今日の来客はないって聞いてるわよ?」
「ふむ、となると押し通れということかな」
「何か行き違いでもあったのか?」
「いや、この館の主は自称運命を操る能力の持ち主なのでな、事前に話をせずとも来客の有無くらいならわかるものなのだ」
「うちのお嬢様にどこまでできるのかはわからないけど、少なくとも視えてるのは間違いないと思うわよ?」
「そりゃまたとんでもないやつがいたもんだな」
「ほんとよね~」
「まあそれは今は横に置くとして、視えているはずの来客に対応がないということはやはり用があるなら押し通れということでいいのか?」
「そういうことでいいんじゃない?」
「どっちにしろ今日の目的は果たせるんだし何でもいいだろ」
「お前たちはいつもお気楽だな」
「真剣じゃなきゃ対処できないことは真剣に対処するぜ?」
「真剣じゃなくてもいい時に真剣にしてたって疲れるだけよね~」
「もういい。わかったから私は帰るぞ」
「おう。お前も仕事頑張れよ」
「それじゃあ改めまして、紅美鈴よ。見ての通り門番をやってるわ」
「ギルガメッシュだ。今は紫に雇われてる」
「貴方、とってもいい気をしてるわよね~。真剣勝負がしたいわ~」
「俺もあんたなら真剣勝負の方がいいんだがな」
「それにはお嬢様の許可が要る」
「そうらしいな。ま、今は俺の練習に付き合ってくれ」
「私、弾幕ごっこは下手なのよ。だからサクッとお嬢様に許可貰ってきてちょうだい」
「おいおい、負ける前提かよ。門番がそんなんでいいのか?」
「手加減はしないから大丈夫よ~」
「手加減なしで負ける門番って意味あるのか?」
「弾幕ごっこで挑んでくる程度の相手は別に侵入されても困らないもの」
「ああ、そういうことか。じゃ、遠慮なくいかせてもらうぜ!」
◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇ ◇◇◇◇ ◇
「いらっしゃい、異界の戦士さん。思ってたより時間がかかったわね」
「隙間抜けが出来ねえってのが思ってた以上に足かせになったんでな」
「美鈴の弾幕は隙間抜けしなくても避けやすかったでしょう?」
「基本的にはそうだったが……まあいいや、しばらくあいつに付き合ってもらって構わねえな?」
「好きになさい。ただし、うちの妹が美鈴のところに遊びに行くと思うから、その時は一緒に遊んであげてちょうだい」
「上手くやれるかはわからんが、それでいいなら」
「ええ、それで構わないわ。咲夜」
「はい。それではこちらへ」
「ああ。……しっかし、目に痛い色といい迷いやすい構造といい、趣味の悪ぃ館だよな」
「あら、悪魔の館に趣味の良さなんて求める方が間違ってると思うけど?」
「悪魔の館、ねえ」
「うちのお嬢様が悪魔だなんて信じられない?」
「そうだな。ごっこ遊びに本気になってる子供って印象だったぜ」
「それ、本人には言わないで頂戴ね。子供っぽいの気にしてるから」
「そういうとこもお子様なんだな」
「幻想郷の人外は実年齢より見た目年齢に精神年齢が引っ張られる傾向にあるのよ」
「見た目よりしっかりしてるのは例外的なのか……」
「それでいて実年齢相応の威厳とかを気にするのよ」
「下に就くやつは大変だな」
「うちのお嬢様は吸血鬼だっていう意識があるから余計にね」
「吸血鬼だからって張り切ることなんかないだろうに」
「そういうところがかわいいんだけどね」
「馬鹿な子ほどかわいいってやつか?俺には理解できねえな」
「こういう感覚は経験してみないとわからないものよ」
「俺にはそんな機会は今後もないと思うがな」
「さて、それはどうかしら?さ、玄関よ」
「おう、案内ありがとよ」
紅魔郷準拠の美鈴とか咲夜って難しい
口調が安定しないなぁ